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書類申請が無事受け付けられたら、いよいよ検査ラインでバイク車検の開始です。
各検査を一つ一つ実施していきますが、途中の検査が不合格でも最後まで全ての検査は行いますから、途中×になったからといってヤケを起こし退場などしないように.....
不合格部分のみ整備後再検査します。(当日なら無料)
★ 地域によっては検査の順序・検査ラインの細部等は異なるかもしれませんが、基本的に検査内容は同じ作業のハズですから、ナンラカノ参考にはなるかと思います。
検査ラインで必要となる書類が、検査の結果を記入する、自動車審査結果通知書ですので、
予め取り出しやすいよう手元に準備しておきます。
テスター(ローラー)を使って行う検査ラインの前に、検査員による目視検査があります。
【目視検査で行う主な点検作業】
一連の目視検査が無事終了し異常が無かったら、次はエンジンスタートさせ、いよいよテスターを使用する検査ラインに進んでいきます。
すでに前車の検査が始まっているでしょうから、前の人の操作手順を一通り見てバイク車検の検査手順を把握します。
一度見ただけで完璧に記憶できる特殊能力のカタでしたらいいですが、そうでない一般人(?)でもビクつくことはありません。
電光表示板に検査時の操作が表示されますし、どうせ初心者なんですから検査員にその旨伝え、検査を受けるときの操作手順を教えてもらいましょう。
よっぽどトンガッテいる検査員でもない限り(?)、皆さんヤサシク教えてくれますから安心してください。
(ナニセ、こっちはお客ですから......こういう強気のタイプがいるから相手もトンガル?)
進入可の合図(案内板などで表示指示されます)で、まず最初に排気ガスの検査を受けるため"待機位置"まで進み停止します。(テンパッて暴走などしないように.....)
★ この排気ガス検査対象のバイクは、原則的に2000年(平成12年)以降製造のバイクから適用される規制(正式名・平成12年二輪車排出ガス規制)で、
これより年式の古いバイクはこの排気ガス検査の必要はありません。
つまり1999年式(平成11年式)以前のバイクは、
バイク車検時に排ガス濃度を検査しなくても良い、ということになります。
ただ、この"年式"、というのは車検証に記載されている初年度登録と必ずしも一致するとは限りません。(以下の記事のようなケースもあります)
実はオッサンのXJR1300は、このバイクが発売開始された直後"(1998年)"の製造なのですが、車検証の初年度登録はナント"2001年(平成13年)"となっています。
(ウワサでは、試乗車として使われていてナンバー登録はしていなかったとか?)
最初のユーザー車検を受けたときはこんな知識はトウゼン持ち合わせておらず、本来不必要な(そして合格するハズもない)排ガスを受けさせられトウゼン不合格になった、
というニガイ記憶がありますから、この"年式"と"初年度登録"が一致しない事態にはご注意を。
このときの顛末は、アワテテバイク屋さん駆け込み事情を説明したら、このバイクは排ガス検査の対象外バイクだよ、と教えられ事なきを得ました。
(その後車検場に戻り検査員にクレームをつけたらウロタエテいましたが.........規制対象かどうかは、車検証で確認できるそうなので、検査員の人もシッカリ勉強してほしいものです)
【車検証での確認方法】
★ オッサンのXJR-1300の「型式」は、車検証に "RP01J" と書かれていますが、排ガス規制対象車は "BC-RP03J" などと記載されているようです。
排気ガスの検査が終了したら、検査結果記録機に"自動車審査結果通知書"を挿入し結果を打刻したら、電光表示板で指示された停止位置へ進みます。
用紙に挿入方向が記されていますから、その方向に押し込むだけです。
"ガタン"と打刻されますから抜き取ります。
前方頭上に設置されている電光表示板の指示に従い、前輪がテスター(ローラー)に乗る位置までゆっくり進み、ここで停止させスピードメーターの検査を受けます。
(スピードを後輪で取っているバイクは後輪を乗せ検査することになります)
スピードメーター検査は、バイク側が駆動するのではなく、ギヤをニュートラルにした状態にしておき、テスター(ローラー)側が回ることによって行われます。
検査ラインで検査を受けるときは、常にギヤはニュートラルにした状態で行いますから、ここを覚えていれば初心者でもそれほどテンパラないと思います。
モチロン、次の検査ラインに移動するときはギヤを入れ移動しますから、落ち着いてゆっくり操作することを心がけます。
★ あるときギヤがなかなかニュートラルに入らずアセッていたら、検査員の人が『ローにいれたまま、クラッチを握っておいて.....』、
ということで最後までその状態で検査を受けたことも......皆さんケッコウやさしい人が多いです。
電光表示板で操作指示されますから、その案内表示を見ながら落ち着いて操作します。
『ギヤを"N"に』、とか『ブレーキをかけよ』、とかの案内表示をよく見て、それに従って操作するだけなのでテンパラないように。
(この検査を前ブレーキかけたままやって、テスターが動かず検査員にオコラレタ人がいたとか.......オドかしてスミマセン)
初めてテスター上で測定を受ける場合にマゴツク(?)のが、左足元の床から上がったり下がったりするフットスイッチ。
上昇時10センチほど床からせり上がり、電光表示板の操作指示に従い足で踏み込むのですが『ホントに踏んでいいの?』、と最初は思ってしまいます。
測定中両手がふさがっている二輪の場合、足元で上がっているフットスイッチを踏むことで、電光表示板の操作指示に対する反応になる、というマアよく考えられたシステムなのかもしれません。
そういうわけで、計測中に足元からせり上がるフットバーに驚いてはイケマセン。
『フットスイッチを踏む』、の表示指示が出たら遠慮なく床まで踏みつけてください。
【スピードメーターテストの手順】
その停止位置のまま、次はフロントブレーキの検査を受けます。
電光表示板に操作すべき手順が表示されるので、落ち着いて指示どおりに操作していきます。
【フロントブレーキテストの手順】
電光表示板の案内に従い、ギヤを入れてバイクを後輪がテスターに乗る位置まで前進させ停止します。
【前・後ブレーキテストの手順】
次はヘッドライト検査になります。
ギヤを入れて指定された停止線(白ペンキライン)位置までゆっくり進み、停止ライン上にヘッドライト位置がピッタリ合うよう(合っていないと検査が×になるキケン性が・・・・・)な位置に停止します。
【ヘッドライトテストの手順】
電光表示板の指示に従い、ギヤを入れて前方に進み検査ラインから出ます。
検査結果記録機に自動車審査結果通知書を挿入して結果を記録します。
一連の検査で不合格がなければ、検査員が待機しているスペースに行き自動車審査結果通知書に"合格"のハンコをもらえば、めでたくユーザー車検の終了となります。
★ 不具合箇所があれば、バイク屋さんに頼むか自分で出来るなら自分で修理し、不具合があった検査ラインで再度検査をやり直します。
(ライン入口にある操作盤で、再検査する項目のボタンを押してそこだけ再検査を受けるシステムです)
受付した事務所にもどり、書類一式を提出順どおり並べて交付窓口(受付窓口とは別)に提出し、新しい車検証とナンバープレートに貼り付けるシールをもらう手続きを行います。
【最終書類手続き】
以上のナガイ(?)道のりをたどってユーザー車検の旅はやっと終了します。
★ 忙しい方は格安車検代行業者もいろいろあるので、そちらにお願いしてもいいかもしれませんが、バイク好きで好奇心旺盛なタイプなら、
一度は自分でユーザー車検を体験するのも人生経験のひとつかも?
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