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2004年03月11日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040311~.htm#Day11

 きのう心配していた『悪霊島』の差し替え音楽ですが、結論から書くとまっったく問題ありませんでした。カバー曲特有のアドリブがちょっと鬱陶しいくらいで、あの感動は健在。
『悪霊島』はその確認だけにちらっと観て、『28日後...』は後日通して鑑賞するため脇に置いて、まずは『座頭市』の特典ディスクをざっと眺めてみる。作中の殺陣を利用したOFF電告知アイキャッチを収録してくれているのが嬉しいが、蔵出し映像が更に笑えました。何を遊んでるんだ合成スタッフ。

 本日のお買い物
1,辻 真先『上州・湯煙列車殺人号』(光文社文庫/光文社) [bk1amazon]
2,遠藤淑子『いつか夢の中で』 [bk1amazon]
3,野間美由紀『パズルゲーム☆はいすくーる(9)』(2と3、白泉社文庫/白泉社) [bk1amazon]

 1は文庫書き下ろしのトラベル・ミステリ。2はわがまま邦題のお姫様が活躍する表題作シリーズにデビュー作ほか数編を収録したもの。3は妊娠中のエピソードと同棲を始めた直後の話を収録。

 今日は特に書くことがない。嵐の前の静けさか。いや、昨日までむやみやたらと書き飛ばしてしまったせいだ。
 とりあえず、上で初めてリンクをつけた辻 真先氏と、昨日開設されたばかりの折原 一氏のホームページをリンクに追加しました、と報告を添えて誤魔化してみる。


2004年03月12日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040311~.htm#Day12

 山田正紀『イノセンス After The Long Goodbye』(徳間書店) [bk1amazon]読了、感想はこちらから。映画抜きでこれだけ読んでも面白いと思う。

『ザ・リング2』の後継監督が中田秀夫氏に決まったそうだ。……いや、ハリウッド版の話。二本目、独自の続編で原作の監督が起用されるってなかなか妙な事態で素敵。主演は一作目に引き続きナオミ・ワッツらしい。


2004年03月13日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040311~.htm#Day13

 朝っぱらからいちど更新。

 甲斐 透・著/影崎由那・原作『かりん 増血記(2)』(富士見ミステリー文庫/富士見書房) [bk1amazon]読了、感想はこちらから

 昨晩のその後。
 新宿ロフトプラスワンにて、『新耳袋』の木原浩勝氏プロデュースによる新企画『妖・怪談義』が開催される。本来は徹夜イベントなのだが、まさかMYSCONとこんなに予定が接近しているとは知らずチケットを購入していたので、終電間際まで拝聴して来よう、と準備していた。
 が、19時開場を午後9時開場と勘違いする、という初歩的なミスのために、知人との合流にも座席取りにも失敗、到着したのは開演の20時。『新耳袋』以上の長丁場でやや趣旨も違うとあって、若干空きがあったのでまだ助かった。何とか知人も発見でき、約束していたブツも無事に受け取る。
 以後、0時ごろまで木原氏とメインゲスト・化野燐氏のお話に耳を傾けたのち、そそくさと退出。それまでも充分に面白かったのだが、どう考えてもこれから夜明けまでの五時間ぐらいが佳境だったはずで、悪すぎるタイミングが惜しまれる。既に開催日が決定していた次回イベントの前売りも購入したので、次こそはたっぷり堪能するぞ、と。しかし、次は次で木原さんのメインイベント『新耳袋』と時期が非常に接近していたりして。

 というわけでMYSCON5でし。当夜に現地からアップしたぶんも含めて、別ファイルに纏めましたのでそちらをご参照のこと。


2004年03月14日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040311~.htm#Day14

 ……泥のように眠ったあと昼食を摂り、宇仁田ゆみ氏のサイン会に参加するため池袋のジュンク堂へ。
 折角なので、というより毎度の如く買い物をするが、あんまり時間がなかった、というかあと一時間以上、外をうろついていたら確実に昼食と再会する、と思われたので、必要以上に探し回る愚は犯さず(問題はそれ以前だ、という気もする)、二冊だけで済ませる。
 午後二時四十分頃に会場である地下の売り場に向かうが、やや出遅れたようで既にけっこうな列が出来ている。アンケートに記入したり本を読んだりしながら順番を待っていたが、連日の疲れがここにきて喉元あたりから溢れそうになる。どーにか堪えてサインを頂戴すると、そそくさと退散するのでした。体力に余裕があればもうちょっと探したんだけどな〜。

 本日のお買い物
1,篠田真由美『アベラシオン』 [bk1amazon]
2,蘇部健一『ふつうの学校(2) ―ブラジャー盗難事件の巻―』(青い鳥文庫/いずれも、講談社) [bk1amazon]

 1は構想十年、建築探偵シリーズともリンクする畢生の大作。本体3200円とけっこう値が張りますが、この美麗な装幀なら寧ろ割安かも知れません。しかも解説が皆川博子氏。ある意味対照的な2は、まさかのシリーズ第二作。この副題といいあとがきといい、本来対象とする年齢層にはどー受け入れられているのか、そっちのほうが謎のような。

 帰宅後、もう一眠りしてから、簡単にMYSCON5レポートを書き上げました。こちらからどうぞ
 昨日観たDVDの感想とか、やることは色々とあるのですが……今夜と明日いっぱいぐらいは休もうかな。さすがに、三日連続でイベントに顔を出すのは無茶があった……


2004年03月15日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040311~.htm#Day15

砂の器』、あと二回。今週分は本編よりも、ようやく動機に踏み込むらしい来週の予告編のほーが泣けました。映画版に愛着がある人間として心配していたことが大半プラスに働いて、だんだん「これは傑作なんじゃないか」と思えてきてます。ああ、それでも残すところあと二回。
 金・土・日とイベントずくめだったためゆっくりテレビ番組を見る時間がなかったので、どうしても見たいものはパソコンで録画しておいた。『ほんとにあった怖い話』最後の再現ドラマが良かった、という母の話を聞いて、まずそれを優先して鑑賞――なるほど、ナイス。話としてはありがちだが、あまり飾り立てずに描いているのが更に好感を与える。冒頭のエピソードは視覚効果を丁寧に処理していればもっと寒気のする話になっただろう、とか相変わらず細かい問題はあったんですけど、全体的にも安定感が出て来ました。稲垣吾郎と子供達のやり取りも和気藹々としていて、VTRといいコントラストになってます。

 MYSCONも終了したので、また読書はマイペースに、当初のローテーションに戻ります。早速、アガサ・クリスティー/田村隆一[訳]『秘密機関』(クリスティー文庫早川書房) [bk1amazon]を読了。感想はこちらから

 本日のお買い物
1,北条 司『CITY HUNTER 《COMPLETE EDITION》 VOLUME:07』 [bk1amazon]
2, 同 『 同 VOLUME:08』(1と2、TOKUMA COMICS/徳間書店) [bk1amazon]
3,倉阪鬼一郎『死の影』(ワンツーポケットノベルス/ワンツーマガジン社) [bk1amazon]
4,アガサ・クリスティー/中村妙子[訳]『ビッグ4』 [bk1amazon]
5, 同 /田村隆一[訳]『魔術の殺人』 [bk1amazon]
6, 同 / 同 [訳]『なぜ、エヴァンスに頼まなかったのか?』 [bk1amazon]
7, 同 / 同 [訳]『シタフォードの秘密』 [bk1amazon]
8, 同 /高橋 豊[訳]『殺人は容易だ』 [bk1amazon]
9, 同 /鳴海四郎[訳]『ねずみとり』(4〜9、クリスティー文庫早川書房) [bk1amazon]
10,『IN☆POCKET 2004年03月号』(講談社) [amazon]

 迷った挙句にやっぱり買ってしまった3。決め手は、装幀だったりします。
 4から9は今月のクリスティー文庫ぜんぶ。毎月分けて買ってましたが、もう面倒くさくなったので。4はポアロもののなかでたぶん最も特異な地位を占める作品。5は少年院という一風変わった場所を舞台としたミス・マープルもの。6は死んだ男が遺した謎の言葉をきっかけに始まる冒険ものの代表作。7は降霊会に予告殺人、8は遠隔殺人という、いずれもあまりにも常套的なガジェットを用意したノンシリーズ長篇。9はクリスティー戯曲のなかでも特に有名な作品。

『ミスティック・リバー』につづいてデニス・ルヘイン(レヘイン)の『愛しき者はすべて去りゆく』が映像化されるとか。ベン・アフレックとマット・デイモンの脚本で。……へえ。

 ぐおおお、まだ眠いぞ。


2004年03月16日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040311~.htm#Day16

 まだ眠い。いま読んでいるのは乱歩全集最新刊の『続・幻影城』なのですが、ネタバレを基本にしたような本の作りだし、前作以上に書誌学的な叙述が多いので、どーにも眠気を助長されがちで困ります。

 先日の娘さんは無事、別の高校の二次募集に合格したそうです。一年ほど様子を見て、可能なら当初の志望校の編入試験を受けるつもりだとか。……それは余計に困難だろー、とは思うが、ひとまず纏まったようなので、良かった良かった。
 で、今度は短期のアルバイトがしてみたいので、心当たりはないか、と訊かれたらしいのだが、その話を母から聞かされたわたしは即座にこー言った。
「自分で捜せ」
 いやそら他人事だけどさあ。しかし、もう高校生になるんだから……ねえ。

 一回パスしただけなのに妙に落ち着かなかったので、仕事のあと日比谷に出かけて映画鑑賞。土曜日封切ったばかりのペイチェック 消された記憶』(UIP Japan・配給)、感想は後日、この辺に。どー考えてもジョン・ウー版『マイノリティ・リポート』(無論映画版のほうね)なのだが、それはそれで充分に面白かった。
 何はともあれ、すっきりしました。眠気もちょっと飛んだ気がする。


2004年03月17日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040311~.htm#Day17

 季節の変わり目は服装に困る。バイク乗りにとっては尚更に。気温が20度を超えた今日など、本当は上着を変えるべきなのだけど、風の強さを考慮してそのままで出かけたら、汗ばむほどではないがやっぱり暑い。バイクに乗っていてそれなのだから、当然途中で止まってうろついていれば汗が滲んでくるわけで。おまけに予想以上の風の強さで、ハンドルを固定するのさえ一苦労という有様だった。
 そこを押して、今日発売予定のDVDを買いに秋葉原へ寄り道したのに、十日間という地味な延期。……はあ。

 昨晩鑑賞したペイチェック 消された記憶』(UIP Japan・配給)の感想を脱稿。「近未来SFだろうと鳩は飛ばす」からどうぞ。さすがジョン・ウーだ。

HERO』の北米上映にクエンティン・タランティーノが奔走している、という話。配給元のMIRAMAXは尺を短くするつもりだったのをそれでは駄目だと言い張り、タランティーノ・プレゼンツの名目でなら、という条件で承諾させたのだという。微笑ましいというか、実に彼らしいというか。がんばれタラちゃん。

 本日のお買い物
1,井上和郎『美鳥の日々(5)』 [bk1amazon]
2,河合克敏『モンキーターン(27)』 [bk1amazon]
3,藤崎聖人『ワイルドライフ(6)』 [bk1amazon]
4,松江名 俊『史上最強の弟子ケンイチ(9)』(すべて、少年サンデーコミックス/小学館) [bk1amazon]

 以上、漫画ばっかり。


2004年03月18日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040311~.htm#Day18

 江戸川乱歩『江戸川乱歩全集第27巻 続・幻影城』(光文社文庫/光文社) [bk1amazon]読了、感想はこちらから。『幻影城』の目録はちゃーんとひととおり目を通しましたが、こっちはそんな気にはなりませんでした。そこだけで160ページぐらいあるんだもん。

 本日のお買い物
1,e-NOVELS・編『eRotica』 [bk1amazon]
2,鯨 統一郎『富士山大噴火』(1と2、講談社) [bk1amazon]
3,エース・アトキンス/小林宏明[訳]『ディープサウス・ブルース』(小学館文庫/小学館) [bk1amazon]
4,スザンナ・ムーア/川副智子[訳]『イン・ザ・カット』(ハヤカワ文庫NV/早川書房) [bk1amazon]

 久々に、ぜんぶbk1にて購入。
 1はe-NOVELSと小説現代で同時連載された、人気作家八人による官能テーマ小説の競作集。各作品の解説をスズキトモユさんKashibaさんらが行っている点にも注目です。2は一種のシミュレーション小説、と捉えていいんでしょうか。
 3は数年前、デビュー作『クロスロード・ブルース』が紹介されたっきりで途絶えていた著者の、2002年に発表した第三作。音楽を題材に用いていることや、人捜しと過去の殺人という極めてオーソドックスな話運びが却って気になったので購入。4は来月公開予定の映画原作。むろん予習のために買いました。

 最近あまり『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ系列)への言及がないのは、内容が災害や不可思議な犯罪、困難を乗り越える人々の話など、あからさまな怪奇現象を扱ったエピソードがなかったから。怪奇現象を扱うときはだいたい検証がつきもので、その杜撰さを取っかかりに果てしなく掘り下げてツッコミを入れることが可能なのですが、災害だ犯罪だ困難の話はただのドラマとして見てしまえるので、触れる必要を感じなかったのです。
 その点では本日放送分も忌憚のない作りで、気楽に見ていられる……はずだったのですが、問題は初っぱなにあった。本日は世界各地の特異な習慣や環境を持つ村を訪ねて、そのエピソードを「世界一シャイな女の子がいる村」とか「世界一寒い村」(これは看板に偽りなしだった)といった思わせぶりなタイトルで紹介する、という構成だったのだが、一番最初に登場したのは「瞬間移動する少女がいる村」。
 舞台となる国、土地の状況、そして汗ひとつかかずに徒歩なら一時間の距離を二分程度で移動してしまう――こうした前提を並べられている段階で「まさか」という思いはあったが、その「まさか」であった――この話、実は先週放送の『まさかのミステリー』(日本テレビ系列)で扱っていたのとまったく同じ内容だったのです。
 ……そういえば、今日に限っては番組の構成自体がどこか『まさかのミステリー』に似通っていた。まさか……ねえ。

 MYSCON深夜の大広間にて、楽志さんと共に取材した怪談を、あとで他人に披露しやすいようにメモに書き出していたとき、ふと首を傾げた。
 あの話、どなたに訊いたんでしたっけ。
 参加者名簿に見つからない、とかいうならこれまた怪談になりますが、理由は違う。そうでなくても多少酒が入っていたところへ、大広間の一部で名札の交換なんてことをしてやがったので、果たして名札をそのまま信用していいのか解らなくなってしまったのです。怪談は匿名で話すのが約束みたいなものなので誰が話したものだとしても構わないといや構わないんですが、が、が。


2004年03月19日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040311~.htm#Day19

 先日のMYSCON深夜の部で某氏相手に『テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる』を猛烈にプッシュしてみた。一見の価値はありますよ〜、と。でもレンタルで充分。どっちだよ! と訊かれても困りますだってそういう話なんだもん。
 が、そうして必死に粗筋を説明していたら、こんどは自分でもう一回観たくなってきました。尺は兎も角、値段そのものは(マイナー作品としては)お手頃なのが余計に問題なのです。ああああ、あのオチのために金を出すのかぁっ?!

 雨降りだったわりには温暖だった昨日の気候を考えて、上着をフリース中地のものではない、普通のジャンパーに替えた。先日はこれでも暑いぐらいだったし、と思いながら。
 ……寒かった。陽気は爽やかなのに風が冷たい。ファスナーの隙間から冷気が背中まで潜り込んでくるような心地がする。だからだから季節の変わり目は厭。

 本日のお買い物
1,犬上すくね『ラバーズ7(2)』(SUNDAY GX COMICS) [bk1amazon]
2,『藤子・F・不二雄☆ワンダーランド ぼくドラえもん 03 2004.4.5』(いずれも、小学館)

 1は「卓球師外伝」と銘打っておきながら卓球の場面がどんどん減っていくシリーズ第二巻。微妙に狙っているところがずれている気がするんだが、どーなんだろう。


2004年03月20日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040311~.htm#Day20

 たぶん午前一時頃に20万ヒットを達成しました。ありがとうございます。企画を立てて回収する余力がなさそーなので、とりあえずprofileだけ新調してみました。しばらく新作の記録を残すのを忘れていたので、それを追加したついでに。

 あ、今日最終回なんだ、と気づいて、慌てて先週録画したまま放っておいた『スカイハイ2』を鑑賞する。渡辺えり子怪演、という話は聞いていたが、まさに彼女のひとり勝ち。話が今夜放送のものに続いているので判断は保留したいが……とりあえず、イズコの失格合格を問う以前にわたしなら門の主を解雇するが。連れてくる死者の基準が雑だっちゅーねん。その責任をものを知らない娘に押しつけるなっちゅーねん。君がまず地獄にお逝きなさい。
 でもって、その僅か数時間後に最終話をリアルタイムで鑑賞。……途中でネタが読めたが、なるほど、と納得できる。二話分の時間を与えられたお陰もあるのだろうが、伏線の張り方が丁寧だ。丁寧だからこそカラクリが見えてしまう、という理屈なので、あんまり不満は感じなかった。
 こうしてみると前週の渡辺えり子は伏線のための捨て駒っぽく見えてしまうのが残念ながら、その潔さと緊密な話作りは良し。少なくとも前シリーズ最後の、ミステリと泣きの要素を無理矢理ミックスしたような三話続きの話よりずっと完成されている。わたしの見た範囲では、第一シリーズ第二シリーズ通してこの最終回がいちばんいい出来でした。
 こーなると勿体ないのは、そらを演じた女優の力不足。台詞は下手だし所作はぎこちないし……そこにどことなく純な雰囲気があり、特徴的な大きな瞳もあって印象には残るのだけど、だからこそ拙さも目立ってしまうのであって。完璧にこなせとまでは言わないが、もうちょっと慣れてから登場して欲しかった、或いは折角今シリーズ第一話から登場していたのだから、そのあいだに慣れて欲しかった。沢村一樹が熱演していただけに、よけい残念でした。
 さて、来月からまたこの時間帯は暇になるなー……などと思っていたら、なんか次から始まるのはホラーらしい。しかも予告編からすると非常にお馬鹿くさい。そういうのは大好きだ。ひとまず第一話は必ず観よう。……と思ったが、ある事情から根本的に却下。ありえねえ。俺は絶対に観ねえ。理由を口にするのも厭だ。

 祝日の土曜日で雨。しかも彼岸なので、我が家の周辺は常より人で溢れている。微妙に不愉快な気分になりつつも、電車で映画鑑賞に向かう。
 本日は池袋にて、スプラッタ・ホラーの古典的名作をマイケル・ベイ製作がリメイクして本国でヒットとなったテキサス・チェーンソー』(日本ヘラルド・配給)。感想は、「あの子は『ザ・リング』にも出てました」からどうぞ。幼いうちからホラー漬けというのも、気の毒というか末恐ろしいというか。

 本日のお買い物
1,津原泰水『ルピナス探偵団の当惑』(MYSTERY LEAGUE原書房) [bk1amazon]
2,樋口 橘『学園アリス(4)』(花とゆめコミックス/白泉社) [bk1amazon]
3,『OutRider Vol.5』(立風ベストムック/立風書房)

 1は著者が少女小説を執筆していた時期に発表した本格ミステリシリーズ作品二篇を全面改稿し、新たなエピソードを付け加えた新刊。2はだんだんSFじゃないかと思えてきたシリーズ最新刊。
 3は復活後無事に巻を重ねて5巻目。しかし三ヶ月ごとに発売時期を覚えて探し回るのは面倒だなー、と思っていたら、今回から隔月刊だそうです。……これも定期購読注文しとこうかなあ。


宣伝とかお薦めとか告知とか。

宣伝
10/18発売
Bonbee!・原作/深川 拓・文『小説版 ALMA〜ずっとそばに〜』(Heart Novels/宙出版)

本体価格857円 ISBN 4-87287-896-5 [bk1amazon]
2003年05月に発売され好評を博した美少女ゲームのノベライズ。挿絵は神藤みけこさん


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