9月に入り海も荒れだし、天候も悪くなってきました。市場の魚売り場に行くと
三分の一ほどしか店が開いていません。
魚は大型船で捕ったカツオ・ヒラマサなどが並んでいますが、あまり冷蔵状態
が良くありません。アジ類の種類にも変化が出てきました。
2009年10月1日
サバ
台風16号の影響で漁船が漁に出なので、しばらくお魚が食べられませんでした。
BMA市場の営業している店をのぞくと、冷凍小型サバが目に付いた。
普段なら見向きもしないが、毎、日牛・豚肉ばかりだったのでおいしそうに見える。
28cmの小サバ3匹、600g,20000ドン（100円）
小サバ味噌煮
なかなかうまい。しかし、日本のアブラの乗った味噌煮が恋しくなった。
帰国したらサバ味噌煮定食をまず食べよう。
2009年10月2日
ウマヅラアジ
海の荒れ模様はおさまったので、魚売り場が活況を取り戻した。
しかし、まだ鮮度の良い魚は並んでいない。そんな中でウマズアジが
魅力的だった。たまに見かけてはいましたが、刺身にできるような
魚はありませんでした。大型のウマヅラは初めて食べます。
40cm,700g,50000ドン（250円）と高い。
ウマヅラアジは南日本から西太平洋まで分布する。日本では稀なさかな。
ウマヅラアジ刺身
適度にアブラも乗り、ウマミもある。食べやすい刺身ができました。
しかし、大きな魚から二人分ほどしか刺身が造れない。割高だ。
2009年10月6日
クロホシフエダイ
久しぶりに夕方のハン市場に行った。
海が荒れているので、様子見気分だ。開店している店は少なかったが、
新鮮なフエダイが5匹ほどザルに乗っている。迷わず買いだ。
フエダイの仲間で、クロホシフエダイがダナンでは最もポピュラーだ。
この魚は南日本から、インド洋・西太平洋に分布する。
日本ではこの魚の刺身は口にできない。
30cm,500g,40000ドン(200円）と高い。最近、ここに通っていないからかな。
クロホシフエダイ刺身
見た目も美しく、淡白で魚に甘みがある。
ムニエルにしても大変においしい魚である。
2009年10月8日
コノシロ
オバチャンの「トィワー」（新鮮だよ）の声に釣られて足を止めるとコノシロ
がキラリと光る。20cmの魚5匹で500g,10000ドン（50円）なり。
コノシロ刺身
定番の酢じめにしてみる。アブラが乗っていてうまい。こんなにうまい魚
だったのかなと、ふと思った。
2匹はごま油で炒め、韓国風に仕上げた。これも美味なり。
2009年10月14日
ニシキブダイ
さんご礁の少ないベトナムでは、めったに見かけない魚が数匹ならんでいる。
アオブダイ類はさんご礁の藻類を食べる。
その藻類に由来する毒を内臓にもっているときがあり、
沖縄ではアオブダイ類による食中毒死の例がある。
日本では魚屋に並んでいることはないだろう。
ニシキブダイは四国以南、インド洋・西太平洋に分布する。
400g,28cm,10000ドン（50円)
ニシキブダイ煮物
丁寧に内臓を取り、煮ものにした。
おそるおそる食べ始めたが、おいしいので気がついたら全部たいらげてしまった。
2009年10月21日
マルアジ
海の荒れ模様がおさまり、近場の魚が入荷するようになった。
アジ類はマテアジが多くなったが、今日はマルアジの手ごろなものがある。
台風が接近してくるので干物をキープしておこう。
1Kg,15000ドン（75円）
マルアジ干物
マルアジは塩焼きにするとあっさりしすぎるが、干物にするとウマミが生きてくる。
日本で食べるマアジ干物と同等だ。
2009年10月23日
マテアジ
10月中旬から入荷の多くなったマテアジ。平べったいアジ類はおいしいのですが、
マテアジはイマイチです。アジフライかなめろうにしてみよう。
今後食べる機会が増えるので何か工夫していかなければ。
マテアジは日本の南部から、インド・西太平洋に分布する。
漁獲量が少ないので、日本では魚屋に並ぶことは無い。
19cmの魚4匹、400g,10000ドン（50円）
2009年10月29日
アカカマス
今日は早朝からオンショアで、サーフ不可。
それならばと波チェック帰りに市場に直行。
海が荒れているので、あまり期待せずに魚売り場をブラブラしてみた。
最近、アカカマスが出始めたが、今日は干物にちょうどよい型の魚がある。
数日後に台風22号が接近してくるかもしれないので、保存食だ。
1Kgg,20000ドン（100円）
アカカマス干物
かますの干物はうまいですね。乾季には少ない魚なので、久しぶりだ。
アジの干物も良いが、カマスも最高だ。
2009年10月30日
イボダイ
今日は天気がよく風もあるので、干物用のアジを物色しに市場に行った。
マルアジのよさそうなものを見つけ、1Kg買った（15000ドン、75円）
家に持ち帰り、内臓を見るとあまり鮮度の良い魚ではない。
しかし、なぜかイボダイの新鮮なものが(20cmほど)一匹混じっていた。
イボダイの刺身は食べたことが無いので、初挑戦だ。
。
イボダイ刺身
歯ごたえが意外によく、あまみもある魚だ。
しかし、これと言ったうまみが無い。
この魚は煮物がベストかなと思った。
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