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2004年07月01日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040701~.htm#Day01

 まだ終わっていないのですが、根の詰めすぎで脳味噌の血管が別離しそうな勢いに、こら多少は息抜きしたほうが効率的だ、と思ってとりあえず出かけるだけ出かけました本日は映画サービスデー。
 三本ぐらいで迷っていましたが、そんな事情から陰鬱だったりテーマが重かったりするのは避け、なおかつ今年に入ってあまりアクション映画を観ていないこともあり、ジャッキー・チェン主演最新作『メダリオン』(日本ヘラルド・配給)を選択。感想は、……あれこれ終わってからでないと書くゆとりはなさそうなので、後日この辺に。早くても明後日ぐらいにアップします。まあ、アクションに張りのある『バレットモンク』というだけだし。

 本日のお買い物
1,『デス・サイト』(タキ・コーポレーション) [amazon]
2,『イン・アメリカ 三つの小さな願いごと』(20世紀フォックス ホーム エンターテイメント/1と2、DVD Video) [amazon]
3,浅暮三文『ラストホープ』(創元推理文庫/東京創元社) [bk1amazon]
4,上田次郎『日本科学技術大学教授上田次郎のなぜベストを尽くさないのか』(学習研究社) [bk1amazon]

 1は未だになんだか釈然としない気持ちが残る、ダリオ・アルジェント最新作日本では劇場公開なしの直行によるDVDリリース。ジャケットには「最新作にして最高傑作」なんて書いてありますが、なら劇場でもかけてよー。懸案が片づいたらじっくり鑑賞するわ。2はアイルランドからアメリカに移住した一家の苦難と奮闘とを生々しく、しかし美しく描いた秀逸なドラマのDVD。劇場で鑑賞したときから買おうと心に決めてました。縁日のゲーム、マテオとの出会い、“デスペラード”を歌う場面、そしてラストシーンと見所の多い名作です。当時の感想はこちら
 3は文庫書き下ろしの最新作。ファンタジーではなく、《ラストホープ》と名付けた釣具店を経営するふたりが一億円を巡るゲームに巻き込まれるクライム・コメディ。4はまたしてもやりやがりました、TVドラマ『TRICK』第三シリーズに登場した上田次郎教授の著書がほんとーに刊行。作中の出来事を上田視点で描いた文章が大半を占めた旧著と異なり、ざっと眺めただけでも無茶苦茶極まる上田の人生哲学を綴った啓蒙書もどき。

 桐野夏生『OUT』がハリウッドにて、中田秀夫監督によってふたたび映画化されるそうです。うわお。


2004年07月02日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040701~.htm#Day02

 髪を切るたびにやっと、ようやくとか書いてます。そうでなくても今年の夏は蒸し暑いというのに、これが終わるまでは、と意固地になって遂に七月まで持ち越してしまい、却って自分を追い込んでいたような気がします。頭がすっきりしたおかげか、まだ若干残っていた懸案もどうにか今日中に片づきそう。ああ、これで心置きなく、

 本日のお買い物
1,とり・みき×ゆうきまさみ『新・土曜ワイド殺人事件 京都藁人形殺人事件』(DRAGON COMICS/角川書店) [bk1amazon]
2,和月伸宏『武装錬金(3)』(少年ジャンプコミックス/集英社) [bk1amazon]

 1は本来一瞬勝負の企画ものなのに何故か数年がかりでしかも途中掲載誌を移して連載されていた『土ワイ』最新作、ようやくの単行本化。船越英一郎の帯がついているというだけでもう充分という気が。2は巻を追うごとに壊れっぷりが激しくなってます。

 髪を切ったおかげか頭はすっきりしましたがここ数日の徹夜のための眠気は抜けず。果たして明日は無事に乗り切れるか。


2004年07月03日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040701~.htm#Day03

 抜け出した、と思ったらまた新しいトンネルが現れたらしい。今年前半サボっていたツケをだんだんと払わされそうな予感がしてきました。

 まあそれはともかく、この二日間はひたすら気を抜くことにしました。
 まずは週末恒例の映画鑑賞へ。当初は久々の本格西部劇として好評を博したケヴィン・コスナー監督・主演作『ワイルド・レンジ 最後の銃撃』の初日に赴くつもりでいたのですが、あんまり気に留めていなかった別の映画で、上映後に稲川淳二の怪談つき舞台挨拶があるという話を聞きつけて、かなり悩んだ挙句にそちらを選んでしまいました。ものは――個人的に因縁ある『ボイス』の監督アン・ビョンギがそれ以前に製作し、注目を浴びるきっかけとなったホラー映画友引忌』(松竹・配給)。感想は後日、この辺にアップします。でもひと言で済ませてもいいんです。観る必要ありません。『ボイス』と同程度に駄目な映画でした。やっぱり韓国のホラー映画はどうもレベルが低い気がする……普通の映画なら先週の『子猫をお願い』みたいな秀作があるのになあ。
 上映後の怪談つき舞台挨拶も、時間の都合で短め。披露した恐い話もパターン通りの本当に短いものだったので、今日の収穫は稲川淳二氏の語りを生で聴けたことぐらいでした。前述のようにギリギリまで迷っていたため前売り券を確保しておらず1800円普通に払っての鑑賞でしたが……無駄遣い感が拭えません。映画サービスデーか何かに来て果てしなくツッコミ倒してそれでやっと料金分、という感じでした。

 いったん帰宅したあと、夜に備えて昼寝したり溜まっていた感想を書き始めたり。まずは映画サービスデーに鑑賞した『メダリオン』(日本ヘラルド・配給)から。「で、けっきょくワトソン君の奥さんって何者?」からどうぞ。実はそれがいちばん気になってます。
 あと、読み終わったもののまだ感想を書いていない本も片づけようかと思ったのですが、時間切れのようなので本日はこれだけ。いまからまた外出してきまっす。


2004年07月04日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040701~.htm#Day04

 眠気が酷くてなかなか書き物が進められません。なので、出来た順に五月雨式で更新します。

 まずは、1日に読み終わったもののさすがに感想を書くのはヤバいだろうと保留していた一冊、高島俊男『お言葉ですが…(5) キライなことば勢揃い』(文春文庫/文藝春秋) [bk1amazon]こちらからどうぞ

 昨晩のつづき。
 夕食を自宅で摂ったあと電車にて新宿へ。集合時間まで間があるので、それまでスパイダーマン2』(Sony Pictures・配給)の先行オールナイトでも観て時間を潰すことにした。新宿地区では私が把握しているだけでも四館で上映する大盤振る舞いだが、到着時間にいちばん近かった劇場の位置を調べ忘れていたので、その次ぐらいに始まる新宿アカデミーにて鑑賞。感想は後日、この辺に。前作でスパイダーマンのアクションそのものには慣れてしまったので衝撃はありませんが、物語の出来も映像も高レベル安定。既に決定しているらしい『3』にも期待……ですが、話題作でしかも新宿地区という立地条件が災いしてか、どーもマナーの悪い観客が目立ったのが難でした。
 その後、松本楽志さんと合流して新宿ロフトプラスワンにてお馴染み新耳袋トークライブ第36回に参席。新刊でも言及があったせいか大盛況。
 第一幕は、第四夜収録の伝説の傑作『山の牧場』をつい最近取材したという雑誌編集長とライターの方に壇上に登ってもらい、ふんだんな資料をもとに再検証したもの。詳しいあたりは問題の雑誌に掲載されるそうなのでそちらをお待ちください……なんで誌名を書かないのかというと、うろ覚えだから。7/23発売号、というのだけは忘れなかったのに。
 第二幕ではここ最近お馴染み、第九夜の警備員絡みのエピソードはじめけっこうなエピソードを提供して話題のI氏が登場し、わけあって詳しく調べたという池袋四面塔についてのレポートをひととおり発表したのち、木原・中山両氏と交互に新しいネタやまだライブで出していなかったネタ、また新耳袋本編には縛りのために出せないネタなどを発表された。今回たぶんきついだろうなと思っていたら案の定眠気がひどく、また途中トイレで中座なども挟んだためだいぶうろ覚えだったり断片的な記憶しか残ってなかったりしますが、特に印象深かったのは新耳というより「超」怖い話風の血みどろエピソードでした。通称ジェイソン。
 二度目の休憩を挟んでの第三幕――と言っても、当初休憩にする予定だった時刻がずれこんだため、ここで発表されたのは中山氏が前幕最後に話しそこねたものひとつと簡単な質問コーナーのみ。この夜は『幽』の影響で、建物の話が出るたびに中山氏が「お前行ってこい」と木原氏に言われ続けていたのがやったら印象に残ってます。
 実は最新刊刊行直後のためあんまりネタがない、というのは2/3ぐらいゲストがネタを喋って、著者お二人は話を引き出す方に主に廻って、あと残り部分を未発表ネタで埋めたような構成から見え見えですが、それでもやっぱり濃密に怪談が楽しめたので満足。特にきのうは、昼間聞けたのがあんまり有り体だったので、余計に乾きが募っていたよーな気がします。
 毎年夏は短期間に連続して行うのが普通で、やっぱり次回も今月末。あの様子では御本人たちが言うまでもなくネタ不足そうですが、まあ何とかしてくれるんでしょう、きっと。

 眠気を耐えて、どうにか友引忌』(松竹・配給)の感想も書き上げたのでアップ。「遺体の閉じない瞼を縫うのって、あちらでは許されてるんでしょうか……?」からどうぞ。でもよく考えると遺族がいないような気配があったので、そのつもりでやったのかも知れません。
 非常に寝ぼけているのは、並行してスパイダーマンの粗筋を書いていたとき、思わず「ピーターはすぐさまピーターパンとして」などと間違えたあたりで明白です。それは変身なのかおい。そんなわけで、『スパイダーマン2』ともう一冊読んだ本の感想は明日以降に。もう寝る。無理。

 あ、しまった、クリスティー原作のアニメ、今日からだったことをすっっっきり忘れてた……。


2004年07月05日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040701~.htm#Day05

 まずは宿題を片づけよう。スパイダーマン2』(Sony Pictures・配給)の感想、「そこまで執着的にポスター貼らんでも。」からどうぞ。
 もうひとつ、土曜日の移動中に読み終わった木原浩勝&中山市朗『新耳袋 現代百物語 第五夜』(角川文庫/角川書店) [bk1amazon]の感想もアップ。こちらからどうぞ

 本日のお買い物
1,川瀬夏菜『ラピスラズリの王冠(1)』 [bk1amazon]
2,橘 裕『ガッチャガチャ(4)』 [bk1amazon]
3,なかじ有紀『ビーナスは片想い(12)』(1〜3、花とゆめコミックス/白泉社) [bk1amazon]
4,八神 健『密リターンズ!(1)』(SEED! COMICS/ぺんぎん書房) [bk1amazon]
5,山田貴敏『Dr.コトー診療所(14)』(ヤングサンデーコミックス) [bk1amazon]
6,『藤子・F・不二雄☆ワンダーランド ぼくドラえもん 10 2004.7.20』(5と6、小学館)

 1は前作『知らない国の物語』がなかなか良かったので購入してみた著者の新シリーズ。前作以上にオーソドックスなファンタジーのようですが、はてさて。2は泥沼化進行中。ていうかこんな殺伐としたものをラブコメと呼ぶのか、ある意味表裏一体な『Honey』と一緒にやってて頭おかしくならないだろうか、と余計な心配をしてみたり。3はのんびりまったりなバカップルのお話ようやく完結。どうやら全員幸せになったようです。こういう予定調和も好き。
 4は週刊少年ジャンプで連載されていたシリーズの復刻版。連載当時好きで読んでましたが、今にしてみると中盤いかにもジャンプ連載らしい変な対決ものになったり随分迷走した覚えが。最終的には彼女のほうも凄い人になってしまった覚えが。まあ、最近の安定した作風では描き得ない作品でもあるので、これはこれで面白いのです。好調に巻を重ねている5は、ここに来てかなり驚愕の展開へ。パラパラと眺めていて「なんてことおぉっ?!」と叫びそうになりました。
 6は各界のアーティストがドラえもんをテーマに製作した作品を展示する“THEドラえもん展”の紹介など。2002年から始まって、場所を移しつつ現在も継続しているのだそうな。知らなかった。

 というわけでまた今日からトンネル突入。ゲームは……騙し騙し遊ぼう。うんそうしよう。


2004年07月06日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040701~.htm#Day06

 ……牛と蛙が反対になってなかった?<?

 両親と死別したため、日本人と再婚した祖母を頼ってタイから渡ってきた女の子が、養子縁組などの手続きを経て定住者へのビザ変更を入管に申告したところ、許可できないとして明日には滞在期限が切れてしまう、というニュースが昨日報じられていた。家族や帰る場所があるならまだしも、どう考えても拠り処のない女の子を着の身着のまま追い返すというのはどういう了見だ、と誰しも思うのが自然だろう。8000人近い署名を携えても滞在期間の延長さえ渋る入管のいかにもお役所仕事らしい対応にひじょーに不快になっていた、ところが。
 今日になって突如入管が態度を一変させて、三ヶ月の滞在期間延長を認めた。それも、どうやら資料や報道内容から意識を変えたというのではなく、首相や法相の“鶴の一声”がきっかけだったらしい、という。
 テレビで見るとこの女の子、顔立ちはちょっとエキゾチックという気はするが話し方も所作も日本人である。まだ幼いから環境に馴染むのも早かったと思われるが、それだからこそ余計に彼女の不遇が利用されたようなこの二日間の状況は見ていて気分が悪い。確かに、何も言わなければ彼女は本当に強制送還されかねなかったのだろうが……この時期にそういう展開があること自体、あれこれと勘繰りたくなってしまうというもの。
 勘繰るにしても幾通りか想像できることはあるが、いずれのパターンにしても、お役所の頭の固さと思慮の乏しさだけが明白。ああ、嘆かわし。

 ゲームは騙し騙し、と昨日書いたが、とりあえず我慢できなくなったので本格的に取り組んでみた『英雄伝説VI 空の軌跡 [DVD-ROM初回限定版]』(falcom/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム) [amazon|CD-ROM版:amazon]
 まだ序盤ながらなかなか安定した仕上がりといった手応え。一部、極端に戦いづらい敵キャラがいてしばし手こずるが、はじめは一度や二度倒されてしまうくらいが却ってちょうどいい。主人公たちの職業を「危険な仕事専門の何でも屋」といった体裁にしたお陰で、メインシナリオの枠内で語られるエピソード以外にもプレイヤーの随意で独立した仕事をこなすことが出来、変化をつけられるのも良し。
 気軽に遊べるRPGというfalcom作品の基本線はなぞっているが、その中でヴォリュームやちよっとしたゲーム性を盛り込もうとしているのが窺えて、なかなか好感触。今月もやることがあるので、ゆっくりちまちま進めていきます。あのゲームは……そのあとかなあ。
 と言いつつ、久々に別のとあるゲームを必要からインストールし直したり。いったい何度目だ、これ。

 本日のお買い物
1,『怪談新耳袋 ―花嫁さん編―』(KING RECORDS/DVD Video) [amazon]
2,『金田一耕助 the Complete』(ダ・ヴィンチ特別編集6/Media Factory) [bk1amazon]
3,京極夏彦『百鬼徒然袋―風』 [bk1amazon]
4,辻村深月『冷たい校舎の時は止まる(中)』 [bk1(ISBN)amazon]
5,椹野道流『禅定の弓 鬼籍通覧』(3〜5、講談社ノベルス/講談社) [bk1(ISBN)amazon]

 従来はテレビ放映から半年ぐらい経てソフト化されていたのに、夏だからか或いは来月半ばに劇場版を控えているからか、ほとんど間を置かずに発売されたサード・シーズンのDVDいちまいめ、の1。さっそく見はじめておりますが……これ、前回までは通常のテレビと同様のサイズだったのが、今回からビスタサイズになってます。のっけから寝ているあいだに襲われるネタ連発という夏に向けてなかなか凶悪な作りが素敵です。
 2はちまたで話題の最新金田一耕助読本。映像版の徹底研究に横溝正史という作家についての評論、コレクター喜国雅彦氏による書影コレクション(『真珠郎』が素敵)、などなど充実の一冊。重版が並ぶ前に確保してみました。横溝正史もいずれ全巻読破してみたい作家のひとりなのですが、いちばん揃っているはずの角川文庫は何度も構成が変わって脱落も多く、手を出しかねてます。いちどどこかで完全な全集を発行してくれないかなあ。
 3以降は今月の講談社ノベルス。ぜんぶ買うはずでしたが、西尾維新氏の新刊は内容に不備があって発売が遅れる旨、店頭に貼り紙がしてありました。3はある意味京極堂シリーズ最強のキャラ・榎木津が探偵役を務める短篇連作、久々となる二作目。4は三ヶ月連続刊行第二巻。5は二年振りとなるシリーズ第五作。
 それにしても、bk1の検索は叢書の名前など必要なキーワードに柔軟性がなかったり不統一だったりで、肝心な本が釣れない場合が多くて困ります。本日の3なんか随分前から予約可能商品に掲げていたくせに、検索でキーワード「講談社ノベルス」とか発売時期に200407と入力しても拾ってくれませんでした。

 深夜、一箇所だけ地味に修正。
 本日スタートしたドラマ『WATER BOYS2』をなんとなく鑑賞。なんか古いタイプの青春ドラマ風でけっこう好き。金子貴俊が映画版のあのキャラクターがそのまま教師になったという形で登場していて妙にいい味を出しているが、妻夫木聡は出ないのかなあ。獣医になったからか?(それは別の映画


2004年07月07日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040701~.htm#Day07

 浴衣を着て仕事をする、というイベントは否定しません。悪くないと思います。が、「気が引き締まる」と発言するのはどーだろう。浴衣って本来湯浴みの際に着るもので、どちらかと言えば寛ぐための衣服だったはずなんだが。

『英雄伝説VI 空の軌跡 [DVD-ROM初回限定版]』(falcom/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム) [amazon|CD-ROM版:amazon]序章終了。
 ミッションのなかで現場検証めいたことをやらされたり、街道の途中に中ボスがいたり、有り体ながらちゃんとゲームらしくなっているのでいい気晴らしになります。しかし最初に見たときからあからさまに怪しかっただろそいつ。
 序章で旅に出た父が行方不明になったため、その捜索に赴いたところでいったん切り上げ。飛行艇の航路が使用禁止になっているので陸路を徒歩で移動する、というお約束の手続きを踏んで、ごく自然に戦闘能力を上げる方便まで用意してくれているのが素敵。各地のギルドで仕事をこなし推薦状を得ないと一人前の遊撃士として認められない、という設定がある以上、厭でも各地をまわらされる羽目になるのでしょう。つまりまだまだ先は長い。

葉の茶』を扱っている自販機は、私の周辺では職場近所に置かれた一基だけ。結構人気があるらしいのに他で取り扱っていないため売れている、という話は聞いていたが、昨日訪れたときなど、三列すべてに売り切れのランプが点っていた。困ったもんである。
 これのペットボトル仕様のもののキャップには、あのマスコットのイラストがあしらってある。何種類かあるようで、新しいものを見つけると、ペットボトル自体はリサイクルに廻してもキャップだけ保管してしまっている。まったく、何なんだろうね私ゃ。

 本日のお買い物
1,『OutRider Vol.7』(ROAD RIDER 2004年8月号増刊/学習研究社)
2,FourPlay『Journey』(bluebirdBMG Funhouse/CD) [amazon]

 1は隔月刊行となっての一冊目。でもなんか変だ、と思ったら――版元が変わっていた。立風書房が吸収された形で、今回から学研が版元ということになったらしい。ああ吃驚した。毎度ながら読んでいると徒手空拳で飛び出したくなる凶悪な雑誌です。
 2は久々に購入のジャズCD。綺羅星の如き四人が結成したグループが今年六月に発表したアルバムです。前にも何枚か買ってますが、移籍後は初めての購入です。ラリー・カールトンのブルージーな演奏にときおり挟まれるネイザン・イーストの透明感あるヴォーカル、洗練された涼しげな音楽はサザンオールスターズやラテンとは別の意味で夏らしいと思って敢えてこの暑い時期に購入してみました。
 どうでもいいことですが、FourPlayの公式サイトにアクセスしようと手動でアドレスを入力するとき、「jazz」というのを入れ忘れるとまっっったく方向性の違うサイトに出てしまいます。直接リンクしませんから興味のある方は自分でやってください。自己責任でね。なんでわざわざ字を赤くしたのか考えてね。

 木原浩勝&中山市朗『新耳袋 現代百物語 第六夜』(角川文庫/角川書店) [bk1/amazon]読了、感想はこちらから。長引かせようと思っても気づくと勢いづいていて、けっきょく二日ぐらいで読み終わってしまう罠。


2004年07月08日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040701~.htm#Day08

 昨晩はゲームは出来ずじまい。
 夜が明けて本日は返事待ちのため日中は本業のみ、待ち時間を利用して溜まっていた漫画をちょこちょこと消化する。『ろまんが』が実にいい。なんでこんなに情報量が多いんだ。そして何故その情報の大半が下ネタなんだ。いつの間にか菊花お嬢様はすっかりいい子になってるし。
 暑さで少々だれてるし、前のスパートからあと、本当には休んでいないので、本日は返事があるまでこんな感じでちんたらと過ごします。

 本日のお買い物
1,うえお久光『悪魔のミカタ(13) It/MLN』(電撃文庫/Media Works) [bk1amazon]
 これ一冊だけ。捜せば他に何かあったかも知れませんが。随分と巻数を重ねていた“It”編完結。

 なんとなく追記。『暗黒館の殺人 愛蔵版』は書店でも注文できます。これ一冊のために講談社BOOK倶楽部に個人情報を登録するのは厭、という方は店頭でご確認ください。住所氏名電話番号ぐらいは書かされるかも知れませんが、受注生産で税込み6195円もするものをキャンセルされたりするとえらい迷惑なのでその程度は我慢してください。
 ちなみに、さすがにサインはついてないと思う>某氏


2004年07月09日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040701~.htm#Day09

 今日も日中はモラトリアムな雰囲気でした……
 が、気懸かりはあるし返事が来たらすぐにでも作業にかかりたいので、後日ダメージの残る徹夜イベントは避けた方がいい、というわけで楽しみにしていた『妖・怪談義2』はキャンセル。とほ。このイベントとはいまいち縁がないらしい……。

 本日のお買い物
1,『10ミニッツ・オールダー コレクターズ・スペシャル』(日活) [amazon]
2,『ミスティック・リバー』(Warner Home Video/1と2、DVD Video) [amazon]

 1と2はきのう入荷していたはずなんですが、あまりの暑さにやられていたようですっかり忘れてました。
 1は都合15人の映画監督がそれぞれ十分間という割り当てのなかで“時間”をテーマにした作品で競作したオムニバス。劇場公開の際は『イデアの森』『人生のメビウス』という副題をつけて八本と七本にわけ、同時期に別々の劇場でかけていましたが、DVD化にあたって一本に統合。おかげで現在最高峰の映画監督の作品が心ゆくまで堪能できてしまう贅沢な一本になってます。大変お薦め。久し振りにお薦め品として書き留めておきます。
 2はデニス・ルヘイン原作、クリント・イーストウッド監督作品であり、ショーン・ペンにアカデミー主演男優賞、ティム・ロビンスに同助演男優賞を齎した今年前半の話題作。既に主要館での公開は終了してますが、同じショーン・ペン主演の『21グラム』と見較べると更に趣深いものがあります。劇場鑑賞時の感想はこちら。これも大傑作なんですが、結末で感触が二分されてしまうので、お薦め品には敢えて入れず。


2004年07月10日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040701~.htm#Day10

 週末恒例の映画鑑賞では久々の銀座方面。このところ平日に見落としそうだったものをフォローするのに訪れるぐらいだったのです。
 本日のお目当てがかかっている丸の内ピカデリーの窓口を四十分ほど早い時間に訪れてみると……行列が出来ている。丸の内ピカデリーは二館あって窓口は共通なのだが、もう一方の作品は『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』。大作の話題作ゆえ普段あまり映画館に来る機会のなさそうな人々が多く並んでいるうえに、この劇場は最近増えた「定員入替制、初回のみ全席自由で二回目以降は通常価格での全席指定」というシステムを採用しているせいで窓口が混乱していた。このシステムの場合、一緒に鑑賞する人は同じ窓口でいちどに受付を済ませるのが無難なのだが、それを解っていないのであっちの窓口に固まったりこっちに移ったり。ハリー・ポッターは初回の時間が早いので、私が訪れたころには全席指定になっていたが、こちとら初回で見るからに客は少ないのだ。せめて列を別々にしてくれーと叫びたくなるのをどうにか堪えて受付を済ませ、上階にある劇場へ。
 が、こちらも混雑は続いていた。下で受付を済ませてからということを知らずに上がってきた客とまだ劇場に入れない客とでごった返している、がその人だかりを迂回して目当ての作品の掛かった劇場のほうへ向かうと案の定こっちは悠々入ることが出来る。時間が早いせいもあるだろうが席もほとんど埋まっていない。
 劇場が隣り合い、管理も同じ会社なので、劇場内の受付も売店も共有している。毎度の行動としてプログラムと飲物を買いに行ったのだが、どちらもやはりお隣がてんやわんやで人手が割かれており、なかなかこちらにいる私の存在に気づいてくれない。ぜんぶ終わるまで、ずーっと苦笑しっぱなしの私であった。
 前置きが大変長くなりましたが、鑑賞したのはこれまた本日初日、ハーレイ・ジョエル・オスメント主演の“ひと夏の冒険譚”『ウォルター少年と、夏の休日』(日本ヘラルド・配給)。感想は、「ハーレイ・ジョエル・オスメントの第一声の太さに吃驚。」からどうぞ。彼もいつの間にか16歳だもんねえ。内容的には、隣の劇場に大挙している人々に「こっちも見ろ〜」と声をかけてあげたくなるような佳品でした。

『英雄伝説VI 空の軌跡 [DVD-ROM初回限定版]』(falcom/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム) [amazon|CD-ROM版:amazon]第一章終了。なんだかこちらも正統的な冒険ファンタジーになりつつある。
 相変わらず基本的に不満はないのですが、経験値稼ぎの面でちょっとバランスの悪さを感じはじめた。レベルの差によって同じパーティ内でも戦闘で得られる経験値が異なり、同行しているうちに経験値の格差が埋まっていく、という作りは非常に合理的だと思うものの、そこで得られる数値が異常に低いのでなかなかレベルアップに繋がらない。能力的に苦戦を強いられる相手でも設定の都合で得られる経験値は1とか2、という場合が非常に多くなんとも疲れさせられる。また、メンバーが三人・四人のときならともかく、デフォルトのふたりではどう考えても対応しきれないような中ボス類がたまに登場するのも困りもの。そのひとつで延々引っかかってなかなか先に進めず、昨晩は思わず夜更かししてしまいました。けっきょくどう足掻いても勝てそうにないのでいったん捨て置いてきました。
 遊撃士への依頼はそれぞれ期限が設定されているのですが、その期限がどういった条件で終了するのかがいまいち解りにくいのも難点。迂闊に引き受けて、期限切れで徒労に終わることを心配するとけっきょく何も出来ずじまいになりそうなのです。そうでなくてもメインイベントの枠が大雑把で期限との兼ね合いが解りづらく、この辺はシステムの設計段階でもっと明確な判断基準を用意して欲しかったところ。判断基準が明確であれば、期限切れで報酬などが失効したとしても自業自得と許容も出来るのですけど。

 返事が来ました、ので本日、この更新が終わったくらいから作業再開。


宣伝とかお薦めとか告知とか。

お薦め品
『10ミニッツ・オールダー コレクターズ・スペシャル』(日活) [amazon]
ビクトル・エリセ、スパイク・リー、チェン・カイコー、ジャン・リュック=ゴダール……現代映画界を代表する15の才能が時間をテーマに競演する、至福のオムニバス。劇場公開時二本に分けられていたものを統合して、2004年07月09日待望のDVDリリース。深川の感想はこちら→TRUMPETCELLO
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『日本科学技術大学教授上田次郎のなぜベストを尽くさないのか』
学習研究社より発売中。これを読まずしてファンを騙るなかれ。 [bk1amazon]

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ダリオ・アルジェント監督最新作『デス・サイト』
(原題:Il Cartaio/英題:The Card Player)
タキ・コーポレーションより2004/07/02発売 [amazon商品ページ]


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