医療機器

当院に完備されている医療機器をご紹介します。

内視鏡(オリンパス)
重度の慢性消化器疾患の確定診断を実施する際に、内視鏡を使用し、胃腸粘膜面の肉眼的観察をおこなうと共に、胃腸粘膜の生検を行い、病理組織検査の検査材料の採材を行います。また、異物を誤飲してしまった際に、催吐処置を実施しても問題解決が出来なかった際に、異物の摘出を行う際にも、使用する事があります。それにより、開腹手術を実施する場合よりも、患者様の負担が大幅に軽減する事ができ、当日に退院、給餌を行う事が出来ます。
超音波画像診断装置(東芝)
痛みを与えずに、体の内部の画像検査を行う装置です。心臓の精査を始めとして、腹部臓器の形態変化や、血流の確認を行う事が出来ます。超音波検査で検査可能な臓器は、肝臓、胆嚢、脾臓、腎臓、副腎、膀胱、前立腺、卵巣、子宮、胃、腸、膵臓、リンパ節、血管となり、ほぼ全ての臓器の確認をする事が出来ます。
X線画像診断装置(東芝)
レントゲンを利用して、様々な臓器の外形を、短時間で確認する事ができます。昔のX線撮影装置とは異なり、デジタル画像処理を行う機械を導入しているため、撮影時の被爆量は非常に少なく、繰り返し撮影を行っても、安全に検査を実施する事が出来ます。
生体管理モニター(日本光電)
麻酔中の患者様の体の情報をきめ細かく確認ができる医療機器で、全身麻酔を実施する際には、安全性を向上するためには必要不可欠な機器となります。麻酔医は、視診、触診、聴診による患者様から直接得られる情報と共に、モニターに映し出される様々な情報を基に、リアルタイムで麻酔の調節を行います。これにより、全身麻酔時の安全性が格段に向上させる事が可能となります。
人工呼吸器(アコマ)
麻酔中の自発呼吸が安定しない場合に、この機器を使用することで、安全に呼吸管理を行うことができます。また、肺に疾患を持ち、酸素を体内に取り込みにくくなっている場合に、麻酔を実施する際に、必要となる陽圧換気を行う際にも使用する機器です。
血液完全血球計算機(アイデックス)
血液中の血球成分の様々な分析を2分間ほどの短時間で行うことのできる機器です。酸素を運ぶ赤血球、炎症が起きた際に増える白血球、血を止める血小板等の数をカウントすることで、貧血、炎症性疾患、止血異常等の様々な疾患の診断を行うために利用します。
血液生化学検査機器(アイデックス)
肝臓、腎臓、その他様々な臓器の疾患を診断する上で、必要不可欠な機器となります。この機器を院内に完備していることで、7分ほどの短時間で様々な情報を得る事ができます。それにより、早期に診断を行う事ができ、的確な治療を早期に開始する事が可能となります。
CRP測定機器(アローズ)
犬の炎症性疾患のスクリーニング検査に使用し、炎症性疾患の重症度を5分ほどの短時間で正確に判断する事が出来ます。
尿検査機器(アークレイ)
一般的な獣医領域で行われている尿検査は、尿試験紙を肉眼で確認し読み取る方法で実施されております。しかし、それでは、読み取る技術者によって、結果の読み取り方法にバラツキが発生してしまいます。その点を改善するために、この機器を導入しました。これにより、より正確な尿検査結果を常時得られるようになり、さらに通常は外部検査センターに検査を依頼し無ければならなかった、初期の腎不全の診断に有用な尿蛋白クレアチニン比を院内で短時間で測定する事が出来るようになりました。
遠心機(KUBOTA)
尿検査、血液検査等を行う際に使用します。
顕微鏡()
糞便検査、尿検査、皮膚検査、細胞検査等を実施する際に使用します。
眼圧計トノペン(Reichert)
緑内障の診断、治療を行う際に、不可欠な機器となります。デジタル眼圧計の為、動物の負担が少なく、正確な眼圧を測定する事が可能となりました。
眼底鏡、耳鏡(ウエルチアレイ)
眼科疾患、耳鼻科疾患の診察の際に使用します。
歯科機器オーラルベット(オサダ)
歯科処置を行う際に使用し、歯石除去、抜歯、研磨等の歯科処置を衛生的に、緻密、安全に実施する事が可能となります。卓上タイプの小型機械と異なり、歯石除去率が非常に高く、患者様にかかる負担を軽減し、口腔内をよりキレイにすることができます。
簡易血糖値測定器()
糖尿病の入院治療時に使用します。院内設置の血液生化学検査機器を使用するよりも、短時間、少量の血液量で血糖値を測定する事が出来、採血量を大幅に減ら酢事が出来るため、患者様の負担を大幅に英減する事が出来ます。
細菌培養器
細菌感染症の治療を行う際に、感染し問題を起こしている細菌の抗菌薬に対する性質を調べる為に使用します。外注検査よりも、短時間で結果を得る事が出来るため、急性の細菌感染症の治療を、より早く的確に行うことができます。
整形外科器具(ジョンソンエンドジョンソン)
骨折、脱臼、椎間板ヘルニア等の手術を実施する際に使用します。様々な器具を取り揃えていることで、様々なケースに対応することが可能です。
オゾン水発生装置()
体の表面の細菌感染を患っている患者様の患部の洗浄、消毒を行う際に使用します。
高圧蒸気滅菌機(東邦製作所)
手術器具の滅菌を行う際に使用します。これにより、無菌的な手術を実施する事が可能となります。
ガス滅菌機(湯山)
高熱に弱い手術器具等の滅菌を行う際に使用します。これにより、無菌的な手術を実施する事が可能となります。