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2004年08月11日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040811~.htm#Day11この時期、本業は輪をかけて暇です。その間に作業を進めようにも、体調不良気味で集中力途絶え気味。……それ以前に、『ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者』ばっかりやってるんですけどね。読書の懸案もそこそこに。
やり直したという記憶がないので最長15年振りくらいのプレイ。けっこう良くできた本格もの、という記憶があったのですが、今やってみると細部は幼稚。この程度の仕掛けなら警察がもっと早い段階に解決するでしょう。が、異様な雰囲気の醸成と波乱の多いプロット、そして視点が明確なゲームならではのクライマックスと、AVGとしては初期の作品ながら完成度の高い構成は充分評価出来ます。でもやっぱしコマンド総当たりの作りは疲れます。せめてメッセージをほいほい早送り出来たらなー。なんかやな予感はしていたが案の定、『暗号名はBF』週刊少年サンデーでの連載終了……ただし、超増刊のほうで新作は掲載されるらしい。ま、個人的には月刊のペースでやっていたほうが安定するシリーズじゃないか、と思っていたので、継続してくれるなら問題なし。
本日のお買い物
1,槇原敬之『EXPLORER [初回限定盤]』(東芝EMI/CD) [amazon]
2,天野こずえ『ARIA(5)』(BLADE COMICS/Mag GARDEN) [bk1/amazon]
3,小林めぐみ『食卓にビールを』(富士見ミステリー文庫/富士見書房) [bk1/amazon]
4,井上雅彦・監修『異形コレクション 蒐集家』(光文社文庫/光文社) [bk1/amazon]
1は本日発売の最新アルバム。最近のシングル曲はすべて網羅してますが、それ以上に注目なのは『ハトマメ』と『世界に一つだけの花』という提供曲の名作をセルフ・カバーしたものが収録されていること。前者はともかく、『世界に〜』のほうは大ヒットでイメージが固定しているせいかさほどアレンジを施してませんが、だからこそ良し。復帰後のアルバムはいずれもちょっと肩に力が入り気味だったのですが、今回はいい意味でリラックスした雰囲気が漂ってます。
2はおいといて、3は16歳の現役女子高生で小説家でしかも人妻、という笑うしかない設定のヒロインでタイトルがこれ。異様に惹かれて買ってしまいましたが、中身はミステリーというよりSFっぽい。いいけど。で4は、周辺では松本楽志さんの公募入選が話題となってますが、世間的には中島らもの遺作が収録されていることで注目を集めるはず。実は4は今回、楽志さんから
略奪し頂戴しました。これまで私の作品の載っていたのを差しあげることが多かったので、「たまには寄越せー」と迫って、執筆者に何冊か届けられる見本から分けてもらったのです。
で、それを受け取るために有楽町でお会いして、その流れでMAQさん主催のオフ会にちょこっとお邪魔させていただく。ちらっと顔を出すだけのつもりが、何だかんだで二時間ほど話に混ぜてもらったのでした。
2004年08月12日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040811~.htm#Day12『ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者』終了。ディスクシステム二枚組のヴォリュームってこんなもんだったんだ……こんなにラストあっさりしてたんだ……エンディングのあと、タイトルに戻ってくれなかったんだ……等々感じるところ多々あれど、感想は昨日と同じ。もうちょっとあゆみちゃんを活躍させて欲しかったなー。
続いて『新・鬼ヶ島』と『うしろに立つ少女』を同時進行で。……『新・鬼ヶ島』の男のほう、カップうどんから生まれたんだ……忘れてた。本日のお買い物
1,山田風太郎『姦の忍法帖 山田風太郎忍法帖短篇全集5』(ちくま文庫/筑摩書房) [bk1/amazon]
本日はこれだけ。明日あちこちうろつきまわる予定ですので、他の買い物はそのついでに。第五回配本である1は、若干手に取りづらいタイトルです……内容も然り。夕方のニュース番組で、なぜカレーうどんのつゆはああも激しく飛び散るのか、を科学的に検証していて、思わず見入ってしまいました。大雑把にまとめると麺の材質とツユのほどよい粘り具合がチキソトロピーという現象を引き起こして、麺はツユを多く絡めると共に、すすると激しく飛び散る結果になるそうです。麺の腰とほどよいとろみがあってこその現象であるため、美味しいカレーうどんほどよく飛ぶ、という結論になるらしい。大変納得。この企画立てた人、きっと大迷惑を被ったか迷惑かけたかしたんだろうなー。
明日から盆休みです。実質的に今週いっぱいほとんど何もしてないんですけどそれはともかくとして。寧ろ明日から三日間がこの夏いちばん忙しい……のか? なんでそうなる?
2004年08月13日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040811~.htm#Day13コミケ初日。
もう開場遥か前から並ぶのはあんまり気乗りがしないので、ちょうど開場するぐらいの時刻にお台場付近を訪れて時間を潰し、列が無くなる頃合いを見計らって入場する――つもりが、お台場付近でめぼしいところはとーに混雑していて、多少落ち着いたとは言えこの炎天下特に興味のないところをうろうろするのもアレなので、11時ごろには突入してしまった。
今日はサークルのほうには一箇所ぐらいしか寄るところがなかった(そもそもカタログチェックなんかしてない)ので、企業ブースのほうで欲しいものを先に買ってしまうことにした……結局、一時間ぐらい並ぶ羽目になった。列としては中規模、私には不要な目玉商品の初日分が途中で捌けたお陰でそんなに苦労はしなかったとは言え、何の準備もしていなかったので買い物を済ませた頃にはさすがに疲労困憊。サークルのほうには廻らず、そのまま離脱する。
お台場のほうに戻って食事を摂ろうかと思ったが、こちらもかなりの混雑になっているので、銀座まで出て、映画鑑賞の時よく立ち寄っている店で済ます。
それから秋葉原にて、あの火事から半年、ようやく復活なったヤマギワソフト館を様子見。ほとんど新築の匂いがする。棚とレジのデザインもかなり変わっていて雰囲気は新しくなったが、品揃えは悪くない。安心しつつ、折角だから、と一枚CDを買って帰ったら――ケースが破損していた。店から自宅までのあいだでどこかに立ち寄ったわけでも、荷物を下ろしたわけでもないので確実に購入以前に破損していたと考えられる。せめてケースだけでも取り替えてもらわないと、と思い電話をしたら、売り場に繋いでいる途中で切られ、かけなおしたら五分近く待たされ。電話が切れたのは売り場の電源トラブルが原因だったようですが、そう聞くとよけい不安になります。大丈夫か。本日のお買い物
1,『バーチャコール クロニクル』(Fairy Tale/F&C/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム/18禁)
2,『CLANNAD Original Soundtrack』(Key Sounds Label/Visual Art's)
3,Chick Corea Elektric Band『TO THE STARS』(Universal Classic & Jazz/2と3、CD) [amazon]
いちばん手間をかけさせたのは1。第三作まで発売されたシリーズを、1と2は16色(!)だったものを256色にリニューアル、一部音声を追加し、すべてWindows98以降対応にして復刻したもの。何故かこのシリーズけっこうお気に入りだったので、この復活を楽しみにしてました――買ってみてから、第一作だけは遊んでいなかったことを思い出しました。遊んだはずの2でさえ、パッケージにあしらわれたキャラクターに、見知らぬものが混ざっていました。……つい昨晩、やっと『3days』をインストールしたんですが、また先送りっぽい。ごめん。
2は列がおおむね片づいてから買いに行ったので楽々でした。ゲーム中の音楽を三枚組にほぼすべて収めたサウンドトラック。購入特典は携帯ストラップと書いてあって、帰宅後初めて中身を見ると……ヒトデでした(禁句)。3を先にかけているので、音の状態などは未確認。2はむろん、1も一般販売の可能性があるらしいので、今日並ぶ必要はなかった可能性はあるんだけど……いいの、別に。
いきなりケース破損状態でしたが、それでもひとまず聴き始めました、の3はRTFの流れを汲むチック・コリアのエレクトリック・プロジェクト久々の復活作。既にそれぞれ単独でも名を馳せた初期のメンバーが再結集した話題作でもあります。ここ最近のチック・コリアの音楽を踏襲しつつ、RTF第二期あたりの攻撃性と幻想的な雰囲気を再現した音作りになってます。なお、amazonの商品ページへのリンクは、何故か国内盤が発見出来なかったので、今月末頃発売の輸入盤で設定してあります。日射病対策を怠ったためにかなりグロッキーです。早めに休んで、明日は……行けるかなあ。知り合いがいちばん多そうな日なんですが……
地域雑誌『谷中根津千駄木』の最新七十七号は江戸川乱歩特集。『D坂の殺人事件』から当時の団子坂の様子を再現してみたり、近隣に在住していた頃の年譜を添えたり、子息・平井隆太郎氏の講演を再録したりしてます。ちかぢかこの界隈にお立ち寄りの予定があるならチェックしてみてください。本屋だけでなく、雑貨屋や喫茶店などにも置いてあったりします。
2004年08月14日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040811~.htm#Day14早速『バーチャコール クロニクル』を遊んでいるわけですが、初期二作はインターフェースを変更して、固定されていた上にスペースも狭かったセーブを何処でも二十箇所まで+クイックセーブ領域も設けるという形でヴァージョンアップしているのに、第三作だけインターフェースから音源からオリジナルの不自由な状態のまま、というのはどーしたものか。ヴォイスの状態が悪いのは、当時のものを流用しているからで致し方ないとは思うのだけど、セーブ領域だけは拡張して欲しかったなー。
初めて遊ぶ第一作は非常に単純な作りで、二作目・三作目で採用された三人以上と同時に話して、途中から好感度の高い女の子と二人きりになるという形ではなく、ラインを選ぶといきなり一対一で話が始まり、選択肢をうまく選べば一回でクリアとなってしまう。いかにも昔のゲームらしく、目的がえらく解り易いシナリオになっている。こういう、考えようによっちゃストイック(…)とも言える作り方も嫌いじゃありません。出来としては第二作がゲームとしていちばん優れている、という感想に変わりはありませんけど。
ちなみに昨日、見知らぬキャラクターがふたり混ざっている、と書きましたが、どうやら……デザインが原作と変わっているらしい。権利の問題か? そのうちのひとりを引っ張り出すことに成功したのですが、立ち絵の構図はまるっきり同じ、だが魅力はかなり下がり気味。加えて片方のデザインはシナリオの趣向をぶち壊しにしてるし。明けて本日。
さすがに並ぶ気力はないから、一般入場規制が解ける頃合いを見計らって入ろうかなー、などと思い自宅でぐてぐでしていたところ――想像以上に体が疲れていたようで、気づいたら眠っていた。それでもまだ怠さが抜けず、こらあかんわ、と本日は断念。
ギリギリまで「映画一本ぐらい観てから」と思っていたのですが、途上にある銀座界隈でもお台場のシネマメディアージュでも適当なスケジュールと内容のものが見つからず(そもそもメディアージュは開館時間の都合かすべての映画が11時以降のスタートなので、どんなに早くても終わるのは1時近くなってしまう)、決断出来ぬままやり過ごしてしまった。
――が、こうなるともはや業病みたいなもので、もう一眠りして体力がだいぶ戻った今、そろそろ落ち着かなくなっている。この更新のあと、レイトショーのみだったためにいつ行こうか考えていたものを消化しに出かけるかも知れません。出かける前に、今後確実に鑑賞するつもりの映画の公式ホームページをまとめてリンクに追加。……多いなあ。でもまだ今年に入ってから、前売り券を無駄にしたことはないぞう。
2004年08月15日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040811~.htm#Day15昨晩その後、書いたとおりにレイトショー鑑賞のため外出――前回、ほぼオープン以来の訪問だったにも拘わらず、三度目はひと月足らずでの再訪となりましたヴァージンシネマズ六本木ヒルズへ。
レイトショーにオールナイトの上映もあるため、9時近くともけっこうな人出である。目当ての映画も、回数が少ないせいか既にだいぶ席が埋まっていたが、常に前から三列目までを取っている私には大して問題はなかった。
今回鑑賞したのは、通常のスクリーンとは異なった位置から入場するアート・スクリーンにて。何が異なっているのかというと――通路が、劇場付属のレストラン『カーテンコール』を抜けていること。入口で半券を渡す形だったので混乱はなさそうだったが、行き帰り、食事している人々の脇を歩くのはなんとなく気が引けたのでした。劇場そのものは座席・スクリーン・音響いずれも極上で、前から二列目でも圧迫感のない座席構成もいい。つくづくこの劇場は、窓口の混雑さえなければ良質だと思う。鑑賞時の諸注意を促す映像も、私の知る限りいちばん洒落てます。これだけ観るために、ロードショーの作品をわざわざここまで足を伸ばして観る価値はあるかも。
肝心の作品は、南アフリカ共和国のアパルトヘイトを打破するために重要な鍵となった“歌”とその変化を段階を追って綴ったドキュメンタリー『アマンドラ!希望の歌』(KLOCKWORX・配給)。感想は、「ヒュー・マセケラの声が実にいい。」からどうぞ。ずっとお薦めとして掲げっぱなしの『10ミニッツ・オールダー』の“人生のメビウス”のサントラでトランペットを吹いているミュージシャンですが、枯れながら力強いヴォーカルが沁みます。
非常にいい映画なのに、残り20分ぐらいあたりから突然出て行く観客がいる。なんでか、と思ったが観賞後、劇場を出て駅に駆けつけて理由が解った。地下鉄は残すところあと二本。住んでいる場所によっては途中で下ろされてもおかしくない時刻だった。昨晩のお買い物
1,『アマンドラ!希望の歌 オリジナル・サウンドトラック』(日本ソフトサービス株式会社 プロジェクトT/CD) [amazon]
何となくそんな予感はしていましたが、やっぱり音楽に痺れてしまい、鑑賞直後劇場にて購入。『マトリックス・リローデッド』にも楽曲を提供しアメリカでは絶大な支持を受けているデイヴ・マシューズが映画に感銘を受け、自ら主催するATOというレーベルでの発売を推し進めたというサウンドトラックです。実は彼が南アフリカ・ヨハネスブルグ出身のアフロ・アフリカンだった、というのもこの映画のパンフレットで初めて知りました。明けて本日はあいにくの空模様、しかし暑さもひと段落して過ごしやすい。頃合いを見計らって、電車経由で最終日のコミケへ。まだ昨日までの疲れも充分に抜けきっておらず長居する気はなかったので、『もえかん』はじめ数冊を素早く入手して一時間半ほどで離脱。ご挨拶出来たのはこれが初対面の石野休日さんだけ。『月姫ストーリー』のときに挿絵を描いていただいた緋ノ丘終次さんのところも訪ねましたが、どーも並ぶ人を掻き分けて呼びかける気力が起きなかったので黙って新刊を購入して離れてしまいました。完璧に初日の行列がいけなかった。今日あたりは企業ブースのお目当ても確実に空いていただろうに。
引き続き『バーチャコール クロニクル』で遊んでます。主に2なのは、ゲーム性もシナリオのバランスもいちばん好みに合っているから。が……リニューアルに際して描き直したと思しい原画の低い質には脱力しっぱなし。遊び人風の看護婦(当時)という設定のキャラクターがいるのですが、その患者である女の子のデザインはオリジナルのままなのに、看護婦のほうはリニューアルのせいでやたら子供っぽく、等身も低く描かれてしまったため、両者が同時に登場する場面がもー異常なくらいに不自然。いろいろ複雑な事情があるのかも知れませんが、リニューアルするなら残す絵とのバランスぐらい考えてデザインしてください。
2004年08月16日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040811~.htm#Day16今日もお休みです。折角なのでまたしても映画鑑賞に赴きました。
あとにちょっと買い物にも行きたかったので、前売り券を確保してある公開済の映画のうち、10時台にスタートするもの二本に絞り込んで悩んだ挙句、『誰も知らない Nobody Knows』に決めて有楽町へ。バイクを駐め、上映館であるシネカノン有楽町が入っているビックカメラ有楽町店のエレベーターに着いたとき、脇に控えていた劇場の係員と思しき男性が、箱を待つ私たちに向かって呼びかけた。
「本日、初回は間もなく満席となりますので、今から劇場に向かわれてもすぐに入場できない場合がございます。二回目以降のご鑑賞を希望される方は……」
……平日だと思って甘く見てた。そこまで聞いた段階で踵を返すと、駅を通り抜け、マリオン新館のほうへ向かう。
そうして鑑賞したのは、DVD市場で好評を博した『ピッチブラック』の続編として企画された一大SF叙事詩『リディック』(東芝エンタテインメント×松竹・配給)。感想は、「零下300度の夜にタンクトップはきつすぎっす」からどうぞ。確かに単純ではあるけれど、見事な構築美のある秀作です。
ところで、今回訪れた丸の内プラゼールをはじめ、銀座界隈にある松竹系列の劇場では音響にJBLというシステムを採用しており、本編の前にそのアイキャッチが表示されるのですが――私はこのアイキャッチが苦手です。システム自体は優れもので、振動さえ伝わってくる臨場感はいちど体感しておく価値のある代物なのですが、それを知らしめるためのこのアイキャッチはちょっと人を脅かしすぎです。ドルビーデジタルあたりが使っているような、四方八方から動物の鳴き声や効果音が聴こえてくるような解りやすいものに変えてくれないものだろうか。劇場で入手したチラシなどを参照しつつ、cinemaの鑑賞希望一覧を激しくテコ入れしていて、ふと叫びたくなる。
……来月11日はいったい何本観りゃいいんじゃー!! 『ウォーターボーイズ』監督矢口史靖の最新作『スウィング・ガールズ』にM・ナイト・シャマラン監督『ヴィレッジ』、アカデミー賞ドキュメンタリー部門賞受賞『フォッグ・オブ・ウォー』、更にあの続編『バイオハザードII アポカリプス』、それからミニシアターの雄マイケル・ウィンターボトム監督初のSF『コード46』に『ヒッチャー』の監督による新作『ハイウェイマン』なんてのもある。どのみちどうスケジュールを組んでも二本が精一杯なのですけど……選ぶだけで必死。
そういやジャッキー・チェン主演の『Around the World in 80 Days』が邦題を改め、公開日を11月06日に決定した模様。が、邦題のほうはまだ納得がいかないので、『80日間世界一周』のまま放置しておきます。んな、サスペンス映画じゃないんだから。本日のお買い物
1,『ミステリーズ! Vol.06 AUGUST 2004』(東京創元社) [bk1(ISBN)/amazon]
定期購読の申込を忘れてしまったので、今号から自分で買いに行くことになりました。まとめて払うと高いし。『金魚屋古書店』の芳崎せいむによるコミック新連載、芦辺 拓さんの犯人当て小説問題編など。
2004年08月17日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040811~.htm#Day17そろそろ梨が食べたいねえ、などと言っていたら戴けることになった。なんとゆうタイミングの良さだ。
一日かけて一気に読むつもりが、ゲームだとかコミケだとかを挟んでしまって予想以上に時間を費やしてしまいました。芦辺 拓『紅楼夢の殺人』(本格ミステリ・マスターズ/文藝春秋) [bk1/amazon]読了、感想はこちらから。噂に違わぬ傑作。
本日のお買い物、は雨のせいでタイミングを逃してしまったので、なし。そういや、明日の『クイズ!ヘキサゴン』は噂の綾辻行人氏出場の回……のはずです。オリンピックに潰されなければ。
2004年08月18日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040811~.htm#Day18現在PM8:00、この界隈でテレビを点けて「あれ、『クイズ!ヘキサゴン』やってないじゃん」と言った人は何人ぐらいあるでしょうか。あー、この調子じゃ今日は短縮版もなさそうだ……変に短縮版流されるよりは先送りにしてもらったほうが有り難いですけど。
甲斐 透・著/影崎由那・原作『かりん 増血記(3)』(富士見ミステリー文庫/富士見書房) [bk1/amazon]読了、感想はこちらから。地味に危ない話である。
本日昼に、ベニチオ・デル・トロ若き日の出演作『チャイナ・ムーン』こと『魔性の女 白い肌に秘められた殺意』放送。ひっでえ邦題、と思いつつも、まだビデオ版しか発売されていない作品なので、録画しておいて帰宅後に上の感想など書き留めつつ鑑賞。
……なかなかでないか? 捜査能力に優れたベテラン刑事がある人妻と恋に落ちたことから道を踏み外していく、という筋をざっと書くとありがちなサスペンスのように聞こえますが、冒頭から犯罪捜査の様子が丁寧に描かれ、それを下敷きに途中で発生する犯行の隠蔽工作を行い……という過程の描き方が生々しく、終盤のどんでん返し、結末も鮮やか。これは意外な拾い物でした。
主演は『めぐりあう時間たち』の好演が記憶に新しいエド・ハリスと『クローン』などのマデリーン・ストウで、デル・トロはエド・ハリス演じる刑事の後輩で相棒という設定にて登場。約10年前の作品であり、いかにも若手らしいこれといった凹凸のないキャラクターですが、既に俳優としての色気に満ちあふれてます。終盤の展開も、他の若い役者ではこうはいかなかったでしょう。ファンとしても満足の一本。パソコンで録画予約をする際いつも通りの設定でやってしまい、英語音声を録り忘れてしまったのが悔やまれます。どこかでDVDを発売してくれないものか。
と思って調べてみたらこの作品、このろくでもない邦題でしかも日本では劇場公開なしのビデオ直行だったらしい。スタッフもなかなか通好みで揃えているし、役者陣も今にしてみれば大物揃いなのにー。本当にどこでもいいからDVDを出してください、それも出来れば邦題『チャイナ・ムーン』で。本日のお買い物
1,羅川真里茂『しゃにむにGO(18)』 [bk1/amazon]
2,山田南平『紅茶王子(24)』(1と2、花とゆめコミックス/白泉社) [bk1/amazon]
3,パニックアタック『大人になる呪文(2)』(FOX COMICS/フォックス出版) [bk1/amazon]
4,宇佐美 渉『キミと出会えたこの場所 〜Kanon傑作選〜』(Twin Heart Comics/MISSY COMICS/宙出版) [bk1/amazon]
5,花見沢Q太郎『NAGI』(YOUNG KING COMICS/少年画報社) [bk1/amazon]
6,CLAMP『ツバサ RESERVoir CHRoNiCLE 愛蔵版(7)』(SHONEN MAGAZINE COMICS/講談社) [bk1/amazon|通常版:bk1/amazon]
7,北条 司『CITY HUNTER 《COMPLETE EDITION》 VOLUME:17』 [bk1/amazon]
8, 同 『 同 VOLUME:18』(7と8、TOKUMA COMICS/徳間書店) [bk1/amazon]
9,アガサ・クリスティー/小尾芙佐[訳]『第三の女』 [bk1/amazon]
10, 同 /深町眞理子[訳]『さあ、あなたの暮らしぶりを話して』 [bk1/amazon]
11, 同 /中村妙子[訳]『娘は娘』 [bk1/amazon]
12, 同 /奥村章子[訳]『死への旅』 [bk1/amazon]
13, 同 /高橋恭美子[訳]『蒼ざめた馬』 [bk1/amazon]
14, 同 /乾信一郎[訳]『終りなき夜に生れつく』(9〜14、クリスティー文庫/早川書房) [bk1/amazon]
漫画の積読がどうやっても二桁を切らない……しくしく……
2は残すところあと一巻。3は約二年振りの道を踏み外した大きなお兄さん向け漫画。「作品内容に度を超した愛情表現があります」……確かに。4は各社のアンソロジーで発表した『Kanon』テーマの短編を集めたもの。5は先月発売した、時代劇風アクション。ああ、もう重版がかかってる。7は……表紙が、ちぃだ。
ちなみに今日の買い物のうち、漫画の大半はbk1で注文したのですが、『CITY HUNTER』のうち8はなぜか検索ですんなりと出てこず、遅れたか存在しないものとして注文せずにいたところ、出向いた本屋で発見したので別途購入。bk1のデータ入力の仕方ってどーも変です。
9以下はクリスティー文庫今月の配本。9はポアロものですが、他はすべてノンシリーズ。10は考古学者であるマックス・マローワンとの発掘旅行の模様を記録したもので、今回初の文庫化となる。11は仲の良かった母子の変化を描いた小説。解説では映画評論家の児玉数夫氏がクリスティー作品の映画版について丁寧に言及していますが、この11をはじめミステリ以外の作品は映像化されてないよーなんですけど。参考になるけど不思議な解説。12と13は新訳。12はスパイ小説、13はオカルティックな要素に満ちた作品。14は特異なテーマとシチュエーションが展開する異色作。ここまでの記述が済んだ時点でPM8:47、やっと9回裏。というわけで『クイズ!ヘキサゴン』綾辻行人氏出演の回はまだ先らしい。
日付が変わってから誤字を修正。さっきやっとむらかわみちお『虚数霊』を読みました。いいなあ、こういう世界観。
2004年08月19日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040811~.htm#Day19某所で発見したページ。ああ、ほんまに解りやすい。
政宗九さんのねとらじを聴こうとしたのですが、どうもインストールしているソフトとのあいだに不具合が生じているようで、どうやっても繋がりません。おおまかに検証してみた印象では、よく使っているソフトを外せば解消出来そうなんですけど……それがDVD再生用ソフトだというのが問題。ねとらじに接続するのとDVDを鑑賞するのと、どっちの頻度が高いかと問われたら、間違いなく後者なのです。
そんなわけで、MYSCON大喜利メンバーによるねとらじも聴けない可能性大。尤も、今度の土曜日は夕方以降出かける予定なので、そもそも擦れ違ってたりして。知人の息子が通っている高校でろくでもない出来事に遭遇したらしい。春の話といい、信じがたい教師ってあっちこちにいるんだなー。
本日のお買い物
1,『藤子・F・不二雄☆ワンダーランド ぼくドラえもん 13 2004.9.3』(小学館)
本日はこれだけ。発売日が変なのは、ドラえもんの誕生日に合わせたからです。第一号以来となるDVDつきの豪華版でお値段据え置き。
2004年08月20日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040811~.htm#Day20アガサ・クリスティー/麻田 実[訳]『ブラック・コーヒー』(クリスティー文庫/早川書房) [bk1/amazon]読了、感想はこちらから。初めてクリスティーの戯曲を読みましたが、状況をきちんと把握して動きを想像しながらページを繰らなきゃいけないので、結構疲れます。
オリンピック中継はあまり観ません。スポーツ観戦は嫌いではないのですが、決勝などでアナウンサーがひとり興奮しているのを聴くと気持ちが却って冷めるのと、延々観ていてやきもきするのがあまり好きではないのです。そもそも主要競技を放送している時間帯、あまりテレビを点けることがない(ていうか起きてない)というのもありますが。
そんなわたしがたまーに中継を見はじめると、競技内容とは関係のないところに目がいってしまう。ハンマー投げの選手がハンマーを放る瞬間あげる雄叫びは爆笑問題の太田がときどきあげる奇声にそっくりだ、とか何処の国の選手かは確認しそこねましたが白人で金髪をポニーテールに束ねていた女子陸上選手の腰に漢字二文字の刺青が覗いていた、とか。ハンマー投げを観ていたのに室伏選手のことはまったく気にかけていなかった、というのが我ながら不思議です。しかしあの女子選手はどこの人でいったいどんな理由であんな刺青を(刺青じゃないかも知れないけど)。本日は買い物に行く気分ではなかったので、報告することはなし。
宣伝とかお薦めとか告知とか。
お薦め品
『10ミニッツ・オールダー コレクターズ・スペシャル』(日活) [amazon]
ビクトル・エリセ、スパイク・リー、チェン・カイコー、ジャン・リュック=ゴダール……現代映画界を代表する15の才能が時間をテーマに競演する、至福のオムニバス。劇場公開時二本に分けられていたものを統合して、2004年07月09日待望のDVDリリース。深川の感想はこちら→TRUMPET・CELLO
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