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2003年02月01日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030201~.htm#Day01

 では始めてみる。

『モエかん』日記・1日目

 ――というのが昨晩までの出来事。なお、『モエかん日記』は日記のログには収録せず、別ファイルにまとめておきます。ついでに近いうちにGameのページもざっと改装するつもり。看板だけ掲げて中身がないのが大半、という状態は流石に拙い。

 ひとまず肩の荷は下りたので、気楽に映画鑑賞に出向く。またぞろ見たい作品が目白押しとなってきたので直前まで悩んでいたが、あれだけ薦められては早いうちに見ねばなるまい、と、混んでいるのを承知で選択したのは話題の韓国産ラブストーリー猟奇的な彼女』(Amuse Pictures・配給)感想はこちらから。今年何本映画を観るか解りませんが、どんなに悪くとも上半期ベスト5に入れてしまうのは間違いないでせう。お見事。
 今朝までは『レッド・ドラゴン』の先行オールナイトも観るつもりだったが、どーも精神的疲労がまだ残っているようなので今日は止め。別の作品の前売券を確保し、激しくお買い物をしてから帰宅するとあとはのんびりだらだら。明日は片付けもしないとなー。

 本日のお買い物
1,北村 薫『街の灯』(本格ミステリ・マスターズ/文藝春秋) [bk1amazon]
2,竹本健治『クレシェンド』(角川書店) [bk1amazon]
3,鯨 統一郎『「神田川」見立て殺人 間暮警部の事件簿』(文芸ポストNOVELS/小学館) [bk1amazon]
4,『SNOW [CD-ROM Edition]』(Studio Mebius/Visual Art's/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム/18禁) [amazon]

 単価高いよ。
 1は北村 薫氏の新シリーズ。昭和七年で探偵役が女性運転手、という設定がどういう風にまかり通っているのかがやや不思議だが、しかしそういう設定からして既に探偵小説への回帰が期待できて楽しみ。
 2は久々の長篇ホラー。箱入りで2500円、というのはこの分量だとかなり厳しいように思うのだが、横尾忠則氏の装幀じゃしょうがねーか、と思ってしまった。1500円くらい装幀代じゃないのか、という私の母の弁はさておき。
 意外なところから発売された鯨さんの新作は、昨日もちょっと触れたとおり『神田川』をはじめとして、往年の歌謡曲に見立てた殺人ばかりが登場する連作短篇集。
 昨晩以降突然モチベーションが高まってしまい結局買ってしまいましたの4。DVD-ROM版のほうが便利なのは間違いないのだが、DVD版は売り切れの店舗が多かったのと、CD-ROM版のほうが若干推奨スペックが低かったのでそちらでの購入。とは言え、『モエかん』があるのでしばらくは手をつけられないんだけども。
 ちなみに今日購入した本は全部、amazonでは今日現在詳細が出てきません。お求めの方は後日ご確認ください。


2003年02月02日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030201~.htm#Day02

『モエかん』日記・2日目。詳細はリンク先参照のこと。

 お陰で当分『SNOW』には行けそうもありません。

 日中は部屋の片付けの続き……といいつつ、本のカバーかけの作業に専念。カバー及び帯を保護する意図もあるので、しまい込む前にこれだけは済まさねばならないのだった。
 だいぶ上達してきたのだが手順が細かくなってなかなか進みません。しかもかけている端から新しい本を増やしてしまうし。文庫用に準備した紙は今日中に使い果たしてしまうことになったらしい……嗚呼。
 コンテンツの改修まで手をつける余裕がなかったので、昨日触れたgamesのページの整頓と『モエかん』日記の正式収録は後日。

 本日のお買い物
1,aiko『花火』(Pony Canyon/CD Maxi) [amazon]
2,霞 流一『呪い亀』(MYSTERY LEAGUE原書房) [bk1amazon]
3,北森 鴻『緋友禅 旗師・冬狐堂』(文藝春秋) [bk1amazon]
4,篠田真由美『根の国の物語1 天と地の娘』 [bk1amazon]
5, 同 『 同 2 芯の樹を求めて』(4と5、角川ビーンズ文庫/角川書店) [bk1amazon]

 1は2年半前のマキシシングル。以前某バラエティ番組で表題曲を演奏していて、以来欲しかったのだがこれだけ発見できなかったため、amazon.co.jpで2と3を注文したついでに購入。サビのフレーズがいいのだ。
 2は書き下ろし長篇。各章のタイトルは映画から取っている模様。しかし最近こんな風に「見立て」を全面に打ちだした作品って珍しいと思うのだが。
 3は何故か本格ミステリ・マスターズでの刊行だと思い込んでいた北森鴻氏の最新刊。骨董業界を舞台にした連作である。
 4と5は、中央公論社の新書で刊行されていたシリーズの改稿版。古代日本的異世界を舞台にしたファンタジーとのこと。
 せっかく余裕が出てきたのだから、純然たる新作ぐらいはリアルタイムで読んでみようかな……と思ったのだがなかなかゲームが進まないのでそれもままならず。

> 3 『月下の恋』ジェームズ・ハーバート(学習研究社/初版・帯) 105円 
 私も欲しいっちゃ欲しい。でも捜していたのは冬野さん


2003年02月03日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030201~.htm#Day03

『モエかん』日記・3日目。詳細はリンク先参照のこと。

 今日から活動再開……のつもりだったが、先に読書のスピードを上げておこうかと思い気張ってローレンス・ブロック/田口俊樹・訳『暗闇にひと突き』(ハヤカワ文庫HM/早川書房) [bk1amazon]読了。感想はこちらから
 続いて、母親に先に切られる前にと、とある袋綴じの本(密室本に非ず)に手をつけ……ようとしたのだが、先に読んでおいた方が良さそうな本が手付かずだったと気づき、発掘してくる。ついでにMYSCONの準備として、若竹七海氏の本を一冊掘り出してきたのだった……結構持ってるのにあんまり読んでないのだ、実は。

 本日のお買い物、はなし。そういう日もある。てか、毎日書店通いしているような本好きは却って毎日買う本があるわけではないし、一度に20冊も買ったりしなければ一日で読み切ったりもしないだろう、いくら何でも。堅気の仕事に就いている人物や学生諸氏が精読できる限界は一日三冊から四冊が限度、軽く読めるライトノベルでも十冊読んだら眩暈がする。まして本物の本好きならそこまで読み飛ばしたりなんか出来ませんって、ねえ。
 ……誰に向かって語りかけてるのでしょう私は。


2003年02月04日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030201~.htm#Day04

『モエかん』日記・4日目。詳細はリンク先参照のこと。

 で、ようやくgamesのページをリニューアルいたしました。というか、収録された分量に合わせて軽量化・簡略化しただけなんですけど。今後、プレイ日記中心に軌道修正してなるべく更新していく予定です。

『3年B組金八先生』全シリーズ再放送は現在、第二シリーズと第三シリーズのあいだに放送されたスペシャルを連続で放映している段階。昨日はじめて、何故三原じゅん子が作中で未だに独身を貫いているか、の理由を知りました。なるほどそーいう過去があったのか。婚約者云々、という話が出るたびにコアラの顔を思い浮かべてしまうのは不可抗力。
 第二シリーズから一年後という設定だが、登場人物たちを囲む状況に極端な動きがあって、再放送で立て続けに鑑賞しているとこの上なく妙な気分である。金八先生は憧れの先生の婚約者が留学から戻ってきたことにショックを受けて倍賞美津子演じる奥さんと結婚したことになっていて昨日のスペシャルでは既にお腹に星野真理がいることになっている(語弊があるってば)。保と雪乃の関係も微妙になっていて、のちの第四・第五シリーズに至る伏線が随所に見られるのがなかなか面白い。無論、この時点ではまさか歩はおろか、このあと誕生する金八先生のもうひとりの子供の中学卒業までをドラマで再現することになろうとは、製作者当人ですら予想だにしていなかっただろうけれど。
 今日付けの再放送分では早くも幸作が誕生していた。早過ぎ。

 本当に久し振りに猿状態を発症しながら、ぼちぼちと作業を再開する。過去に準備していた作業の再開でもあり、前に書いた分を読み直して感覚を取り戻しながらなのでまだスローペース。

 今日もお買い物はなし、定期購読誌のみ。某誌は背表紙の教訓をやめてくれないだろうか、説得力ないから。
 その代わり、1日に購入した鯨 統一郎『「神田川」見立て殺人 間暮警部の事件簿』(文芸ポストNOVELS/小学館) [bk1amazon]のbk1IDを発見したので追記。

 作業にかかりっきりになる前に、と自宅の在庫調査に乗り出した。ここ暫く、なにを入れたかチェックすることなくただただ箱に詰めて屋根裏に運んでいただけだったので、どこに何が入っているのか若干把握できなくなっていたのだ。早めに読みたいものを弾き出して別のものと詰め替えたりしながら、二個ほどチェックを済ませる。
 ところで、箱に振るアルファベットがあと七つしかないんだが……


2003年02月05日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030201~.htm#Day05

『モエかん』日記・5日目。詳細はリンク先参照のこと。

 折原 一『倒錯の死角(アングル) 【201号室の女】』(講談社文庫/講談社) [bk1amazon]読了。感想はこちらから。母に取られる前に『倒錯の帰結』の袋綴じを切ってしまおうと思ったが、いちおう「倒錯三部作」の先んじる一作となっている本書が手付かずだと気づいたので取り急ぎ読み終えた次第。あいだに怪談本を一冊おいて、引き続き『倒錯の帰結』にかかるつもり。このあと若竹七海氏の未読分と、アレに応募するための読書もせねばならないから……当分天藤真とブロックはお預けである。嗚呼。

 本日は映画サービスデーのため、このあと映画鑑賞の予定を立てております。本日のお買い物は帰宅後に追加しますのでちとお待ちください。

 ――帰還いたしました。先の更新から現時点までのあいだに平山夢明・編著『「超」怖い話A』(竹書房文庫/竹書房) [bk1amazon]を読了し、映画はヴィンセント・ギャロ主演ガーゴイル』(KINETIQUE・配給)を駆け込みで鑑賞してきたわけですが、流石にこの時間から感想を書いていると大変なので明日に持ち越します。
 とりあえずその後の出来事をひとつだけ。
『ガーゴイル』は昨年11月、渋谷の単館を皮切りに全国で順次公開されてきた作品で、前評判もあったせいか結構長い期間上映されていたのだが、タイミングが合わず当初観に行くつもりだった劇場での公開はいつの間にか終了し、半ば諦めていた。が、今日何を観に行くか下調べしていたところ、新宿武蔵野館でいつの間にか連日のレイトショーを行っていてしかも今週で終了、ということを知り、折角の機会だと馳せ参じたわけである。
 劇場で整理券を確保したあと、三月に開催される『新耳袋ライブ』の前売りを購入するために一旦歌舞伎町はLOFT PLUSONEへ。よりによって凄まじく怪しげなイベントが開催されていたが気にせず階段を下り、扉を開けようとして、行き止まりの壁に貼られた紙をふと目に留める。
 こちらも三月開催予定のイベント、中島らも氏の出演が中止となったため払い戻しを受け付ける、という報せであった……。イベント自体は実施される模様だが。時間がなかったので子細には眺めなかったものの、出演中止の理由にまでは言及していなかった気がする。いいけど。
 それにしても、こーいう作品のレイトショーに訪れる客ほど理想的なものはないらしい。物音もほとんど立てなければ、スタッフロールの途中に立つ客も皆無に等しかった。

 本日のお買い物
1,『30thさだまさしオリジナルブックカバーセット』
2,さだまさし・作/梅田俊作・絵『親父の一番長い日』(サンマーク出版) [bk1amazon]
3,渡瀬草一郎『パラサイトムーンVI 迷宮の迷子達』(電撃文庫/メディアワークス) [bk1amazon]
4,村枝賢一『RED LIVING ON THE EDGE(11)』(アッパーズKC/講談社) [bk1amazon]
5,七月鏡一・藤原芳秀『闇のイージス(10)』(ヤングサンデーコミックス/小学館) [bk1amazon]
6,樋野まつり『めるぷり メルヘン・プリンス(1)』 [bk1amazon]
7,津田雅美『彼氏彼女の事情(15)』 [bk1amazon]
8,やまざき貴子『っポイ!(21)』(6〜8、花とゆめコミックス/白泉社) [bk1amazon]

 1と2はさだ企画直営のWeb通販ショップ『A WEEK ON WEB』から初めての購入。1は『解夏』のサイズに合わせた四六判と文庫判の二枚セットである。厚すぎる本には使用できないが、クッションが入っていて手触りが良く、折り返しにカードを差すスリットが三本ずつ切ってあって電車での携帯に便利な印象。デザインはデビュー30周年にちなんだもので、押しつけがましさがなくなかなかいい感じです。
 2は先月9日に購入した『案山子』に続く、さだまさしの歌詞に基づく絵本シリーズ第二弾。故山本直純氏のアレンジが印象深く、実は日本におけるマキシシングルのはしりでもある代表作によっている。元々物語性のあるさだ氏の楽曲の中でも特にストーリーが完成されているものだけに、違和感はない……かと思いきや、やっぱり詞としての体裁が整っているため、絵本だという意識で読むと文章が変である。絵担当の梅田俊作氏は創作絵本を手掛けている方だそうだが、流石にそつがない。
 3はおいといて、4は今回、完全に伊衛郎の話の模様。収録された外伝も『Yellow』だし。
 安定している5もおいといて、6は『とらわれの身の上』がなかなかいい味を出している著者の新シリーズ。粗筋を見ると、方向性はほぼおんなじのようなんだが。7と8は……もうそろそろ、どっかできっちりケリをつけてください。お願いです。


2003年02月06日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030201~.htm#Day06

『モエかん』日記・6日目。詳細はリンク先参照のこと。

 ……つまるところ、『SNOW』に着手できるのは来週ぐらいでしょうか。ああああ早く遊びたい。
 ちなみに『SNOW』のあと、しばらくゲームの購入予定はありません。まだ『Routes』をどうするか悩んでいますが、具体的には『青と蒼のしずく』(LASS)まで予定はなし。……とさりげなくアピールしてみたり。他に何かあっただろーか。

 でもって、昨日保留した平山夢明・編著『「超」怖い話A』(竹書房文庫/竹書房) [bk1amazon]感想はこちら、映画ガーゴイル』(KINETIQUE・配給)感想はこちらにアップしました。これを書いている現在まだ午前中ですがなんかもうお腹いっぱいな気分です。

 本日のお買い物
1,さだまさし・作/おぐらひろかず・絵『親父の一番長い日』(サンマーク出版) [bk1amazon]
2,フガフガ・ラボ編『ブッシュ妄言録』(ぺんぎん書房) [bk1amazon]
3,横溝正史『花の通り魔 お役者文七捕物暦』(徳間文庫/徳間書店) [bk1amazon]
4,有栖川有栖・磯田和一『有栖川有栖の密室大図鑑』 [bk1amazon]
5,北森 鴻『凶笑面 蓮丈那智フィールドファイルI』(4と5、新潮文庫/新潮社) [bk1amazon]

 1は昨日の『親父の一番長い日』に続く絵本シリーズ第三弾。かつてさだまさし氏が「自分でも歌うのは辛い」と言った三曲のうちのひとつに、さだ氏のアルバムジャケットを手掛けた旧友・おぐらひろかず氏が絵を添えている。たぶん意図的にであろう、抽象的なイラストばかりだが、重いイメージを和らげている。故に、賛否が分かれそうな仕上がりだが。
 2は某テレビ番組で採り上げられていたのをたまたま見て以来気になっていた一冊。題名通り、ブッシュ大統領の発言の中から妙なものを拾い上げた本である。ときどき暗澹とするが、黙って笑ってあとは忘れてしまおうと思います。……いいのか?
 3は昨年11月、徳間文庫から二冊同時に発売された、幻のシリーズ第三作。4と5は、……例によって親本も持ってるんだけど。
 それと、昨日購入した渡瀬草一郎『パラサイトムーンVI 迷宮の迷子達』(電撃文庫/メディアワークス) [bk1amazon]のbk1IDを確認したので追加。


2003年02月07日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030201~.htm#Day07

『モエかん』日記・7日目(最終回)、及びまとめ。詳細はリンク先参照のこと。

 さー、次は『SNOW』か。

 昨日の今日でフガフガ・ラボ編『ブッシュ妄言録』(ぺんぎん書房) [bk1amazon]読了。感想は、まあ詳しく述べるまでもない。素直に笑って呆れて暗澹としてみました。

 最近帰宅後の楽しみは在庫調査である。まるで宝の山を漁っているようだ。宝の山と思えるくらいにまだ読書意欲があることを悦ぶべきか、宝の山という認識をしてしまうくらいに在庫が存在していることを嘆いたらいいのかよう解らんが。

 本日のお買い物
1,栗本 薫『グイン・サーガ88 星の葬送』(ハヤカワ文庫JA/早川書房) [bk1amazon]
2,高橋克彦『蒼い記憶』(文春文庫/文藝春秋) [bk1amazon]

 定番だ。説明する必要はおろか、あえて新刊で買う必要も感じないくらいに定番だ。

 えなりかずきのドラマが意外と面白かった。というか楽しんでしまった。ミステリとしてどーかというのは目に見えないところにおいといて。えなり二号と濱田マリ、という脇がそもそも飛び道具に近い気もする。


2003年02月08日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030201~.htm#Day08

 折原 一『倒錯の帰結』(講談社ノベルス/講談社) [bk1amazon]読了。感想はこちらから。ちょっと気張って読んでます。また昨年のように、読了した本の数<劇場で観た映画の本数になるのは流石にどーかと思うので。てか今日の時点で11対12なんですけど。

 本日の映画鑑賞は、水曜日のサービスデーに引き続き新宿へ。母の所用のため平日よりも早い時間に叩き起こされたのをいいことに、二本ハシゴしてみた。
 一本目はテアトル新宿にて、盛況につき期間限定でモーニングショーとレイトショーが追加されるほど好評らしい、現代国産ホラーの最先端呪怨』(東京テアトル+ザナドゥー・配給)。感想は昨年11月6日試写会で鑑賞したときに書き上げたものがあるのでそちらを参照されたし。
 観賞後、本当ならロビーに展示してある心霊写真や「俊雄くんの部屋」をじっくり眺めていきたかったのだが、既に次の回の客が長蛇の列を作って写真を貼ったボードを塞いでいたうえ、次に観るつもりの映画の開始時間まで10分程度しかなかったので、泣く泣く断念して急ぎ歌舞伎町まで移動。
 二本目は新宿東急にて、リュック・ベッソン製作脚本、ジェイソン・ステイサム主演のトランスポーター』(Asmik Ace・配給)。感想は……在庫整理だなんだで着手が遅くなってしまったため、のちほど。

 在庫整理をしていて、今年の本格ミステリ大賞候補作のうち三冊までが同じ箱に入っているのを発見する。残りのうち一冊は読了してしかもサイン入りだから別の場所に保管してあるし、もう一冊の所在も掴んでいる。あとは読むだけ……なのだが、ひとつ悩んでいることがある。
 実は私、矢吹駆シリーズで読み終えているのは『哲学者の密室』だけだったりする。『オイディプス症候群』を読む前に予習するべきか、「シリーズ最新作であるが故の評価」をしないためにも敢えて『オイディプス症候群』だけを読んでしまうか。
 何にしても、その前に『ロンド』は読んでおこう。うん。

 本日のお買い物
1,村瀬千文『沙織のニース誘拐紀行』(講談社ノベルス/講談社) [bk1amazon]
2,貫井徳郎『転生』(幻冬舎文庫/幻冬舎) [bk1amazon]
3,梅川和実『ガウガウわー太(5)』(BUNCH COMICS/新潮社) [bk1amazon]

 今月の講談社ノベルス……二冊だけですか?
 とにかく一冊買ってみた。1はどこかで聞いた名前だ、と思ってチェックしておいたのだが、ホテル批評の本を多く発表している方らしい。本書は初の小説……正直、折り返しの著者の言葉にもちらっと眺めた本文にも微妙な気配を感じたのだが、まあ読んでから判断するとします。講談社ノベルスもうひとつの新刊、今野敏『ST 青の調査ファイル』は発端のシチュエーションは私好みなのだが、シリーズの他の作品を知らないためひとまずパス。
 2は『プリズム』と立て続けの文庫化。心臓移植とドナーの記憶を素材にしたミステリ。
 3はシリーズの転機となるエピソードに差し掛かった第五巻、サブキャラ扱いだが相変わらず委員長がいい味だしてます。なのに部数少な目らしい。なんでじゃ。
 それと、昨日購入の栗本 薫『グイン・サーガ88 星の葬送』(ハヤカワ文庫JA/早川書房) [bk1amazon]を発見したので追記。


2003年02月09日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030201~.htm#Day09

 休養中。

 まずは昨日保留したトランスポーター』(Asmik Ace・配給)の感想をアップ。こちらからどうぞ
 そして朝までに若竹七海『船上にて』(講談社文庫/講談社) [bk1amazon]を読了。感想はこちらからMYSCON準備と称して、若竹作品を順次発掘して手近に並べております。さて、MYSCON当日までに何冊消化できるか。

 本日は、区長が任期中に亡くなる、という珍しい事態を受けての選挙投票日。現職不在のため全員が新人、という久し振りの状況のため未だに誰が有力候補なのかも解らないが、とりあえずひとりだけどーしても当選して欲しくない、というのがひとり、個人的に存在する。
 何故かというとこの候補、私がその選挙カーを見かけたとき、必ず交差点の付近に止まっていたのだ。酷いときなど、対向一車線の細い道が交錯するスクランブル交差点のど真ん中で演説していた――言うまでもなく道路交通法違反。或いは許可を得ているのか、選挙時には特例が用いられるのかも知れないが、どちらにしても狭い交差点で車を停めて演説しているのはただただ通行の邪魔なだけだ。本人は得意げだったが、歩行者にも車にも悪印象しか与えていないだろうに。

 投票に出かけたあと、バイクで行き付けの蕎麦屋で昼食を摂り、遠回りして某家電店で修理に出していたデジタルカメラを引き取る。保証期間はとうの昔に終わっていたのに何故か無償になった理由を訊ねるが、メーカーの方の判断で明細にも記されていないから店員にも解らない、と応えられた。たぶん設計上の不備だった、とは思うのだが、はて。

 明日一日仕事をしたら明後日はまた休み。飛び石の休日、って久々のような気がする。


2003年02月10日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030201~.htm#Day10

 ……まあ、あの人物じゃなかったからいいや。

 自宅の在庫調査があらかた終わったので、今度は仕事の暇を狙って、物置と化した元住居の在庫を点検する。ものが古いため宝の山度は自宅より更に強烈である。まだ箱一個目だというのに先日読んだ折原 一『倒錯の死角』創元推理文庫版は出てくるわ本岡 類『白い森の誘拐殺人』(角川文庫/角川書店)とか戸川昌子『私がふたりいる』(光文社文庫/光文社)とか渡辺剣次・編『13の密室』(講談社文庫/講談社)とか土屋隆夫『傷だらけの街』(角川文庫/角川書店)とか山田正紀『ブラックスワン』(講談社文庫/講談社)とか丸谷才一『裏声で歌へ君が代』(新潮文庫/新潮社)とか榊原史保美『鬼神の血脈』(角川文庫/角川書店)とかニコラス・ブレイク『野獣死すべし』(ハヤカワ文庫HM/早川書店/旧装幀)とか滝川洋『神々の砂漠 風の白猿神』(富士見ファンタジア文庫/富士見書房)とか無茶苦茶なものが出てくる出てくる。プロンジーニの名無しの探偵シリーズ第一作『誘拐』(新潮文庫/新潮社)や都筑道夫『誘拐作戦』(中公文庫/中央公論社)なんか、他のものを放り出して読みたくなってきたりして。前者は他の邦訳も探し出すつもりでいたのだが、最近古本屋にまったく立ち寄らなくなってしまったのもあって揃う様子すらなし。そういや、講談社文庫の『凶悪』のあと、全然新訳も出てこないし……
 ……ほんとに誰か止めてくれ。止めてもやめないと思うが。あ、井上雅彦氏の『骸骨城 スクリーンの異形』親本が出てきた。

 本日のお買い物
1,T・ジェファーソン・パーカー『ブラック・ウォーター』(ハヤカワ・ノヴェルス/早川書房) [bk1amazon]
2,横山秀夫『第三の時効』(集英社) [bk1amazon]
3,柴田よしき『観覧車』 [bk1amazon]
4,柄刀 一『天才・龍之介がゆく! 十字架クロスワードの殺人』(NON NOVELS/3と4、祥伝社) [bk1amazon]
5,桜野みねね『まもって守護月天!【新装版】(1)』 [bk1amazon]
6, 同 『 同 (2)』(5と6、BLADE COMICS/Mag GARDEN) [bk1amazon]

 1は昨年MWAを受賞した『サイレント・ジョー』の著者の受賞第一作。本国ではこれが三作目となる、女性警官を主人公としたシリーズ物でもあるという。
 2は昨年一気に注目を集めた著者の最新作品集。今年はこれ以降も月刊ペースで新刊の予定があるらしい。すご。
 3は約7年近くを費やして書き継がれた、女性探偵シリーズ初の単行本。失踪した夫を待ち続ける女性探偵、という設定がいかにも柴田さんらしい。
 4は緒方剛志イラストの本格ミステリシリーズ。相変わらず不可能状況の設定が派手だ。
 5と6は、昨年コミックブレイド誌上で復活した『まもって守護月天!』のオリジナルを新装復刻したもの。ENIXのガンガンコミックス版には存在しない最終話を書き下ろしで収録するそうな。あとはカバーが描き下ろしであることと、判型が大きくなったことぐらいしか特典はないのだが、何だかんだ言って結構好きなシリーズなので改めて買ってみる次第。

『SNOW』日記は明日から開始してみる予定です。


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