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「かみちゅ!」舞台探訪広島県尾道市編〜その1〜
福山市編に引き続き、「かみちゅ!」の舞台探訪記です。 ついに念願の尾道市に到着した我々が見たものは…、 「小さな一歩で」 −尾道市 尾道駅周辺−
福山駅から、在来線で尾道駅へ。
大林監督の「新・尾道三部作」の「あの、夏の日〜とんでろ じいちゃん〜」の中でも、じぃちゃんが「福山から在来線に乗って海を横目に見ながら来るのがいい」と話していた経路。
尾道駅に着いて、早速、第11話「恋は行方不明」の駅の風景と比べようとしたら、あれれ…?
さすがに第12話「ふしぎなぼうけん」のローカルな構内の背景は違うと思っていたのだけど、第11話はモデルがあると思っていたんだけどなぁ〜。 そんなわけで、駅構内はスルー。 降り立った尾道駅は、公開中の「男たちの大和」のロケセットの影響で、大和グッズが駅の中のみやげ物屋とか駅前の自動販売機とかのあちこちに見受けられた。
カラーのわりには中身が普通なのが残念。ちなみに、ラムネは駅構内の土産物屋で売っていた。 既に夕方なので、一旦ホテルにチェックインして荷物を置く。 今日はもうあまり探索する時間が無いので、街の西側の目標をつぶす事を目標に行動開始。 一度断念して、もう来られないかも?、とさえ思っていた憧れの地、尾道を実際に歩けるかと思うと、つい嬉しくなって足どりが軽くなる。
QLAND氏のグチをはるか後方に置き去りにして進んだ先で、偶然にも最初の舞台を発見出来た。
第3話で、祀と光恵がお守り用の四つ葉のクローバーを探した空き地。正直、ここを見つけるのは難しいと思っていたので、嬉しい誤算。 ちなみに、画面の左右の道は「古寺めぐりコース」の一部。 ここから下の方を見下ろすと…、
第5話で幽体離脱をしたゆりえが町内を飛び回るシーンの背景の数々があった。 左が、ゆりえが手を広げたカットの背景。第2話でもDVD版の追加カットとして、もののけが歩く屋根として使われている。右は、ゆりえがつまづいて犬に乗った侍(?)に声をかけられるカットのもの。 ここを降りて行くと…、
と、第5話のゆりえの歩いた場所がシーンの逆順で現れて来た。 ちなみに、つまづいた場所から学校が見えるシーンがあるが、ここからは学校(のモデル)は見えない。 そして、この坂道をさらに降りると…、
第2話に登場した、のれんまたぎがいる家が現れた。 ちなみに、ここは「尾道三部作」の「さびしんぼう」の下校シーンに登場している。比較的有名な場所なので見つける事が出来たが、「さびしんぼう」の舞台の学校はもっと街の西の方なので、知らずに探したら西に行き過ぎたかもしれない。(「新・尾道三部作」の「ふたり」にも登場しているそうだけど、そんなシーンあったかな?) ここを降りて見上げると…、
一連の幽体離脱シーンの冒頭で、ゆりえが最初に上っていった坂道になる。 ここまで見て来れば、スタッフはここから我々の来た方向と逆に上って行って取材をしたのだと察しがつくところ。有名な「のれんまたぎの家」(観光協会のロケ地マップでは「三階建ての家」)を見て、古寺めぐりコースに合流したのだと考えるのが自然な流れだろう。 それならば、と、今度は今来た道を逆にたどって、「古寺めぐりコース」に沿って歩くことに決定。 そして、坂道を上り下りしながら、迷路のような細い道に迷い込みながら歩いた先には…、
ゆりえたちの通う、石浜中学校があった。 他にもOPとかで学校のアップのアングルがあるけど、だいたい上の写真のトリミングで…、とかお茶をにごしていたら、私よりも詳細なキャプチャ資料集を作って来たQLAND氏が、 「これこれ、この玄関アップが重要なのだな!」 と言ってこれ見よがしに玄関をアップで撮影する。どうやら、この旅行のためにCaplio R3(28-200mm相当)を新調したので、その威力を誇示したいらしい。 DiMAGE X60(38〜114mm相当)のSUGI氏は、 「ダメだ〜」 と早々に敗北宣言。私は広角ズームの27-75mm相当なので、さらに論外。二人を後目に意気揚々とシャッターを切るQLAND氏。その態度は喧嘩売ってますか?売ってますね?よし買った! デジイチを降ろした私がポーチから取りだしたのは、コンデジ12倍ズーム機(36-432mm相当)。
「何だよオマエは! ガンダムじゃないんだから、武器換装すりゃいいってもんじゃないぞ!」 と憤慨するQLAND氏を横目にシャッターを切りつつ、私は胸のつかえが下りたのだった(笑) …ところで、このカットは一体何のシーンだったろう? と、写真を整理している時に疑問に思ってQLAND氏にメールしたら、「第6話のランニングのシーン」との返信が返って来た。 「それ、普通に下から撮るのが正解で、望遠意味ないじゃん!」 学校横の坂を「千光寺↑」という看板にしたがって上って行くと、どんどんと際限なく上に登って行ける。 屋上の上からのアングルはこのぐらいだろうか? という所で撮ったのが下の写真。
もうこれ以上登ると、明日の目標の千光寺公園まで登ってしまうので、今日はここで引き返す事に。 DVD Vol.1のパッケージ絵の場所も探したのだけど、どうやらあの構図の場所は実在しない様子。 帰りがけに、頻繁に登場する屋上の構図を撮って、本日の作戦行動は終了。
ちなみに、この屋上は、「新・尾道三部作」の「ふたり」,「あした」に登場している。 閑話休題−その1− 画角について
今回の参加メンバーのカメラは、
私:ニコン D50+SIGMA 18-50mm F3.5-5.6 DC(27-75mm相当) + コンデジ12倍ズーム機(36-432mm相当) QLAND氏:リコー Caplio R3(28-200mm相当) SUGI氏:コニカミノルタ DiMAGE X60(38〜114mm相当) という取り合わせ。 このうち今回の探訪で過不足ない画角を発揮したのは、Caplio R3。結果的に、狭い路地の中で対象の全景を入れるためには広角側28mmは必須で、対岸側の島を撮るためには望遠側は114mmでは足りなかった。 こと作品中と同じ構図を撮ることを最優先に考えるならば、広角+高倍率ズームが有利です。 けれども、「作品と同じ構図で撮る」というのは、あくまでも楽しみ方の一つであって、それだけが全てでは無いわけで。「ピッタリ同じ構図」という点を求めなければ特に画角にこだわる必要は無いと思います。 <<戻る 次に進む>> 福山編 尾道編 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
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