午後の診察
本日、緊急手術の為、院長およびDr.鈴木が午後の診療を行うことができませんでした。診察予定が変更となり、申し訳ありませんでした。
本日の手術は、胆嚢粘液嚢腫に対しての胆嚢摘出施術でした。胆嚢粘液嚢腫とは、胆嚢内の胆汁が変性しゲル化する事で、肝機能不全を引き起こす怖い病気です。この病気は、早期には症状が出ない病気なので、水面下で進行し、症状がみられた時には、命の危険を伴う状況まで進行している事が多い病気です。この病気を早期に発見する方法は、健康診断による腹部超音波検査の実施が唯一の方法となります。その為、健康診断を受診する事がとても重要な役割を果たしてくれます。
本日の患者様は、現在のところ術後の経過は順調で、手術の2時間後には立ち上がって歩くことができましたが、この病気は、術中、術後を合わせて、約3割の命の危険を伴うため、今後も、重点的な治療が必要になります。
本日の患者様が日に日に元気になってくれることを祈りつつ、最大限の治療を進めさせていただきます。