出会い編

 1   まだまだ子どもらしい顔立ちと、透き通る銀。
 2   この気持ちは嫉妬なのか羨望なのか、それとも対抗心なのか。
 3   学院で1・2を争う知名度の2人が、ペアを組んでいるのだ。
 4   死という文字が、初めてこんなにありありと頭に浮かぶ。
 5   言ってしまえばこれは自業自得だ。
 6   けれど、この声の主など、わかりきっていた。
 7   それだったら、あの場にたった意味がある。
 8   だから、これでオアイコということで終わりにしよう。

学院編

 1   日番谷が教室に顔を見せるのは三日ぶりのことだった。
 2   けれどその日は、少しだけ様子が違っていた。
 3   それこそ、外野にとやかく言われる筋合いはない ということだ。
 4   それはさきほどの、食堂での出来事の話だ。