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「かみちゅ!」舞台探訪広島県尾道市編〜その8〜
尾道市編〜その7〜に引き続き、「かみちゅ!」の舞台探訪記です。 御袖天満宮を出た我々は、ここで初めて渡船に乗って向島へ渡ることになる。 行く先に、また山登りが待っているとも知らずに…。 時の河を越えて −向島 兼吉地区−
今日中に向島を最低1ヶ所攻略するという事は決まった。
さて、向島のどこに向かうか? 確実に舞台があると分かっている場所で、かつ御袖天満宮から近い場所、というと尾道渡船で行ける第9話「時の河を越えて」関連の物件である。 そこで我々は、尾道渡船に乗って向島の兼吉地区を目指すことに。 途中、商工会議所付近で、QLAND氏が「あっ、ここ!」というので足を止めると…、
偶然、サメのもののけたちが釣りをしている場所を見つけることが出来た。 気がつくと舞台がある。これぞ「かみちゅ!」舞台探訪の醍醐味。 尾道渡船へ乗り込んで、向島へ。 坂道と並ぶ尾道の名物(?)、渡船の初体験である。 途中、尾道渡船の船上から見えたのは…、
第9話中で帰還した大和を見送った堤防。 尾道渡船の向島側の乗り場に着いて、「あした」の撮影で使われた待合所を横目に見ながら、すぐ隣の海辺へ。 すると、そこに、9話「時の河を越えて」の舞台があった。
一部、構図が違っているものがあるのだが…、まぁ、その、かなり疲れて飽きてしまって、キャプチャ資料と突き合わせる気力が無くなっていたのだ(笑) 「後は、トリミングという事で〜」と、さじを投げた私に比べて、QLAND氏はマメにアップの構図まで撮っていた。偉いなぁ。ここらへんは性格が表れるところで、自分には真似出来ない。 さて、第9話関連の物件を撮り終えた我々は、次に第2話に登場した「神様ご休息センター入口」を目指して、写真一番下の左の坂道を上って行く。 また山登りである…。 神様ご休息センター入口 −向島 兼吉の丘−
「神様ご休息センター入口」を目指して、「兼吉の丘」と呼ばれる丘を登って行く。
途中、対岸を見ると…、
第1話の日の出町遠景は、ここからではないかと思う。 こうして見ると、ちょうど千光寺(山の右側上の赤い建物)が来福神社の位置に一致していることが判ると思う。 …それにしても、午前中に我々がいたのは、あの山の頂上。 そして、その後、画面ずっと右の方、街の東のはずれのゆりえ宅まで歩いた上に、今いるのが、この山の上。 ここまで休みもせずに、よく歩いたよ…。 (しかし、この後、さらに歩く事になろうとは、我々はまだこの時は知る由も無かったのだった…)
上の写真は、第2話で三人が山を登るシーン。キャラとの縮尺が違うので見逃しそうになるけど、写真に撮ってみるとそっくり。 そして、頂上に着いてみると…、
本日、初観鈴ちん登場。 なぜここで突然観鈴ちんが登場したかというと、左の方に花見の先客がいたので、先客を隠すため(笑) 作品中と比べると、真ん中の祠が無いけれども、途中の道といい、左右の石の形といいそっくりなので、ここと断言して良いでしょう。 ちなみに、ここは「あした」で恵が自転車で駆け下りて行くシーンに登場した。 …はずなのだが、イマイチ記憶に無い。龍神の石が出て来なかったせいか? ここから西の方を見下ろすと、…
大和のロケセットが見える。 こうして見ると、やはり四十六センチ砲はでかい! 大橋 −向島 尾道大橋−
そして、尾道渡船に乗って、我々一行はまた本土側へ戻った。
『キャットファイト会場』、それは、第8話「野生時代」の中に登場した、猫たちの集まる場所である。 ドックではなく、進水用のレールがある事から、比較的小型の船舶を作る造船所と思われる。 例えば、ここの対岸に見えるような…、
そして、我々は、「しまなみフェリー」に乗り込んだ。 それが地獄の片道切符とも知らずに…。 島側に着いて、付近の造船所を探すが、『キャットファイト会場』らしい場所が見あたらない。 正確に言えば、それらしい造船所はあるにはあって、塀の隙間から見える中は似てるのだけど、さすがに造船所の敷地の中に入って撮影するわけにもいかない。 そこで、せめてもの、という事で冒頭で登場する造船所の入り口を探したのだけども、そっくりな入り口が見あたらない。 探しているうちに、とうとう東のはずれの造船所の区画が途切れる所まで歩いて来てしまった。
さらにしばらく歩く。 てくてくてくてく…。
みんな疲れているので、既にまともな意志の疎通が出来なくなっています。 ええ、そんな状態の三人だったけど、歩きましたよ、尾道大橋まで。
写真上は、尾道大橋の向島側。第1話でゆりえが自転車で渡ろうとするシーンがあるけれども、ゆりえ宅は島側という設定なのでこれは合っている。
写真上は、先の写真から数十m歩いた所。第5話のゆりえの早退のシーンの背景がここだと思うのだけど、そうするとタクシーの進行方向が逆になってしまっている。 ここから本土側へ歩いて渡る。 しかし、上の写真の通り、歩道の幅は狭いわ、歩道のど真ん中にワイヤー(?)が通せんぼしているわ、下を見下ろすとはるか下に海が見えるわ、で非常に怖い。 ゆりえのように自転車で渡るのは無謀であるのはもちろん、高所恐怖症の人には歩いて渡るのも勧めない。なぜ橋が出来たのにみんな渡船を使っているのか、よ〜く分かりました。 それじゃ、取材スタッフはどうしたか? と考えると、ちょうど上の写真の手前側、本土側から来て向島に着いた所の料金所の手前に、車の休憩所があるのだ。常識的な手段でこの場所に来ようと思えば、本土側から車で来て、休憩所に止めるのが一番簡単というわけ。だから、ゆりえの帰宅のシーンが逆方向になってしまったわけです。 さて、橋を渡っている最中、尾道側の海岸線を見下ろすと、特徴的な波線状の防波堤が目に入った。 それは、第16話「ほらね、春が来た」の中で、巨石に座ったゆりえと健児が見下ろす背景に登場する防波堤そっくりだった。 目を上に向けると、そこには、巨石が点在する尾道三山のうちの一つがそびえ立っていた。 「あそこか〜…」 明日は、日の出渡船と大和ロケセットの取材の予定が入っていて、山に登っている時間は、ない。 この瞬間、今回の「かみちゅ!」完全制覇の夢は消えたのだった。 「かみちゅ!」、おそるべし…。 結局、ぐるっと一周して、本土側のゆりえ宅近くのバス停まで歩いてしまった。 もはや歩く体力も気力も尽きて、素直にバス停でバスを待って、やって来たバスのシートに倒れ込むように座る。
こうして、長くて短い1日が終わった。 食事をしてホテルに戻った我々は、さすがに何をする体力も残って無く、早めに眠りについたのだった。 <<戻る 次に進む>> 福山編 尾道編 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
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