−12月−

−1級建築士1−
ゴルフで知り合った人の中に1級建築士の方が2人おられます。その内1人の方は,ぱったりとゴルフをやめられてしまいました。ある日連絡すると,何と社交ダンスにはまってしまったと言われるではありませんか。

−1級建築士2−
彼は自ら「踊る建築士」と言っていますが,その建築士さんが先日私の住んでいる県で開かれる競技ダンス大会に参加されることになりました。今回知ったのは,その大会には最近の選挙でも何かと話題になった高名な某衆議院議員杯争奪という名称が最初に付けられているということと,この大会の後援を市と市の教育委員会が行っているということでした。

−1級建築士3−
自らを踊る建築士と言うだけあって,彼は今までにダンス大会F級で2回優勝されています。そして,今回E級に進級されての参加でした。社交ダンスというものは,テレビで見たことはありましたが,実際に見ると迫力が違います。ルンバ,チャチャチャ,タンゴ,ワルツと4種目がそれぞれ審査員によってチェックされ,予選,準決勝,決勝と進んでいきます。

−1級建築士4−
件の建築士さんに大会の前日私の家に来てもらい泊まっていただきました。こだわりの家をつくってこられた方に,20回以上間取りを書き直しながら考えた私の家を,どう評価されるか心配していました。家に着き,外観と中を見られた後居間の椅子に座り,言われたのは「違和感がない。」という言葉でした。自分が最近設計した間取りによく似ていたそうです。普通,家に入って中を見ると何カ所か,「これは・・・」と思う所があるそうですが,気を遣ってか,そういう点がどこにもないと言っていただきました。

−1級建築士5−
今回の耐震強度偽装事件について聞くと,「考えられないことである」とのことでした。まず家は強度が一番であると言われ,自分の場合はコストはかかっても十分な強度設計をしていると言われました。阪神淡路大震災の時,自分が設計した家に連絡を取り,「大丈夫でしたか?」と聞くと「あんたがつくった家が壊れるわけないやろ。」と言われたそうです。

−1級建築士6−
今回のダンス大会アマE級にはルンバに27組,チャチャチャに24組,ワルツに66組,タンゴに65組の参加がありました。建築士さんは,F級で優勝され今回初めてこのEクラスへの参加で,最初はとても無理だと言われていましたが,見事予選を通過し健闘されました。

−1級建築士7−
最近会ったのは本当に何年かぶりでしたが,この「踊る建築士さん」は本物のプロの建築士としてはもとより,人としてのおおらかさと豊かなヒューマニズムに家族一同尊敬と親愛の情を持って,普段からよく話題に登る人物です。この方とはゴルフを始めていたから出会うことができました。趣味を持つということは,こういう仕事関係抜きの出会いの場を得ることができるという意味でも,人生には大切な要素のように思われます。

−忘年会−
結婚式もできる会館で忘年会がありました。セレブの間という5階の会場に入ると,席が披露宴のようにセットしてあり,くじを引いて席につきます。全員が何か話すようなことは時間もかかるし,真面目になるのでやめようということで,仲人や花嫁の叔父,叔母の役で2,3人が花嫁や花婿の席に座った人に対してスピーチをしていきます。最後はビンゴゲームによるプレゼント渡しもありました。ユニークな幹事さんたちによる楽しい忘年会の企画でした。

−ありがとうございました−
2005年も暮れようとしています。今年も飽くことなく,このようなページに訪れていただいた方々に感謝申し上げます。益々忙しくなる教育界であることを自ら体感している今日この頃ですが,そういう時期にここまで訪れてきていただけることのありがたさを常々感じております。私は「新出漢字学習法」を提案したいと思い,このHPを立ち上げたのですが,気が付けばそれからいつの間にか5年間が過ぎました。私は以前から方向性の似た教師と「今日こんなことをやってみたらこういう反応があったよ。」というような情報のやりとりをしたいとずっと思っていました。そこで出合ったのが,HPでの発信という方法でした。それからは,自分のささやかな実践の中から少しでも同じ仕事をされている方の役に立てるものがあればと思い,続けてきました。メールがほとんどないので,どのような感想を持たれているかは量りかねるのですが,アクセスが1人でもあるうちはどこかに意味があるのだろうと,これからも発信していきたいと思っております。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

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