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2004年08月21日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040821~.htm#Day21

 実は昨晩、日付が変わる前に読了、更新準備も済んでしまったのでそのままアップロードしたのですが、日記のほうは特に更新しなかったので一日遅れの本日付で告知。矢崎存美『ぶたぶた日記(ダイアリー)』(光文社文庫/光文社) [bk1amazon]読了、感想はこちらから。末尾に書いたのはけっこう本気。

 週末恒例の映画鑑賞。初日舞台挨拶を拝見するためには整理券を確保する必要があったので、開始二時間前の午前九時頃に渋谷入り。無事に整理券を受け取ると、近くのファーストフードで本を読みつつ時間を潰す。……きっちり読み終わってもうた。田中芳樹『黒蜘蛛島(ブラックスパイダー・アイランド) 薬師寺涼子の怪奇事件簿』(カッパ・ノベルス/光文社) [bk1amazon]感想はこちらから。こういう場合を予想して持ってきたもう一冊にカバーを掛け替えたあと店を出て、近くのブックファーストで買い物をして再び劇場へ。
 本日のモノは、BS-iで三度に亘って製作されたシリーズ遂に劇場へ、怪談新耳袋[劇場版]』(SLOWLEARNER・配給)。感想は後日、この辺に。基本的に低予算を志した作りは変わりませんが、さすがにちょっとリキが入ってます。
 舞台挨拶は原作者の木原浩勝氏に出演者の曽根英樹氏、以下雨宮慶太氏、佐々木浩久氏、豊島圭介氏、鈴木浩介氏、と後半ぜんぶ監督という珍しい布陣。人数が多いので木原氏の怪談なんかはなかったのですが、短いながらそれぞれサービス精神を見せつけての挨拶でした。今回、上映中からエピソードの継ぎ目に入るロゴで驚いたり、迫ってくる女に悲鳴を上げたり、とウブな反応があると感じていたのですがそれも道理、佐々木浩久監督が「この映画は実話を元にしていて……」と口にしたら「えっ?!」と声を上げた女性がいたくらいで、存外予備知識なしに訪れた客も少なくなかったらしい。くだんの女性は挨拶に訪れた俳優の曽根氏に花束を渡していたので元々彼のファンか関係者という立場で来ていたのでしょうが、いずれにしてもわたしが観に来るこの手の映画では珍しい客層であったのは確か。
 近くの蕎麦屋で昼食を摂ったあと、電車にて帰宅。

 本日のお買い物
1,加賀美雅之『監獄島(上)』 [bk1amazon]
2, 同 『 同 (下)』 [bk1amazon]
3,西澤保彦『方舟は冬の国へ』(すべて、カッパ・ノベルス/光文社) [bk1amazon]

 昨晩からこっち読む本も光文社なら買う本も光文社。実は『黒蜘蛛島』のあとに用意しておいた本もカッパ。特に理由はないんですけど。
 1と2はデビュー第二長篇にして2400の大作。3は小説宝石に発表された、奇妙な条件下に作られた“家族”をめぐるミステリー。

 そして今日もこのあとまた出かけるのでありました。


2004年08月22日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040821~.htm#Day22

 昨晩のその後。
 九時頃に新宿に到着し、まずは映画館へ。新人監督を起用し、女子校を舞台に繰り広げられる怪現象を描いたホラーシリーズ『女校怪談』第三作狐怪談』(東芝エンタテインメント・配給)。感想は後日、この辺に。『箪笥』ほどの出来ではありませんが、女の子たちの繊細さと酷薄さが巧く描かれていて印象的。怪奇描写はちょっと、あれ? と思うところ少なからず。でもそれは『少女たちの遺言』もそうだったし。
 観賞後はロフトプラスワンへ。今日は久々にひとりでの参加となった、新耳袋トークライブもはやホストでさえ何回目か忘れてる回。
 前回から大して間が開いていないのでまったく期待していなかったのだが――来て良かった。こんな体験は一生に何度も出来るもんじゃありません。木原氏のとある大発見とそれに関連したあまたの収穫に関する説明(というか引き延ばし)で結局三時間以上保たせてしまって、あとは最近すっかり木原氏にこき使われているI氏と、大発見の説明の途中から壇上に登った『「超」怖い話』執筆者のひとり加藤一氏と木原氏とで必死にネタを絞り出して時間を埋めるだけ、という格好でした。ネタがないので早めに切り上げよう、と五時頃には質問コーナーに入ったのですが、そこで突如熱が入ってしまって結局締めくくったのはいつも通りの六時頃だったり。
 それにしても、加藤氏のボロボロ具合を見るにつけ、やっぱり『「超」怖い話』スタッフはいい加減御祓いをしたほうがいいんじゃないでしょうか、と思います。ちなみに、加藤氏が二見書房から出す新刊は『鍋鍋』でも『渦渦』でもなく『禍禍』に決定したそうです。怪談本のラッシュから微妙に逸らした09/30発売予定。私も買います。
 帰途の電車のなかで倉阪鬼一郎『42.195 すべては始めから不可能だった』(カッパ・ノベルス/光文社) [bk1amazon]読了、感想はこちらから。電車のなかじゃなかったら「なんじゃこりゃ」と叫んでいたことでしょう。

 日中はひたすら眠り、夕方からは読書を挟みつつえんえんと感想書き。でもまだ眠い……この夏、毎週のように何かしらイベントがあり、溜まっていた疲れが一気に出て来たようです。
 ともあれ、怪談新耳袋[劇場版]』(SLOWLEARNER・配給)の感想は「やっぱりあの警備員さんは最強。」からどうぞ。あらゆるものを「気のせいですよ〜」で済ませられたらきっと人生楽だろうなー。

 ……あ、いかん、今週末に新しいゲームを購入する前に『3days』ひととおり終わらせないと。


2004年08月23日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040821~.htm#Day23

 昨日、乱歩邸土蔵周辺にはいったい何人くらいのミステリサイト運営者が集っていたのでしょう。なんか非常に勿体ないことをしたような気があああ。

 順番にまいりましょう。まずは狐怪談』(東芝エンタテインメント・配給)の感想から。「地下室でも少しは管理した方がいいと思う」からどうぞ。生徒たちやりたい放題やん。
 続いて、寝ぼけて文章がうまく思い浮かばないのを幸い(?)読み耽っていたらあっという間に読み終わってしまった芦辺 拓『妖奇城の秘密 ネオ少年探偵』(エンタティーン倶楽部/学習研究社) [bk1amazon]感想はこちらから。久方ぶりの書き下ろし長篇であり極めてコアな本格スピリットに満ちあふれた『紅楼夢の殺人』に続いて上梓されたのが、少年探偵もののエッセンスを踏襲しつつ現代的にしかしフォーマルに築き上げられた本書だった、というのが面白い。ほんまに、他の作品も早く刊行して欲しいです。

 日中、作業の傍らオリンピック・女子マラソンの録画放送を観る。日本人二大会連続金メダル、三選手全員入賞というめでたさはさておき、アナウンサーの耳を覆いたくなる下手さはどうか。選手が何位で走っているか、ちゃんと確認しながら話しなさい。楽しむのもいいが、アナウンサーの使命は状況を正確に伝えることでしょうが。
 どーでもいーが浜口選手のお父さん、応援で興奮するのはいいんですが周りの人を襲うのはやめてください。

 本日のお買い物
1,園田健一『砲神エグザクソン(7)』(アフタヌーンKC/講談社) [bk1amazon]
2,城平 京・水野英多『スパイラル〜推理の絆〜(12)』(ガンガンコミックス/SQUARE ENIX) [bk1amazon]

 1は完結。ロボットものというより壮大すぎる謀略ものと化してしまって、存在としては役立っているもののロボットそのものの活躍があまりなかったのでちょっと勿体なかったような。個人的にはこの作品の終了を受けて『GUNSMITH CATS』が復活したことが嬉しかったりするので、まあ良しとしましょう。
 2は新章突入、と同時に著者の趣味に歯止めが利かなくなっている気がする新刊。ざっと眺めただけでもアレに「お兄ちゃん」言わせてるわ本題そっちのけでまったりな学園生活に突入しているわ……いいけど。


2004年08月24日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040821~.htm#Day24

 昨晩、ちょっとばかり時間的にも気分的にも余裕が出来たので、DVD一枚を一気に鑑賞。なまじ手許にあるといつでも見られるという気になって先送りしがちで、しかも普段劇場で観ているせいで初見から途切れ途切れに見るのは気が咎める、という妙な意識があるため尚更見るのが遅くなります。
 で、折角鑑賞したのでたまにはDVDの感想もアップしてみる。アルジェントDVD−BOXより監督デビュー作『歓びの毒牙(きば)』(ImagicaHappinet Pictures) [amazon]、感想は「トニー・ムサンテっていまどんな顔してましたっけ……?」からどうぞ。『裏切り者』に出演していたそうなのでいちどは目撃しているはずなのですがまっっったく思い出せないっ。
 なお、BOXセットは発表順に鑑賞するつもりなので、目玉である『フェノミナ』はいちばん最後にする予定。で、そのあとに『デス・サイト』……順番としちゃ拙いような気はするんですけど。アルジェント、というかイタリアンホラー全般に造詣の深い某氏は『デス・サイト』を見たあと口直しに『シャドー』を鑑賞して、以前より評価が高くなったと仰言ってました……

 本業が早く切り上げられたので、空き時間を利用して池袋の江戸川乱歩と大衆の20世紀展へ――行こうかと思ったのですが、時間的にあまり余裕はないし、聞く話によると最終日の今日は相当混み合っていそうなので、そちらは諦めていつもの如く銀座方面で映画鑑賞。低いアングルから撮影された文字通りの子供視点によるフランス映画ぼくセザール10歳半 1m39cm』(Asmik Ace・配給)。感想は後日、この辺に。非常にいい映画で、家族揃って見るのもいいと思うんですが、しかしその場合、親はあとで子供からとんでもない質問をされたときにどう答えるか心構えをしながら見る必要があるので落ち着かないかも知れません。
 観賞後は買い物にも行かず真っ直ぐ帰宅。いろいろ買うものはあるんですが、明日以降。

 アガサ・クリスティー/羽田詩津子[訳]『アクロイド殺し』(クリスティー文庫早川書房) [bk1amazon]読了、感想はこちらから。私の計算が正しければ、これが今年百冊目の読了本。久々にいいペースです。


2004年08月25日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040821~.htm#Day25

 昨日鑑賞したぼくセザール10歳半 1m39cm』(Asmik Ace・配給)の感想を脱稿。「毛深いネズミ……」からどうぞ。意味は、映画を観れば解ります。なんとなくツボ。

 一日ずーっと眠くて仕方ありません。そろそろエンジンかけたいんだけどアイドリングもままならないような感じです。昼寝をして若干回復したのですが、夜は夜で別にやるべきことがいろいろあって意味なし。
 ぽつぽつと進めている『3days』はやっとプロローグ代わりの一周目終了……なんでかいまいち乗れません。本編への明確な引きや伏線が感じられなかったせいか。明後日あたり届く予定のゲームに切り替えつつ、急がず焦らず進めます。

 本日のお買い物
1,八神 健『密リターンズ!(3)』(SEED! COMICS/ぺんぎん書房) [bk1amazon]
2,麻耶雄嵩『螢』(幻冬舎) [bk1amazon]
3,岩井志麻子『永遠の朝の暗闇』(中央公論新社) [bk1amazon]
4,キース・R・A・デカンディード/富永和子[訳]『バイオハザードII アポカリプス』(角川ホラー文庫) [bk1amazon]
5,上野正彦『保険金殺人 死体の声を聞け』 [bk1amazon]
6,菊地秀行『幽剣抄』(5と6、角川文庫) [bk1amazon]
7,蒲 松齢[著]/志村有弘[訳]『聊斎志異の怪』(角川ソフィア文庫/4〜7、角川書店) [bk1amazon]
8,ray charles『genius love company [邦題:ジーニアス・ラブ〜永遠の愛]』(CONCORD RECORDS/Victor Entertainment/CD) [amazon]

 あと、『AIR[劇場版]』のDVDと三面デジパック付き前売り券なんてのも買いました。しかしディスク一枚なのに三面って……あと二枚のプラケース版も買わなきゃ駄目なんですか。
 1は完結。最近発表した、現在の絵柄による再解釈版ともいえる短篇を含んでます。2と3は購入予定表から漏れてました……あいたたた。2は久々の幻冬舎から、書き下ろしによる最新作。3は新聞連載、岐路に立った三人の女性の恋愛模様を描いた長篇。
 4は来月日米同時公開となるシリーズ第二作のノヴェライズ。前回は牧野修氏によるものでしたが、今回は英語版のノヴェライズを訳出したもののようです。ちょっと残念ですが、こーいうのは揃っていないと気分的に落ち着かないので購入。5は元監察医務院長である著者が在職中に実際に扱ったケースなどから保険金殺人にまつわるエピソードを集めたもの。6は先日、某氏から薦められていた連作。もう文庫化されていると思いこんでずっと棚を捜してたんですが、今月発売でした。7は中国の妖怪・幽霊談を集めた有名な書籍の新訳。
 8は六月に亡くなったレイ・チャールズが最期に録音したアルバム。ノラ・ジョーンズ、ダイアナ・クラール、エルトン・ジョン、ナタリー・コールなどなど、全曲実力派ヴォーカリストとのデュエットによるもの。聞くところによると、既に病状が伝えられていたために、これほどのメンバーが結集したのだそうです。ざっと聴いた感じ、さすがにあまり力はありませんが、自分よりも若いアーティストたちとの競演のお陰もあってか声の艶が素晴らしい。日本盤のみのボーナス・トラックとして『Ellie My Love』を収録。

 今日はオリンピックの妨害もなく無事に放送されました『クイズ!ヘキサゴン』。注目の綾辻行人氏は、個人的にせめて残り三人ぐらいまで粘ってくれればいいなー、と思っていたら、残りふたりまで生き延びました。不確定要素の多いこの番組では大健闘です……ただ、レベルは高かったわりに正解率イコール順位という結果になってしまったのは番組的にいまいちだったかも。上位三つぐらいは異様にこんがらがっているくらいがちょうどいいのです、本当は。
 しかし、他の出演者にも指摘されてましたが綾辻氏は素直すぎます。せめて間違えるときぐらい激しくボケて欲しかった……“アクリルの爪”は直球すぎ。


2004年08月26日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040821~.htm#Day26

 ヘチマー。

 だいぶ過ごしやすくなりました……と言いたいところですが、このところの涼しさは台風による天候不順が原因らしいのでまだ予断は許されますまい。
 それにしても今年の台風は訪れるたびにどこかしらで深刻な影響を及ぼしている気がします。今回はほとんど素通りだった、と思えば台湾で鉄砲水を起こしている。もうひとつ近づいている奴は、目玉がくっきりと見えます。通過するのは土日……よりによって人がいちばん活動的になる日に。

 もしかしたら自分で思っていたよりこの夏は動き回りすぎたのかも知れません。眠気は昼間、仮眠を取れば多少抜けるのですが、起きても気怠さが消えない。眠いというより慢性的に疲れている、といった方が正しそうな状態。
 土曜日――はどうしても映画鑑賞に行かないと逆に疲れそうなので、次の日曜日あたりは徹底的に何もしない日に決めて疲れを抜こうか……などと決意した途端に、魅力的なイベントの話を聞いてしまう。嬉しいんだか哀しいんだか。

『3days −満ちてゆく刻の彼方で− [初回限定版]』(lass/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム/18禁) [amazon]どーにか軌道に乗った模様。死亡六回目、どうやら主人公たちを巻き込んだ惨劇の内実が垣間見えてきたような感じ。
 悪くないとは思うのですが、前作『青と蒼のしずく』にもあったシナリオのバランスの悪さが本編でも足を引っ張っているようです。前作では一種のデストロイヤー・ヒロッチョが作品全体で暴走して、一面ではルーティンワークの退屈さを解消しながらも作品のムードはぶち壊しにしている、という根本的な失策をしてましたが、本編では広原月子がほぼ彼に近い役割を果たしている……のは名字が同じだった時点で予測出来てました。前作でほうぼうから似たようなことを指摘されたためか、本編では抑え加減になっていますが、それでも月子が蘊蓄を語る場面になると不必要なところまで喋らせる傾向があり、またしてもテンポを壊している。彼女の蘊蓄をあの量のまま活かすためには、物語の舞台となる“三日間”の密度をもっと高めないといけません。
 そう、何が引っかかるって、三日間の密度が、話が進んでもほとんど変わらず、あっさりとしていることが最大の問題なのです。三日間で何が出来るか、どうすれば道が開けるのか――主人公は黒衣の男(これについても微妙に引っかかるものを感じるんですが、ひとまず脇に置きます)に殺されるたび三日前に舞い戻り、漠然とした“印象”以外基本的には三日間の記憶を失った状態でもういちど同じ日々を過ごすことになる。そこまではいいとして、どういう展開であっても三日間の密度があまり変わらない、どれほど積み重ねても厚みがないように感じるのが物足りない。或いはこのあと、もっと膨らみが出てくるのかも知れませんが――それならそれで確かな手懸かりを鏤める、そうでなくてもじわじわと奇妙な“予感”めいたものを随所にほのめかせて、結末への“引き”を用意してくれないと、いまいち乗れないのです。
 ただ、どちらにしても、前作よりはずっといい手応えです、今のところは。

 本日のお買い物、はありません。そういや、ダニエル・ネイサン『ゴールデン・サマー』はそろそろ発売したんだろうか。きのう訪れた本屋では品切れと言われましたが、ネット書店などの様子を窺う限りではまだ出ていないように見えますが……


2004年08月27日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040821~.htm#Day27

 今日、新しいゲームが届くことになっていたので、ひととおり完結させました『3days −満ちてゆく刻の彼方で− [初回限定版]』(lass/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム/18禁) [amazon]。ざっと感想を――と思ったら案の定長くなってしまったので、別ファイルにしておきます。こちらからどうぞ。あんまり推敲している時間がなかったのでかなり雑な文章ですが、とりあえずあんまり納得してないことだけはご理解いただけるんではないかと。本当に惜しい。アイディアは非常に良かったんだけどなー。

 入稿用のデータを作ってMOに記録して渡すだけ、というはずが、ギリギリになって訂正が入るわ写真が使えるか解らないとか言い出すわで予定より遅れること数時間。加えて前々から調子のおかしいMOドライブが今日はいつにもまして不機嫌で、繰り返しPCを凍り付かせて終わらないったらありゃしません。確保し忘れていた前売り券などを買いに行くつもりが、そこまで出向くには時間が遅かったので、元行きつけの本屋だけ寄って憂さ晴らしに一冊買うだけ。
 帰宅後、ひめくりあずまんがを眺めると、ちよちゃんが「ついてない日もありますよ」と言っていた。……泣ける。

 本日のお買い物
1,『下級生2』(elf/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム/18禁) [amazon]
2,ヘンリイ・スレッサー/高橋泰邦・他[訳]『うまい犯罪、しゃれた殺人 ヒッチコックのお気に入り』(ハヤカワ文庫HM/早川書房) [bk1amazon]

 そんなわけでお買い物はこれだけ。
 1はメーカー通販での予約購入。第一作のPC-98版から数えて約八年振りとなる第二作。キャラクターデザインは前作と同じ門井亜矢、それと基本的なゲームシステムのみ引き継いだ新作です。既にどこぞではフライング購入した人々が奇妙な祭を繰り広げているようですが、正直そのどこが問題なのか私にはさっぱり。何にしてもまだ箱を開けただけでインストールすらしてません。さあ遊ぶぞ。ていうか今日はもお作業する気分じゃないやい。
 2は買うかどうか迷っていたのですが半ば憂さ晴らしに購入。スレッサーの短篇からTVのヒッチコック劇場で使われたもの、その中から更にヒッチコック自らが厳選した作品を集めた短篇集。


2004年08月28日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040821~.htm#Day28

『下級生2』(elf/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム/18禁) [amazon]また日記形式でのんびりと感想をまとめてみようかな、などと考えてますが、今日・明日あたりはそのフォーマットを作っている時間がなさそうなので、月曜日以降に切り分けます。
(※2004/09/01に切り出しました。この日のプレイ日記はこちらからどうぞ

 週末恒例の映画鑑賞。本日はもう数ヶ月も前から観るものを決めてありました。
 芳しくない空模様だったので、バイクでの移動は諦めて電車にて有楽町へ。てくてく歩き回って買い物を済ませたあと丸の内ルーブルへ――初回の時間を15分ほど遅く勘違いしていて、入場が無茶苦茶ギリギリになってしまった。大盛況で、ほとんど最前列しか残っていない。まあ、空いていても三列目ぐらいを指定する馬鹿者なので、あんまり問題はなかったけど。
 作品は、『HERO』のスタッフの大半が再集結した、恋愛要素を盛り込んだ武侠映画LOVERS』(Warner Bros.・配給)。感想は、やっぱり書いている時間が足りないので後日、この辺に。『HERO』ほど荒唐ではないけれど、美しさと計算高さはそのままに、ロマンスの要素を盛り込んだという感じ。人によって評価はかなり違うでしょうが、出来は秀逸。一般の劇場では珍しく、クレジット終了後に拍手が湧きました。

 本日のお買い物……ではないんだけど、いちおう。
1,『AIR アンソロジー・ノベル』(JIVE CHARACTER NOVELS/JIVE) [bk1(ISBN)amazon]
 ――実はわたしの作品が載ってます。正式な発売は来月1日頃、見本として自宅に届いたものです。これまた詳しいことはまたのちほど。私自身、細かいところは未確認だったので、実物を目にして色々と驚いてたり。とりあえず、主要キャラほぼぜんぶ網羅してるのは私だけっぽい。
 同時に『Kanon』『CLANNAD』のアンソロジーも刊行されます。


2004年08月29日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040821~.htm#Day29

 書くこともやることも山積みなので出来たものから片づけていきます。昨日鑑賞したLOVERS』(Warner Bros.・配給)の感想、「中島みゆきの歌が頭を過ぎる……」からどうぞ。ちーさな小妹、ちーさなシャオメイ……という歌が本当にあります。

 昨晩、更新したあとの話。
 まだ雨模様につき、ふたたび電車に乗って有楽町へ。世界各国で第一位を獲得したアドヴェンチャー大作ヴァン・ヘルシング』(GAGA-HUMAX・配給)の先行レイトショーを鑑賞するためである――前々から「単純で面白い」という評判があったためか、終了が23時近くなる回にも拘わらずなかなかの人の入り。感想は、「で、なんであの武器は“東条ブレード”?」からどうぞ……いやね、しばらく前から公開館でこのヴァン・ヘルシング愛用の武器が名前と共に展示されていて、それを目にしたときからずーっと不思議でならなかったんですけど、結局本編では説明されずじまい――どころか、名前さえ出てこなかったような。いいけど。
 ちなみに何故わざわざ先行レイトショーで観たかというと、……前売り券よりも100円安かったから。せこいぞ我ながら。しかも、けっきょく移動分よけいに使っている気がしなくもない。

 そして本日。日中は感想書き――というより『下級生2』、特にミニゲームのビリヤードばっかりやっていたような。
 夕刻に家を出てまたしても電車にて、今度は恵比寿方面へ。久々に試写会の券を頂戴し、ちょっと気になっていた作品でもあったので二日連続ながら馳せ参じた次第。ものは、ジャン=ジャック・アノー監督最新作、トラの兄弟の絆を描くドラマ『トゥー・ブラザーズ』(日本ヘラルド・配給)。感想は後日、この辺に。アオリ文句の「感動巨編」は大袈裟ですが、注がれた手間と愛情の伝わってくる名作でした。特に猫好きは必見。
 場所は恵比寿は恵比寿でもガーデンシネマではなく、その向かいにあるガーデンホール。多目的ホールのようで椅子は大半が木製のあんまり座り心地の良くない代物でしたが、スクリーンや音響は及第点でした。さすがに気を遣ったと見える。
 開映は七時予定。が、七時にいったんベルが鳴ったのに、その後待てど暮らせど映画が始まる様子がない。五分ほど待ったのち、スクリーン見て右側中程の扉から、どっかで見たど派手なねーちゃんふたりが入ってきて会場がにわかにざわついた。そのふたりが座席に着いたかなー、と思った途端に、二度目のベルが鳴り響いたのでした。叶待ちかよっ!
 本編終了後はジャン=ジャック・アノー監督の舞台挨拶。予定では10分程度しか枠が設けられていなかったのに、どうやらこの監督もともとサービス精神が旺盛のようで様々なエピソードを語ってくれたうえにトラの子供は出てくるわついでに(おい)小池栄子まで花束を持って出てくるわ、で終わったのは予定よりきっちり三十分ほど遅れた九時半。まあ、非常に楽しかったので良し。
 帰宅後、『ヴァン・ヘルシング』の感想をまとめて、この日記を書き上げたらもう疲労困憊……あとは明日。

 ちょこっと写真も撮ったのでたまには載せてみましょう。……会場の暗さとか舞台との距離とかそもそもカメラの性能と撮影者の腕が伴ってないとか色々あってあんまり状態は良くありませんけど。真ん中がジャン=ジャック・アノー監督、右がトラの子供を抱えている小池栄子。

これでもだいぶ補正してます。

 茗荷丸さんお疲れ様でした〜。とりあえず、九月某日お会い出来るのを楽しみにしております……って、それまでにネタ仕込んでおかないと……。


2004年08月30日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040821~.htm#Day30

 昨晩プレミア試写会で鑑賞した『トゥー・ブラザーズ』(日本ヘラルド・配給)の感想を脱稿。「遊び方が猫そのものなんだもん。」からどうぞ。こんなん見たら、危険だと言われても実物に触ってみたくなりますってば、猫好きなら。
 上映後のジャン=ジャック・アノー監督の丁寧なコメントを聞いていたお陰で、書くことはけっこーたくさんありました。が、先行試写会のためプログラムは存在せず、配布されたチラシと情報量の少ないホームページを参考に書いているので、とくに粗筋は色々と疑問を残したままゆえ、公開後にちょこっと手を入れるかも知れません。

 ……土日の疲れが抜けません。ほんとーは職場に出かけるのさえ面倒だったのですが、そういうわけにもいかず顔だけ出して、あとは空き時間で感想を書くのが精一杯。読書さえ眠気で進まない始末。
 仮眠を取ったのでだいぶマシな状態にはなりましたが、それでも頭はあんまり働いていないので、本日はこれだけでご勘弁。台風も来ているので買い物にも行ってません。ああああ、買うべきものが溜まっているっ!
 用意していた下書きには『下級生2』感想ページ用のメモもあったのですが、それも明日以降ということで。沢村香月の声が好き〜。

 どうにか読み終わり、簡単に感想も書くことができたので、折角だから追加更新。読了したのは江戸川乱歩『江戸川乱歩全集第1巻 屋根裏の散歩者』(光文社文庫/光文社) [bk1amazon]感想はこちらから。うーん、前に読んでから一ヶ月も開けてしまった。


2004年08月31日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040821~.htm#Day31

 とうとう職場のMOドライブ新調を決意した。あんな不安定な動作ではおちおち仕事も出来ません。
 職場で使っているのはMacintoshの古いモデルで、いままで使っていたドライブはSCSI接続。家電店を眺めればお解りのように、内蔵ならともかく外付けではもはや大半がUSB対応になっている。使い勝手から言ってもUSBが導入出来るならそのほうがいい、と先日店頭でボードを確認したところ、職場のパソコンのOS9.2ではUSB2.0ではなく1.1のみ使用可能、という制約がつくものの、とりあえず動くらしい――OS Xにしないのは作業上不可欠なソフトウェアとの兼ね合いなので、制約には目を瞑ることにして導入に踏み切った。
 財務省の事情があるので、配達に出向くのにくっついて買いに行く。今後もそんなに機材を追加する予定はないのでボードは3ポートの安いものを、MOドライブのほうは価格的に大差はないし許容範囲だったようなので、万一の時は自宅でも繋いで作業が出来るように、とソフトケース付きの軽いタイプを選択してみた。
 これで午前いっぱい費やしたので、昼食後に接続作業……ボードを認識しない。挿したボードにバスパワー動作のMOドライブを繋いでみたところ、電源ランプは点灯しているのでハード的には認識されているのは確実だが、どうもOSのほうが無視しているらしい。
 最近ずーっと居続けることがなかったので(出力作業は短時間集中なので)忘れていたが、職場のPCが置いてある一画は異常に暑い。機材のコンディションを保つために空調はあるのだが、それでもまだ暑い。結局、OSを上書きインストールすることでどうにか正常動作するようになったが……暑さも手伝って苛々しっぱなしの作業でした。ああ、でもこれで入稿用のデータを作るのに毎回苛々しなくて済む、はず。

 そんな調子で、帰宅後はしばらく潰れておりました。ゆえに本日もお買い物はなし……今になって8月中にしなきゃいけないことを思い出したけどもう遅い。
『下級生2』の感想等切り出しも先送りです。とほ。まあ、まだひとりもクリアしてないんですけど。前作もそうだったが、後半の間延びっぷりがこのシステム最大の弱点という気が。


宣伝とかお薦めとか告知とか。

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09/01発売『AIR アンソロジー・ノベル』(JIVE CHARACTER NOVELS/JIVE) [bk1(ISBN)amazon]
本体価格950円 ISBN 4-86176-001-1
短篇「最期の夢」を寄稿しました。
お薦め品
『10ミニッツ・オールダー コレクターズ・スペシャル』(日活) [amazon]
ビクトル・エリセ、スパイク・リー、チェン・カイコー、ジャン・リュック=ゴダール……現代映画界を代表する15の才能が時間をテーマに競演する、至福のオムニバス。劇場公開時二本に分けられていたものを統合して、2004年07月09日待望のDVDリリース。深川の感想はこちら→TRUMPETCELLO


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