−5月−

−言葉遣い6−
始業式の日から繰り返し,繰り返し言葉遣いの指導をしていきました。先の見えない取り組みに一抹の不安を感じていましたが,次の週(4日目)の月曜にはその効果が見え始めました。意識して「先生,・・・ですか。」と言う子が一人現れてくると周りの子も物珍しそうに,「センセイ,・・・ですか。」と台本でも読むような言い方ではありながら,教師への言葉に気をつけるようになってきたのです。そしてある日,日記の題を「言葉づかい」に指定してみました。

−言葉遣い7−
「言葉づかい」を題にして4月19日に子どもたちは日記を書いてきました。その内容から,表面的には「えーっ!?」とか「もーっ」とか言っていた子も自分たちの変化にまんざらでもない様子がうかがえました。また心配していた家の方の反応も,少しですが肯定的な感触を得ることができ,ホッと一息ついているところです。

−サクラソウ1−
5年生の国語(光村図書)に「サクラソウとトラマルハナバチ」という説明文の要旨をとらえることをねらいとした教材があります。写真付きで分かりやすい説明なのですが,中にはここに書かれている内容自体の理解がなかなかできない子もいます。するとそういう子は,この教材のねらいである「要旨をとらえる」という学習以前の段階で躓いてしまうことになります。本当は全員が理解できるまで時間をとりたいのですが,人数と進度の関係で,あまりそこに時間をかけるわけにいきません。また基本的な意味理解に時間をかければかけるほど退屈したり,よけい嫌がるようになることも考えられます。

−サクラソウ2−
説明文の内容をできるだけ明瞭にイメージするために,具体的な「物」を用意します。まずはサクラソウの花そのものです。児童全員に1つずつ花を配り,説明にあるような形状であることをはっきりとつかませます。次にトラマルハナバチ長い舌を出してその蜜を吸う様子を再現します。理解力,認識力が低位にある子に対してこういう実演をすることが,少しでも興味や意味理解の助けになればと思います。またこういう少し遊びの部分を入れることで,授業の活性化につなげたいという思いもあります。

−マッチプレー1−
会員になっているゴルフ場でクラブ競技がありました。年に3回あります。今回は5月に3週に渡って日曜日に行われる「キャプテン杯」と呼ばれるものでした。予選は,ストロークプレーでどうにか49人中5位の成績で16人の中に入ることができました。次の週には1回戦と2回戦がありました。18ホールのマッチプレーを2回行います。マッチプレーは今回が初めての経験でした。

−マッチプレー2−
会員といっても月に1回行けるかどうかで,去年は7回プレーをしています。今回のキャプテン杯は今年3回目のゴルフでした。なかなかプレーできる機会がない中,今回は3週に渡って予選,1,2回戦,3,4回戦とできることになりました。しかも1日に2回戦するので2ラウンドできます。更に2人組でのマッチプレーですから,他の組を次々追い越していきます。全て初めての経験でした。1回戦はHDC10の方との対戦でした。私が5なので18ホール中4ホールにハンディーをつけます。そのホールでは相手がパーなら私はバーディーで引き分けになります。

−マッチプレー3−
1回戦は前半9ホールで2ダウンでした。もうだめかなと思っていましたが,後半どうにか持ち直し,17ホール目に私の2アップということで初めてのマッチプレーに勝つことができました。昼から2回戦目が始まります。次はHDC8の方で今度はハンディーを(4分の3の計算で)2つあげることになります。この方は1回戦で予選の時に1番スコアの良かった人に勝っておられました。この方も1回戦の方も以前いっしょに回ったことがあり,途中では世間話をしながらののどかな対戦でした。この試合は勝ったり負けたりで,とうとう18ホールでは決着がつかずサドンデスのプレーオフとなりました。これも初めての経験でわくわくしました。

−マッチプレー4−
プレーオフ第1ホール目は互いにパーで第2ホールへ。ここは斜面のきつい受けグリーンなのに2人とも上につけてしまいました。まず少し遠い相手の方が打ちます。外れて2メートルぐらい下まで行ってしまいました。私も外れて50センチ下につきました。相手が返しを打ち,近くまで寄った時点で「OK」を私が出しました。これで私が50センチの上りスライスラインを入れたら勝ちになります。

−マッチプレー5−
慎重に狙って最後のパットを打ちました。しかし斜面を読み過ぎカップの縁をくるっと回ってまた下におりてきてしまいました。相手はOKをくれません。一気に今度はこちらがピンチになりました。

−マッチプレー6−
パットをする前に一応,「OKくれないんですか?」と聞いてみました。「まだ次に行くつもり?」との返事でした。このパットは外れるかもしれないということです。きっと私でも逆の立場ならOKは出さないでしょう。このパットは緊張しながらどうにか入りました。このあたりでクラブの方も勝負の様子を見にこられました。キャディーさんには「すみませんねぇ,残業させて。」と謝りながら第3ホールへ。

−マッチプレー7−
第3ホールは共に2オン。相手の方のパットが約1メートルオーバー。私はどうにかOKの距離に寄って,パー。その後相手が1メートルのパットを外されて21ホールに及ぶ勝負に決着がつきました。自然と握手もし,まるでテレビで見ていたあの勝負の世界そのものを体験できました。これでベスト4に入ることができましたが,次の週の準決勝で負けました。相手は同じハンディの人でしたが,とても確実ですばらしいプレーをされ完敗でした。その後3位決定戦で3位になることができました。全く違う世界での3週にわたるゲームでした。

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