■IT関連エンジニアのストレス
 社会の経済構造が大きく発展する背景には、必ず大きな技術的な進歩があります。今日の世界をリードしているのは言うまでもなくIT革命です。しかし、このような技術革命による発展の裏には、システムエンジニアを蝕むストレスが蔓延しつつあります。
 Eさん28歳は、ある優良企業のシステムエンジニアとして活躍していました。しかし、数年前から激しい頭痛、肩こり、不眠に悩まされ、忙しい時は徹夜に近い残業もあるなかで、あまりにも体調不良のため、病院を受診しました。
 診察の結果、典型的な自律神経失調症状が認められ、カウンセリングと薬による治療を受けることになりました。通常、仕事のしすぎによる疲労は3ヵ月も休めば、回復するのですが、Sさんの疲労は一向に回復の兆しがみえません。
 このように同じ仕事のストレスでもIT産業に関連したストレスは、いままであまり類を見ないほど、重症な「こころの病気」を生むことがあります。


 
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