| 民間債とは
 
 民間の企業(株式会社)が発行する債券を民間債と呼びます。
 民間債には、@社債(事業債とも呼びます)とA金融債があります。
 
 @社債(事業債)とは
 企業(株式会社)が発行する債券です。
 
 社債には、普通社債と新株予約権付社債(転換社債とワラント付社債があります。)
 「2002年4月1日施行の商法改正により、新株予約権付社債に分類されました。」)の2種類があります。
 
 
 | 社債 | 普通社債 |  |  | 新株予約権付社債 | 転換社債 |  | ワラント付社債 | 
 普通社債の特徴
 
 発行する企業が購入した人に償還までの間に定期的(年2回が多い)に利息を支払い償還がきたら額面金額を返してくれます。
 
 @発行するのが企業なので、経営状況や資産内容や財務状況などを確認しなければなりません。
 利回りが低い社債は信用リスクは高く、利回りが高い社債は信用リスクは低くなります。
 
 信用リスクとは
 
 発行した国や企業などが倒産などにより、元本や利息などが支払えなくなることです。
 
 そのためには、発行企業の情報を調べなければなりません。
 リスクをしないために債権の格付けがあります。
 (社債は、格付機関によって格付けされています。)
 債権の格付けとは、元本の支払いの安全性などを格付け機関が判定してくれます。
 
 格付け機関→ム−ディ−ズ・スタンダード&プアーズ があります。
 
 
 
 | 評価 | 説明 |  | AAA(トリプルA) | 元本支払いの確実性は最高に高く、他にも多くの優れた要素があります。 |  | AA(ダブルA) | 確実性は極めて高く、他にも優れた要素があります。 |  | A(シングルA) | 確実性は高く、所々に優れた要素があります。 |  | BBB(トリプル B)
 | 今現在の確実性は高いですが、環境が大きく変わる場合は影響を受ける可能性があります。 |  | BB(ダブルB) | 今現在の確実性は問題ないですが、環境が大きく変わる場合は十分注意が必要 |  | B(シングル B)
 | 確実性に問題があります、常に注意が必要dす。 |  | CCC(トリプルC) | 元本支払いができなくなる可能性が大きいです。 |  | CC(ダブルC) | 元本支払いができなくなる可能性が極めて高いです。 |  | C(シングル C)
 | 元本支払いができなくなる可能性が極めて高いです。 当面立ち直る見込みがありません。
 |  | D(シングル D)
 | 元本支払いができない状態になっています。 | 
 A利率は発行するたびに決められます。支払いは年2回が多いです。
 B償還期限は1年から30年ものまでいろいろあります。
 
 
 | メリット | 満期で確定した利回りがあります。 株式と同じで売却益もできます。
 |  | デメリット | 元本割れのリスクがあります。 |  | 予算 | 1万円〜 |  | どんな人に向くか | 長期の資産運用を目指す人 | 
 
 新株予約権付社債
 
 転換社債とは
 
 はじめは社債として発行されますが、社債を株式に転換できる両面を持っています。。
 転換請求期間内に社債を株券に転換できます。
 株式に転換できる分、普通社債より利息は低めです。
 
 @発行する企業が購入した人に償還までの間に定期的(年2回が多い)に利息を支払い償還がきたら額面金額を返してくれる。
 
 A社債を株式に転換して売却してキャピタルゲインすることができる。
 キャピタルゲインとは(株式などの売買による売買益のこと)
 1度株式に変えると社債に戻すことはできません。
 
 つまり、「償還期間まで持っていて毎年の利息と満期時の償還金を受け取る」ことと、
 「社債を株式に転換して株価が値上がった時に売ってキャピタルゲインする」ことができるので債権投資と株式投資の両方を持っている債権なのです。
 
 
 額面と償還期間は
 
 額面金額は10万円・50万円・100万円の3種類あります。
 
 償還期間は2年や10年、15年といろいろです。
 
 ワラント付社債とは
 
 社債を発行している企業(株式会社)の株式を買う権利(ワラントと呼んでいます)がついた社債です。
 つまり、株式を好きなときに前もって決められた価格で買うことができます。
 そして、株式を買う場合には、別に購入資金がいりますが、社債は手元に残ります。
 
 転換社債とワラント付社債の違い
 
 転換社債では株式を買う場合は、社債から株式に転換するので、お金(購入資金)はいりませんが、社債は手元に残りません。
 
 ワラント付社債では株式を買う場合は、お金(購入資金)はいりますが、
 社債は手元に残ります。
 
 
 
 | メリット | 満期で確定した利回りがあります。 株と同じで売却益もできます。(株が上がる場合)
 |  | デメリット | 元本割れのリスクがあります。普通社債より利息は低めです。 |  | 予算 | 10万円〜 |  | どんな人に向くか | 中長期の資産運用を目指す人 | 
 
 
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