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HAPPY、HAPPY、LOVELY ! − fight ! −





「勝者、一宮!」
ありぁしたーー! ← ありがとうございました
向き合って礼をする。
顔を上げると伊集院と目が合った。
「やっぱ悔しそうだな」
ニヤと笑う。
「…勝てると思ったもん」
伊集院はプクとふくれて横を向いた。
「俺に勝とうなんて百年早いぜ」
はっはっは。
「じゃあ、お主は千年か?」
高笑いをした後ろから言われる。
「真琴に梃子摺(てこず)るようじゃ まだまだじゃのー」
くっ!
ジジイ…!
「ほれ、隙あり」
だーかーらー!
人をポイポイ投げるなっつーの!!

真琴ーー!!
マコト、大丈夫かい!!?


な、なんだ?

大成さんとアリーが道場に飛び込んできた。
そういえば二人とも姿見なかったな。


「邪魔だから眠らせておいたの」

ニッコリ。

………伊集院……    仮にもパパでしょ?


「怪我はないか?」
「おのれイチミヤ…」

……息ピッタリじゃないスか。

犬猿の仲のはずの二人の意気投合ぶりに呆れる。
「竜くん」
伊集院はそんな二人を全く無視して、 投げられて座り込んだままの俺に抱きついてきた。
嬉しそうに ぴとっと くっついている。
「親の前でいい度胸だ、一宮…」
いや、よく見てくださいヨ。  ひっついてるのは アナタの娘さん
アリーはふむ…と顎に手を当てて考える仕草をする。

「イチミヤもしかして…………負けたのか?

失礼な。


「竜くんと私は 愛を確かめ合ったんです」
キラキラと目を輝かせて伊集院が言った。
「ね?」
「いや?」
試合しただけだぞ。  なんでそういう話になるんだ?
「鈍感!!」
不満そうに言いながら、でも ぎゅうと抱きついてくる。

……っつーかさ…

「暑い !! 」

べりっ!と伊集院を はがした。
夏なんだからさー。
木造の道場はクーラーが要らないくらい涼しいんだけど、流石に くっつくと あちーよ。
立ち上がって道着を直す。
掴んでいたところを引き離したから乱れちまった。
「竜くん…」
伊集院が見上げてくる。

誘っているんですか?」
は?


「 そんな 服 を はだけさせて・・・」


一度 病院 行け。



「だって…」
恥らうな!

…ったく…。
呆れながら帯をギュッと結び直す。

「竜ちゃん」
朝季さん。
「で、賭けはどうするの?」

「あ」
すっかり忘れてた!

「へっへっへ 、じゃあ言うこと聞いてもらおっかな♪」


…ひゅー……


ブ、ブリザード??


「一宮…」

般若だ・・・

般若がいる!!!


「あ、いや、あの、誤解です!」
ぶんぶんぶんと手を振って後退さる。

「なんで〜? これを機に  押し倒しちゃえばいいじゃない〜

朝季さんっっ!!!(泣)


「覚悟はいいか…」



だから何の覚悟だーーー!!!


バイトを手伝ってもらうだけの予定だったのに!!






「 竜くん、 私、全然 構いませんよv




俺が構うんだ !!!!!






(主人公が逃走したので)

 乱闘編





次回



バイト編
真琴視点
















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