これらの出土品は、康平寺から、県道55号線を通って、一山越えたところにある玉東町木の葉の正念寺(西南の役で、田原坂の激戦の時、官・薩両軍の負傷兵の手当をした、日本赤十字発祥の寺です。)のご住職が、若い時、国内外を修行され、その時採集された布目瓦と、中国から伝来した磁器類です。
そして、当時、康平寺を一人で調査・研究していた霜野の郷土史家の人に、研究の一助にと、くださったもので、現在は、遺族によって、ご住職と話し合い、以前発見された布目瓦や五鈷杵(ごこしょ)などが展示されている、鹿央町にある県立装飾古墳館への寄贈(または寄託)の準備を進めているものです。
「鐘撞頂上」出土
昭和42年1月18日
「鐘撞山頂」出土
昭和63年8月17日午後1時
「康平寺本堂」 (観音堂前、現駐車場)出土
昭和49年2月21日
「康平寺本堂(観音堂)」出土
昭和56年1月
「阿弥陀堂」 (旧康平寺本堂「真堂裏」)出土