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2003年04月11日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030411~.htm#Day11

 変なエンジンが入ってしまった。ヴィクトリア朝で日常の謎で10代のメイドさんで……ああああ、資料を買ってこないと。

 本日のお買い物
1,都筑道夫『血のスープ 都筑道夫コレクション《怪談篇》』(光文社文庫/光文社) [bk1amazon]
 1は長篇である表題作ほか、短篇10本とエッセイ4本を併載した都筑道夫コレクション第2回配本。
 昨日購入したアレクサンドラ・マリーニナ/貝澤 哉[訳]『アウェイ ゲーム モスクワ市警殺人課分析官アナスタシア・シリーズ(1)』(光文社文庫/光文社) [bk1amazon]のbk1IDも確認したので、追記。

 明日は池袋ジュンク堂でで行われるサイン会に参加してくる予定。最近、この界隈で行われるイベントに参加するときついでに、近所でフォローしきれなかった新刊や資料を一気に仕入れてくる癖がついてます。お買い物の記述だけでえらい量になるので、今日は控えめにここらで切り上げておきます。
 ……素直にネタがないと言え、と。はいその通りです済みません。


2003年04月12日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030411~.htm#Day12

 昨晩、ブラックジャックによろしくのドラマ版を鑑賞しました。気に入ったら原作を読もうと思って。
 ……原作は、ほとぼりが冷めてから読むことにしました。原作のイメージがない方が、ドラマ版の脚本や演技に素直に感激していられそうなので。

 週末恒例の映画鑑賞、が本日は諸般事情から、公開直前に試写会で観たデアデビル』(20世紀フォックス・配給)を池袋にて再度鑑賞した。訳あってチケットが一枚だけ手許にあったのと、試写会は映画専用の劇場でなかった所為か音響に不満があったのと、ほかに時間的に都合のいいものが見つからなかったのとで、ほとんど迷う余地はなかったのだった。試写会鑑賞当時の感想はこちら、基本的にほとんど意見は変わらなかったが、見なおすほどに展開の大雑把さが眼につくようだ。アクションや細かい描写は格好いいんだが。
 予めインターネットで調べておいたうどん屋で昼食を摂ったあと、すぐさまジュンク堂へ。本日のメインである犬上すくね氏のサイン会が開催されるまで約2時間あり、うち1時間半を費やして下記の買い物を掻き集める。
 肝心のサイン会では、その気になれば二番目くらいに並べたはずが、油断している隙に結構並ばれてしまい、20番目くらいに頂戴した。本当なら『恋愛ディストーション』のキャラクターでも指定して描いていただきたかったところだが、その場になると申し訳なくて言い出すことは出来ず。

 本日のお買い物
1,ダニエル・プール/片岡 信[訳]『19世紀のロンドンはどんな匂いがしたのだろう』(青土社) [bk1amazon]
2,恩田 陸『蛇行する川のほとり2』(中央公論新社) [bk1amazon]
3,山田正紀『金魚の眼が光る』(徳間文庫/徳間書店) [bk1amazon]
4,埴谷雄高『死霊III』(講談社文芸文庫/講談社) [bk1amazon]
5,フィリップ・K・ディック/浅倉久志[訳]『ユーピック:スクリーンプレイ』(ハヤカワ文庫SF) [bk1amazon]
6,北野勇作『北野勇作どうぶつ図鑑 その1 かめ』 [bk1amazon]
7,  『 同 その2 とんぼ』 [bk1amazon]
8,栗本 薫『グイン・サーガ21 黒曜宮の陰謀』 [bk1amazon]
9, 同 『 同 22 運命の一日』(6〜9、ハヤカワ文庫JA/5〜9、早川書房) [bk1amazon]
10,鮎川哲也『太鼓叩きはなぜ笑う』(創元推理文庫/東京創元社) [bk1amazon]
11,有栖川有栖・麻々原絵里依『臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート(2) 朱色の研究 夕陽丘殺人事件』(あすかコミックスDX/角川書店) [bk1amazon]

 …………ね? なお、数が多いので本日も説明は端折り気味となります御了承を。
 1は昨日かかってしまったエンジンが要求したガソリンというわけで。ヴィクトリア朝時代のイギリス文学を楽しむための基礎知識を網羅した百科全書という触書である。まさにこれ一冊が非常に理想的な内容だったので、結構値が張るのを踏ん張って購入。さー、これで意地でも書かなきゃならなくなったぞ。
 5はディックの未訳作品、ではあったのだが、正確には『電気羊は〜』と近い時期に発表された長篇『ユーピック』を、映画化の企画に合わせてディック自らが脚本化したものだった。肝心の『ユーピック』は未購入だったが、これはこれで面白そうなので購入。……どうしてその場で一緒に買わなかったのか俺は。
 謎だった6と7は、動物をモチーフにした短篇とショートショートを集めた全六巻の作品集の初回配本ということらしい。折り紙までつけた可愛らしい装幀だが、字は小さいし書いてあることは結構凶悪だ。
 8と9は旧刊、『グイン・サーガ』の未入手分の補充である。JAが再創刊という触れ込みで、デザインを若干変更して定期刊行を開始した頃から買い始めた私は、この辺から45巻付近までまだ購入していないのだった。読む方がまったく追いつかないため停滞していたが、とりあえず揃えてしまおうと思い、本日は二冊だけ。
 10は出版芸術社に続いて復刻された三番館シリーズ。再編集し全三巻の構成に変更された出版芸術社版に対し、こちらは初刊時に近い体裁となっているようだ。とは言え、長篇化を企図して未収録となっていた『竜王氏の不吉な旅』が収録されているのは同様。

 そしてカバーかけ地獄が始まるのだった。

 あ、パット・メセニーの新作『One Quiet Night』の日本盤と、同時発売の『Speaking of Now Live in Japan』の予約ページを発見したので、広告に追記しました。早くもノラ・ジョーンズをカバーしているあたりがなんとも。

Pat Metheny New Album
『One Quiet Night』
Solo Baritone Guiter
2003/05/28 in store

↓購入ページ↓
日本盤US輸入盤(05/13発売)
Pat Metheny Group Live DVD
『Speaking of Now Live in Japan』
も同時発売!
↓購入ページ↓
日本盤


2003年04月13日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030411~.htm#Day13

 本日はスリープモード。統一地方選のために出かけて、軽い食事と買い物を済ませたあとはこれといって何もせず。四月というのに、私の部屋は早くも熱帯夜です。

 本日のお買い物
1,西原理恵子『ぼくんち(全)』(BIG COMICS/小学館) [bk1amazon]
 先日から阪本順治監督による映画版が公開された、西原理恵子氏の代表作の普及版コミック。フルカラーだったものを白黒にして、全三冊を一冊に纏めている。近いうちに映画を観に行く予定なので、復習のために購入――単行本では買っていないのだが、実は連載でほとんど読んでました。当時はまだスピリッツも読んでたんだねえ。


2003年04月14日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030411~.htm#Day14

 ときどき耳について離れなくなる、気づくと口ずさんでいて自分で戸惑う歌というのがあります。最近は『福茶』のアレが一部で話題になりました(ちなみに、先日我が家に来た映画業界の若い衆もほぼ全員あの歌詞を「二酸化マンガン」と勘違いしてました)。
 ここ数日、私はこんな歌を口ずさみ、その都度自分で頭を抱えてます。何故なら、
「サプリした肉体はTシャツが」
 アレが似合うのは問題がなかろーか。

 気晴らしに遊んでいる『サクラ大戦〜熱き血潮に〜』は、いつの間にやらアイリス、マリアの順で攻略終了。もはや未知の領域である。アイリスは……本当にみんなそれでいいのか、と首を傾げる。半端なハードボイルドテイストを思わせるマリアの造型はあまり好きではないのだが、ラストシーンの味わいは嫌いではなかったり。
 それにしても、終盤の大神隊長は強すぎます。目の前に敵が一人いれば、必殺攻撃一回で戦闘画面上の雑魚を一掃できてしまうというのはどーかと。事実上、合体攻撃よりも強いのである。そのお陰で長くなりがちな終盤が省略されるのは有り難いことだが。
 以後も気晴らしがてらちまちまと進めるつもりである。ただ最近は、おまけの『こいこい大戦』で遊んでいる時間の方が長いような気がする。

 本日のお買い物
1,『小説現代5月増刊号メフィスト』(講談社)
2,三谷幸喜『三谷幸喜のありふれた生活2 怒濤の厄年』(朝日新聞社) [bk1amazon]

 1は私にとって1年振りの購入。どのみちリアルタイムでは読めないし、収録作品の殆どを単行本化されたときに購入していたので、あまり意味を感じなくなって買わなくなったのだが、今回は国樹由香さんの『あにまる探偵団』に芦辺拓さんと愛犬トリックが出演されていたために特例で入手。これもいずれ単行本化しそうな気はするのだが、4ページ連載ではまだ何年かかるか予測も出来ないしねえ。
 2は朝日新聞連載のエッセイ、待望の単行本第2巻。母が手伝いに行っている職場で朝日新聞を取っており、しょっちゅう内容を報告してくれるのでおおまかに中身は知っているのだが、題名通りまさに「怒濤」のエピソードが並ぶ。次回の大河ドラマ執筆と『HR』のスタートに名バイプレイヤー・伊藤俊人氏の急逝についても触れており、直接読めるのをずーっと楽しみにしてました。


2003年04月15日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030411~.htm#Day15

 題材がわたし好みだったので久々にフジテレビのいわゆる「月9」ドラマを鑑賞した。江口洋介・財前直見主演東京ラブシネマ。江口洋介が弱小配給会社の社長、財前直見が大手配給会社のやり手プロデューサー、という設定。
 この時間帯に入浴しないとならない都合で中盤を見ていないのだが、それにしてもまー不自然な話である。物語の焦点となるトルコ映画は明らかにミニシアター数館規模で配給し、一館あたりの集客率を上げて地道に広めるのが向いている内容なのに、中盤でどんな経緯があったのか、財前直見演じるプロデューサーは高額の買い付け金と広告費で引き取ろうとし、しかもロードショー公開するとまで言い出す。正直、作品の性格を無視して金の力にだけ頼ったプロデューサーが大成すること自体有り得ないと思うのだが。
 写真の扱いは悪くなかったが、それ以外はごく普通のトレンディドラマと何ら変わりない。映画業界という珍しい素材も活かされているとは言い切れず、そちらに期待していた私にはいい出来とは呼びがたい代物でした。リアリティとか素材の利を活かしたものを期待しなければそこそこ楽しめるような気はしますが、私はもういいや、という気分。

 福岡の警察が重要な証拠品をゴミと間違えて廃棄してしまったらしい、という話には驚いたが、それを報じたテレビのニュース番組で「人質」を「じんしつ」と読んだのには愕然とした。いや符丁としてそう読んでいるのかも知れないが、公共の電波しかも報道でそう読んでしまうこと自体言語道断という気がする。その後訂正したのかどうか。

 本日のお買い物
1,広田せい子『イギリス 花の庭』(講談社文庫/講談社) [bk1amazon]
2,小松左京『月よ、さらば 小松左京ショートショート全集(2)』(ハルキ文庫/角川春樹事務所) [bk1amazon]

 名前が当用漢字でないため平仮名で書かざるを得ないのが遺憾です、な1。(表示されないといけないので、青の下部分が「円」になっている奴です)に見る、と書いて「せい」と読みます。写真を大量に添えた、イギリス庭園案内。無論先日かかったエンジンが要求したんです。写真が多いせいか、この厚みの文庫としてはかなり高額。
 2は隔月刊行中のショートショート全集第2巻。
 それと、13日購入の西原理恵子『ぼくんち(全)』(BIG COMICS/小学館) [bk1amazon]と、昨日購入の三谷幸喜『三谷幸喜のありふれた生活2 怒濤の厄年』(朝日新聞社) [bk1amazon]、加えて昨年末12月18日に買った『AIR アンソロジー・コミック』(SOFTGARE COMICS/SOFT GARAGE) [bk1amazon]のbk1IDをそれぞれ確認したので追記。最後のは、カタカナで登録されていたから発見できなかったらしい。忘れててもいいものを、日記の下書き用テキストファイルにずっと書き留めてあったので、いちおう登録してしまった。


2003年04月16日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030411~.htm#Day16

 昨晩11時あたりから、サイト全体でのアクセス統計が『From dusk till dawn』からのリンクで埋め尽くされている。それを辿って初めて『リベリオン』が一部で熱狂的に支持されているのを知ったのだった。
 わたしは日本版のDVDが発売するまで待ちます。

 本日のお買い物
1,チュンソフト・編『サウンドノベル・アンソロジー あなただけのかまいたちの夜2』(CHUN SOFT) [bk1amazon]
2,とり・みき『猫田一金五郎の冒険』(MEPHISTO COMICS) [bk1amazon]
3,『IN☆POCKET 2003年4月号』(2と3、講談社) [amazon]

 1はゲームの世界観を敷衍したオリジナル小説公募の入選作ほかを集めたアンソロジー。この厚みで本体1200円は、普通なら安いと感じるところなんだが……かなーり不安を覚えつつ購入。
 対して2はとっっても楽しみにしていた一冊。メフィストに掲載された作品をはじめ、ミステリを題材にした漫画ばかりを集めた単行本である。実験精神に満ち満ちた作品ばかり並んでいるが、カバー内側にまでネタがあるため保護用のグラシン紙をかけられないのが哀しい。

 鮎川哲也『竜王氏の不吉な旅 三番館の全事件I』(出版芸術社) [bk1amazon]読了。感想はこちらから。このシリーズだけは特別に全作品の粗筋と感想をアップしてみる試み。しまいには脳味噌目詰まりして言葉が出なくなりました。


2003年04月17日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030411~.htm#Day17

 ミステリ系の一部でも話題のクイズ番組『ヘキサゴン』が深夜帯からゴールデンタイムに進出、昨晩はその第一回のため2時間の放送を行った。
 正解することではなく、不正解者を当てて如何に他の参加者を蹴落としていくかが焦点となるため、並のクイズ番組よりも遥かにスリリングであり、同時に参加者のタレント性、ひいては性格そのものが問われる点でも非常に面白い。ビデオに録ってまで見ようとは思わないが、リアルタイムで見る分にはこれほど楽しめる番組もそうそうないので、ゴールデン進出は結構嬉しい。
 昨晩の放送分では、知識はどーかとは思うがあらゆる場面で勘の良さと機転の巧さを発揮した女性タレントが優勝したわけだが、しかし彼女と最後に一騎打ちを行ったあの男の最後の回答は実に格好良かった。点一つで勝敗が分かれるような回答を敢えて選んだあたりに、役者の違いを見せつけたのである。試合には負けたが客観的にいいところを持って行ったのは彼の方だ――とは言え、100万円逃したんだから本心は悔しかろうけど。

 本日のお買い物
1,井上和郎『美鳥の日々(2)』(少年サンデーコミックス/小学館) [bk1amazon]
2,丹沢 恵『トラブルカフェ!(5)』(BAMBOO COMICS/竹書房) [bk1amazon]
3,羅川真里茂『しゃにむにGO(14)』 [bk1amazon]
4,中条比紗也『花ざかりの君たちへ(20)』(3と4、花とゆめコミックス/白泉社) [bk1amazon]

 今回は解説なしってーことで失礼させてください。

『マーキュリーの靴 三番館の全事件II』を読みながら思う。……後期の倒叙もの短篇の作品集も早く出してくれないかなああああ。次の機会とは果たしていつのことなのでしょう。あと、作者は違うが中村雅楽の全集も早く手にしたいのです。

 テレビの話ばっかりで恐縮ですが、待望のドラマ版動物のお医者さんも本日から放送開始。基本的に「ながら」で観る方なのですが、作業の手を止めて画面に見入る。
 ……まんま。
 …………そのまんま。
 ほぼ原作通りだよおい!
 映像化を好まない原作者を口説き落としたというだけあって、見事に雰囲気はそのまんま。主要キャストで原作のイメージを損なっている人は一人もいない。登場動物のナレーションがないのがちょっと寂しいが……と書こうとしたらラストシーンだけあった。コマのなかでこそこそと書いてある分には問題ないのだが、実写の要所要所に被せてあると鬱陶しくなりそうな処理なので、このくらいが丁度いいかも知れない。
 原作のイメージをこよなく愛し、そのまま映像化して欲しいと感じていた向きにはかなり満足のいく仕上がりだと思う……が、果たして振りの客が惹き付けられるのかどうかは、なまじ原作に魅せられているだけに判断が難しい。昨今のドラマにはない味わいだけに、個性は出ているのだが……


2003年04月18日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030411~.htm#Day18

 三番館シリーズは作品ごとに粗筋と感想を書く、と決めたはいいが一度に書くのは辛いので一篇読むごとにメモを取っております。が、そういう風に形を決めてしまったら、他に一緒に読んでいた本に手をつけられなくなってしまった。困ったもんだ。三冊四冊も一度に読んでいる自分が悪いと言えばそうなんだけど。

 近所の駅に隣接している某チェーン書店では、文庫・コミックの売場でよくミステリ系作家のフェアを展開している。貫井徳郎さんの作品が売れ行きを伸ばしはじめた最初の頃から全作品を陳列するようにしていたし、最近は乙一を懸命にプッシュしているようだ。
 そして今日、用足しのついでに訪れてみたら、嬉しいことに鮎川哲也作品のフェアを組んでいた。光文社文庫の復刻作品が面出しで陳列されている……何故、創元推理文庫はないのだろう。光文社文庫の営業担当者が売り込んだからなのか、或いは入荷できなかったのか……ということはないよなあ、創元推理文庫版『慟哭』から売れ行きを伸ばした貫井作品はちゃんと揃ってるんだし。
 もしここを御覧の方で「もしかしてうちの店だろうか」という心当たりがおありの方は早速創元推理文庫版も並べてください。出来れば出版芸術社の星影・鬼貫・三番館それぞれの短篇全集も一緒にお願いします……って、文庫売場だから駄目か。

 本日のお買い物
1,藤崎聖人『ワイルドライフ(1)』 [bk1amazon]
2,あだち 充『KATSU!(7)』 [bk1amazon]
3,丹羽啓介『キャットルーキー(25)』(1〜3、少年サンデーコミックス) [bk1amazon]
4,尹 仁完・梁 慶一『新暗行御史(5)』(SUNDAY GX COMICS/1〜4、小学館) [bk1amazon]
5,エラリイ・クイーン/大庭忠男[訳]『日本庭園の秘密』(ハヤカワ文庫HM/早川書房) [bk1amazon]

 1は最近やけによく見る獣医ものの新作。掲載誌が少年サンデーなだけにやや熱血気味で、売りのベースが超能力なのがミソである。
 そして今月楽しみにしていたひとつでもある5は、日本では国名シリーズ第10作として定着しているが単行本の原題は違う(雑誌掲載時は“Japanese Fan Mystery”だった)、ついでに登場する日本人の台詞が変なことでも知られた長篇の新訳である。創元推理文庫では『ニッポン樫鳥の謎』のタイトルで発売済、当然わたしもそっちで読んでいるのだが――国名シリーズで唯一、細かい内容が思い出せない作品でもある。


2003年04月19日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030411~.htm#Day19

 昨晩のうちにひと段落ついたので、今日はゆっくり羽を伸ばす。というわけで鑑賞した映画もWATARIDORI』(日本ヘラルド・配給)……なんでやねん。感想はこちらから。簡単気味ですが、あんまり書くこと思いつかないのです、映像の力が強すぎて。
 近田鳶迩さん、ねこまたさん、そらたさんと銀座にある劇場前で待ち合わせて一緒に鑑賞した。久々の映画鑑賞だったらしい鳶迩さんはかなーり感激していた模様だが、私は後ろの方でことある毎に感想を漏らす子供と、私と鳶迩さんと同じ最前列に座っていた、頻りに移動するわ笑うタイミングがずれるわしていた男性が気になって仕方なかった。他の皆さんも気になっていたらしい。後者は兎も角、前者は親がたぶん映画の方向性を誤解していたのではなかろーか。子供が観てはいけない、とまでは言わないが(下手なものを見せるよりはずっとましだろう)、せめて静かに観させる努力はしてください。お願い。
 折角御一緒したのだからもーちょっとお付き合いすればいいものを、私はたまたまスケジュールがうまく噛み合っていたという理由で、劇場を出るとすぐさま皆さんとお別れしてバイクで一分ちょっとぐらい移動して別の劇場へ。まったく人間が出来ていない。
 続いて鑑賞したのは、西原理恵子原作・阪本順治監督ぼくんち』(micott inc.Asmik Ace・配給)。こちらの感想は明日以降。とりあえず、流石の阪本監督といえどもまんまの映像化は無理だったな、という感じ。可笑しいのは、舞台も方向性も全然違う映画のはずなのに、『WATARIDORI』と余韻が異様に似通っていたあたりである。幸せはごはんのなかにあるあたりが特に。
 こちらでも例によって最前列に陣取った私だったが、悩ましいことにまたしても横の方に笑うタイミングのずれた男性がいる。好き好きなので文句は言いたくないのだが、出来れば笑って欲しくない場面でも笑いが漏れてくるので、気になって時折横目で眺めていた――そのうちに、もっと驚くべき事実に気づいた。
 この人、『WATARIDORI』で横にいたのと同じ人だ。
 ……まったく同じ事を考えていた人がいたらしいことに、少々ショックを覚えながら家路に就く私であった。

 本日のお買い物
1,北森 鴻『桜宵』(講談社) [bk1amazon]
2,鮎川哲也『クライン氏の肖像』(出版芸術社) [bk1amazon]
3,山田正紀『風水火那子の冒険』(カッパ・ノベルス/光文社) [bk1amazon]
4,チャールズ・パリサー/甲斐萬里江[訳]『五輪の薔薇II』(ハヤカワ文庫NV/早川書房) [bk1amazon]
5,『Die Fernsehserie Kanon DVD Band Spezial』(東映アニメーションMovic/DVD Video/非売品)

 ショックを受けてもちゃんと買い物はして帰る。
 1は二文字のタイトルから『狐罠』と同系統の作品かと思っていたが、『花の下にて春死なむ』の系統だったらしい。2は三番館シリーズの再編全集のラスト。行き付けの店で予め注文を出すのを忘れていたそうで、結局余所で買うことにした次第。
 3はジャーロに掲載された、風水火那子を探偵役とする中篇を集めた単行本。幻冬舎ノベルスから出ている『阿弥陀』『仮面』と同じシリーズだということを、著者略歴を読んで初めて知りました……ちゃんと持ってるのに。
 5は昨年一所懸命購入したアニメーション版『Kanon』DVDの購入特典。応募から……いったい何カ月経ったのやら。記載されていた発送予定時期から随分時間が経ってしまったので、何かミスがあったのかとヒヤヒヤしていたところにようやくの到着である。後日ゆっくり観ます。

『ドリームキャッチャー』を楽志さんに先に観られたのが何故か悔しい。くそう。来週中に原作読んで連休中に観てきちゃるもん。ふん。
 ……それにしても今日はやけに知り合いが映画を観てるな。『ドリームキャッチャー』に『ネメシス』に『ラーゼフォン』に……。

テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる
 というタイトルの韓国映画が6月頃に上映されるらしい。イイ。題名だけで惚れそうだ。


2003年04月20日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030411~.htm#Day20

 弛緩。読書を進めるつもりだったのに、延々スパイダーソリティアで遊んでいたような気がする。

 故に本日の更新は、昨日保留したぼくんち』(micott inc.Asmik Ace・配給)感想をアップしたのと、バナーを見つけたのが嬉しくてリンクページに追加してしまったこれだけらしい。

テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる http://www.tehanno.com/

韓国ではこんなとんでもない映画が作られていたらしい。2003年05月31日日本公開予定。
(2003/04/20)

 いいねえ。


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