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2004年07月11日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040711~.htm#Day11

 昨晩、警察か何かのヘリコプターが近所でホバリングしていてやたらと騒々しかった。あとでニュースを見たら、どうやら火災があったようだがそのせいなのか。報道内容を見る限り、ヘリコプター出動の必要があったような状況とは思えないのだけど……

 参議院選挙の広報CMでゴン中山が「スポーツだけですか、日本に関心を持てるのは」と叫んでいた。この配役もフレーズも的を射ているが、しかしスポーツでもあんまり関心がない私のような人間はどうすればよいのか。いや、行きましたけどね選挙は。
 選挙に行ったあとは行きつけの蕎麦屋までバイクで赴くつもりでしたが、あまりにも怪しげな雲行きに断念。この陽気のせいで投票率もかなり悪くなったような。

 今日は一篇きのうは二篇、という具合にのろのろと読み進めて、ようやくクリア。天城 一[著]/日下三蔵[編]『天城一の密室犯罪学教程』(日本評論社) [bk1amazon]読了、感想はこちらから。読んだあとにして思うと、日本評論社というミステリ読みにとってちょっと珍しい出版社から刊行されたことに不自然な点はなかったのね。


2004年07月12日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040711~.htm#Day12

 ……毎年一回、仕事のために同じゲームをやっているように思うのだが気のせいだろうか……?

 暇を見つけては『英雄伝説VI 空の軌跡 [DVD-ROM初回限定版]』(falcom/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム) [amazon|CD-ROM版:amazon]を遊ぶ日々。第二章『白き花のマドリガル』終了。思わぬところから学園生活が始まって、大事件いっこ解決までを描いた一幕。
 ボス戦で異常に強いキャラが出て来たり、せっかく解決した案件を報告する間もなく話が進んで勝手に別の街に移動させられたり(尤も、シナリオに逆らっていちど戻れば報告だけは出来たはずなんだが)と微妙な居心地の悪さを感じさせるイベントはあるものの、シンプルに楽しいのは相変わらず。ヒロイン以上にキャラが立っていた女の子がいちど別れたのちどー絡んでくるのかが今から楽しみです。作業があるので没頭しきれないのがちと辛いところ。

 本日のお買い物
1,『ファウスト Vol.3 2004 SUMMER』(講談社) [bk1amazon]
2,北野勇作『人面町四丁目』(角川ホラー文庫/角川書店) [bk1amazon]
3,早見裕司『Mr.サイレント5 愛情世界の聖なる希望』(富士見ミステリー文庫/富士見書房) [bk1amazon]
4,浅野りん『パンゲア・エゼル(1)』(BLADE COMICS/Mag GARDEN) [bk1amazon]

 1は年三回の定期刊行が決定したらしい。習慣的に買ってしまってますが、やっぱりこの造本はそろそろ考え直して欲しい。目次の役を成さない目次とか、一貫せず読みづらいものの多い文字組みとか。
 2は著者のホラー文庫第二作。3は約八ヶ月ぶりの最新刊にして完結編。ああ、けっきょく最後までリアルタイムで読むことが出来ませんでした。4は中断していた『パンゲア』を踏襲する形の新作。私、前のシリーズを読んだ記憶はないんですが……まあ多分、また復刻するはずなので、そのとき買いましょ。


2004年07月13日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040711~.htm#Day13

 ……本日、梅雨明けだそうです。嘘だろもっと前に明けてただろう。

 昨日、奥付の初版発行日と同日に読了。上田次郎『日本科学技術大学教授上田次郎のなぜベストを尽くさないのか』(学習研究社) [bk1amazon]感想はこちらから。原作ファンでなくてもネタとして充分楽しめそうなあたり、けっこう完成度の高い一冊じゃないかしら。
 で、天城一同様にちっくりちっくりと読み続けていた本も消化したので、勢いに乗ってそっちの感想も脱稿。アガサ・クリスティー/乾信一郎[訳]『パーカー・パイン登場』(クリスティー文庫早川書房) [bk1amazon]こちらからどうぞ

 本日のお買い物
1,レイ・ブラッドベリ/宇野利泰[訳]『華氏451度』(ハヤカワ文庫NV/早川書房) [bk1amazon]
2,戸松淳矩『名探偵は九回裏に謎を解く』(創元推理文庫/東京創元社) [bk1amazon]
3,江戸川乱歩『江戸川乱歩全集第1巻 屋根裏の散歩者』(光文社文庫/光文社) [bk1amazon]
4,都筑道夫『雪崩連太郎全集 都筑道夫恐怖短篇集成3』 [bk1amazon]
5,山田風太郎『くの一死ににゆく 山田風太郎忍法帖短篇全集4』(4と5、ちくま文庫/筑摩書房) [bk1amazon]

 帰途の暑くしかもほうぼう渋滞しているなかを池袋ジュンク堂まで走ったんですが思ったより買うものが見つかりませんでしたとほほ。
 いま妙な形で話題になっている1、まだ持ってなかったと気づいて遠出したついでに購入。ちゃんと帯でも謳ってますが……いいのか? 当人は不快感を表明したんじゃなかったか?
 2は幻の三部作復刻第二弾、解説は菊地秀行氏。3は乱歩全集最新配本。デビュー作『二銭銅貨』をはじめ、通俗ものに走る以前の本格探偵小説への情熱を傾けつつ、しかし後年の猟奇趣味のエッセンスを随所に窺わせる作品ばかりが集まってます。フォーマットの都合で目次が読みにくいのはまあご愛敬。4は恐怖短篇集成完結巻、オカルト専門のライター雪崩連太郎の活躍を描いた作品をすべて収録している。忍法帖短篇集5は、試合ものと呼ばれる連作に絵物語『忍者石川五右衛門』を収録……そうか、『忍法三羽がらす』もこの短篇集六巻まででぜんぶ収録されてしまうんだなあ……しみじみ。


2004年07月14日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040711~.htm#Day14

 本日のお買い物
1,井上雅彦『髏漫』 [bk1amazon]
2,平谷美樹『百物語 第三夜 実話怪談集』 [bk1amazon]
3,平山夢明『つきあってはいけない』(1〜3、ハルキ・ホラー文庫/角川春樹事務所) [bk1amazon]
4,アガサ・クリスティー/青木久惠[訳]『青列車の秘密』 [bk1amazon]
5, 同 /福島正実[訳]『エッジウェア卿の死』 [bk1amazon]
6, 同 /高橋 豊[訳]『ヒッコリー・ロードの殺人』 [bk1amazon]
7, 同 /橋本福夫[訳]『鳩のなかの猫』 [bk1amazon]
8, 同 / 同 [訳]『鏡は横にひび割れて』 [bk1amazon]
9, 同 /乾信一郎[訳]『バートラム・ホテルにて』 [bk1amazon]
10, 同 /真崎義博[訳]『ポアロ登場』 [bk1amazon]
11, 同 /宇佐川晶子[訳]『愛の探偵たち』 [bk1amazon]
12, 同 /中村妙子[訳]『バグダッドの秘密』 [bk1amazon]
13, 同 /小笠原豊樹[訳]『無実はさいなむ』(4〜13、クリスティー文庫早川書房) [bk1amazon]

 1から3は夏の恒例、ハルキ・ホラー文庫最新刊より三冊。1は異形コレクション収録作を中心としたショートショート作品集。2は読むたんびに辛辣なことを書いているのにけっきょく今年も買ってしまった、書き下ろし実話怪談集第三巻。3は最近ほんとーに刊行ペースの速い平山氏の新作ですが、書き下ろしではなく『ポップティーン』(!)に連載していた、『東京伝説』で発表するタイプに属する恐怖譚を一冊に纏めたオリジナル作品集。
 4から13は久々の、そして多分最後のクリスティー文庫10冊固め打ち。もしかしたら随分前からアニメ版の開始を見込んでこの時期に用意を進めていたのかも知れません。
 4は列車内を舞台にした初期の代表作、新訳。5はアリバイ崩しをテーマにした長篇、解説は漫画家の高橋葉介氏。6は学生寮を舞台に展開するマザーグースもので、解説は漫画家JET氏によるイラストで構成されてます。7は宝石消失事件と名門女子校の事件が絡む長篇で、解説は浅暮三文氏。ここまですべてポアロもの。
 8と9はミス・マープルもの。8は変化の時代を迎えたセント・メアリ・ミードで起きる事件に相変わらずのミス・マープルが挑む。9はロンドンの古風なホテルを舞台に繰り広げられる殺人事件。
 10と11は短篇集。10は題名通りにエルキュール・ポアロが活躍する作品を集めたもの。11はポアロにミス・マープル、それにクィンやパーカー・パインまで含めたオムニバス作品集で、解説は西澤保彦氏。いずれもアニメ版の原作を多く収録しているためか、新訳での登場です。
 以下はノンシリーズもの。12は設定がなんだか往年のロマンスを思わせるスパイ・スリラー。13はいちど有罪として獄中で死んだ人物の冤罪を訴える人物の到来に始まる物語。


2004年07月15日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040711~.htm#Day15

 本職の取引先の会社が事務所を移転する際、放出したものの一部を見せてもらった。映像関係なのでレアというか微妙に知名度の低い映画のビデオなんかがあるのはいつものこととしても。
 どうして『らんま1/2』のゲームがこんなに沢山あるのだ。
 スーパーファミコン版のソフトが三つに極めつけはPC98対応の『飛龍伝説』。やりたい。無茶苦茶やりたい。でもこのためだけに今更PC98引っ張り出して起動ディスク作り直してなんてやりたくない。
 とりあえずスーパーファミコンはまだ手の届くところに置いてある(だいたいつい最近も、『うしろに立つ少女』やりたさにわざわざ書き換えに走ったくらいだ)ので、そっちの三本はすかさず頂戴することにした。でもいちばん遊んでみたいのはPC98版。どっかでベタ移植してないかなあ。ちなみに単行本も何冊かありましたがそっちは全巻持っているので無視。

 作業の気晴らしにちょこちょこ読んで、床に就いたあともなかなか寝付けないのでちまちま読んで、とやっていたら結果的に一晩で片づけてしまいました。平山夢明『つきあってはいけない』(ハルキ・ホラー文庫/角川春樹事務所) [bk1amazon]感想はこちらから。いちばん怖いのは平山氏の文章が『ポップティーン』に掲載され続けていたことそれ自体だ、なんて言ったら怒られるでしょうか。


2004年07月16日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040711~.htm#Day16

 昨日も今日も全英オープンで、見たい番組が潰れている……いいけどね作業に集中できるからさ。ちょうどラストスパートだったしさ。

 買い物にも行ってません。bk1でまとめて注文しましたが、2〜3日以内出荷を含んでいるので、到着は連休中か連休明けか。……そのあいだには一区切りしているので、さすがに何か買いに行きますが。

 かなり以前にアナウンスされたっきり情報が入らなくなっていた『トリプルX』第二作ですが、ようやく情報の一部を得ました。主役は……ヴィン・ディーゼルに代わってアイス・キューブ。ええええええ。監督も『007 ダイ・アナザー・デイ』のリー・タマホリ。えええええ。そりゃ別物ではないのんか。オリジナルの監督ロブ・コーエンは製作総指揮として名前を連ねているようだが、この作品はアウトローがスパイに転身して活躍するというポイントもさることながら、ヴィン・ディーゼルの深い声と存在感が効いていたというのに。アイス・キューブが悪いとは言わないが、これの第二作で起用していい役者じゃないと思うんだが……
 しかし、サミュエル・L・ジャクソンは続投するようだし、敵役にはある意味オーソリティのウィレム・デフォーが登板するというから、何だかんだ言いつつ私は観てしまうに違いない。でも、なあ……。アーシア・アルジェントがこれの出演を予定して父の『デス・サイト』のオファーを反故にしながらいつの間にかクレジットから消えてしまったあたりで若干の不安は感じていたが、背後で何かあったのだろうか。


2004年07月17日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040711~.htm#Day17

 昨晩、懸案に目処が立ったので、心置きなく習慣の映画鑑賞へ。電車で池袋まで赴いて鑑賞したのは、大友克洋監督久々の新作スチームボーイ』(東宝・配給)。感想は後日、この辺に。作画のレベルやキャラクターの完成度は高かったのだけど、それ以外が……。
 観賞後、池袋ではなんとなく行きつけにしてしまっているうどん屋にて昼食を摂り、それから毎度の如くジュンク堂にてわさわさと買い物。漫画中心なので価格のわりに嵩張る嵩張る。重い思いをして持ち帰り、しばらくしたら先日bk1で注文した商品の大半がどさっと届いて大変なことになった。

 本日のお買い物
1,貫井徳郎『追憶のかけら』(実業之日本社) [bk1amazon]
2,西尾維新『新本格魔法少女りすか』(講談社ノベルス/講談社) [bk1amazon]
3,関西テレビ放送・編著『恐怖の百物語 第1弾』(二見書房) [bk1amazon]
4,平山夢明・編著『「超」怖い話Δ』(竹書房文庫/竹書房) [bk1amazon]
5,秋田禎信『エンジェル・ハウリング9 握る小指-from the aspect of MIZU』 [bk1amazon]
6,あざの耕平『BLACK BLOOD BROTHERS 1 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 兄弟上陸―』 [bk1amazon]
7,神坂 一『月眠ル地ノ反逆者タチ クロスカディア(5)』(5〜7、富士見ファンタジア文庫/富士見書房) [bk1amazon]
8,木原浩勝&中山市郎・原作/ささやななえこ、佐伯かよの、有吉京子、他・画『来訪者(新耳袋より)』(MF文庫/Media Factory) [bk1amazon]
9,遠藤淑子『退引町お騒がせ界隈(1)』 [bk1amazon]
10,なかじ有紀『ハッスルで行こう(1)』 [bk1amazon]
11,森生まさみ『聖・はいぱあ警備隊(2)』(9〜11、白泉社文庫) [bk1amazon]
12,樋口 橘『学園アリス(5)』(花とゆめコミックス/9〜12、白泉社) [bk1amazon]
13,巣田祐里子『異界繁盛記ひよこや☆商店(2)』(あすかコミックス/角川書店) [bk1amazon]
14,田中保左奈『暗号名はBF(コードネームはベイビーフェイス)(2)』 [bk1amazon]
15,松江名 俊『史上最強の弟子ケンイチ(11)』 [bk1amazon]
16,あだち 充『KATSU!(13)』 [bk1amazon]
17,藤田和日郎『からくりサーカス(33)』 [bk1amazon]
18, 同 『からくりサーカス公式ガイドブック サーカスのすべて』 [bk1amazon]
19,高橋留美子『犬夜叉(36)』 [bk1amazon]
20,青山剛昌『名探偵コナン(46)』(14〜20、少年サンデーコミックス) [bk1amazon]
21,楠 桂『ガールズザウルスDX(3)』(SUNDAY GX COMICS/14〜21、小学館) [bk1amazon]
22,北条 司『CITY HUNTER 《COMPLETE EDITION》 VOLUME:15』 [bk1amazon]
23, 同 『 同 VOLUME:16』(22と23、TOKUMA COMICS/徳間書店) [bk1amazon]

 …………ね?
 1はジェイ・ノベルに連載された作品を纏めた最新刊。戦後自殺した作家の手記と、現代の大学講師の記述によって綴られる物語。過去のエピソードは旧かな・旧漢字で記されていてかなり手が込んでます。2は刊行がやや延びていた、話題の作品。
 3は1991年に関西テレビにて放送されていた同題番組の傑作エピソードを纏めた単行本のうち、第三巻を新装版として復刻したもの。某所で『新耳袋』の中山市朗氏が協力していた番組だった、という話を耳にしたので、たぶん御本人は書籍に絡んでいまいと思いつつも試しに購入してみた次第。価格から薄い文庫本だとばかり思いこんでいたら、B6の並製本でした。4は先月劇場公開された映画版の舞台挨拶の席で「まだ書き上がっていない」と怖いことを言っていた最新刊、無事に登場。ていうか、何故読者である私までがハラハラさせられてるんだ。
 5はミズー編完結。6は『Dクラッカーズ』の著者と『魔術師オーフェン』イラスト担当との組み合わせによる新シリーズ。7は相変わらず逃亡中の模様。
 8は雑誌版が好調に巻を重ねているシリーズの文庫単行本化。昨年の雑誌版に掲載された、“怪談之会”の特別対談も収録している。9は著者お得意の、舞台やシチュエーションを特定したコメディ連作の文庫化。10は先日『ビーナスは片想い』が終了した著者の代表作を文庫化。11は相変わらず願望剥き出しのかきおろし漫画付き。12は、何故かバッヂがおまけについてました。
 13は主人公の名前が個人的にどうしてもどうしても馴染まない新シリーズ、けっこう早い第二巻。中絶や早期終了というパターンが多い著者としては快調のようで、それは嬉しい。
 以下は説明が面倒なので概ね省略いたしますご了承を。ひとつだけ、18は遂に最終章を迎えたらしい(でも多分ここからが長いんだが)『からくりサーカス』の作品世界を解説したガイドブック。設定や筋が複雑化してしまっているので、読み直すときに助けになるかも。


2004年07月18日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040711~.htm#Day18

 作業の仕上げのため一日保留していたスチームボーイ』(東宝・配給)の感想を書き上げました。「スタッフロールで再登場したエマを見たときちょっと涙ぐみました」からどうぞ。だって、あからさまにヒロインになり損ねてるんだもん。続編『スチームガール』はスカーレットがヒロインらしいですが、せめて彼女を苛立たせるぐらいは出番があってほしいなあ、エマ。せっかくエマなんだから<関係ない

 ……別にそのための特別番組で『笑点』潰すことないだろー! と叫んだ夕方。しかもそのあとの報道番組がアレのため、必然的に司会に私の忌み嫌っている人物が加わってしまったためチャンネルを合わせることさえしないのだった。

 本日のお買い物
1,『藤子・F・不二雄☆ワンダーランド ぼくドラえもん 11 2004.8.5』(小学館)
2,三谷幸喜『三谷幸喜のありふれた生活3 大河な日日』(朝日新聞社) [bk1amazon]
3,フジテレビ トリビア普及委員会・編『トリビアの泉〜素晴らしきムダ知識〜 へぇの本VII』(講談社) [bk1amazon]

 昨日の買い漏らしを回収。1は気球だ帆船だ自動車だ、とさまざまなものに擬装(?)されたドラえもんの特集。2は朝日新聞にて長期連載となっているエッセイの単行本第三巻。『HR』終了前後から『新選組!』まっただ中なあたりまでの身辺雑記的内容中心。けっきょく大河は序盤で観るのを止めてしまった私ですが(理由は色々あるがいちばん大きいのは上のと同じだったりして)、ファンであることは変わりないので購入しました。昨日はすっきり忘れてたの。3はいつも通りの最新刊。


2004年07月19日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040711~.htm#Day19

 昨晩なんとか見られました、『名探偵ポワロとマープル』。
 ……まあ、よろしいんじゃないでしょうか。
 確かにキャラクターはイメージが違う。ポアロは軽妙洒脱で、丁寧ながらちょっと失礼でやや英語に対して不安があるためベルギーの言葉を交える――そういう感じのはずが、アニメで登場する彼は少々重々しすぎ、イギリスに馴染みすぎている。本来のキャラクターからすれば、子供に過ぎないメイベルに対してもそれなりに丁寧な口を利いてもいいはずなのに、はじめから立ち位置が上の話し方をしているのが気になった。声のせいもあるだろうが、言動に少々貫禄がありすぎる。ヘイスティングズが強いのは退役軍人という設定があるからさほど不自然とは思わないのだが、こちらは若々しすぎるのが気になった。『スタイルズ荘の怪事件』あたりの印象ではもっと年嵩なのだけど。
 まだミス・マープルは申し訳程度にしか登場していないが、こちらはほぼイメージ通りだった。もともと彼女は狭いセント・メアリ・ミードで様々な人や噂話に接し、その経験や知識と照らし合わせて謎解きを行うというスタイルなので、メイベルにひとり暮らしのアドバイスをするくらいは当たり前でしょう。原作の一部では、元気があればもっと飛び回りたいくらいだ、といった趣旨の発言をしているミス・マープルですから、「探偵になりたい」というメイベルの背中を押すくらいのことはしても変ではない。
 もともと別々の世界に存在するふたりの探偵を同時に登場させ、しかもアニメーションでやろうというのだからイメージが違うのも新しいキャラクターを介入させねばならないのも当然で、この程度なら許容範囲だと思います。
 で、問題のオリジナルキャラクターであるメイベル・ウエスト。ああそうか、『火曜クラブ』で登場したミス・マープルの甥で作家のレイモンド・ウエストの娘という設定か。それならいても格別変ではない。あちこちの感想を拝見すると、今回の彼女の行動を“押しかけ厨”と表現しているのを多く見かけますが、この程度でその表現はあんまりだと思われます。あの程度なら営業とか弟子志願の典型的な行動の範疇で、“押しかけ厨”と呼ぶには誰も事務所に入れてないのに侵入したり(少なくともヘイスティングスは通してるし)、入れてくれないことに逆上して事務所の前で大騒ぎしたり、あのあと「うちの可愛い娘を邪険にして、まあ!」とか言ってミス・マープルが乗り込んできたり、と具体的な“被害”がなければさすがに気の毒でしょう。確かに少々思いこみは激しすぎるが、アニメのヒロインならあのくらいでいーんでないかと。
 寧ろ問題なのは、ポアロが彼女を受け入れるようになった過程が不自然だったこと。こういう事件ではなく、メイベルくらいの年齢の女性が介入して自然だと思える事件を持ってきてポアロに納得させた方が良かったように思います。何せ今回メイベルがしたことといえば、事件のきっかけをポアロに齎したことに、張り込みのときあとで役に立ったのか解らない記録を取っていたことと、言づてをしただけ。確かにあの場でヘイスティングスが抜けたらまずいことになっていたわけで、人手として彼女がそれなりに使える、と認識したことぐらいは想像できるのですが、どうせあれほどアクティヴな少女を探偵として巻き込むなら、もっと相応しい事件を捜してあげても良かったのではないかと。……見つからなかったのかも知れませんけど。ついでに言えば、そんな彼女にポアロがまず提供したのがペット探しというのも、ポアロ本来の性格からするとおかしいんですけど。引き受けるか? この人がそんな内容。
 何だかんだ言いながら、最終的にメイベルが可愛いから、というだけでぜんぶ許したくなってたりするんですが。まあいつものことやねぇ。
 ともあれ、積極的に否定する材料はなかったし、寧ろ全体にはいかにもNHKらしい優等生的な作りには好感を抱いたので、今後もなるべく機会を作って観ようと思います。最短でも『ABC殺人事件』くらいまでは。
 ……にしても、固有名詞の扱いが混乱してます。作者名は早川書房式なのに、探偵のほうは東京創元社式……いや、いいんだけど。私はクリスティー文庫で読んでいる都合から“ポアロ”と記述し、題名だけ合わせました。

 連休なので本日も映画を観に行く。東宝に吸収されて系列はみんなTOHOシネマズに改称したのに何故かここだけは旧称のまま、なヴァージンシネマズ六本木ヒルズへ……
 ……が、大混雑で門前払いを喰った。
 開映15分ほど前に着くよう調整したのにチケットカウンターは大行列でとても15分で辿り着けるとは思えず、それどころか係員に訊けば目当ての作品初回の指定席は既に捌けたという話(ここは通常料金による全席指定制)。仕方なく劇場を立ち去ろうとしたときには、二回目の席も完売した、という声が聞こえた。
 両親に電話したところ、ちょうどドライブに出ていた。もう別の映画を観ようという気にもならなかったので、日比谷付近で拾ってもらい、私も付き合うことに。お台場の混雑を見届けたり晴海トリトンのアウトドアショップを眺めたりしたあと、弁当類を買って帰宅。
 どうも今日観るつもりだった作品は、休祝日に近づくべきではなかったらしい。平日に機会を見つけて来るかなぁ……

 やっとやっと、やぁぁぁっと『英雄伝説VI 空の軌跡 [DVD-ROM初回限定版]』(falcom/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム) [amazon|CD-ROM版:amazon]を再開。
 なんか突然バランスが悪くなりました。人数が減ったところであんな無闇に強いのを出されると困ります。けっきょくしばらく前まで戻って、装備やオーブメントを強化してから再挑戦、何とか切り抜ける。
 で、話が進んで思ったのですが……この作品、部分的ではあるが、キャラクターの能力とシナリオのバランスが良くない。特に顕著なのが、主人公ふたりの先輩遊撃士として登場する赤毛の男。もと不良グループの頭で、単独行動を好む実力派、という設定なんですが――こいつが実に使えない。そりゃ攻撃の破壊力は高いんですが、移動距離が短いから場面によっては最初のターンで敵まで辿り着かない、敵が大挙したときまとめて攻撃する方法が少ない、更に命中率が低いので頻繁に外す。こんな使い勝手が悪いキャラのくせに、遠距離から煙幕攻撃が可能だったりスピードが速いのでターンが良くまわる、という実に使いやすい娘を「素人は邪魔だ」と言って排除する。こっちとしちゃ「おめーがいるよりずっと動きやすいんじゃー!」とツッコんだうえ追放したいのですがどうしようもありません。
 その後彼はちょっとだけいいことをしたあと、毒を受けて昏睡状態になるんですが……なんつうか、まるで同情が湧きません。しかも看病のために、こいつなどより遥かに有能な女の子を取られてしまった。復活したらしばらくいぢめたる。可能なら。


2004年07月20日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040711~.htm#Day20

“癒し系女優”とか“癒し系タレント”という惹句は間抜け面と同義扱いされている気がする今日この頃。無論そうでない人もいるにはいるんだけど。

『英雄伝説VI 空の軌跡 [DVD-ROM初回限定版]』(falcom/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム) [amazon|CD-ROM版:amazon]、最終章に突入。くだんの馬鹿野郎はけっきょく使える娘を連れて雲隠れしました。ああ、今度出て来たら首っ玉捕まえて引きちぎってやりたい。連れてくのは爺さんだけでいいんだその娘は置いていけー!!

 江戸川乱歩『江戸川乱歩全集第8巻 目羅博士の不思議な犯罪』(光文社文庫/光文社) [bk1amazon]読了、感想はこちらから。今日はこのあとも、ちょっと集中的に本を読むつもり……気を抜くとゲームに手を出したりしてますが。

 観測史上、七月の最高気温を記録したのだそうです。気分をリセットするためにも今日・明日ぐらいまでは読書にかまけるつもりでずっと室内にいたので私はあんまし関係ありませんでした。

 ふと思いついたこと。
ペーパーマリオRPG』原作・法月綸太郎
 ……深い意味はない。


宣伝とかお薦めとか告知とか。

お薦め品
『10ミニッツ・オールダー コレクターズ・スペシャル』(日活) [amazon]
ビクトル・エリセ、スパイク・リー、チェン・カイコー、ジャン・リュック=ゴダール……現代映画界を代表する15の才能が時間をテーマに競演する、至福のオムニバス。劇場公開時二本に分けられていたものを統合して、2004年07月09日待望のDVDリリース。深川の感想はこちら→TRUMPETCELLO
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