債権とは
国や地方公共団体や民間企業などが投資家から資金を借りるかわりに発行する借用証書のことです。 債権にはいつ借金を返済するにか、毎年どのくらいの利息を支払うのかなどが書かれています。又、新規に発行される新発債とすでに発行されている既発債があります、どちらも自由に市場で転売できます。
期間は5年・10年・20年など中期から長期ものまでいろいろあります。 額面は1万・10万・100万などいろいろあります
債権の種類
大きく分けて@公共債(国債など)・A民間債(社債など)・B外国債にわけられます 又、利息の付き方にも利付債(りつきさい)と割引債があります。
@利付債(りつきさい)とは
利息が毎年決まった時期(半年ごと)に支払われます。 債権に利息を貰うためのク−ポンが付いています。 例→クーポンには利息の金額と支払い年月日が書かれています。 5年の債権ですと10枚のクーポンが付いています。(利息は半年ごと)
又、利付債(りつきさい)には、固定利付債と変動利付債があります。 固定利付債とは
金利が固定されている債権です、これから先金利が変わっても利率が変動することはありません。
変動利付債とは
金利が変われば金利が変動します、これから先金利が変われば利率も変動します。
A割引債とは
利息がまったくない債権です。 額面から安い価格で買うことができ、償還時に額面金額で受け取れます。 その差額分が利息という感じです。
リスク
債権は元本が保障されていません。 債権には@信用リスク・A価格変動リスク・B為替変動リスクがあります。
@信用リスク
発行した国や企業などが倒産などにより、元本や利息などが支払えなくなることです。
A価格変動リスク
購入した債券を満期まで保有せず、買った時の価格より下で売却したとき。 (株式と同じで買った時より上で売却すれば儲かりますし下で売却すれば損をします。)
B為替変動リスク
外国債券の場合、為替相場の変動によって、(円に換算したとき)受け取り額が買った時より下がるとき損をします。
例→1万円の債権を1ドル100円の時に100口分の債権を購入、 受け取り日に1ドル150円の場合、100口×150円=15000円 +5000円もうかりますが 反対の場合は−5000円損をします。
リスクをしないために債権の格付けがあります。 債権の格付けとは、元本の支払いの安全性などを格付け機関が判定してくれます。
格付け機関→ム−ディ−ズ・ スタンダード&プアーズがあります。
評価 | 説明 | AAA(トリプル A) | 元本支払いの確実性は最高に高く、他にも多くの優れた要素があります。 | AA(ダブルA) | 確実性は極めて高く、他にも優れた要素があります。 | A(シングルA) | 確実性は高く、所々に優れた要素があります。 | BBB(トリプル B) | 今現在の確実性は高いですが、環境が大きく変わる場合は影響を受ける可能性があります。 | BB(ダブルB) | 今現在の確実性は問題ないですが、環境が大きく変わる場合は十分注意が必要 | B(シングルB) | 確実性に問題があります、常に注意が必要dす。 | CCC(トリプル C) | 元本支払いができなくなる可能性が大きいです。 | CC(ダブルC) | 元本支払いができなくなる可能性が極めて高いです。 | C(シングルC) | 元本支払いができなくなる可能性が極めて高いです。 当面立ち直る見込みがありません。 | D(シングルD) | 元本支払いができない状態になっています。 |
BBB(トリプルB)以上の格付けの債権は
元本支払いの確実性が高いので、
初心者はBBB(トリプルB)以上の債権を買うほうがいいと思います。
格付けの高い債権ほど安全性や確実性は高いです、
そのかわり債権の価格は高く利回りは低いです。
格付けの低いい債権ほど安全性や確実性は低いです、
そのかわり債権の価格は低く利回りは高いいです。BB(ダブルB)以下の債権は高利回り債権(ハイ・イ−ルド・ボンド)とも呼ばれます。
メリット | 満期で確定した利回りがあります。 株式と同じで売却益もできます。 | デメリット | 元本割れのリスクがあります。 | 予算 | 1万円〜 | どんな人に向くか | 中期から長期の資産運用を目指す人 | 取り扱い金融期間(投資信託ができるネット証券)
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