−3月−

−プレゼン8−
全員の作品が出来上がり,一度家に持って帰って家族に使ってもらい感想も書いてもらった後,発表会を行いました。まず各班で発表し意見を出し合った後,各班の代表が前に出て来ます。自分の制作について「その作品を作ろうと思った理由」「制作途中の苦労,工夫」「出来上がっての感想」「家の人からの意見」等を発表していきます。この時,代表6人には事前に各自の制作途中の様子の写真を印刷した1枚の紙を渡し,その写真の横にそれぞれの制作の苦労や工夫を書くように伝えました。

−プレゼン9−
単元の最後の1時間,各班の代表は,自分の制作途中のスライドを使ったプレゼンテーションを行います。その時のスライドの切り替えは私がしようと思っていましたが,直前に,これも本人にさせてみることにしました。マウスのクリックだけですから,すぐにできます。私は発表者の横で出来上がった作品を持って立っていて,説明に合わせて作品を見えやすいよう提示していきました。自分で画面の切り替えを行いながら発表を行う姿は,「プレゼンテーション」そのもので,大変かっこよく見えました。

−プレゼン10−
今回の家庭科では自分の使いたい物を,今までの学習を生かして自分なりに作るという活動をしてきましたが,どの子も大変楽しく制作してきました。班の代表者6名の制作途中の様子とその他の子の作品を紹介します。

−卒業1−
2年前に転勤してきて,今年度6年生を担任し,この学校では初めての卒業生を送り出すことになりました。卒業を前にして嬉しいメッセージを少しですがもらえました。こういうことがあるから教師を続けていけます。

−卒業2−
卒業に際して親子でそれぞれ手紙を書いて下さった家庭が2軒ありました。どちらもとてもありがたい内容でした。もう1通,あるお母さんから卒業式の朝に頂いた手紙があります。こちらは少し自分にとってはショッキングな内容で,卒業式を少し暗い気分で迎えることになります。

−卒業3−
卒業式の朝,一人の子が母親から預かってきた手紙には「厳しすぎる」という言葉がありました。確かに「厳しい」のです。自分でもそこまでしなくても・・・と思ってしまうことがあります。このクラスでは1学期に,ある子に対するからかいや意地悪がみられました。人をからかうとどうなるか,骨の髄まで分からせるつもりの指導が何度か続いたことがありました。それを見ていた聡明な子が母親に厳しすぎると話したのだと思います。現場の前後の状況を見ていない保護者は,子どもの話だけからイメージをふくらませているとは思っても,やはり少し落ち込みます。が,その後。

−卒業4−
手紙を見て,卒業式が始まる前に少し暗くなっていましたが,その後,こういう声こそ自分のためになるのだと思い直しました。自己を否定するところから進歩は始まるのでした。自分への批判は自分の成長につながるもの,ありがたいものだと悟っていれば,世の中は楽になるはずです。自分なりに時々こうして精神的な脱皮をしているつもりです。さあ,新年度が始まります。また新しい自分を見つけていきたいと思います。

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