■営業マンのストレス
 今日のようにあらゆるものが満ち溢れている社会では、営業ほど大事で大変な仕事はありません。多くの営業マンは、多かれ少なかれ「営業成績」というノルマを背負い日々仕事を進めています。
 Sさんは広告代理店に勤務する38歳の男性です。入社当初から順調な営業成績を続け、今年の春に課長に昇進したばかりです。ところが最近、長年担当してきたある企業から、広告費の削減を言い渡されたのをきっかけに、いくつかの得意先でも小さなトラブルが続きました。トラブルを起こさないように慎重になればなるほど、以前のSさんの持ち味が発揮できなくなっていることを自分でもわかるようになってきました。そのうちイライラした感情を抑えきれず、社内でも八つ当たりするようになりました。
 そのような悪循環を繰り返すうちに、Sさんは本当の「こころの病気」になってしまいました。


 
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