diary / 2004年08月上旬

2004年07月下旬
2004年08月中旬
Past

nowadays
toppage(with frame)
toppage(without frame)

bk1ブリーダープログラム amazonアソシエイト
当サイトは、bk1のブリーダープログラム、及びamazon.co.jpのアソシエイト・プログラムに参加しております。
「本日のお買い物」の後ろにある[bk1amazon]という項目をクリックすると、当該商品の購入画面にジャンプいたしますので、ご利用ください。
bk1については、こちらで検索も出来ます。


2004年08月01日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040801~.htm#Day01

 昨晩のその後。
 まずは池袋に立ち寄り、録音用のMDカートリッジと電池を仕入れたあと、時間潰しと称した映画鑑賞。明らかにアレから派生した国産バカ映画いかレスラー』(PHANTOM FILM・配球)。感想は後日、この辺に。バカも飽和を超えると退屈になると悟りました。嫌いじゃないけど。
 観賞後は新宿に移動して、この夏二度目の新耳袋トークライブに朝五時半頃まで参加。前回からほとんど間隔が開いていないのでネタ不足だろう、とあまり期待してませんでしたが、中山市朗氏がけっこう仕込んでいたお陰かなかなかの粒ぞろい。しかし一番面白かったのは最初の休憩のあと、『怪談新耳袋』でも活躍している映画監督・佐々木浩久氏が披露した一連のぜんぜん“怪”とは無縁な体験談だったり。次回は8/21、すっかりレギュラーと化したI氏が予告した話がいまから楽しみ。
 帰宅後は、徹夜イベント後の常で一日だらだらと過ごす。移動中に読み終えた本もありますが、その感想などは明日以降追ってアップするとして、ひとまずはきのう保留した『ワイルド・レンジ 最後の銃撃』(日本ヘラルド・配給)の感想のみ。「ほんとーにマックイーンと西部劇が好きなんだなあ、ケヴィン・コスナーって。」からどうぞ。

 本日のお買い物
1,ローレンス・ブロック/田口俊樹[訳]『砕かれた街(上)』 [bk1amazon]
2, 同 / 同 [訳]『 同 (下)』(1と2、二見文庫/二見書房) [bk1amazon]
3,岡崎二郎『アフター0 Neo(1)』(BIG COMICS/小学館) [bk1amazon]

 昨日買い漏らしたもの、すべて地元のあまり立ち寄らない本屋で発見出来ました。品揃えはあまり良くないんですが、それ故に余所では売り切れてしまったものや見つけづらいものがあっさり出て来たりする。
 1と2は昨年発表されたノンシリーズ作品。スカダーシリーズで描き続けたニューヨークの、9.11後の姿を抉るサスペンス。3はあの名作シリーズの復活。相変わらず創意に満ちたSF短篇ばかりに、アトム誕生の日を記念して執筆した作品を収録。


2004年08月02日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040801~.htm#Day02

 感想の穴埋め。まずは31日に鑑賞した映画いかレスラー』(PHANTOM FILM・配給)「みなさん初登場の前はどこに隠れてたんですか」からどうぞ。いかもたこもシャコも、あんな目立ちそうなのにねえ。
 次に、きのう早朝の帰りの電車で読み終えた一冊、アガサ・クリスティー/真崎義博[訳]『ポアロ登場』(クリスティー文庫早川書房) [bk1amazon]の感想。こちらからどうぞ。これで12話までは予習が済みました。

 本日の『笑っていいとも』オープニングは特別企画と称してレギュラーが「ほんとにあった怖い話」を語る、というもので、思わず身構えたんですが……あまりの駄目さに耳を覆いたくなりました。ギャグにしたガレッジセールのゴリはともかく、「ほんとにあった怖い話」って言ってるのに有名すぎる美男美女の子供の話を得意げに披露した川田の志の低さはどーしたものやら。軽くていいから本気の体験か、さもなきゃもっと自分の体験らしい話を作って話しなさいってば。そういうことやってると芸人としての寿命縮めるぞ。
 ちなみに私は二年前、『タモリ倶楽部』で友人の体験と称して法月綸太郎氏が『都市伝説パズル』で応用したあの有名なエピソードを話した芸人のことを未だに忘れてません。……執念深い?

 本日のお買い物
1,むらかわみちお『虚数霊(一)』(BIRZ COMICS/幻冬舎) [bk1amazon]
 のみ。どこかでお薦めだと書いていたので、近所の店頭で見つけてビニール包装越しに眺めてみたのですが、現代とは異なるパラダイムに支配された近未来を舞台に、ちょっとホラー風味の物語が展開しているらしく、どーにもわたし好みの予感がしたので購入。カバーもいいしね。開けてみると紙質もインクも一般のコミックスとはちょっと違った風情で、なんか内容以外のところで惹かれてます。カバーもいいしね。


2004年08月03日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040801~.htm#Day03

 ……やっと、ひととおり終了……した、はず。もういちど確認作業が待っているが、今回ほどバタバタはしない、ことを祈ろう。
 安心した勢いで一冊読了。福澤徹三『壊れるもの』(幻冬舎) [bk1amazon]感想はこちらから。明日の夕方までにもう一冊……読めるかなあ。二段組だもんなあ。

 本日のお買い物
1,『GAMEBOY ADVANCE SP (プラチナシルバー)』 [amazon]
2,『ファミコンミニ がんばれゴエモン!からくり道中』(GBA対応ゲーム/1と2、任天堂) [amazon]
3,『怪談新耳袋 ―御祓いは効かない編―』(KING RECORDS/DVD Video) [amazon]
4,大乃元初奈『おねがい朝倉さん(4)』(MANGA TIME COMICS/芳文社) [bk1amazon]
5,津原泰水『綺譚集』(集英社) [bk1amazon]

 いきなりですが買ってしまいました1。来週発売予定のファミコンミニ、ディスクシステムシリーズの数本を購入予定なので、それに先駆けて本体を入手した次第。2は、それまで遊ぶものがないのも寂しいので。ファミコン時代に好きだったソフトのひとつ。「ゴヨーダ」という合成音がやったら耳に残るのです。
 3は第三シリーズのソフト化二本目。こないだライブにゲスト出演していた際、佐々木監督らが話していた改竄著しい表題作はじめ八本を収録している。個人的には堀北真希出演のエピソードが一個あるというだけで幸せ。一部劇場版とキャスト・スタッフが重なっている作品がありますが、繋がりがあるんでしょうか。で、HPの更新をしつつ鑑賞しているのですが……『残業』の行き過ぎっぷりと『黒い男たち』の割り切った無茶苦茶ぶりが素敵。それにしても……みなさん、同じ家を何回も使い回ししてますね。
 4は約1年振りの新刊。今回から装幀がちょっと変わって、男性陣をプッシュした作りになってます。また漫画が溜まってるのでバラバラとめくっただけですが……部分的には相変わらず殺人的だよなあ朝倉さん。5は様々な雑誌やアンソロジーに発表した作品を集めた短篇集。注目は初版のみ、著者による検印を復活させていること。これだけのために初版を捜し歩く価値あります。

 そういや、鯨統一郎さんの新作『喜劇ひく悲奇劇』の後ろは「悲喜劇」ではないんですが、既に三箇所ほど誤記しているのを見かけました。まあ、私も勘違いしてbk1で検索をかけて発見出来なかったので人のことは言えない。


2004年08月04日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040801~.htm#Day04

 久々にやると難しいです『がんばれゴエモン!からくり道中』。それこそ寝っ転がっても遊べるのでちょこちょこ手を着けてましたが、まだ第三ステージだ。

 映画好きが高じた結果もはやある意味では見るものを選ばなくなった私ですが、年末のゴジラだけは頼まれても観ないでしょう。出演者のただひとりが絶対的に嫌いだ、というだけで。

 と、かる〜く書き留めたあともういちど出かける午後五時。

 その後の出来事。
 福澤徹三さんが所用のために上京されるので、それに合わせてのオフ会――というか、集まるメンバーは常に一緒で、なんとなく恒例化しつつあるような、そんな集まりなのです。
 約束は午後七時でしたが、一時間ほど早めに新宿入りし、目指す店に最寄りの西口ではなく東口から出てぐるっと駅を一周する形で買い物を済ませる……と言っても、ポストカード付きの映画鑑賞券とマキシシングルをそれぞれ一枚買っただけ。ついでに高島屋別館の紀伊國屋書店にも立ち寄ったものの、目的のものは発見出来ず、予想以上に歩いて店に辿り着いた頃にはグロッキーになってました。
 毎年なにか怪談を――と言って集まるものの、飲み食いしつつけっきょく無軌道に色々なお話に終始する。今日も約四時間、心霊写真百選とかH氏が選ぶ死体写真とか絶対に誰も買いそうもない食玩の企画を立ててみたり、剣呑な場所で怪談会開いてみようかと言ってみたり、そんな傍目にはかなり妙な話をしまくって散会。でも楽しいからいいのです。本当にいつかやりたいなあ怪談会。それも冬に。

 本日のお買い物
1,『藤子・F・不二雄☆ワンダーランド ぼくドラえもん 12 2004.8.20』(小学館)
2,山下達郎『忘れないで』(MOON RECORDS/WARNER MUSIC JAPAN/CD Maxi) [amazon]

 1はのび太特集。確かに、こんなにどーしたらいいのかと思うキャラもそうはいません。それでいて憎めない点でも希有です。
 2は『名探偵ポワロとマープル』のエンディングとオープニング・テーマをカップリングしたニューシングル。山下達郎はだいぶ前からファンなのですが、基本的にはアルバムで聴きたいほうなのであまりシングルは買ってません。だから今回は、やっぱりアレのテーマに採用されたから買った、というのが本当のところ。相変わらず安定した完成度を誇ってますが、珍しい竹内まりや作詞による表題作の出来はここ数年の曲の中でも随一という気がします。

 シネマサンシャインかあ……悪い劇場ではないんだけど、立地と収容能力がなあ……。


2004年08月05日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040801~.htm#Day05

 三津田信三『シェルター 終末の殺人』(ミステリ・フロンティア/東京創元社) [bk1amazon]読了。感想はこちらから福澤徹三さんの『壊れるもの』と微妙に繋がるところがあるらしい、という話を伺って気にしていたのですが、なんとなく解ったような。(以下伏せ字、両方既読の方だけ反転させてください)仙道賢人=飲み屋の親父(ここまで)ということでしょうか。

 本日のお買い物
1,高田裕三『九十九眠る しずめ(一)』(ヤンマガKCDX/講談社) [bk1amazon]
2,高橋しん『きみのカケラ(3)』(少年サンデーコミックス) [bk1amazon]
3,皆川亮二『D-LIVE!!(7)』(SHONEN SUNDAY COMICS SPECIAL/2と3、小学館) [bk1amazon]
4,有栖川有栖『作家小説』 [bk1amazon]
5,福澤徹三『再生ボタン』(4と5、幻冬舎文庫/幻冬舎) [bk1amazon]
6,栗本 薫『グイン・サーガ96 豹頭王の行方』(ハヤカワ文庫JA/早川書房) [bk1amazon]

 1は最新作。明治時代を舞台に、如何にも高田裕三氏らしい設定で展開する妖怪もの。2は作者の休養を挟んでしまったためにかなり歪なかたちで連載を終えてしまった感のある新作。加筆訂正を施しているので、単行本ではもっと綺麗な形で完結するのを願いましょう――ってことで、まだ終わってないんです。加筆に次ぐ加筆で、もう二巻ぐらいかかるんじゃないかと内心思ってたり。安定したクオリティで続いている3は新展開のエピソードに準レギュラーが絡むエピソードを含んでます。
 4は作家の生態を描いた(?)連作短篇集の文庫化。5は福澤氏のデビュー作『幻日』を大幅な加筆訂正のうえ構成を変更し、更にタイトルも改めたもの。本当にそうとう筆が入っているようなので、親本を読んだ方も手にとってみるよろし。6は百巻目前でまた主人公が姿を消してます――が、まあ、百巻で終わることは絶対にあり得ないでしょうけど。


2004年08月06日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040801~.htm#Day06

 作業もひと段落したので『英雄伝説VI 空の軌跡 [DVD-ROM初回限定版]』(falcom/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム) [amazon|CD-ROM版:amazon]をちまちまちまちまと進めてます……が、さすがに経験値稼ぎに飽きました。どう考えても今のままで最後の敵と戦っても戦い抜けず、しかし幾ら雑魚と戦っても経験値は充分に貯まらない。この段階に突入してからもう一週間ぐらい経ちますが、未だ納得のいくレベルになりません。最後に来て主人公ふたりに同行するメンバーを必要に応じて入れ替えることが出来るようになりましたが、そのせいで却ってレベル上げが面倒なことになってるし。
 序盤から幾度か感じていたことですが、やはりこのゲーム最大の問題はシナリオ主導でありながらシナリオと経験値とのバランスの悪さでしょう。シナリオを楽しませたいなら自然な形で経験値が稼げる環境を用意するべきだし、経験値稼ぎをさせるにしてもその随所でサブイベントを設けるなどの配慮が不可欠です。続けたくてもこれじゃ疲れますってば。
 ……これだけ苦労しておきながら、まだこのあとにもイベントがあったりして。きゃー。

『がんばれゴエモン!からくり道中』のほうは第七ステージ。パソコンを起動しなくても、わざわざテレビの前に赴かなくても、寝る前や出勤前のちょっとした空きに遊べるので、それなりに進展しているのです。それにしても難しいぞ。コントローラーが小さくなったので余計に操作がシビアになってるぞ。小島を飛んで渡るときなんかどうやったら足を滑らさずに移動出来るってゆーんだっ。

 タイプ別性格判断をやってみました。概ね当たっている、とは思うのですがそれ以前にこの文章はなんとかなりませんか。頭だけで理屈を資質は、っていったい何だ。

 本日のお買い物
1,宇佐美 渉×ゆずはらとしゆき『ペンデルトーンズ(1)』 [bk1amazon]
2, 同 『 同 (2)』(1と2、Daito Comics/大都社) [bk1amazon]
3,楠 桂『イノセントW(1)』(YOUNG KING COMICS/少年画報社) [bk1amazon]
4,佐藤ケイ『ロボット妹 改め 人類皆兄妹! 〜目醒めよ愛の妹力〜』(電撃文庫/Media Works) [bk1amazon]
5,太田忠司『宙 新宿少年探偵団』 [bk1amazon]
6,殊能将之『キマイラの新しい城』 [bk1amazon]
7,高田崇史『QED〜ventus〜 鎌倉の闇』 [bk1amazon]
8,辻村深月『冷たい校舎の時は止まる(下)』(5〜8、講談社ノベルス) [bk1amazon]
9,横山秀夫『出口のない海』(5〜9、講談社) [bk1amazon]

 1と2は連載終了から約二年を費やし、書き下ろしを大量に追加して単行本化されたものだとか。イヌ耳宇宙人の男の子と十代にして人生を諦めている女の子の奇妙な話。3は現代の魔女狩りを描くオカルト風味のバイオレンス。
 4は……はっきりとタイトルに屈しました。こんな駄目そうな題名にこの装幀。もはや中身なんかどうでも良くて、このふたつにすすんで騙されてみることにしました。いいなあ。
 5は遂に完結。しばらく読んでいないので、中断しているあたりから一気に読みましょうか。……そういや、私がこれの第一作を読んだのって、地下鉄サリン事件の頃だったなあ、とふと思い出したり。6は講談社ノベルスでは久々の新作。異様なシチュエーションで展開する本格もの……だと思う。7は源氏と鎌倉時代の因縁を取りあげたシリーズ最新作。8は三ヶ月連続刊行の最終巻。
 9はドキュメンタリー漫画で人気を博した三枝義浩氏のイラスト付きでマガジン・ノベルス・ドキュメントとして刊行されたものを全面改稿したものだとか――その頃そーいうものを手がけていたということ自体にちょっと吃驚。甲子園優勝を経験しながら人間魚雷に搭乗することとなった青年の姿を描いた作品で、そうするとミステリではないのかも。でも面白そうなので購入。


2004年08月07日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040801~.htm#Day07

『英雄伝説VI 空の軌跡 [DVD-ROM初回限定版]』(falcom/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム) [amazon|CD-ROM版:amazon]終了。が、話は終わってなかった。予告編がちゃんと出てきやがった。次があるよ次。そーいうことは先に言えよおっ!
 が、どこぞのゲームほど気分は悪くなりませんでした。とりあえず最後の戦闘は、やっぱりバランスが悪いとは感じつつもカタルシスを存分に味わわせてくれる劇的な仕上がりだったし、そのあとにちゃんと登場人物それぞれの様子も窺えるし、何より最大の疑問にはちゃんと応えている。そのうえで新しい話を持ち出しているので、こちらも気持ちの切り替えがしやすくなっているのです。第一、こういう結末はRPGとしてはちょっと新鮮だった。
 が、折角これだけ長い話をやらせたうえでこの結末なのだから、続きとなる作品は今回のセーブデータなどを何らかの形で活かせるような工夫をして、なおかつ早急に発売してもらいたいもんです。さすがにあんまり待たせたら怒るぞ。
 それにしても、スタッフロールを見るまでキャラデザインとイラストが椎名優だったことに気づかないのはどーだろう私。

 週末恒例の映画鑑賞。本日は時間も場所もうまく繋がったので、久々にハシゴしてみました。
 まずは新宿シネマミラノにて、ドリームワークスがリメイク権を購入したという韓国産ホラーの話題作箪笥』(COMSTOCK・配給)。感想は、「お父さん役の方が大杉蓮に見えて仕方なかった」からどうぞ。プログラムとかで見ると顔の造作はそんなに似てないんですけど。韓国ホラーはどうも不出来だと喚いていましたが、本編は納得の出来。今年観たホラー映画の中でも上質の部類に属します。本気でちょっと涼しくなったもの。
 観賞後、近くのファーストフード店で昼食を購入し、次の劇場に入ると休憩所で慌てて腹に詰め込み場内へ。ふたつめの劇場はシネマミラノと窓口を共有するシネマスクエアとうきゅうですが、飲食は迷惑にならない範囲で認められている前者に対してこちらは全面禁止。あいだに三十分ほどしかなかったのでゆっくり食べている暇はなく、ちょっと辛かった。二本目はケヴィン・スペイシーが脚本に惚れ込んで製作・出演した少年犯罪を巡るドラマ16歳の合衆国』(Asmik Ace・配給)。感想は後日、この辺に。良作なのですが、出来れば『箪笥』と逆の順で観たかった……『箪笥』で消耗したあとにこの淡々とした語り口では、どうしたって眠気は避けられません。

 本日のお買い物
1,吉村達也『姉妹-Two Sisters-』(角川ホラー文庫/角川書店) [bk1amazon]
 原作がなかなかの出来だったので、避けていたノヴェライズも購入してみました。正しくは、たまにはいーだろうと母に買わせたんですけど。

 ひと段落した、とは言いつつまだやることは残ってます。ただ私は初期段階ではそれほど徹底的に手を加えることはないので、エラーを極力減らすことに務めます。幾らやってもゼロにはならないんだけど、ね。


2004年08月08日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040801~.htm#Day08

 唐突ですが『お台場冒険王』に行ってみました。
 開場とほぼ同時刻にも拘わらず、既にかなりの人出。迂闊にも失念していましたが本日はフジテレビの日――果たしてそれが関係あるのかは不明ですが、日曜日故に子供連れがやっったら多いのにも原因があるのでしょう。エレベーターに乗るだけでも待たねばならない。
 が、エレベーターで上がらなければならないイベントにさほど積極的な興味があるわけでもなく、一階や七階の広場にあるショップや各番組のブースを眺めて周り、何故かこれだけはどーしても買いたかった『トリビアの泉』特製メロンパンを購入しただけでひとまず満足してしまった。あとは散歩がてらパレットタウン内に離れ小島の如く設置された『アンビリバボー』の心霊写真館を鑑賞し、メディアージュ内部の店で昼食を摂ったあと、もういちどフジテレビ社屋一階のブースを眺めて、はやばやと離脱。思った以上に人出があったことと、本気で見て回ろうとするなら一日かかるということが解ったので充分です。週末にはまた近くまで来るので、無料イベントのひとつぐらい覗いてみようかしら。

 帰宅後、疲れからたっぷりと昼寝したあと、依然残る眠気と格闘しつつ16歳の合衆国』(Asmik Ace・配給)の感想を脱稿。「被害者の父親はなぜか勝村政信を彷彿としました」からどうぞ……いいのよ別に賛同なんか求めてないから。

 読了本もありますがその感想は後日。もー眠すぎて文章を考えるのさえしんどいのです。


2004年08月09日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040801~.htm#Day09

 昨日読み終えた本、ジョン・ディクスン・カー/斎藤数衛[訳]『囁く影』(ハヤカワ文庫HM/早川書房) [bk1amazon]の感想を脱稿。こちらからどうぞ
 次はもっと早く読むつもりだったアレ、のつもりだったんですが、まだ作業があって集中出来るか不安だったので、散漫な心理状態でも読めるものを引っ張り出してそちらを優先しました。でも作業はまたいったん私の手を離れたので(もう一回戻るかも)、これは早めに片づけて、明日明後日ぐらいを費やして懸案のを読もうかのう。

 本日のお買い物
1,日高建男『満腹ボクサー徳川。(8)』(BUNCH COMICS/新潮社) [bk1amazon]
2,甲斐 透・著/影崎由那・原作『かりん 増血記(3)』(富士見ミステリー文庫/富士見書房) [bk1amazon]
3,中町 信『模倣の殺意』 [bk1amazon]
4,辻 真先『改訂・受験殺人事件』 [bk1amazon]
5,戸松淳矩『名探偵は最終局に謎を解く』(3〜5、創元推理文庫/東京創元社) [bk1amazon]
6,矢崎存美『ぶたぶた日記(ダイアリー)』 [bk1amazon]
7,小林信彦『回想の江戸川乱歩』 [bk1amazon]
8,倉阪鬼一郎『呪文字』 [bk1amazon]
9,江戸川乱歩『江戸川乱歩全集第2巻 パノラマ島綺譚』(6〜9、光文社文庫/光文社) [bk1amazon]
10,仁賀克雄『切り裂きジャック 闇に消えた殺人鬼の新事実』(講談社文庫/講談社) [bk1amazon]

 1は新キャラクター登場と共に爆弾の発覚……とスポーツ漫画の王道を行く展開に。こうして見ると、このテーマが如何に優れていたか解ります。絵面はとことんコミカルであっても、スポーツものとして通さなければならない筋が自然と出来ている。2は漫画版と交互の刊行をコンスタントに続けているシリーズ第三巻。今度は孤島でバカンス……原作が身動き出来ない分やたら弾けてるなー。
 3は一時期大衆向けの作品を量産してきた著者の、企みに満ちた長篇第一作『新人賞殺人事件』を改訂のうえ復刻したもの。隠れた名作とは聞いていたのですが読んだことがなかったので、この機に購入。4は中学・高校と続いたシリーズの完結編。5も三部作の完結編ですが、こちらは雑誌での発表以来単行本化されず、今回が初めての刊行とのこと。
 6はほんとーに待望のぶたぶた最新作。またしても版元が変わってますがもうそんなこた構いません。この謎だけど人を和ませてしまう特異な存在が物語を紡いでくれるだけで幸せなのです。7は恐らく江戸川乱歩と大衆の20世紀展をはじめ、各地でイベントが相次ぐこの時期に合わせて復刻されたものでしょう。著者とともに乱歩と交流のあった弟との対談を中心に乱歩の実像を描いた著書。8はこの夏の倉阪作品連続刊行のトリを飾る一冊。独特の文字組みにクライマックスは袋綴じ、という凝った造本です。
 9は表題作はじめ中篇クラスの作品三本と、のちの通俗長篇の原型となり、今年『盲獣VS一寸法師』として映画化もなされた『一寸法師』を収録した最新刊。注目は、江戸川乱歩フェアの一環として、あの『B.D.バッジ』復刻版プレゼント企画が発表されていること。かつて光文社で少年探偵ものの全集が発行されたとき、その特典として用意されたものの復刻! 最近本腰を入れて読んでいる私には嬉しい企画。しかも2000名に当たる、ということはけっこう確率もいい。応募するしか。フェアの帯についている応募券を切り取って官製葉書に貼り付けて応募、とのことなので、早速新刊の帯を確認し
 …………ない。
 帯に、応募券が、ない。
 カバー表四の折り返し隅に切取線を引いた箇所がありますが、投げ込みチラシのどこを見ても“帯の折り返し”と書いてあるので多分違う。どこだ。まさか俺に応募させまいとする陰謀かっ?!
 ……阿呆なわめきは脇に置いて、最後の10はこの分野の著書が多い仁賀克雄氏が1997年に発表した作品の文庫化。巻末には犠牲者一覧に有力な容疑者の一覧、主要な研究書一覧を収録してます。
 なお、今回の異形コレクションは別口で入手出来るかも知れないのでいったんスルー。店頭ではちゃんと確認しました。


2004年08月10日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040801~.htm#Day10

 さて。
 とりあえず目前の課題が片づくところまで来たので、ぼちぼち棚上げにしていた先のことに本腰を入れなきゃならない。それにしてもこの作業にずいぶん時間かけている。未完成の骨格だけでいったいどのくらいの分量に達しているんだ、とふと専用ソフトで計測してみたら。
 ……さいきん片づけた課題よりもヴォリュームがあった。そりゃ終わらねえやあははは。笑い事じゃないってば。そろそろ目処を立てよう。

 きのう記したとおり、懸案の一冊を読むために、先に手を着けていたものを片づけました。田中芳樹『クレオパトラの葬送 薬師寺涼子の怪奇事件簿』(講談社ノベルス/講談社) [bk1amazon]感想はこちらから
 余勢を駆って、昨日買ったものも一冊読み終えてしまいました――袋綴じという趣向にどーにも心惹かれてしまいまして。倉阪鬼一郎『呪文字』(光文社文庫/光文社) [bk1amazon]感想はこちらから。さあ、今度こそ懸案にかかるぞ。かかるんだってば。

 本日のお買い物
1,『ファミコンミニ ふぁみこんむかしばなし 新・鬼ヶ島 前後編』 [amazon]
2,『 同 ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者 前後編』 [amazon]
3,『 同 同PartII うしろに立つ少女 前後編』(1〜3、任天堂/GBA対応ゲーム) [amazon]

 今月ぁこれが楽しみだったんです。GBAのファミコンミニシリーズ第三弾、ディスクシステムソフトのベタ移植よりAVG三本。1は任天堂としては初めてテキストベースで製作したゲームであり、日本の昔話をあれこれと融合して作り上げた冒険もの。さすがに今やると幼稚なんじゃないか、という気がしますが、でも嬉しい。
 2と3はミステリ仕立てのシリーズ。第一作である2は旧家の跡継ぎ問題に端を発する事件で、今にして思うと横溝正史や古い本格推理を意識した作品。3はその続編、といいつつ2以前の出来事を扱っており、学校に伝わる怪談をモチーフにしたホラー仕立ての作品。2よりも3のほうに愛着があって、けっこう最近にスーパーファミコンのカートリッジ書き換えサービスで配布されていたのを利用してやり直してます。コマンド総当たりの古い作りですが、なかなか入り組んだプロットに不気味な雰囲気を盛り上げるのが巧妙で、クライマックスが鮮烈でした。ちなみにこのシリーズ、実は第三作も存在したらしいのですが、確かインターネット普及以前に通信を利用したシステムでやっていたためほとんど話題にならなかったような。
 早速2から遊びはじめました。ロゴの表示が16年前だ。そりゃ懐かしいはずだ。それにしても……マニュアルに使用されているイラスト、激しくイメージが違っていて困惑します。絵柄が濃い……


宣伝とかお薦めとか告知とか。

お薦め品
『10ミニッツ・オールダー コレクターズ・スペシャル』(日活) [amazon]
ビクトル・エリセ、スパイク・リー、チェン・カイコー、ジャン・リュック=ゴダール……現代映画界を代表する15の才能が時間をテーマに競演する、至福のオムニバス。劇場公開時二本に分けられていたものを統合して、2004年07月09日待望のDVDリリース。深川の感想はこちら→TRUMPETCELLO
告知
『日本科学技術大学教授上田次郎のなぜベストを尽くさないのか』
学習研究社より発売中。これを読まずしてファンを騙るなかれ。 [bk1amazon]

告知
ダリオ・アルジェント監督最新作『デス・サイト』
(原題:Il Cartaio/英題:The Card Player)
タキ・コーポレーションより2004/07/02発売 [amazon商品ページ]


bk1ブリーダープログラム amazonアソシエイト
当サイトは、bk1のブリーダープログラム、及びamazon.co.jpのアソシエイト・プログラムに参加しております。
「本日のお買い物」の後ろにある[bk1amazon]という項目をクリックすると、当該商品の購入画面にジャンプいたしますので、ご利用ください。
bk1については、こちらで検索も出来ます。

御意見・御感想はこちらのフォームからお寄せください。


2004年07月下旬
2004年08月中旬
Past

nowadays
toppage(with frame)
toppage(without frame)