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2003年03月21日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030321~.htm#Day21

 あ、引用されてもうた

 どうにか昨晩のうちに一区切り出来たので、今日は池袋に出向いて三時間ちょっと放浪する。
 まずは毎度の如く映画鑑賞。行く時間が先に決まってしまったので、それに合わせて作品を選んだ結果、半ば諦めかけていたダシール・ハメット原作、サミュエル・L・ジャクソン主演のハードボイルドノー・グッド・シングス』(GAGA-HUMAX・配給)を選択する。感想はこちらから
 初めて訪れる池袋HUMAXシネマズ4は、シネマコンプレックス形式の小綺麗な劇場だった――が、恐ろしいことにこの作品、初回の観客は私を含めてたった三人であった。スタッフロールが終わって席を立ち、後ろを振り向くと誰もいない。館内清掃にやってきた職員の女性が、反対側の通路を歩く男性職員に指三本立てていたのが非常に印象的だった。次の回を待っているらしい客が既に10人程度はいたので、ちょっと安心。
 次は三越を訪れて、さだまさし展を鑑賞する。どんな展示をしているのかと思えば、パネルは三十周年記念コンサート関連のもののみ、あとはギター二本に愛用の眼鏡など定番の小物が並んでいるだけ。あっと言う間に見終えてしまった。見られていちばん嬉しかったのは、ポール・サイモンのサイン入りギターでした。
 最後はジュンク堂に向かい、下記のお買い物と来月のサイン会のための予約を済ませて帰宅。……てことは、来月も池袋に行くんだな。

 移動中に内田康夫『贄門島(上)(下)』(文藝春秋) [bk1(上)(下)/amazon(上)(下)]読了。感想はこちらから。ファンクラブにも入っているくせに、ちゃんと読んだのは三年振り。いけませんねえ。

 本日のお買い物
1,ジョー・R・ランズデール/匝瑳玲子・訳『ダークライン』(ハヤカワ・ノヴェルス/早川書房) [bk1amazon]
2,『新本格猛虎会の冒険』 [bk1amazon]
3,コリン・ホルト・ソーヤー/中村有希・訳『フクロウは夜ふかしをする』 [bk1amazon]
4,土屋隆夫『穴の牙/深夜の法廷』(土屋隆夫推理小説集成8) [bk1amazon]
5,鮎川哲也『風の証言』(3〜5、創元推理文庫/2〜5、東京創元社) [bk1amazon]
6,枯野 瑛・ほか『月姫 アンソロジーノベル(1)』 [bk1amazon]
7,嬉野秋彦『チキチキのわ〜る烈風伝!!(4) キューティリップス』(6と7、ファミ通文庫/enterbrain) [bk1amazon]
8,法月綸太郎・原作/風祭壮太・作画『法月綸太郎の事件簿 都市伝説パズル』(SUSPERIA MYSTERY COMICS/秋田書店) [bk1amazon]

 多いので一部のみ紹介。
 1は『ボトムズ』の作者の最新作。「骨折、火事、幽霊、殺人、死体、異常者……」と、帯に並べられた要素がもろにわたし好み。
 2は今年はじめ頃に話題となった、ミステリ作家による阪神タイガース応援企画。別にタイガースファンでも野球好きでもないのだが、白峰良介の新作が読めることと、このテーマで何故かエドワード・D・ホックが登場しているだけでも興味を惹かれます。4は土屋隆夫推理小説集成の最終回配本。
 8はこれまでの法月綸太郎短篇のなかから四本を漫画化した作品集。昨年の話題作『都市伝説パズル』を早くも取り上げております。個人的には河内実加さんの図書館シリーズも単行本にして欲しいのだが……って、そんなに貯まってないのか。
 それと、18日に購入した柴田よしき『桜さがし』(集英社文庫/集英社) [bk1amazon]のbk1IDを確認したので追記。

 たまーに抓み見ていたのだが、演出も脚本もいま一歩の印象があったドラマ版『スカイハイ』。広告で本日の最終回があの北村龍平の演出だと知って、久々に最初から最後まで通して鑑賞しよう、と思ったところ――『ニュースステーション』の延長でこれを書いている今現在(午後11時30分)まだ放送が始まってません。感想書こうと思ったのにぃぃ。


2003年03月22日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030321~.htm#Day22

 で、鑑賞しました『スカイハイ』TVドラマ版最終回。別にこれだけに北村龍平が絡んでいたわけではなく、最初から関与していたようだが。
 最後は今までよりも面白かった――と言っても、長めの尺に合わせてシナリオのヴォリュームも増えており、それをいい役者で牽引していたからこその面白さだった気がしなくもない。佐野史郎や榊英雄らの力強さは大したもので、それをTVドラマできちんと引き出している点は評価できるか。
 他のエピソードで見られた無茶な超常現象が少なかったことも、個人的に好感を覚える。これまでの不満を払拭するほど上出来ではなかったが、ひとまず良しとしよう。劇場版『あずみ』と『スカイハイ』を鑑賞するモチベーションぐらいは生まれたし。

 三連休は必ず二本観る。一日ぐらい間隔をおいた方が楽なのだが、日曜日はまったく体を動かさないつもりなので今日出かけてみた。
 鑑賞したのは、ロングランに近い状態をいいことにずっと先送りにしていたレクター・サーガの第一作二度目の映画化レッド・ドラゴン』(UIP Japan・配給)感想はこちらから。確認のために旧作二本を引っ張り出したら、そのまま鑑賞したくなってきた。

 本日のお買い物
1,『ぼのぼの クモモの木のこと』(竹書房/DVD Video) [amazon]
 てなわけでやっと買ってきました、フルCGで毛並みふわふわなぼのぼの映画版のDVDであります。映像の美しさもさることながらプロットと会話の呼吸も絶品の本編、案の定けっこう売れているようで、いつも行く店では品切れており、同じチェーンの別の店で店頭に二本だけ残っているところを拾ってきました。ぼのぼのとシマリスくんのマスコット人形つき。早速三回ぐらい繰り返して鑑賞してみたり――ゴンチチによる音楽の完成度もあって、BGVにしておくのに理想的なのです。重宝しそうだ。なお、劇場で鑑賞したときの感想はこちら


2003年03月23日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030321~.htm#Day23

 昨晩、政宗九さんのホームページで行われたMYSCON大反省会チャットに参加しながら、突然在庫調査を完了させよう、と思ってしまった。
 日付が変わって本日、誓ったとおりに屋根裏に上がる。案の定、調査済みの山の向こうに番号をつけていない箱が一つ転がっていたので早速点検した。『詐欺師の紋章』に『死は甘くほろ苦く…』といった新本格初期に発表された作品から講談社ノベルスの比較的最近の作品まで実に幅広くつまっているのが不思議だ。
 だが、蔵書リストを確認すると、間違いなくもうひと箱ぶんの未読本の所在が判明していない。冊数と分量からして、あとひと箱であることは確実なのだが、果たしてどこに眠っているやら。番号の重複がないかなどの確認も含めて、箱全部を並べてみる必要がありそうだ。
 面倒臭い? いやあ、こんなに楽しい作業ってないじゃないですか。運動にもなるし。

 今日テレビで放送されることをすっかり忘れて、昨晩のうちにDVDで『ハンニバル』を見てしまった……まあ、私が見たのは字幕版であちらは吹き替え、しかもテレビ放映では問題のあるシーンをあちこち切っているだろうから、と思い、入浴などを挟みながら鑑賞する。
 冒頭に保護者へのお願いが表示されたのにまず驚かされたが、それでもやっぱりあちこちが刻まれている。腹を割かれた男がベランダから首を吊された瞬間、落ちたはらわたのカットがなくなっていたのがいちばん顕著――
 って、もっと肝心なところ切られてるじゃん! そこがなきゃあの男がどーしてあそこにいたのか解らなくなるやん?! てか、そもそも『ハンニバル』ちゃうやん!!
 やはり地上波で完璧な『ハンニバル』を放映するのは無理だったらしい。この地上波で初めて御覧になったという不幸な方は、是非ともレンタルなりセルなりで完全なヴァージョンを御覧下さい。ちなみにamazonの商品ページはこちら(DVD)


2003年03月24日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030321~.htm#Day24

・『千と千尋の神隠し』アカデミー賞長篇アニメーション部門賞受賞

 対抗馬不在に近い、とは思っていたが本当に獲ると感慨深い。どうして『千と〜』なんだどうして『風の谷のナウシカ』とか『天空の城ラピュタ』とかじゃいけなかったんだとかなんだ海外版のDVDって赤くないのかとか脳裡を過ぎることも多々あるが、いずれにしても日本発の作品が初めてアカデミー主要部門の栄冠に輝いたことを慶びましょう。

 何はともあれ、第75回アカデミー賞受賞者一覧。
作品賞
『シカゴ』マーティン・リチャーズ
監督賞
ロマン・ポランスキー『戦場のピアニスト』
脚色部門
『戦場のピアニスト』ロナルド・ハーウッド
オリジナル脚本部門
『トーク・トゥ・ハー』ペドロ・アルモドヴァル
主演男優賞
エイドリアン・ブロディ『戦場のピアニスト』
助演男優賞
クリス・クーパー『アダプテーション』
主演女優賞
ニコール・キッドマン『めぐりあう時間たち』
助演女優賞
キャサリン・ゼタ・ジョーンズ『シカゴ』
長篇アニメーション部門
『千と千尋の神隠し』
美術部門
『シカゴ』
撮影部門
『ロード・トゥ・パーディション』
衣装部門
『シカゴ』
長篇ドキュメンタリー部門
『ボウリング・フォー・コロンバイン』マイケル・ムーア
編集部門
『シカゴ』
外国語映画部門
『名もなきアフリカの地で』(ドイツ)キャロライン・リンク
メークアップ部門
『フリーダ』
音楽(作曲)
『フリーダ』
音楽(歌曲)
『8 Mile』“Lose Youself”Eminem
短篇部門
『THIS CHARMING MAN (DER ER EN YNDIG MAND)』マーティン・ストレンジ
短篇アニメーション部門
『THE CHUBBCHUBBS!』エリック・アームストロング
短篇ドキュメンタリー部門
『TWO TOWERS』
音響部門
『シカゴ』
音響効果部門・視覚効果部門
『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』
 蓋を開けてみれば本命不在と反戦志向の滲み出た決着となりました。主要部門がここまでばらけたのは久々という気がする。
 反戦志向、という点で顕著なのは、既にカンヌで高く評価された『戦場のピアニスト』が、監督・脚色・主演男優という花形のうち三部門までを獲得し、長篇ドキュメンタリー部門を問題児ムーア監督の『ボウリング・フォー・コロンパイン』が押さえたこと。短篇ドキュメンタリー部門の『TWO TOWERS』も9月11日をテーマとした作品だという話を耳にした記憶があるが、こちらは方向性を存じないので「反戦志向」に含めていいのか不明。
 何にしてもめでたいのは『千と千尋の神隠し』の受賞、そしてニコール・キッドマンとキャサリン・ゼタ・ジョーンズというふたりの「美しいが故に評価が遅れがちだった」女優がそれぞれ栄誉に輝いたことである。本当に、柴田よしきさんじゃないが「トム・クルーズ別れてくれてありがとう」という気分だ……や、私ゃトム・クルーズも嫌いじゃないけど。

 職場ではWOWOWが受信できないので、ほぼリアルタイムで更新されていた公式サイトのWINNER LISTを参照しながら一喜一憂していた私であった。

 本日のお買い物
1,伊藤潤二/木原浩勝&中山市朗・原作『ミミの怪談』 [bk1amazon]
2,和田慎二『超少女明日香 学校編(2)』(1と2、MFコミックス/メディアファクトリー) [bk1amazon]
3,『月姫 コミックアンソロジーVol.6』(DNAメディアコミックス/スタジオDNA) [bk1amazon]
4,『月姫(3) ハートフル4コマ』(アンソロジーGAMEコミックス/Twin Heart Comics) [bk1amazon]
5,『月姫FANTASY 同人誌ベストセレクション【炎の萌え編】』(Twin Heart Comics DX/4・5、MISSY COMICS/宙出版) [bk1amazon]

 1は『新耳袋』シリーズを元に、主人公などキャラクターを固定して独自に膨らませた新作。雑誌版新耳袋に掲載された、原作に忠実な漫画化作品も変わった形で収録されている。
 ……ほかは毎度のことなのでもう解説しません。

 暇潰しに突然Win3.1から95の過渡期に発売されたゲームを遊んでいたら、どーもディスプレイドライバーと衝突したようで、特殊な演出のかかったところで異常終了してしまう。別にこのゲームに執着する理由もなかったので、違うソフトをインストールして(でもその次ぐらいに古い)折節遊んでいたのだが――だんだん我慢できなくなって、対策を講じてみた。
 ここしばらく更新していなかったディスプレイドライバーを、ボードの製造元ではなくチップの製造元からダウンロードして導入してみた。nVidiaのTNT(しかも2じゃない)と、解る人には解るなかなか古いチップなのだが、不思議なことに後継チップのG-Forceともども更新されていて、最新のドライバーは昨年末の発行になっている。
 私のPCもいい加減ロートルで、ドライバ関係にかなり癖が出てきてしまっており、とあるドライバーなど最新のものでは不具合を起こすような状態だったため、心臓をばくばくさせながらの導入作業だったが、ひとまずこれといった異常もなく動作している。しかし、問題は前述のゲームがちゃんと動くかどうかであって……
 ……やることやってから点検してみよう。ちなみに問題のゲーム、オリジナルは16色で描かれていた。


2003年03月25日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030321~.htm#Day25

 昨日の日記最後に書いた、ディスプレイドライバーとの不具合の問題ですが。
 ドライバーを更新したらあっさり解消しやがりました。そりゃもう、その前の苦労はいったい何だったんだ、と思うくらい簡単に。
 あとになって「もしかしたらこれも原因かも」と思いついたもうひとつも検証してみたが、やんっぱり問題なく動作する。しかし、他にいったいどんな落とし穴があるかも解らず、戦々恐々としながらゲームを進めている次第……しかし、何年も前のゲームに何故そんなにムキになる必要があるのかが自分でもよく解らない。
 ま、気分転換なので別にいいか。

 本日のお買い物
1,山田風太郎『柳生忍法帖(上)』 [bk1amazon]
2, 同 『 同 (下)』(1と2、角川文庫/角川書店) [bk1amazon]

 意外と続いている、『魔界転生』映画化記念の復刻版刊行第五弾。『魔界転生』に続いて隻眼の剣客・柳生十兵衛を登場させた代表作のひとつであるため、公開直前の復刻としてはタイムリーと言えるかも知れない。珍しく上下巻共に解説付き、しかも旧角川文庫版に寄せた中島河太郎氏の文章なのだが、この中で言及している『おぼろ忍法帖』って確か『魔界転生』のことではなかったか。折角の新版なのだから、その程度の注釈ぐらいは付した方がいいように思うのだが。

 今日は朝からずーっと焦りまくっていた。夕方から試写会に行く予定となっていたのだが、昨日24日に明日26日掲載の原稿が入ってしまい、その校正が届く時間次第で間に合わなくなってしまう。
 午後になった段階で、まだいつ届くか判然としない。試写会のたびに巻きこんでいる某氏を既に誘ってあったが、券だけお渡ししていなかったため、都合をつけて何とかお届けして原稿を待つ。
 ――が、どうやら杞憂であった。午後四時前には無事校正が届き、悠々と現地入りする。合流の必要がなくなってしまったため今日は逢えないかと思っていた某氏とも無事に行き会い、揃って試写会を鑑賞した。
 ものは来月5日公開、ベン・アフレック主演のアメコミ原作映画デアデビル』(20世紀フォックス・配給)。感想は後日。変に拘ったりしなければ面白いし、充分楽しめる。
 観賞後の帰り道。会場である九段会館間近の地下鉄九段下駅に降りていくエスカレーターで、同じく試写会帰りと思しい女性ふたり連れが後ろにいて、作品について語りあっているらしい。
「ねー、マット・デイモンかっこよかったよねー!」
 そりゃ相方じゃ。
 その場で突っ込んであげれば良かったのか、もしかして彼女たちはずっと勘違いしたままなのか、帰途ずーっと悶々としていた私であった。


2003年03月26日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030321~.htm#Day26

 まずは昨日保留したデアデビル』(20世紀フォックス・配給)の感想。こちらからどうぞ。昨日の試写会ではチラシしか配ってくれなかったので、地味に骨を折りました。
 ことのついでに、お解りにならなかった方のために、昨日のツッコミ「相方」の意味についてかるーく説明させていただきますと。
『デアデビル』本物の主演俳優ベン・アフレックと、間違われたマット・デイモンとは元々学生時代からの親友とのことである。両人とも役者志願だったが、そちらでブレイクするよりも先に共同で手掛けた『グッド・ウィル・ハンティング』の脚本がゴールデン・グローブ及びアカデミー賞のオリジナル脚本部門賞を獲得しており、のちには製作会社を設立、現在も共同作業による企画が幾つも準備中なのだ。「相方」という表現になるのもお解りいただけるだろう。
 ただ、昨日一緒に鑑賞した某氏ともお話ししたことだが、くだんの女性達が主演をマット・デイモンと誤解したのも仕方がない、と思われる条件が結構揃っている。役名はマットだし「デビル」と「デイモン」という響きも近しいし、そもそも長年のコンビだけあってふたりの雰囲気にはどこか相通じるところがある。かたや『ボーン・アイデンティティ』で、かたや『デアデビル』で、ほぼ同時期にアクションという新境地を開拓した点でも共通している。……にしたって、不注意のそしりは免れないような気はするが。
 ついでにもうひとつの笑える符合を上げておこう。『デアデビル』のヒロイン役に起用されたのは、最近頭角を顕したジェニファー・ガーナーという女優。現実のベン・アフレックの現在進行形の恋人の名前は、ジェニファー・ロペス。が、ベンの親友であるマット・デイモンはこのロペスを嫌っており、両者の結婚に反対している、という噂が立っているのであった。とある会見の場で本人は否定したそうだが。……無論、『デアデビル』とは何の関係もない話だ、と思う。

 本日のお買い物
1,吉富昭仁『EAT-MAN(18)』(電撃コミックス/メディアワークス) [bk1amazon]
 だけだった……はずじゃないのだが。本当に最近仕入れがままならないらしい。


2003年03月27日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030321~.htm#Day27

『新本格猛虎会の冒険』(東京創元社) [bk1amazon]読了。感想はこちらから。こーいうのは熱いうちに読んでおいた方がいいかな、と思ったのだが……そうでもなかった。今年のペナントレースの結果が出てから読んでもそれなりに楽しみ方はあったような気がする。
 ちなみに私は阪神ファンでもなければ野球それ自体にもあんまし執着がありません。それでも、電車のなかでこの本を読んでたりすると、見知らぬ人にはただの阪神ファンに見えてるんじゃなかろーかとそれが不安でなりませんでした。何故不安なのかが更に謎だが。

 本日のお買い物
1,鮎川哲也『マーキュリーの靴 三番館の全事件II』(出版芸術社) [bk1amazon]
2,臣士れい『プチプチ(2)』(GANGAN WING COMICS/ENIX) [bk1amazon]
3,『月姫 アンソロジーコミック4 -BLUE-』 [bk1amazon]
4,『 同 5 -CRIMSON-』(3と4、Magi-Cu COMICS/enterbrain) [bk1amazon]
5,くず『くずアルバム』(R&C Japan/CD) [amazon]

 ようやく入荷しました、の1。三番館シリーズ1975年から1985年までの作品を収めた全集である。来月には創元推理文庫から初刊時の構成による復刻版も登場するが、ひとまずこちらで読んでおく予定。前巻には今日から手をつけてます。いまメインで読んでいるのが重すぎ、なかなか進まないので短篇集はいい逃げ場なのです。
 2〜4はおいといて、5。他にいいものはないかと半時間ほど探し回った挙句、結局こいつに屈服してしまいました。『ワンナイ』シリーズから飛び出したデュオ“くず”待望のアルバムである。昨日放映の特番で、GLAYに甲斐よしひろら豪華ゲスト陣の贅沢極まりない使い方を披露していたが、実際に聴いてみると誰ひとり無駄には使っていない。宇多田ヒカルや甲斐よしひろとくずとのハーモニーは美しいし、西城秀樹の「ハ〜ン」もパーカッションのような使い方できちんと活かしている。歌詞はくさいぐらいにストレートだが、それがお笑いの要素とうまい具合にバランスを保っていて、意外な音楽性の高さもあって全体通しての聴き心地もいい。良作です。

 特に名を秘す某氏のところで紹介していた『タキビ version1.51a』というソフトがなかなかに楽しいので、ここでも紹介してみる。雰囲気があるのにまったりとしている暇がない、という奇妙なチャットだとご理解ください。
 余裕があれば自分で火を焚いてみるところですが、現在さすがにそれをやってると怒られそうなので、どなたかが主催してくださると嬉しい。環境面での敷居がやや高めなので、ご注意ください。


2003年03月28日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030321~.htm#Day28

 午前中、空き時間に用足しに出かけたところ、小学校高学年ぐらいの女の子四人が自転車で編隊を組み走っていくのとすれ違った。帰りに寄ったコンビニで流れていたラジオ番組では、毒蝮三太夫が小学校低学年ぐらいの男の子に「スカートめくりぐらいしたことあるだろ」「男ってゆーのはどっかでそーいうことを考えてるもんなんだよォ」と説いて悪の道に導こうとしていた。
 そういえば、もう学生は春休みに入っているんだ、とそれで初めて気づいた。桜の蕾が綻んだこととは結びつけて考えないものらしい。
 何はともあれ、バイク乗りにとって服装に苦慮する季節が来てしまったようです。実は冬のほうが楽なのです。「いかに暖かくするか」に腐心すればいいだけの話だから。

 本日のお買い物
1,『サクラ大戦〜熱き血潮に〜 攻略花暦』(講談社ゲームBOOKS) [bk1amazon]
2,有栖川有栖『赤い鳥は館に帰る』(1と2、講談社) [bk1amazon]
3,宮部みゆき『ドリームバスター2』(徳間書店) [bk1amazon]
4,梶尾真治『ドグマ・マ=グロ』(新潮文庫/新潮社) [bk1amazon]
5,西川魯介『野蛮の園』(JETS COMICS/白泉社) [bk1amazon]
6,小池田マヤ『マイペース!ゆず☆らん(4)』(ACTION COMICS/双葉社) [bk1amazon]
7,犬上すくね『想うということ』 [bk1amazon]
8,近藤るるる『たかまれ!タカマル(2)』 [bk1amazon]
9,竹本 泉『よみきり・もの(4)』(7〜9、BEAM COMIX/enterbrain) [bk1amazon]
10, 同 『イーナス・コレクション』(メディアファクトリー) [bk1amazon]

 げほげほげほ。
 1は、まあ一目瞭然の攻略本。繰り返し遊んでいるので、選択肢と好感度の関係もだいぶ掴めてきたのだが、それでもいちいち検証したり詳細を記憶するのがいい加減面倒臭くなってきましたので。
 2は有栖川有栖氏の、小説以外かつこれまでの単行本に収録されなかった文章を集めたエッセイ集。ノベルスの著者まえがきなども収めており、かつて綾辻行人氏が刊行した『アヤツジユキト』に似た趣向の本のようです。3は約一年半ぶりの続編。
 4は『黄泉がえり』の大ヒットを受けて初めて文庫化のなった、梶尾氏1993年の作品。題名やテーマは『ドグマ・マグラ』をなぞっているが、内容はほぼ独自――だったはず。当時は随分分厚い本だと思っていたんだが、いま見ると普通だなー。ちなみに解説は東雅夫氏。
 眼鏡っ娘漫画のマエストロ、という表現をまかり通して果たしていいものか、という気はするがそれはさておき西川魯介氏久々の新作5。高等専門学校が舞台、だが設定がほとんど役に立っておらず第二話で既に人外のものが登場してしまっているあたりがいっそ潔くて素敵。個人的に57ページ3コマめで異常に受けてしまいました。ところで、いま時代は『くだん』なんでしょうか。なんでこの人まで『くだん』ネタ使ってるんでしょう。
 6は最近の小池田作品で唯一気楽に読める(あ、『バーバーハーバー』もあるか今は)シリーズ4巻。問題のあの人がようやく結婚にこぎ着けた(というか振り切った)模様です。ざっと眺めたところ、結婚後急激に逞しくなっているのがリアルだ。
 7は意外なところから出てきた最新作品集。来月サイン会の開催予定のために一冊予約済みだが、こちらは読むための一冊として購入。
 ちと飛ばして10は『トランジスタにヴィーナス』のカラーイラストのみを集めた画集。

 ……今だからこそ、ブラックホーク・ダウン』 [amazon]を鑑賞してみる。


2003年03月29日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030321~.htm#Day29

 週末恒例の映画鑑賞、珍しく本日初日の作品を選ぶ。渋谷のパルコ3・八階シネクイントにて、オキサイド&ダニー・パン監督作品the EYE』(KLOCKWORX・配給)感想はこちらから。ちなみにこの作品、既に第二作の製作も決まっているらしい。その上オキサイド・パン監督の次回作は海外資本でしかもアレックス・ガーランド『四次元立方体』らしい。話が早すぎるぞおい。
 帰途池袋に立ち寄って、サイン会の整理券を回収がてら軽くお買い物をして、本日の活動は終了。ほんとーはカバーかけなどしつつ脳味噌を休める日にするつもりが、感想書きに手間取って随分と時間を潰してしまったのだった。

 本日のお買い物
1,犬上すくね『想うということ』(BEAM COMIX/enterbrain) [bk1amazon]
2,歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』(本格ミステリ・マスターズ/文藝春秋) [bk1amazon]
3,梅原 猛『京都発見(五) 法然と障壁画』(新潮社) [bk1amazon]
4,ウラジーミル・ナボコフ/若島正・中田晶子[訳]『透明な対象』(文学の冒険/国書刊行会) [bk1amazon]
5,チャールズ・パリサー/甲斐萬里江[訳]『五輪の薔薇I』(ハヤカワ文庫NV/早川書房) [bk1amazon]
6,斎藤 純『ダガー 虚幻の刃』(廣済堂文庫/廣済堂出版) [bk1amazon]

 感想に手間取って遅くなってしまったので、解説は簡単に。
 昨日も名前を見た気がする1こそサイン会用の本。二週間後まで封印。題名の長い2は従来の歌野作品とはやや趣が違う。3はただひたすらに揃え続けているシリーズ。
 4以下はbk1での購入。4はある理由から揃えているウラジーミル・ナボコフの最新訳出作。5は刊行当時話題となった大作を五分冊にしての文庫化第一巻。6は一本のナイフを巡る物語。


2003年03月30日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030321~.htm#Day30

 なにかテレビに映しておきたい、でもじっくり観るつもりはないというとき、頻繁にかけているDVD。『ボルケーノ』、『アナトミー』、『スリープレス』。ここ数日は『トリプルX』と『ぼのぼの クモモの木のこと』が加わっている。自分でも基準がよく解らない。おおまかに「なにかしら印象的な場面が複数存在する」、「音楽或いは音響がいい」のふたつがあって、あとは単純に好き嫌い、だろうか。
 それと、いわゆる名作はあんまりかける気にならない、という妙な事実もある。私が最も愛する作品『セブン』や『クイルズ』も上に並べた条件にはほぼ当て嵌まっているのだが、つけてしまうと真剣に見はじめてしまうため、実は最初の設定で弾かれてしまうわけだ。
 すっかり自堕落となってしまった今日など、一日中『アナトミー』をつけっぱなしにしていたのだった。いやー、いいなあ。生きたまんま解剖って。

 本日のお買い物
1,小森健太朗『Gの残影』(本格ミステリ・マスターズ/文藝春秋) [bk1amazon]
 bk1での注文品。今回これしか出ていない、と錯覚しており、先にこちらを注文してしまったため昨日の外出のときには買わなかったわけです。二十世紀初頭のロシアを舞台にした、神秘思想家を巡るミステリ。

 だらだらとしているうちに、時間潰しのつもりで残しておいたカバーかけを小人さんに片づけられてしまったらしい。流石にどーかと思うだらけっぷりだったので、これをアップしたあと寝るまでは懸案の作業に取りかかるとします。
 ……ここで『アナトミー』をかけるとやばいだろうな。


2003年03月31日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030321~.htm#Day31

 し、室温が20度を下らなくなってしまった。でもバイクで走っているとまだ上着は要る。症状は咳と僅かな頭痛ぐらいとはいえ、MYSCON前にひいた風邪がまだ残っているのであまり躰を冷やすのもいけない。歩いているときに多少汗をかこうが、上着を手放すわけにはいかないのだった。

 本日のお買い物
1,影崎由那『大正小町事件帖 櫻の一番! 伍ノ巻』(DRAGON COMICS/角川書店) [bk1amazon]
2,佐々木倫子『Heaven?(5)』(BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) [bk1amazon]
3,岡崎二郎『アフター0 著者再編集版(10) トワイライト・ミュージアム(2)』(ビッグコミックス オーサーズ・セレクション/2と3、小学館) [bk1amazon]
4,城平 京・水野英多『スパイラル〜推理の絆〜3 エリアス・ザウエルの人喰いピアノ』(COMIC NOVELS/ENIX) [bk1amazon]

 1はこれにて完結。短篇中心の頃から割とハードな作風だとは思っていたが、長篇になってそのスタイルが完成された印象がある。結局どーいう方向性の話にしたかったのかが不透明なままだったが、総体としては悪くない決着になったのではないでしょか。しかし、最後まで書き文字は怪しげだったなー。謎の「操」はいつの間にか直ってたけど。
 何故か私の予定表から常に漏れるシリーズというのが幾つかあるが、2もその一つ。今回も不意打ちでちょっと涙ぐみました。相変わらず安定した作風で、快く読めます。ところで34話は作者の私生活が反映……ということはこの作者に限ってはなさそうだが。
 3は好評から続刊していた著者再編集版の最終巻。前巻同様、それ以前のテーマごとに纏めた巻と較べて内容がランダムだが、今回は全体にSFよりの作品が集まっている。個人的な贔屓は、単行本初収録の『朝貌の文』……平安ものに弱いだけ、という可能性も否定しない(平城京なので正しくはその前だけど)。
 4も予定表から漏れてました。例によって行き付けの書店に入荷するのを待っていた、小説版の最新刊である。書き下ろしの表題作に、Webに掲載された番外編三本を収録。


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2003年03月中旬
2003年04月上旬
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