甲斐清子
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コラム

2005年

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2005.12.27  


あわただしい今年の後半もさまざまな展覧が無事に終了し、いよいよ教室は20周年に突入。寒さもひとしおの今年の冬ですが、ひとまず恒例の帰省のためしばらく東京を離れます。皆様美しい新年をお迎えください。

2005.12.1  


甲斐清子監修の2つの個展が盛会のうちに無事終了しました。写真はその会場風景です。
(写真をクリックすると大きな画像をご覧いただけます。)
第3回 内野沃2005年展
10月23日〜29日
(於・神楽坂セッションハウスガーデン)

第3回内野沃2005年展会場風景1

第3回内野沃2005年展会場風景2

第3回内野沃2005年展会場風景3
第2回 龍居道子個展
11月14日〜20日
(於・銀座ギャラリー向日葵)

第2回龍居道子個展会場風景1

第2回龍居道子個展会場風景2

第2回龍居道子個展会場風景3

2005.11.4


11月1日は午前中から出かけ、横浜日吉の「ギャラリー日吉」での「版画アートラリーかながわ2005」に木曜夜クラス蓮本幸の出展する版画グループ3人展を観る。日本版画協会で今年会員に推挙された彼女の版画の展観は12月にも銀座東和ギャラリーでのグループ展が予定されています。
さてこの日は、午後2時からの水曜日デッサン教室に急ぎ神楽坂へ向けて帰り、ようやく教室開始に間に合ったのでした。教室では11月21日からの19回目の教室展に向けて作品選定が大詰めにきており、実習の最中にこの1年間に描いた生徒の作品を選定する作業が続きました。

2005.10.17  


秋の展覧会の季節。イベントで紹介しきれない展観もある。水 曜日クラスの近藤喜代は銀座ロイヤルサロンギンザの東方展に 出品。上野東京都美術館での新協展には常連木曜日夜クラスの 原田真由美が油彩大作を出展。今年の秋の盛りだくさんの展覧 会はまだまだ続く。
今日は月一回の油彩教室。大原茂萌が自宅で収穫した枝つきの柿をモチーフに提供してくれた。季節の色初々しいこの秋を取り込もうと、短時間集中の制作となった。
さて、イベントでもご紹介の通り、いよいよ今月23日から始まる内野沃展、来月14日からの龍居道子展、続いては21日からの教室展と、私の監修する3つの展覧会が迫って来ました。本番までは作家ともども全力投球の毎日。是非ご高覧下さい!!

2005.09.27 9月の展覧会めぐり  


9月13日・・・火曜デッサン教室のあと、教室の竹腰、倉田両人と銀座竹川画廊へ、「第2回松田常葉展(ニューヨー
        クより里帰り報告展)」
を観る。第1回展(2001年)の油彩中心の出展(於・同画廊)から4年が経過し、
        今回は打って変わってコンピュータとカメラによる写真作品をメインに、従来の版画などを加えた彼女の
        変身ぶりに驚く。
9月16日・・・町田・版画美術館での9月「デッサン講習会」を終えて、横浜まで足を伸ばし、上大岡は港南区民文化
        センターひまわりの郷ギャラリーへ「アイプロアートフェスタ2005」。教室の中村素子出展のグループ展
        は、若いアーティスト達の、バラエティー満載の展覧会。中でも中村素子の油彩の大作1点と、教室で描
        いた大判の木炭デッサン2点は、力強い緊張感の漲る壁面となっていた。
9月21日・・・水曜日の教室の後、銀座竹川画廊へ「第1回龍ノ平久美子展」を観る。宮崎「グループ71」のメンバー
        である龍ノ平のデビュー展で、油彩とデッサン合計40点あまりを展示した。展覧会前の準備から、電話や
        メールで相談に乗りながら、今回も「メセナ」丸山さんの大きな大きな力を頂き、ようやくオープニングにこ
        ぎつけた。東京滞在中は京橋のウィークリーマンションで自炊しながら画廊に通った6日間だったが、今後
        の制作へ向けての大きな収穫を得たようだ。
9月22日・・・千葉県夷隅町郷土資料館「田園の美術館」では、ご当地出身の日本画家「渡辺英子日本画展」が開催
        されている(11月6日まで)。彼女はデッサン教室水曜日のメンバーでもあり、この日教室のメンバー5
        人が同行。茂原駅で作家とも落ち合い、お昼を済ませて夷隅町までバスで向かう。名前の通り広い田園
        の中に美術館はあり、彼女の日本画の歴史をじっくりと堪能。渡辺さんの親戚の方から、柿とみょうがを
        お土産に頂き、みんな大喜び。初秋のちょっとした遠足気分を味わい、忙しい日々の中で束の間の解放
        感に浸った。

2005.09.03  


昨年に比べると幾分しのぎやすいと言われた今年の夏も、猛暑続きでした。地震、台風と、地球規模の天変地異も現実味を帯びてきましたし、危機感を伴う残暑もまだまだ続きそうですが、さすがに9月の声を聞くと、朝夕は吹く風にひんやりとした秋を感じます。イベントをご覧の通り、9月から12月までの、身近な人達の展覧会が網羅されています。その中のいくつかは私が監修することになっており、8月からその準備は始まっています。一方デッサン教室の方は、9月に年度更新ということで、この9月から設立20周年目に突入し、1日はその第1回目の実習でした。そんなわけで、体が3つほど欲しい位あわただしい季節の始まり始まり。

2005.06.24   

6月9日 教室風景 長谷川愛子 6月7日のデッサン
50×65cm (火クラス)

しばらくページを更新していなかったので、毎日のように開いて見てくださる方には、お待たせして大変申し訳ありませんでした。詩画集出版のあと、疲れのせいか長い夏風邪をこじらせてしまいました。のどの痛み、咳がひどく、最悪なことに全く声を失ってしまった時期もあり、やっと峠を越えましたがまだ完治せず、芳しくない体調の中、ようやくコラムに向かっています。
さて、時は早や6月も後半。うっとおしい梅雨の季節ながら、教室はおかげさまでコンスタントな実習が続いています。ごらんの制作風景は6月9日のデッサン風景。教室の生徒でもある中村素子が、モデルで頑張ったポーズ。このほか6、7,8月は、アメリカからのホームステイのヌビアや、タイから日本語専門学校に来ているアリサ、それにフリーターの伊藤くんなど、若いモデルでにぎわう夏のデッサン教室です。この夏が過ぎると、一気に秋の展覧会が9,10,11月と続きます。今は本番前の静けさといったところです。

2005.04.29  詩画集「人体詩抄」

昨年夏から進められていた、詩人・新川和江さんとのカプリングによる詩画集「人体詩抄」が、玲風書房よりようやく発売の運びとなりました。掲載された写真はそのパンフレット部分です。5月中旬より全国主要書店にて発売開始。ぜひご高覧頂きたく、ご案内いたします。
 
パンフレット画像をクリックすると大きな画像をご覧いただけます。
詩画集「人体詩抄」人生を謳い、女性の思いをことばで表現する新川和江と“人体”を生命力を入れて描き出す甲斐清子による“人”を見つめる詩画集
詩画集「人体詩抄」□絵 詩(血管)
 
新川和江(しんかわかずえ)
1929年茨城県結城市生まれ。結城高女在学中に疎開してきた西条八十に師事。「プレイアド」「地球」その他に詩を発表、代表詩集として、土、火、水に寄せる三つのオード集を持つ。他に多数の詩集・少年少女 詩集・エッセイ集・選詩集や全詩集がある。現代詩人賞・藤村記念歴程 賞・日本童謡賞など多くの賞を受賞。1983年、吉原幸子と共に女性詩人 を中心とした季刊詩誌「現代詩ラ・メール」を創刊。現在、産経新聞「朝の詩」選者。日本現代詩人会会員。
 
■体裁・内容
A4判変型(260×223ミリ)
総50ページ
上製本カバー掛け
収録作品 詩19篇 画23点
 
■定価
2,800円(2,667円+税)
 
玲風書房
〒165-0026 東京都中野区新井2-30-11 パンデコンデザインセンター
TEL. 03-5343-2315 FAX. 03-5343-2316
※ TEL・FAX でのお申し込みは上記玲風書房にて請け賜ります。

2005.04.16  

4月5日ー10日、宮崎市ひまわり画廊で開催された「太佐豊春とその仲間たち展」「太佐豊春氏を偲ぶ会」の報告はイベントをご覧下さい。
4月11日(月曜日)油彩教室
主に静物小品を描きます
龍居道子 3月17日のデッサン
75×110cm (木・昼クラス)

2005.03.24  

渡辺英子 3月9日のデッサン
65×100cm (水クラス)

1) イベントに掲載した「太佐豊春とその仲間たち展」は4月5−10日、宮崎市ひまわり画廊にて。
私は3点出品に加えて、9日に行われる「太佐豊春氏を偲ぶ会」出席のため8日から帰宮する予定。
2) 神楽坂教室の今月後半は早めに休暇に入り、その分私は詩画集「人体詩抄」の最後の打ち合わせに追い込みをかけています。
3) 今年5月に予定されていた「諸田三千代展」(於・銀座ひまわり画廊)が都合により来年に延期となりましたのでお知らせいたします。

2005.02.18  師・太佐豊春先生との別れ


私が画家太佐豊春先生の指導の下、宮崎市に美術集団「グループ71」を創立し、「見ることの追求」をテーマに掲げたデッサン教室をスタートさせたのは1971年5月のことでした。あれから34年の月日が経つ今日まで、先生は変わることなく私に導きの手を差し伸べて下さいました。ことに、私が制作活動のため1986年に上京し、現「甲斐清子デッサン教室」を設立して以来、毎年の恒例となった教室展には遠く宮崎から上京され、孫弟子にあたる私の生徒たちのデッサンや油彩に対して新鮮な感想や激励の言葉を投げかけて下さったのです。また、先生を通して宮崎の「グループ71」の生徒たちとの交流は今も続いています。しかし、ここ3,4年、先生の体調は芳しくなく、入退院の繰り返しでした。そんな昨年の暮れ、2年ぶりに「グループ71」との食事会のために帰宮した折、私は幸いにも先生のアトリエで、 2時間近い先生との対話の時を過ごすことが出来たのでした。年が明けて先生は1月18日に再入院され2月13日、84年の生涯に幕を下ろされました。14,15日と告別までの2日間、私の妹弟子である現「グループ71」の主宰山下裕子をはじめ、その仲間たちと共に先生を見送り、15日最終便で帰京しました。柱を失って、初めて知るその存在の重さと大きさとはきっとこのことでしょう。「グループ71」は先生の遺志を継ぎ、今後も制作活動を続けて行くと、心を新たに決めたようです。先生、見守っていてください。私も長い間甘えさせて頂きました。心からお礼申し上げます。

2005.02.12  町田デッサン講習会「新芽会」

町田「新芽会」 2005年2月11日

私が月に一度講師として出かけている町田「新芽会」は、町田在住の美術愛好家からの熱い要望に応えて13年前に発足しました。実習方法は神楽坂教室と全く同じで、原則として木炭を使い、100−120分間で1枚モデルを描き切るという内容です。主に町田市立国際版画美術館内アトリエで行われています。写真は2月の教室(11日)の風景です。
「新芽会」では現在若干の会員入会の余裕があるということで、人物デッサンの機会をお探しの方への募集を行っています。経験の有無は全く問いません。初心者の方も安心してご参加いただけます。期日、会費など、詳しくは森口千津子(042−722−2684)、石田礼子(042−735−5091)、吉目木美樹子(042−723−9052)へお問い合わせ下さい。

2005.01.15  教室の描き初め

65
×
100
cm
 

1

13









 





新しい年が始まりました。 神楽坂教室は11日からスタート。 月に1度出かけている町田「新芽会」のデッサン教室は 14日から始まり、新年から迫力ある制作に激励を受けています。 写真は11日火曜日クラスの実習風景です。
 
今年はいろいろな企画が予定されています。まず春には、玲風書房より、詩人新川和江氏と甲斐清子とのカプリングによる詩画集「人体詩抄」を出版予定。このあと教室のメンバーの個展が続きます。5月16日ー22日第1回諸田三千代展(銀座ひまわり画廊)/10月23日ー29日第3回内野沃展(神楽坂セッションハウス)/11月14日ー20日第2回龍居道子展(銀座ひまわり画廊)/11月21日ー26日第19回甲斐清子デッサン教室展(銀座東和ギャラリー)、など充実した企画が満載です。今年もよろしくお願いいたします。

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