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2004年05月11日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040511~.htm#Day11

 昨日始めたゲームの続き。三人目は、異界の人。……うーん、おおむね話は纏まってるんだが、こういうキャラクターの醍醐味は次第に打ち解けていく過程にあるのであって、いきなり痼りがなくなってる、というのは拍子抜け。そこをちゃんと描いていたら、終盤もっと可愛く見えただろうに。妙に善人ばかりの話のなかで、唯一主人公に敵意を向けていただけに、成り行きが簡単すぎて退屈。キャラクターそのものは嫌いじゃないけど、完全にライターの力不足が影響していて非常に勿体ない。相変わらず伝奇的要素の扱いが妙に軽いし。
 さて、あとひとり越えたら丼だ。

 ぴぃちぐみ・原作、海猫沢めろん・著、鬼ノ仁・画『ぷに☆ふご〜EX 左巻キ式ラストリゾート』(PUMPKIN NOVELS Vol.39/イーグルパブリシング) [bk1amazon]読了、感想はこちらから。面白かったけどこれを人に薦めるのは大変難しいです。
 ところでラスト近くの「パラメーター配分」云々というのは本気の述懐じゃなかろうか、と勘繰ってみたり。

 本日のお買い物
1,『OutRider Vol.6』(立風ベストムック/立風書房)
2,日高建男『満腹ボクサー徳川。(7)』(BUNCH COMICS/新潮社) [bk1amazon]
3,伯方雪日『誰もわたしを倒せない』(ミステリ・フロンティア/東京創元社) [bk1amazon]
4,鹿島 茂『セーラー服とエッフェル塔』(文春文庫/文藝春秋) [bk1amazon]

 何が何だか。2は最初の山場。このあとはどうするんでしょ。あの人と再戦か?
 3は格闘技を真っ向から採りあげた本格ミステリ。このシリーズは全部買うつもりだったので何も考えずに拾ってきましたが、とりあえず茗荷丸さんの感想でも待ってから読もう、うん。4は衝動買い。題名といい帯びの文句といい怪しすぎる装画といいやったら心惹かれるものがあったのです。

 岡崎律子氏が急逝……


2004年05月12日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040511~.htm#Day12

 一昨日始めたゲーム、完了。最後のひとりと丼を終わらせる。
 終盤の展開はいずれも三人目にクリアした異界の人のバリエーションなので、あんまし驚きもなく意外性もなく。もう徹頭徹尾、伝奇要素の掘り下げの浅さがすべてのネックとなってます。また、この丼ルートを除くと、事実上序盤で攻略対象が決まってしまうのがゲームとして物足りない。最初の日に触れた画面演出に加えヘッドホンでのプレイを念頭にした凝った音響もあり、作り手の意欲は見えるのだけど……まさに、ライターの志の低さが最後まで尾を引いた格好です。噂の丼コースも、聞いて想像していたほどのインパクトじゃなかったし。
 が、まあ、全体としては安定した仕上がりだし、ぬるめでもそう割り切っていれば(ツッコミどころも含めて)楽しいシナリオでした。頂戴した某氏に感謝。
 ……で、次はどうする。

 あああ、やっと漫画の積読が無くなった。無くなったら無くなったでなんとなく手持ちぶさたな気分。業病だ。

『コミックビーム』最新号雑感。
 巻末の読み物コーナーに、先月号回収騒ぎについてのお詫びが掲載されてます。金平守人氏の附録が原因だったらしい。実際に抗議されたわけではなく、さんざ討議を重ねた結論だったらしいが……あんまし追求する気にはなりません。
 そんなことより、先月号の新連載自体がネタだった、ということのほーが個人的には不愉快。大した代物じゃないのは同感ですが、始めたんだったらちゃんとオチまで示すのが真っ当な道じゃないのか。
 それはさておき、今号いちばん楽しみだったのは、久々に登場の『おさんぽ大王』。単発の海外編ですが、ちゃんとネタになってるのが凄い。神でも降りてるんじゃなかろうか。『エマ』はたぶん大詰めを控えての過去編。ウィリアムの父母の話になってます。ああ、二ヶ月ぐらい会えないのか本人には。

 でわ漂泊旦那さんの感想待ちということで<ヲイ
 ていうか、今月の東京創元社は私に何か怨みでもあるんでしょうか。これに『シェルター』に『剣と薔薇の夏』に『スペース』ですよ。何事?! しかもどれとは言わないけど二冊買うかもだよ?!

『卒業』シリーズがリバイバル。PC98版のベタ移植を切り出しに、新作も予定しているとか。
 それは一向に構わないのだけど、とりあえず『〜クロスワールド』だけは出さないで頂きたい。羞恥心があるのなら。ゲームをやっていて殺意を覚えることがあるのだと、私に知らしめた忌まわしい想い出の作品です。何が駄目だったのか未だに力説できるぐらいだ。

 本日のお買い物
1,都筑道夫『悪魔はあくまで悪魔である 都筑道夫恐怖短篇集成―1』 [bk1amazon]
2,山田風太郎『野ざらし忍法帖 山田風太郎忍法帖短篇全集2』(1と2、ちくま文庫/筑摩書房) [bk1amazon]

 ……日下税? 1は全三巻に跨る恐怖短篇集成の一冊目。2は水木しげる氏との合作を初めて収録している。

 また今週末から来月ぐらいにかけて観たい映画が目白押しで公開されるので、確実に観るつもりのものだけリンクページに纏めて追加。いまいちばん待ち焦がれている『21グラム』は来月5日に正式決定した模様。先行レイトショーがあるなら意地でも行くんだけどなー。
 ミステリファン注目は『8人の女たち』のフランソワ・オゾン監督の新作『スイミング・プール』が今月15日、ホラー愛好家には大作リメイク『ドーン・オブ・ザ・デッド』がやはり15日に、また個人的には大好きだったアレ待望の続編『ヒューマン・キャッチャー/Jeepers Creepers2』が小規模ながら22日に控えてます。……ね?

 更新数時間後に一部リンクを追加したり文章を訂正したりしました。それだけで更新サイトに拾われるのは何なので書き足そうとしたのですが……もうたっぷり書いたので何も思い浮かばず。いま読んでいる本の感想をあげようにも、片づけるにはもうちょっと時間がかかるし。


2004年05月13日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040511~.htm#Day13

 今月末に買うつもりだったゲームのうち一本は一週間延期し、もう一本はあろうことか一ヶ月も延ばした。……アレを片づけろ、という啓示なのか?

 角田文衞『平安の春』(講談社学術文庫/講談社) [bk1amazon]読了、感想はこちらから。購入時にも書いたとおりネタ元にするつもりだったので感想は書かない予定でしたが、あまりにもいい本だったので軽く残しておきます。この方の他の著書も探そうっと。
 ついでにアガサ・クリスティー/中村能三[訳]『ベツレヘムの星』(クリスティー文庫早川書房) [bk1amazon]も薄かったのではやばやと読了。感想はこちらから

 本日のお買い物
1,谷川史子『星の速さで駆けてく』(りぼんマスコットコミックス クッキー) [bk1amazon]
2,吉住 渉『ウルトラマニアック(5)』(りぼんマスコットコミックス/1と2、集英社) [bk1amazon]
3,THE ALFEE『夢よ急げ〜大阪国際女子マラソン イメージソング・アルバム〜』(東芝EMI/CD) [amazon]
4,さだまさし『人生の贈り物〜他に望むものはない〜 [初回限定生産盤]』(Free Flight/FOA RecordsUniversal Music/CD Maxi) [amazon|通常版:amazon]

 久々という気がする谷川史子の短篇集である1は、幽霊テーマ二本に掌篇一本とまいど書き下ろしのアレを収録。やっぱりこの方は長篇よりも短篇(連作)が合ってると思います。2はシリーズ完結。
 こちらも久々の購入であるTHE ALFEEですが、何故買わなかったかと言えば、ご多分に漏れずCCCDのせい。彼らが東芝EMIに移籍したのはだいぶ前のことですが、最初は当然通常のCDでした。が、一時期メセニーだジャコだと聴き漁っていた関係で離れていて、久々に戻ってみようとしたらあの極悪な仕様に。新作が通常のCDに戻るまで聴いてやるもんか、と思っていたら、どうやら先の『サラリーマン金太郎』ドラマ新作主題歌から通常のCDに方針転換していたらしい。それでは誓い通り買いましょうか、と30周年記念企画でもあるらしいこれを購入してみたというわけで。
 内容は題名から察せられるとおり、1987年からずっとTHE ALFEEが手がけている大阪国際女子マラソンのイメージソングばかりを二枚のCDに収めたもの。マラソンの場面と一緒に流れるという制約があるせいか、独特の疾走感があったり応援歌のような雰囲気があったりと、聴き手の気持ちを鼓舞するような楽曲が集中しがちで、通常のシングルやアルバムの楽曲とは違った趣があります。久々なのでじっくり聴こう……正直、歌詞にはかな〜り馴染めなくなってしまいましたが。
 4はアルバム『すろうらいふすとーりー』で楊 姫銀との共作・デュエットとして発表された楽曲を、さだまさしソロで録音しなおしたもの。ソロヴァージョンのカラオケに、オリジナルであるデュエット版とその男女それぞれのパートに対応したカラオケを収録したマキシシングル。更に限定盤には、映画『精霊流し』の田中光敏監督によるプロモーションビデオを収録したDVDを同梱している。さだまさしが歌う姿を正面から撮影し、それに加工を施しただけだが、なかなか雰囲気があって良し。ギター担当石川鷹彦の姿も映ってます。

 ずいぶん久々に某取引先の仕事があった、と思ったら、久々に呼び戻しを喰らいました。自宅に帰ってしばらくしてから誤植があったという報告で職場にトンボ返り。
 戻ったついでに、元行きつけの書店の近くに出来たたこ焼き屋で買ってみた。7個入り、という半端な数が謎だが、外はカリカリ中はトロトロ、ソース類もほどほどでけっこう美味しい。まだ宣伝が行き届いていないようで客の姿はなかったが、これならたまに寄ってみてもいいかも。


2004年05月14日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040511~.htm#Day14

 一昨日、昨日と微妙にふだんと異なるタイミングで仕事が来て、仮眠を取るタイミングが見つからず、日付が変わる頃になるとどうしようもなく眠くなってそのまま就寝。色々と滞ってるんだけどなあ。

 いい加減どこか配給元が決まってるんじゃないか、と思って調べてみたら、こんなことになっていた。
 ダリオ・アルジェント監督最新作『デスサイト』タキ・コーポレーションより2004/07/02にDVDで発売予定。 [amazon]
 ……び、ビデオ直行すか。邦題も『カードプレイヤー』じゃなくてそれっすか。まあ、私の場合、アルジェント作品なら劇場で鑑賞しても間違いなくDVDでも買ってしまうので、劇場に行く手間は省ける……とポジティヴに考えることは可能なんですけど、……一回は大画面で見ておきたかったなあ。単館でも良かったんだけどなあ。
 言及したついでに、リンクページ日本のファンサイトを追加しました。

 ある時期からTHE ALFEEシングル曲のメインヴォーカルは桜井賢が取るケースが多くなった。大阪国際女子マラソンのテーマでもその傾向があったのは気づいていたが、昨日購入したアルバムのような形で一枚に纏まると実に歴然としている。収録曲でそれぞれリードヴォーカルを担当するのは桜井=12、高見沢=6、坂崎=2という具合(数が合わないのは一部、複数でリード・ヴォーカルを担当する場合があるから)。もともと初期アルフィーで主軸になっていたのは桜井のヴォーカルだったし、演奏面では他のふたりより埋没する傾向がある(高見沢はアレだし、坂崎のアコースティックギターは間違いなくTHE ALFEEのカラーを決定づけている)ので、それもまあ自然なことかも知れない。
 久々に聴くと、こちらの耳が肥えたのかリマスタリングのお陰なのか解らないが、坂崎のアコースティックギターの音色が昔よりよく聴こえる。しみじみと耳を傾けているうちに……この人のギターのみのソロアルバムって出さないのかな、とふと思った。往年の名作フォークのカバーのみでも相当いいアルバムが作れるんじゃないか。ご自身の選曲で、泉谷しげるとかエンケンとかの必要以上にマイナーな曲ばかり集めてみるとか。そんな中にギターのみのインストゥルメンタルを混ぜたりしてみるとか。面白いと思うんだけどなあ。

 明日公開の某映画の前売り券が近場で確保できなかったので、終業後銀座方面の劇場まで買いに行く。あいだにお祭の現場が挟まるので混雑は予想していたが、そこをやり過ごしたあとも渋滞が続く。こいつぁ駄目だ、とルートを変えてもまだ詰まっている。そう言えば今日は14日の金曜日、混雑する条件は揃っている。そんな中、500円安く映画を鑑賞するために意地で遠回りと言うのも足りないくらいの回り道をしている私って。

 更新後に荷物が届いたので追加更新。
 本日のお買い物
1,天城 一・著、日下三蔵・編『天城一の密室犯罪学教程』(日本評論社) [bk1amazon]
2,青井夏海『陽だまりの迷宮』(ハルキ文庫/角川春樹事務所) [bk1amazon]
3,倉知 淳『幻獣遁走曲 猫丸先輩のアルバイト探偵ノート』(創元推理文庫/東京創元社) [bk1amazon]
4,森生まさみ『聖・はいぱあ警備隊(1)』(白泉社文庫/白泉社) [bk1amazon]

 本を手に取るなりうへへへへ、とはなはだ気味の悪い笑みを浮かべてしまいました1は、本格推理の読者ならいちどはその名前を聞いたことがあるはず、なのに今まで商業媒体で単行本が出ていなかったという伝説の作家初の作品集。そら買わないわけにはいかんでしょう。
 2は助産婦探偵シリーズでブレイクした著者が小学生を主人公に描いた書き下ろし連作ミステリー。3は著者を代表する猫丸先輩シリーズ二番目の作品集。
 4は私の記憶する限り最もこっっっ恥ずかしい漫画の文庫化。親本も持ってますが、書き下ろしのあとがきもついているとあっちゃ、ねえ。


2004年05月15日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040511~.htm#Day15

 週末恒例の映画鑑賞。
 本日初日のもので、鑑賞券を確保したものは三本。どれを選ぼうが日比谷で済む、というのは行き先を考える手間が省けるのでちょっとだけ助かる。
 あとのこともあったので、いちばん早い時間に初回のあったものに決めた。フランソワ・オゾン監督の新作ミステリースイミング・プール』(GAGA Communications・配給)。感想、は訳あって明日以降にこの辺に。『8人の女たち』に近いもの、それに類したものを期待するとえらい釈然としない気分だけが残ります。とてつもなく魅力的な作品ではあるんですが。
 それでもギリギリまでハシゴが出来れば、と思っていたのですが、劇場を出た頃には唯一スケジュールの近かった奴は予告編も終わり本編が始まったあと。毎週うまく行くわけではない。
 ちなみにこの『スイミング・プール』、プログラムの完全なものが間に合わなかったとかで、お金を払って住所を伝えておけば後日郵送してくれる、ということにして、劇場では一部不完全なものをその場で売っていた。不完全といってもごく一部が抜けているとかいうだけで、記述はほぼ完全版と同じものらしく、それを200円引きで提供している――逆に珍しくて、こっち買ってしまった。綴じがやや粗いことを除けば、何処がおかしいのか見ただけではまったく解らない。月曜日には劇場に入荷するそうなので、完成版が届いたら比べてみよう。

 本日のお買い物
1,『ラスト・サムライ [特別版]』(Warner Home Video/DVD Video) [amazon]
2,『河原崎家の一族2 [DVD-ROM版]』(elf/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム/18禁) [amazon|CD-ROM版:amazon]
3,北条 司『CITY HUNTER 《COMPLETE EDITION》 VOLUME:11』 [bk1amazon]
4, 同 『 同 VOLUME:12』(3と4、TOKUMA COMICS/徳間書店) [bk1amazon]
5,ひな。『ぎょっ!とパラダイス(1)』(A COMICS/茜新社) [bk1amazon]
6,アガサ・クリスティー/高橋 豊[訳]『死との約束』 [bk1amazon]
7, 同 /恩地三保子[訳]『杉の柩』 [bk1amazon]
8, 同 /小倉多加志[訳]『死人の鏡』 [bk1amazon]
9, 同 /加藤恭平[訳]『検察側の証人』 [bk1amazon]
10, 同 /三川基好[訳]『ゼロ時間へ』 [bk1amazon]
11, 同 /中村能三[訳]『忘られぬ死』(6〜11、クリスティー文庫早川書房) [bk1amazon]
12,『IN☆POCKET 2004年05月号』(講談社) [amazon]

 最近頻繁に魔が差してるな。
 1は昨年から今年にかけて実に沢山の話題を提供してくれた名作のDVD。改めて渡辺謙の勇姿を確認することとしましょう。劇場鑑賞当時の感想はこちら
 2はずいぶん昔に第一作が発売、Windowsにプラットフォームが移行してからも二度リメイクされている作品の続編。発売自体は昨年の今ごろで、あんまし関心はなかったんですが、ずっと会員で居続けているエルフファンクラブの会報でやたらこのゲームを素材にしたミニゲームが入っていて、それで遊んでいるうちにだんだん本編がやってみたくなってしまったのです。
 5は著者が昔に発表した作品の復刻……なのかな? 初出などの情報が見つからないので解りませんが、絵も雰囲気も確かに古い。金魚が人間の女の子になる、というありがちなようななかったような不思議なコメディ。
 6〜11はクリスティー文庫今月の新刊、帯には七月から始まるアニメ版のキャラクターがあしらわれてます、が……ミス・マープルと思しき老婦人の隣にいる娘は誰? 私の読んだ限りでは、該当するキャラクターはいないんだけど……
 12は遂に『暗黒館の殺人』連載終了。さあ、過去の分もかき集めて読むかっ!


2004年05月16日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040511~.htm#Day16

 まずは昨日保留にした、スイミング・プール』(GAGA Communications・配給)の感想から。「捕まえてくる男があんましいい男ではないのがミソ。」からどうぞ。

 昨晩のその後。
 午後六時頃に更新を済ませると、またしてもバイクを飛ばして丸の内へ。22日公開のブラッド・ピット久々の主演作トロイ』(Warner Bros.・配給)の先行オールナイトを鑑賞するため、である。何せこの映画2時間43分もあって、ちかごろ2時間足らずの尺に慣れきったヘタレな身には、踏ん切りのつくうちに見ておかないと先送りしかねない。感想は、「ブラピ主演作は夜に観てばっかりのような」からどうぞ。『スパイ・ゲーム』以降、ブラッド・ピットがメインで出演している作品はみんな先行レイトショーで観てます……このまんま習慣化したりして。
 それにしても、これを観た翌日にテレビで『ザ・メキシカン』を観ると、余計にこっちのブラッド・ピットの情けなさが引き立ちます。いや下手とかいう意味でなく、キャラクターが……逆だったら『トロイ』の彼はもっとかっこよく見えただろうに。とほほ。

 そして今日は、軽い頭痛も覚えたので、感想を書きつつ一日のんびりと過ごす。
 ついでに、最近やってもうた誤字をこっそり修正。久し振りに言及したものだから、字が間違っているのにも気づかなかった……

 縦の糸はあなた 横の糸はわたし
 あうべき糸に であえることを 人は仕合わせと呼びます
  (中島みゆき『糸』より)

 ……三社祭と同じ日程はかなりの率で雨に祟られると教えとけば良かったかも、と思っても文字通り後の祭り。


2004年05月17日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040511~.htm#Day17

『河原崎家の一族2 [DVD-ROM版]』(elf/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム/18禁) [amazon|CD-ROM版:amazon]ひとまわり終了。
 ……これ、けっこう名作かも知れない。ただの二番煎じかと思っていたのだが、旧作の背徳的な雰囲気を踏襲しながら、新しい“ゲーム”になっている。この方法論、余所では知らないが、elfでは既にいちど完璧に近い形で提示しているものだ。そのときと比べると動機と解決に至った理由がまるで不明瞭なままなのがちょっと残念だが、ゲームとしては成立している――即ち、行動に対する評価と報償が明確になっている。ラストシーンも説明はぜんぜん足りないけれど達成感には結びついている。終わりまでの反復が異常なくらいに長いが、少なくとも最初のひとまわりについては何ら文句はなし。
 ただ、これがふた廻り目――ルートマップを埋めCG・イベントをすべて蒐集しようと意図して再開すると、なかなかにしんどい。既読部分のスキップが出来るとは言え、この長さと複雑なフラグは厄介極まりない。尤も、だからこそなかなか遊び甲斐がある、と感じられるのだけれど。埋めるのに必死になってたらかなりの夜更かしになってしまった。でもイベントがまだひとつ抜けてるし、マップはまだまだ穴あきだらけ。攻略サイトを参照してもどーしたらその穴を埋められるのか解らない。うきーっ。
 とりあえず、最初のひとまわり分だけでも充分に金額分は楽しめる出来。むろん、他の作品とは比べものにならないくらい濃密でかなりえげつない性描写を割り切って受け入れられる程度の姿勢は必要だが。
『らいむいろ戦奇譚』や『新・御神楽少女探偵団』の派手な商品展開に惑わされていたが、基本的なところは案外そんなに変わってないのかも知れない、このelfというソフトハウス。なかなか良くできたこの作品のシナリオライターの名前を覚えておこう、とスタッフロールに注目していたが……見当たらなかった。まさか……
 それはさておき、今回初めて本編に触れてみて解ったのは、elfファンクラブの会報に含まれていた番外編ミニゲームのCGが大半使い回しだったという事実。同じ一枚絵でも背景が違ったり、完全な没画像が使われていたものもあったようだが、ベースはほぼ本編のまま――まあ当たり前か。だが、使い回しでもちゃんと遊びとして成立するものを作っているあたりは評価できる。なんだか、こっちも改めてインストールしてみたくなってきた。

 今月鑑賞した映画は既に八本。週末はあと二回ありますし、思うところあって今週も平日に一本は観るはずなので、確実に十一本は行きます。たぶん月あたりの本数では個人レコード。……みんなみんな、GWを挟んで入れ替えが多すぎるのがいけないのよ。初日速やかに鑑賞したので私にとって問題はありませんでしたが、あれほど楽しみにしていた『メイ』があっという間に終わってるし。あんなに良質のホラー映画なのに。特にダリオ・アルジェント愛好家のあの人とかあの人とかには観ていて欲しかったんだが間に合ったんだろうか。
 随分と映画にかまけていたわりには読書もそこそこ捗ってましたが、この二・三日は停滞気味。こないだ『ベツレヘムの星』を読み終えてすぐにかかったはずなのに、100ページを越えたのは今日の話でした。詰まらないわけじゃないのだけど、ヴォリュームがヴォリュームなだけに、こんな読み方をしていると余計に時間がかかりそうな気がする。かといってスピードを上げるとそーでなくても進展の乏しい作業時間を食ってしまううえに、勢いがついてまた読書のペースがいたずらに速まってしまいそうだ。ああ、どないしよ。余裕が出来てから仕切り直そうかなー。
 ひとまず、『IN・POCKET』を『暗黒館の殺人』スタートの回から最終回の載った今月号まで揃えて前に並べてみた。『暗黒館の殺人』第一回の掲載された号には、有栖川有栖氏の『幽霊刑事』最終回が載ってます。……ほんとーに、長かったなあ。

 七月には新作『デス・サイト』(やっぱりナカグロ要るんじゃないかー)だけでなく、入手困難になっていた『フェノミナ』含む四作を収録したDVD-BOXに、リメイク版が日本でも好評を博している『ドーン・オブ・ザ・デッド』、もとい『ゾンビ』が復刻される。ぜんぶダリオ・アルジェント関連作。嬉しいけどなんか釈然としない。どうしてこーいうのはみんな固め打ちにしたがるんだろう……? やっぱり、『ドーン〜』の公開にかこつけて、なのだろうか?

 本日のお買い物
1,皆川亮二『D-LIVE!!(6)』(SHONEN SUNDAY COMICS SPECIAL) [bk1(ISBN)amazon]
2,高橋留美子『犬夜叉(35)』 [bk1amazon]
3,藤崎聖人『ワイルドライフ(7)』 [bk1amazon]
4,藤田和日郎『からくりサーカス(32)』 [bk1amazon]
5,松江名 俊『史上最強の弟子ケンイチ(10)』(2〜5、少年サンデーコミックス/すべて、小学館) [bk1(ISBN)amazon]

 説明は特になし。


2004年05月18日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040511~.htm#Day18

『河原崎家の一族2 [DVD-ROM版]』(elf/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム/18禁) [amazon|CD-ROM版:amazon]完了。ごく一部、地図に埋まってない箇所がありますが、CGとイベントは集めきったようなのでもう止めておきます。感想は昨日に付け加えることなし。

 引用に使おうかと、ジャズ・スタンダードのひとつである『誰にも奪えぬこの想い』という曲の歌詞をネット上で探してみたところ、まったく同じ邦題だが原題も歌詞もまるで違う曲が存在していることを知った。一方は『They Can't Take That Away From Me』、もう一方は『Love Is Here To Stay』。ああ紛らわしい。

 本日のお買い物、はなし。今週末までちょっと少なめになる予定。


2004年05月19日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040511~.htm#Day19

 本当に連載版で『暗黒館の殺人』読んでます。ええ読んでますとも。ぽつぽつと。現在第四回、先はまだまだはるかに遠い。

 昨日は雨のために帰りは親の車に便乗し、今日もバイクは職場に置き去りだった。台風の影響で、少なくとも明日いっぱいは動かせそうにない……いざとなればカッパを着て乗ればいいだけの話なのだが、台風ではそうもいかないだろう。そしてまたバイク乗りには面倒な季節がやって来るのでした……ふう。

 本日のお買い物
1,『藤子・F・不二雄☆ワンダーランド ぼくドラえもん 07 2004.6.5』(小学館)
2,中条比紗也『花ざかりの君たちへ(22)』(花とゆめコミックス/白泉社) [bk1amazon]

 しばらく前から本誌を読まなくなっているので、私にとって2はこの巻ぐらいから単行本が初見の内容となってます。いつの間にか事態は急転してます。でも卒業まではまだ一年以上あるはず……どうするんだこのあと。っていうか22巻にもなってまだ二年も経ってなかったのかこの話。『っポイ!』よりはマシだがどっちにしても長い。帯の折り返しにはクライマックス間近と書いてあるんだが……経験則から、こう書いてからが長かったりするからねえ。


2004年05月20日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040511~.htm#Day20

 雨が降る降る雨が降る……いま現在『暗黒館の殺人』を読んでいるのでなければ、『霧越邸殺人事件』を再読してみたい気分。今日もバイクは職場に置き去りです。お買い物にも行けず、なんかぢわぢわとストレスが溜まっている感じ。土曜日あたり大爆発するかも知れません。いやする。きっとする。

 本格ミステリ大賞のときは言及し損なってしまいましたが、千街晶之さん日本推理作家協会賞とのダブル受賞おめでとうございます〜。……門外漢の目からすると、二作も受賞が重なってしまったのは少々勿体ないような気はするのですが、それはそれとして目出度い。

ヒューマンキャッチャー』初日初回上映後のイベントは、インリン・オブ・ジョイトイとの2ショット撮影権の抽選付き舞台挨拶だそうです。……なんで?

 特に更新することのない日の常套手段、鑑賞希望一覧にあれやこれやを追加。来月公開予定の『子猫をお願い』、韓国映画とはあんまり相性が良くないので特に注意は払ってなかったんですが、このページを読んだら無性に気になってきました。

 ちなみに、早見裕司氏による『吸血姫美夕 小説版』はひと月近く前に予約してます>某氏

 更新後も更に鑑賞希望一覧に追加してたり。半信半疑の情報もいちおう追加しておこう。うわ、『怪談新耳袋』第三期に加えて劇場版も公開だって。

 雨のために野球が中止となり、今日はなかったはずの『奇跡体験アンビリバボー』が放送されていた。但し内容はスタジオ部分抜きのベストセレクションのようなもので、ウィンチェスターの館とインターネットの普及以前に発生した「出会い系」事件の二本立て。野球中止などの非常時に合わせて用意されているものでしょうが、実は本放送より実が詰まっていて面白かったりする。今日のも、PCで録画しておけば良かった、とちょっと後悔。

 キーワード“和田聡宏”で検索して辿り着く人が激増してます。次期“月9”主演に仲間由紀恵とともに名前が挙がってきたのが理由でしょうか。
 和田聡宏はさておき、仲間由紀恵は“月9”にどうだろう。いい女優であることは確かですが、『TRICK』といい『ごくせん』といい、脚本・演出の個性と噛み合って初めて本領を発揮するタイプと思われるので、“月9”というブランドが求める脚本・演出で活きるかどうか。
 ちなみにさだまさし『解夏』を原作とした『愛し君へ』、いちおうまだ観てますが、構成や台詞はいいものの水増し感は否めず(特にヒロインの友人がことごとく水増しに見えてしまうのが問題)、今後メインの舞台となる(はず)の長崎の情景やクライマックスの処理を楽しみにやり過ごしている、という気分。勢いに乗って次も……とは行かないように思います。


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ダリオ・アルジェント監督最新作『デスサイト』
(原題:Il Cartaio/英題:The Card Player)
タキ・コーポレーションより2004/07/02発売 [amazon商品ページ]


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