−1月−

謹賀新年
あけましておめでとうございます。昨年はこのようなHPにご訪問いただきありがとうございました。年は変わっても相変わらず今まで通りのペースで,のほほんと歩んでいきたいと思っております。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。正月を電話を引いていない新しい家で過ごしていたためHPの更新もできずじまいでした。家のリフォームが流行っています。まずは,家具でも覗いてみてもらおうと思っています。ご興味のない方はしばらくの間無視していって下さい。

−家具1−
食卓は2万円で杉の原木を買い,それを加工してもらいました。加工賃の方が高かったのですが,それでも市価より何割も安くできました。その残りの木で座卓も作りました。脚にする木は知り合いから木の根本をもらってきて,内側をチェーンソーで切り取り,表面にニスを塗っています。

−家具2−
家から歩いて5分程度の所に病院があります。その近くには24時間営業の大きな食料品店や本屋,ビデオ・CDレンタルショップ,バス停,駅等があります。神社もすぐ近くにあり今年はここに歩いて初詣に行きました。とても便利な場所にしては,旧道を入った所にあるため静かで,子どもたちがたくさん横の空き地で遊んでいます。病院の近くにしたのは,老後を考えてのことですが,家の中もリビングと和室の段差をなくし,こたつも掘りごたつ式にしました。

−家具3−
和室は2世帯同居と客間も考えて,狭くても5畳の2部屋に分け片方には箪笥,布団等も入るウォークインクローゼットを付けました。必要な時には間の襖を外して10畳にします。また床の間は作らず,できるだけ収納場所をたくさん取るようにしました。この2つの和室はリビングともつながっているので,この境の戸も外せば直線で18畳,L字型で約24畳分の空間になります。

−家具4−
収納場所は,和室に4カ所,リビングに1カ所,階段下に2カ所,1階廊下に1カ所,脱衣室に1カ所,2階廊下に3カ所,子ども部屋の境にする移動式のクローゼットを2セット,寝室の箪笥置き場兼用のクローゼットで合計15カ所になりました。階段下と和室の3カ所以外は全て床から天井までの高さにしました。建築中に大工さんに「収納が多いね。」と言われたので普通よりは多いのかもしれません。収納場所はいくらあってもいいものです。

−家具5−
私の血液型はO型です。今までカーテンはサーと開けて,そのままひもを掛けていました。しかし,こんな大雑把な開け方は正しくないのだと今回初めて知りました。カーテンには折り目があってそれが重なるように開けるのだそうです。実際そうすると今までと全然ちがう落ち着きが部屋に生まれてくるから不思議です。これからは来客がある時には気をつけようと思います。

−家具6−
台所と洗面所にイスを置こうと思っていました。台所では炊事をするのに立ったような状態で腰掛けられるような形状と高さのイスを探していました。普通のパイプイスでは作業をするには低すぎます。雑誌に,コックさんも使っていて低いところの作業もできる,高さが数段調整できる物が1万円以上で紹介されていました。どうしようかと考えていた時,家のすぐ近くの量販店で全く同じ形状と仕組みをしたイスを偶然見つけました。それも値段が4分の1!コンパクトで扱いやすく,踏み台としても役に立ちます。

−家具7−
イスを置きたかったもう一つの場所は洗面所です。今までは置いていませんでした。場所の広さも関係しています。今回は洗面所(脱衣場,洗濯機置き場兼用)を約3m×2mの広さにしたので,置きやすくなりました。ただここに置くイスも台所と同じように高さが必要でした。普通のイスでは,立つ時に「よっこらしょ」となるのです。ほとんど立った状態で腰掛けられるような高さで,場所を取らないスリムなイスを探していて,ある家具屋でようやく見つけました。このイスは,歯磨きや整髪時に使います。また衣類やバスタオル等をかけることもあります。実際使ってみると大変便利で楽です。なお,「いい家創ろう小事典」さんも書かれているように,脱衣場と洗面所は部屋を分けた方がいいとは思っていました。しかしそうするとどうしても1部屋が狭くなり,イスも置きにくくなります。そこで2階に洗面台をもう1つ置くことで1階の混雑を解消することにしました。

−家具8−
食卓のイスはカリモクという会社の作ったものにしました。家具店の店員さんにいろいろな家具会社の特徴を聞いたのですが,この会社はブナの木を細工することが得意なのだそうです。ブナは軽くて丈夫という特徴があると聞きました。会社によって素材にする木の種類が違うようで,ナラの木を使う会社のものは色も形も重厚な感じがしました。見た目はナラの木でできたものがいいなと思いましたが,最終的に「軽さ」と「丈夫さ」を選び,背もたれが高く,場所を取らない肘掛けのないものにしました。実際に使ってみてこれが正解だったと実感したのは,掃除をする時でした。軽いので動かしやすいのです。また,回転するものや,脚にキャスターがついたものも魅力的でしたが,可動部分や床の耐久性を考えてできるだけ作りのシンプルなものを選ぶことにしました。この時の店員さんは専門的な説明をよくして下さり,最後に「こんなによく話を聞いて頂いてありがとうございます。」とお礼を言って下さいました。

−家具9−
ほんの3カ所ですが,少し「明かり」にこだわりました。1つは食卓の上の明かりです。最初は蛍光灯でパッと明るくと思っていたのですが,雰囲気を取ることにしました。明るさは劣りますが,食卓の感じは随分よくなります。レール式でないので,テーブルの移動はあまりできません。もう1つはリビングのスタンドです。この1点だけがこの家の中で装飾品として,絵を買ったつもりで置いたものです。間接照明の効果などというものを今回初めて考えました。3つ目は門柱の明かりです。普通は門柱の上に電灯がつくのですが,その電灯を下に置いて下から表札をライトアップする形にしました。これは,業者の方と話している中で「あなただったらどれを選ばれますか?」と聞き,その方のお勧めをそのまま採用したものです。小さな花壇に植えた木は近所のことも考えて落葉しない種類(シマトネリコ)にしました。周りのノースポールとパンジーは子どもと一緒に植えたものです。ノースポールはこれからどんどん増えていくはずです。

−家具10−
今までは食卓で仕事をしていました。「書斎」は憧れの間でしたが,スペース的に限りがあるので,書斎部分を取るよりは,クローゼットの広さに使った方がいいと思いました。そこで,寝室を書斎兼用にすることにしました。本箱は地震のことを考えて造り付けにし,机は宿泊施設等の配置を参考にして2カ所に分けて置きました。

−年賀状−
同期の先生から今年いただいた年賀状に「確かなものを求めにくい世の中になっています。貴君の確かさに安心します。」とありました。この言葉だけで私はこの1年の元気をもらったような気がしました。この年賀を下さった先生は,このHPの「5分でできる指名なし発言」の中で「私の尊敬している同僚の先生」と紹介している方です。

−新学期1−
1月7日新学期の始まる日の朝は,中1の息子とリキ(柴犬3才)との散歩で始まりました。朝6時過ぎ,まだ外は真っ暗でライトを点けての散歩でした。そして学校への出勤です。が,何とその途中に車がパンクしてしまいました。新年早々不吉な出来事で,何だか出鼻をくじかれた感じでした。これは今年の波乱を暗示しているのでしょうか?新年を迎え,今年私の座右の銘にしたのは「自分の心が環境をつくり出す」なのですが。ま,人生はドラマです。何かあれば,今後の一筆箋のネタが増えるというものです。ということで,どうにか学校にたどり着き,教室に入ってみると・・・。

−新学期2−
2学期の終業式がすみ,子どもたちが帰ると,いつものことながら,一人残されたような気持ちでシーンとした教室を見渡します。そして,黒板に来年3学期の始業式にやってくる子どもたちに向けて「あけましておめでとう」のメッセージを書きます。「今年もよろしく」の最後には自分のカットを描いておきます。実はこれは仕掛けになっています。来年冬休みが終わってやってきた子どもたちが,きっとこの黒板にわいわい言いながら落書きをしていくだろうという目論見です。新学期最初の共同作業?を期待してのことです。で,今年教室に入ってみると・・・。

−新学期3−
教室に入ると,子どもたちは明るくあいさつしてくれました。ちょっと意味ありげな笑顔でした。私は両手に3学期のドリル,テスト類を山のように持って,「お年玉です。」と言いながらわざと黒板を無視して自分の机につき荷物を置いていました。すると,一人の子が「先生,黒板を見て下さい。」と言ってくれました。えっ?と言いながら今気づいたように改めて黒板を見ると・・・,やってくれていました。黒板に雪だるまなどの絵を付け加え,私のカットも見事にニワトリに変身させていました。そして,「あけましておめでとうございます」の言葉も微妙に変化させていました。子どもたちはそれを読んでみてくれと言います。私がそれを読むだけで笑って聞いていました。休み明けの1日目,新年のあいさつもそこそこに,この黒板の絵についての話だけで,十分にいつもの雰囲気に戻ることができました。

−学級懇談1−
先日学級懇談がありました。まず学級P目標の反省をします。この目標はよく「挨拶」や「整理整頓」「言葉遣い」などについての内容で決められます。今年はやめておきましたが,以前「これは学級Pの目標の反省ですから,子どもができるようになったとかできないとかでなく,私たち親や教師が1年間この目標に対してどのような取り組みをしてきたかという自分たちの反省を出しましょう。」と最初に言ったことがあります。「うちの子はなかなかできない」と繰り返して言っても変化はないでしょう。それより私たちが自分には指導上何が足りなかったかを反省したり,こういうことが効果があったという情報交換をする方が変化を期待できると思ってのことです。

−学級懇談2−
学級P目標の反省の後,教師から学級の様子や経営の経過について話します。その中で漢字学習への取り組みも出しました。黒板には懇談が始まる前から「義,衛,逆,寄」等の漢字(5年生の3学期に習う漢字)を書いておきました。そして話の中で黒板の前に立ち,実はこれらの漢字は私が子どもに一人ずつ書き順テストをしていって間違いのあった漢字なのだという説明をします。そしてそれぞれの漢字の何画目の書き順を間違いやすいのか説明します。書き順については,日頃から「書き順リレー」等の取り組みでチェックをしていること。3学期に習う漢字は一人ずつどの漢字の書き順を間違えたのかチェックしてあり,そのカルテによって,正しく覚えられているか時々個人別に休憩時間等にちょっと書いてもらって確かめていること。2学期のうちに3学期までの漢字の学習をして,今はその学年と今までの学年で習った全ての漢字の復習をしていること等を伝えます。これは経営の1つのコマーシャルでもあります。一事が万事です。何か具体的な取り組みをはっきりアピールすることで信頼とか信用もイメージとして定着していくはずです。何事も良い方に向かい始めるとどんどん良くなるし,何か1つ歯車が狂うと何もかも裏目に出てくることがあります。こういう場は1つのチャンスとして,楽しい世間話より熱意と誠意を持って学級の取り組み,子どもの成長を具体的に熱く語っていくべきだと思います。保護者の中には黒板の漢字を写して帰られる方もおられます。次の日「漢字の書き順をきかれた」と言う子には「良かったね。それが親の愛情,熱意というものだよ。」と説きます。

−学級懇談3−
懇談の後半はビデオを観てもらいました。学級の様子の説明の中で触れていた「音読」「暗唱」の部分をまず紹介します。音読では「声に出して読みたい日本語2」の中にある「弁天娘女男白浪」を使いました。私が「問われて名乗るもおこがましいが」と読むと,それに続いて子どもたちが全員で「生まれは遠州浜松在」と読点で交代しながら早めのリズムで続けて読んでいきます。読み終わると全員が拍手して隣同士でハイタッチ。そしてカメラに向かってピースをします。家の方は笑顔で観ておられました。その次に一人ひとりの平家物語と方丈記の暗唱が続きます。それからいつもの「ごめんなさいビデオレター」で終わりにしました。

−裏山1−
新しい家の北側は空き地になっていてその後ろにがあります。これからこの山に登ってみましょう。まず家を出てすぐ見えてくるのはお宮らしきものです。それを右に見ながら登るとグランドがあります。ここまでが8分です。グランドを過ぎるとテニスコートが見えてきました。この反対側には,まるで宮崎アニメに出てきそうな鳥居が並んでいます。この鳥居とテニスコートの間を更に登っていくと途中に休憩所があり,街並を見渡すことができます。ここまでで21分かかりました。

−裏山2−
休憩所を過ぎると頂上に展望台が見えてきます。その下に1つベンチがあります。近づいてみましょう。ここから街が一望できます。この辺りではベストポジションに思えます。この後ろに展望台があります。上がってみると360度の景観が広がっています。時計を見ると登り始めて30分経っていました。ここで終わりかと思うと,まだ道が続いています。大きく曲がってその先を見ると前方に大きな建物が見えてきました。これは一体何をする所でしょう!?

−裏山3−
裏山の頂上から見えるこの建物の先を見ると・・・。何と!これはグリーンではありませんか!?歩いて30分の裏山にはゴルフ場もあるのでした。

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