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「かみちゅ!」舞台探訪〜広島県福山市編〜
2005年夏の快作、「かみちゅ!」の舞台探訪です。 実は去年の11月に訪れる予定でホテル・電車まで予約していたのですが、直前に私の都合でキャンセルになってしまいました。 それから4ヶ月、ようやくメンバーの予定が取れて、今回の遠征となりました。 行き先は、数々の作品の舞台と幾多の坂が待ち受ける街、尾道。 「かみちゅ」の舞台探訪、それは、街を舞台にした巨大な神経衰弱に似ていた。 あるカードは先駆者によって既に開けられ、またあるカードはいずことも知れず坂の街に隠されていた…。 第11話の駅前 −福山市 福山駅周辺−
今回の遠征のメンバーは、例によってQLAND氏,SUGI氏と私の3人。
SUGI氏は自称「実家が尾道市(と合併した町)」、QLAND氏は「出張で福山周辺には良く来てた」、私は「夢の中でなら何度も来マスタ!」という、土地勘はかなり微妙な面々。 SUGI氏と私が先に新幹線で福山駅に到着。 ここは、「かみちゅ!」の中でも、DVD第11話「恋は行方不明」(TV未放送)に登場した街。(以降、面倒なので話数はDVDの話数で) 実は当初、尾道だけを回って、福山は最終日に時間が余ったら…、と考えていたのだが、QLAND氏が「ばかもーん! 何のために高いDVD買ってるのかね。われわれはセレブなのだよ。ちみぃ」などと駄々をこねるので、初日は福山からという事に。 セレブをお迎えせねば、とグリーン車の前で待っていたら、普通車から降りて来るQLAND氏。 「な〜んだ、せっかくセレブをお迎えするためにグリーン車の前で待っていたのに…」、と言ったらQLAND氏はイヤな顔をしていた(笑) そのQLAND氏が、着いた早々手まねきするので、降りた新幹線ホームの端へ行ってみると…、
在来線の尾道行き側のホームからも同じ場所が見下ろせるが、どちらかというと新幹線ホームの方が合っているようだ。 同じく、第11話で二人の乗った電車が着いた(ように描かれている)ホームは、在来線にあるが、尾道から来る山陽線のホームではなく、福塩線・井原鉄道線(神辺・府中・井原市方面)側にある。
駅構内を移動していると、何やらSUGI氏の足取りがヨタヨタしている。
ものすご〜く前途不安になりながら、福山駅前に。
ここまでほぼ作品中の背景とそっくり。(ただし、石像の下に花壇は無い) 二人の向かい正面のアーケードは、作品中では車の向きが逆なのでもしかして別の場所かも? と思って辺りを探してしまったけど、結局作品中の位置関係そのままで良いようだ。 『「かみちゅ!」は、現地取材の位置関係の通りに、カットの流れが作られている。』 これが後になって何度も浮上するテーマになるとは、この時は知る由もなかったのだった。 読子通り −福山市 福山駅周辺−
私が福山はあまり調べてなかったのと、QLNAD氏が以前に何度か来た事があるというので、自然と道案内はQLAND氏という事に。
そんなわけで、しぶしぶQLAND氏の後について駅前を歩く。 駅から少し歩いた先にあったのは…、
みこと章吉が入ったハンバーガ屋さん。ご覧の通り、実際には携帯電話ショップ。 作品中での店名は「にちぼつバーガー」だから、作中のここは“日没市”ということか?
左側の写真が、ハンバーガー店内から見える向かい側のお店。実際の位置関係も同じ。 右側の写真が、二人が走って逃げるシーンの背景。携帯ショップのすぐ横。 このへんの位置関係は、カットの流れと一致している。 ちなみに、この二人が走って逃げるシーンに、「R.O.D」の読子さんがチラッと登場する。 なので、以後、この通りを「読子通り」と呼称することに。 映画館? −福山市 福山駅周辺−
作品中では、みこと章吉が読子通りを走って逃げて、ガード下をくぐるシーンがあり、その後に映画館のシーンになる。
さて、その映画館はどこか? 事前にチェックしてなかったので、急遽iモードのタウンページで検索してみると、2軒がヒット。 そこに行ってみると…
左が駅前の映画館。右がやや離れた所にある映画館。 どちらも、作品中の映画館とは違う。右の方が若干似ているような気がするけど、「違う」としておいた方が無難なレベル。 ちなみに、上のハンバーガ店からガード下をくぐったなら、駅の北側の福山城の方になるが、どちらも福山城とは反対方向の商店街側。 ここで、SUGI氏に聞いてみると、
というわけで、残念ながら映画館の元ネタの探索はあきらめる事になったのだった。 お城と公園 −福山市 福山駅周辺−
上の写真が、第11話に登場したお城、福山城。 付属の建物(?)が若干アレンジが加わっているけれども、ほぼそっくり。 城の下の石段の所から撮影したのだが、作中と微妙にアングルが違う。作中のアングルは、もう少し駅寄りか? この日は、ちょうど桜が満開で、福山城は花見客で一杯。 二人が過ごした公園に行こうとしたら、人が一杯で写真を撮るどころではなかったので、3日目の帰りにもう一度寄って撮ったのが下の写真。
左上の写真は、作中で章吉がみこにたい焼きを買って半分こした場所。実際にたい焼き屋があるのにビックリ(作中では反対側だけど) 右上、左下が二人が座ったブランコ。 右下が、ゆりえが「かみちゅー!」と家族と降臨した場所。後ろの柵の形までそっくり。 この他にも、細かいカットがいくつかあるけれども、作品中ほぼそのままの形でモデルが実在している。 (しまった、水飲み場のチェックを忘れた…) ここら辺のカットは、QLAND氏のキャプチャ資料に頼ったもの。感謝m(__)m 喫茶店 −福山市 福山駅周辺−
さて、撮るべきものはほとんど撮って、あとは福山で残すのは、二人が足を止めた「香り高い珈琲をどうぞ」の看板の喫茶店である。
実は、初日に歩き回った時には見つけることが出来なくて、最終目の帰る直前まで最後の攻略ポイントとして残されていたのだ。 作中でアーケードが見えるから、駅南の商店街の中だろう、と想像はついたのだが、決定的な手がかりがない。 こうなったら最後の手段。3人で別れてローラー作戦実施、ということで、 QLAND氏…駅南−西ブロック 私…駅南−南ブロック SUGI氏…駅南−東ブロック と、3つに別れて探す事に。
「散開っ!」、というかけ声と共に別れて、1分もしないうちに、SUGI氏から携帯の連絡が。 SUGI「ありました〜(苦笑)」 早い、早いよ、スレッガーさん! そんなわけで、その場所へ行ってみると…。
作中の遠景は、通りの反対側からの構図。
こうして、福山での捜索作戦は、無事成功のうちに終えることが出来たのだった。 そして、福山での撮影を終えた我々は、いよいよ約束の地、尾道へと向かう。 次に進む>> 福山編 尾道編 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
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