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軽自動車ユーザー車検・申し込み編

 2月に車検が切れる娘の軽自動車ダイハツミラジーノを、ユーザー車検してみます。  車検は車検満了日の1ヶ月前から受けることができます。

 1ヶ月早く受けたかったからと言って、車検証の有効期限が短くなるわけではありません。  万が一不具合があった場合、整備に日数がかかることも考慮し、 できるだけ余裕を持って早めに検査を受けると、あわてることもありません。  早めに検査しても、「有効期間の満了する日」欄は、ちゃんと2年後の、前回車検日と同じ日付で記載されてきます。

 ただし、ユーザー車検を受けたいからといって、直接車検場に行っても、その場ですぐ受けられるわけではアリマセン。  必ず事前の"予約手続き"が必要です。

 軽自動車ユーザー車検の予約申し込み手続きは、以前はコンピューター音声対応される電話で申請し、FAXで結果が送られてくるシステムでしたが、 現在はインターネットから簡単に予約出来ます。(2012.12.28)

■.....軽自動車の車検予約システムは、2015年1月30日から検査予約方法が変更になりました。 利用するにはまずアカウント登録から開始します。

■.....軽自動車の車検予約システムは、2021年の申し込みで、検査予約方法が変更になっていました。(2021.2.3)

  継続検査(車検)の画面から、必要書類の内訳が詳しく説明されています。    また、パソコンでダウンロードできるようになりました。(2021.2.3)


軽ユーザー車検予約

 インターネット予約時に、車両番号などの項目を入力する必要があるので、事前に車検証を用意しておきます。

  インターネット予約画面にアクセスしたら、ガイダンスに従い、検査の種類所在地の選択と進むと、 希望する検査予約日の選択画面が出ます。

 空きのある日付、ラウンドから自分の希望ラウンドを選びます。  車両番号(ナンバープレート)と車検の有効期間の満了する日を入力します。  ここで発行される「予約受付番号」は、 申請時に使いますから忘れないようメモしておきましょう。(2012.12.28)


軽自動車ユーザー車検で事前に用意しておく書類

 軽ユーザー車検に必要な書類は、大きく分けて二種類あります。

  ひとつは自分が管理しているクルマに関する書類で、こちらで用意して検査場に持参する書類です。  お役所の手続き書類なので、ひとつでも欠けると受付してくれません。     空振りにならないよう、事前にチャンと確認していきましょう。(経験談)

こちらで用意していく書類
自動車検査証(車検証) どのクルマでも車内のグロープボックスにタブン(?)はいっています。
点検整備記録簿 車検時期に実施すべき定期点検の記録簿の提示が必要です。
ユーザー車検といえど、点検すべき項目はキチンと行って整備記録簿に記載しておきます。
軽自動車税納税証明書 有効期間を確認し、期間内の最新のものを用意してください。
督促状の納付書控えはダメです。(体験談)
自動車損害賠償責任保険証明書又は自動車損害賠償責任共済証明書 保険期間が更新される有効期間の満了する日までの期間の全部と重複するものが必要です。
(注)古い証明書の保険期間が残っている場合は、新旧両方の証明書が必要となります。

 ※ 普通車の車検申請では、もう「納税証明書」の提出は不要となりましたが、軽自動車の車検申請はまだ必要です。  また、納税証明書は、 《督促状では代用不可》、です。    督促状で納付した人は、役所の窓口で「納税証明書」を貰っておいてください。  無料です。


車検検査場で記入する書類

 検査当日に検査場に向かいます。 2年毎なので、軽自動車の検査場建物が移転している場合もあるかも知れません(実体験)。  当日慌てないよう、事前によく確認しておきます。

 検査場に着いたら、まず継続検査の受付窓口でユーザー車検の申請の旨伝え、持参した書類を提出します。  当日の検査申請書類の売付時間は予約票に記載されていますが、 この最初の受付は早めに行っても構いません。  このときネット予約した際に付与された「予約受付番号」 を確認されますので、予め控えておきましょう。

 継続検査の申請書類は、持参するもの以外に検査場に用意してある書類にも記入する必要があります。  この車検に必要な(軽自動車検査票(1)・継続検査申請書・自動車重量税納付書)の各書類は、 検査場の書類記入用机の棚にもおいてありますが、申請時に受付窓口で渡してもらえるはずです。

 以前は軽自動車検査票だけ後から渡されましたが、2017年からは、受付窓口で申請書類が一式渡されるように変更されました。

検査場が用意している書類(購入するものもアリ)
継続検査申請書・軽第3号様式又は軽専用第2号様式 使用者の押印(個人の場合は認印、法人の場合は代表者印)又は署名が必要です。
軽自動車検査票(1)
自動車重量税納付書

 用紙により、記入する筆記用具が指定されています。 エンピツで記入するのは継続検査申請書の車両情報の部分です。 それ以外の記入箇所は全てボールペン記入となります。    記入見本を参考にしてエンピツとボールペンで書き分け、必要事項を記入します。

 使用者と申請者は異なる場合、書類の「使用者」欄に、ウッカリ申請者の名前を書かないようにしましょう。  使用者欄は、申請にいった人ではなく車検証の名義人名となります。(2012.12.28)


手数料・自動車重量税の支払い

 各書類に記入を終えたら、次に重量税・自賠責保険の支払い窓口に行き、「検査手数料」と「重量税」を支払うための印紙を購入します。  順番待ちなので行列に並びます。

 「自動車重量税納付書」に納付税額の記入欄があります。 車検証の登録年式等で支払額が異なり、壁かその周囲に支払額のリストがあるはずなので探して記入しておきます。 不明なら窓口で教えてくれます。

 窓口で購入した印紙を書類該当の箇所に貼り付けます。  印紙をどの書類のどこに貼るか不明なら、窓口で確認します。 親切な受付なら、 何も言わずとも貼ってくれることもあります。


自賠責保険の加入

 全国共通なのかはわかりませんが、ここでは支払い窓口隣の窓口で、自賠責保険加入の手続きが出来るようになっています。  自賠責保険加入は必ずしもここでやる必要はなく、 他で契約していればその自賠責保険証書を提出します。

 前回の自賠責保険内容と付き合わせますから、古い自賠責保険も同時に提出します。


車検書類の最終申請

 重量税や検査手数料を支払い、自賠責保険も加入したら、書類申請の準備は整いました。  あとは提出する各書類に必要項目が全て記入されていることを確認し、再びユーザー車検の検査受付窓口に、 用意したすべての書類を提出し最終チェックを受けます。

 ただし、すべての書類が整ったからといって、検査申請書類の受付は「予約受付番号」で定められた受付時間を厳守する必要があります。   その時間にならないと受け付けてくれませんからご注意を。

 以前は申請書類が用意出来次第、自由に提出でき、検査ラインでも予約票の開始時間などチェックしないため、空き状況によっては開始予約時間の前に並ぶのも黙認され、ズイブン時間短縮できたものです。

 しかし、そうなると誰もが同じように考えるらしく、予約時間を守らないもんだから、現場が混雑して大変だったようです。(2012.12.28)

 今回も甘く考えていたら、2023年からはインターネットで申し込んだ「"予約受付番号"で定められた時間」を、 厳密に守るようになり、抜け駆けは不可能となりました。

 書類の申請も検査ラインに並ぶのも、予約時間厳守の体制となっていて、チェックがしっかりされるようになり、 該当しない場合追い返されます。  時間厳守で行動しましょう.....(オマエが言うな!!)。(2023.2.15)


検査ラインに車両を並べておくコツ

 と言うわけで、当日のスケジュールは余裕をもって、かつ、早すぎないよう注意しましょう。  書類に不備が無く申請オーケーなら、いよいよ検査ラインに向かいます。

 車両検査の開始時間も「予約受付番号」で定められた時間を厳守します。  ただし、前の時間帯の検査が終了し車両がいなくなったら、 申請書類の受付前でも、事前に検査ラインに車両を並べておくことは構わないようです。

 検査は並んだ順番毎の早い者勝ち方式なので、慣れた人は素早く車両を移動させています。  出来るだけ先頭の方に止めておけば、早く検査の順番が回ってきます。

 ユーザー車検当日の車両検査の具体的な作業は、軽ユーザー車検体験記(検査ライン)をご覧下さい。(2012.12.28)


   

新規登録から13年を越えると自動車税が高くなる

 2015年(平成27年度)より、新規登録から13年経過したガソリン車・LPガス車は、重課されることになりました。 (ただし、ハイブリッド車は除かれます。  これは普通車も同様です。

 車検時に支払う、重さ0.5トンごとに税額が変わる自動車重量税も、同様な扱いとなっています。  さらに、18年以上経つ車はもっと重課されるようになっています。

 車両重量800キロのダイハツ・ミラの場合だと、以下の自動車重量税となります。(2021.2.3)

自動車重量税も13年以上、18年以上で高くなる
新規登録から13年未満 6,600円
新規登録から13年から18年未満 8,200円
新規登録から18年以上 8,800円



軽自動車ユーザー車検の車検法定費用

 クルマの状態により車検費用はそれぞれ異なりますが、車検に必ずかかる費用が車検法定費用といわれるものです。    毎回少しずつ値上げされています。

軽自動車の車検法定費用・(2025年〜2030年)
費用項目 2030年02月 2027年02月 2025年02月
自賠責(24ヶ月分)
重量税印紙代(2年分)
技術管理手数料
検査手数料
法定費用合計



軽自動車の車検法定費用・(2019年〜2023年)
費用項目 2023年02月 2021年02月 2019年02月
自賠責(24ヶ月分) 19,730円 21,140円 25,070円
重量税印紙代(2年分) 8,800円 8,200円
技術管理手数料 400円
検査手数料 1,800円 1,400円
法定費用合計 30,730円 34,670円



軽自動車の車検法定費用・(2013年〜2017年)
費用項目 2017年02月 2015年02月 2013年02月
自賠責(24ヶ月分) 26,370円 26,370円 21,970円
重量税(2年分) 8,200円 7,800円 6,600円
車検手数料 1,400円 1,400円 1,400円
法定費用合計 35,970円 35,605円 30,005円

 上記「車検法定費用」以外に、かかる費用が「整備料金」です。  「整備料金」は定額ではなく、車の劣化状況(交換部品の有無など)と、どこで点検整備してもらうかで、 金額が大きく左右されます。

 一般にディラー系はその車の経年劣化に応じてキチンと重点整備するので高額になりますし、カーショップ、ガソリンスタンドなどは それほど徹底しませんので相談すれば比較的低料金におさまるところが多いと思います。

 というわけで、実際の車検費用は、法的に定められている車検法定費用と、状態により変動する整備料金、が合計された金額となります。

 自分で行う「ユーザー車検」であれば、交換部品がない場合、整備料金は実質ゼロとなり、車検法定費用のみで車検が取れることになります。  ただし、 検査で一か所でも不具合があれば、車検は通りません。  あくまで車検にパスできる整備がチャンとされていることが前提です。


軽自動車の納税証明書を紛失してしまったら

 2023年の段階では、自動車納税証明書を紛失すると、車の名義変更はおろか車検も通すことができません。  毎年払っている自動車納税証明書の控えは、 車検年の場合紛失しないようキチンと保管しておきましょう。

 万が一紛失してしまったり、中途購入で前持ち主が払っていて手元に無い場合は、軽自動車の場合は市区町村役所の納税課 で再発行をしてもらうことができます。   車検使用の場合、再発行手数料は無料です。

 再発行申請者は車検証の記載名者以外の人でもかまいません。   軽自動車の納税証明書の再発行・再交付に必要なものは忘れずに持参します。(2012.12.28)

再発行に必要な書類・物