甲斐清子    
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2007年
 
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  2007.12.30 

 
2007年も余すところあと1日のみ。普段ならとっくに田舎へ帰っているところですが、今年はなんとも往生際の悪い ことで、29日まで神楽坂教室で自主制作が続いていました。来年3月26日~4月1日の個展へ向けてのデッサンが 続いています。音大生のT嬢が暮れ押し迫るなか、コスチウムモデルをがんばってくれましたが、ようやく描き納めて、 明日の大晦日早朝の飛行機で帰郷し、明けて2日にはもう東京へと、慌しい年明けとなります。今年は特に九州行ったり 来たりの中、目まぐるしい一年でしたが、なんとか無事に暮れようとしています。さて、来年はまた色々な催事が待っています。 来る2008年が実りある年になりますよう。
 
 
 
 
  2007.12.18 

 
12月も残りわずかとなりました。町田「新芽会デッサン展・第3回」、「内野沃2007年展・第4回」「甲斐清子デッサン教室展・第21回」と、私の監修する3つの展覧会も盛会のうちに終了しました。また、教室以外の人のための「特別ヌードデッサン講習会」も3ヶ月に1度の割合で恒例となりました。宮崎「グループ71」への出張デッサン講習会は、今年は2回しか果たせませんでしたが、3年前からのこの企画で宮崎の「グループ71」も活気付いています。10月にはひまわり画廊でのグループ展を開きました。
さて、神楽坂教室は今週で今年の実習すべてが終わります。今月の最後の教室は、2年ぶりに全クラスヌードクロッキー会となります。各クラスとも120分間で約35ポーズを描きます。このところクロッキーはご無沙汰でしたので、久しぶりの速写のトレーニングに、出来れば私も参加したいものです。
 
 
 
 
  2007.11.26 名古屋御園座

 
名古屋御園座に於いて、「師籍60周年記念・第33回芝乃会/西川允喜の会」が11月25・26日に亘り行われ、このうち26日午前10時半よりの幕開けで、新内御祝儀曲「夫婦福々舞」を、長崎、京都、東京各枝幸会の名取7名の面々が、新内弥栄派家元新内枝幸太夫師の下に舞台をつとめさせていただきました。舞台の写真撮影が禁止されていたため掲載できませんが、御園座の大舞台は聞きしに勝る醍醐味で、私などにとっては生まれてはじめての経験で、15分間の演奏もあっと言う間の緊張のうちに無事終了。何よりも長崎、京都、東京の名取連が一同に集まり、大きな舞台に向けて心を一つに出来たことが何よりの思い出となりました。写真は、本番前と演奏終了後ほっと一息の社中の名古屋での笑顔です。また、来年1月19日(土)国立劇場演芸場に於いて「新内と落語の一夜・新内枝幸太夫と桂文我二人会」が行われる予定です。
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名古屋御園座1 名古屋御園座2
 
 
 
 
  2007.10.14 東京枝幸会新内研修会

 
新宿のプーク人形劇場に於いて、東京枝幸会の新内研修会が開かれ、約100名のお客様を迎え、盛会のうちに終了しました。演目などの詳細はイベントをご参照下さい。私こと新内幸清は社中合同演奏「子宝三番叟」と、この1年の稽古のおさらいとして「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)」を語らせて頂きました。
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東京枝幸会新内研修会1 東京枝幸会新内研修会2
 
 
 
 
  2007.9.12 月島もんじゃ会

 
9月に入り、我がデッサン教室は、ついに創立22周年目に突入しました。猛暑の夏からいくぶんしのぎ安くなってきたこの頃ですが、そんなある日、教室の水曜クラスで、デッサン終了後、月島へもんじゃ焼きを食べに出かける企画が立ち上がり、12日夕方10名の参加者によりもんじゃ焼きツアーの運びとなりました。そもそも「もんじゃ」というものを食べたこともなく、もんじゃの名所・月島すら知らない人もあり、かというと私の誘いに乗って数回足を運んだ経験のある人もあり、さらには昔から下町に住み、おやつのようにもんじゃを食べていた人もあり。地下鉄牛込神楽坂駅は教室の真下にあり、ここから月島までは一本です。もんじゃ「さかもと」にての面々。当然のように「奉行」が各テーブルで喜々として采配を振るい、全員が大はしゃぎで大満足のひとときを過ごしました。
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月島もんじゃ会の様子1 月島もんじゃ会の様子2 月島もんじゃ会の様子3
2007年後半の展覧会予告
内野沃 2007年展 第4回
 - クレヨン・ペン・油彩の世界 -
2007年10月21日(日) ~ 10月27日(土)
AM 12:00 ~ PM 8:00
於: 神楽坂セッションハウスガーデン
(監修: 甲斐清子)
第21回 甲斐清子デッサン教室展
2007年11月19日(月) ~ 11月24日(土)
AM 11:00 ~ PM 7:00
於: 銀座東和ギャラリー
(監修: 甲斐清子)
 
 
 
 
  2007.8.23        ※ 写真をクリックすると大きな画像をご覧いただけます。


手作りぞうり 今年の暑さは異常です。7月の宮崎の酷暑は前のコラムで書いたとおりでしたが、その後の東京の夏はいよいよヒートアイランド現象そのものです。8月に入り、11日からお盆で再び九州へ帰郷しましたが、お盆期間中は、不安定な空模様で毎日のようににわか雨が降りました。そのお陰で比較的凌ぎやすい田舎暮らしでした。
俵山の麓・風力発電の風車 日田で農業を営む姉がぞうりを作る機具と布を持ち帰ってきて、ぞうり作りの実演をしてくれました。以前もらった手作りぞうりの履き心地の良さがくせになり、おねだりしていたのです。彼女は「慣れたら簡単よ」といいますが、見ているといやはやなかなか時間と手間のかかる作業です。いろいろな柄の布を使いながらごらんのようなぞうりが出来上がり感謝感謝で頂戴しました。毎日部屋で履いています。
東京へ帰る日、弟の車での熊本空港への途上、俵山の麓に風力発電の風車がくっきりと晴れた空にむかってそびえ、緩やかに回っていました。風車が見えづらいので拡大して見てください。 宮崎から東京へ帰る機中から見えた空
この日の夕方の飛行機の席がたまたま窓際だったので、珍しく窓からの景色を堪能し、雲の上の2枚を撮りました。考えてみると今年は8月までに九州へ6回飛びました(7月に1度、台風4号で飛行機欠航となったこともありました)。なんともあわただしいことです。
 
 
 
 
  2007.7.30 


イベントで報告の通りデッサン講習会指導のため7月21日に宮崎へ飛びました。東京はこの日肌寒い空模様だったので羽田でカーディガンを買い込み、機内ではずっと着用したまま眠って宮崎へ着き、降り立ったとたんものすごい暑さにビックリ仰天!!そういえば遠い昔、宮崎にいた頃この酷暑と闘っていたことを突然思い出しました。とにかく太平洋に面した宮崎の暑さはちょっと種類が違うのですね。太陽が直接じりじりと照り付け、空気は白くかすんでいます。東京の暑さはかなりな湿度を伴い不快指数も高いのですが、宮崎はカーーンと焼け付く暑さ。よく猛暑といいますが、こちらは酷暑とでも申しましょうか。「夏は非生産的にとにかくこの暑さを生き延びる」と私は宮崎市在住のころ実感していました。それにしてもこの夏の異常も世界的な規模になりました。
さて、22日のデッサン会の翌日もまた真夏日。16時25分の飛行機までに時間が少しあるのでと、メンバーの黒木千代香が車を出してくれました。何十年ぶりに行きました、「堀切峠」!!写真はフェニックスドライブイン道の駅前から撮った日南海岸です。遠方に見える海岸端の線状の岩が「鬼の洗濯岩」です。洗濯板みたいな形状なのでそう呼ばれています。まるで絵葉書のような美しい景観でしょう?近景の花は南国はまゆうです。この日も暑かったのです。黒木千代香と写真に納まりました。帰りは浅井さんも空港まで見送ってくれ、2泊3日の慌しい旅が終わりました。
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宮崎・フェニックスドライブイン道の駅前から撮った日南海岸 宮崎・日南海岸にて
 
 
 
 
  2007.6.28 

 
6月19日から24日まで町田版画美術館に於いて「新芽会デッサン展・第三回」が開かれました。19日は会員全員で午前10時からの展示作業で、午後からオープン。美術館内の市民展示会場は大変広く、今回木炭紙倍版に描いたデッサンもたくさん陳び、中にはパステルや油彩による人物作品もあり、大小メリハリの利いた緊張した会場が出来上がりました。また、22日夕方には会主催によるパーティが会場で開かれ、こちらには神楽坂のデッサン教室のメンバーやモデルさんなどが参加し、2つの教室の交流の場となりました。(展覧会の様子はイベント参照)
 
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町田展の終了を待たず、父の1周忌が九州で行われるため、23日~26日慌しい帰郷でした。24日当日はお寺、お墓に参り、自宅で法要のあと、生前の父と親しかった方々や親戚との懇親会が行われました。この1年の早かったこと。遠く離れているので父がいなくなったことが今だに幻のようです。
 
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さて、沖縄では早くも梅雨明けとのニュースが流れていますが、連日真夏の暑さで、雨は確かに少なすぎる。梅雨は一体どこへ行ったのでしょうか。温暖化をはじめ、このところの地球規模の異変は不気味です。
気がつくと早いもので7月も目の前に来ています。7月のデッサン教室は、8月のお盆休みにかからぬよう8月分を7月末に加えるため、7月から8月第2週目までは6週間続けての教室が続きます。それに加え、15日には九州での高校同窓会のため再度帰郷、また翌週22日には恒例になった宮崎「グループ71」主催のデッサン講習会のため帰宮と、2回に渉り九州への移動が待っています。何はともあれ7月に備えて充分に体調を整えてかからねばなりません。
 
 
 
 
  2007.4.6 - 4.8 熊本温泉の旅       ※ 写真をクリックすると大きな画像をご覧いただけます。

 
田舎の母の招きで、4月6日から2泊3日で短いながら熊本温泉三昧の旅。同行は谷口モミエ。
 
6日・阿蘇山 噴火口 6日は曇りがちな羽田から出発。午前10時半に熊本空港で母と合流し、バスにて阿蘇駅下車。タイミングよく阿蘇火口行きのバスに乗り継ぎ、怪しげな雲行きの中をバスはロープウェイ乗り場に到着。実は私は田舎が高千穂なので、幼い頃から何度も阿蘇中岳の噴火口は見ているのだが、谷口が過去2回登ったにもかかわらず噴火口を目の前にして霧のため1度も見たことがないという。その悲願達成のため、小雨降る中をロープウェイに搭乗。私の記憶ではこんな空模様は最悪で、またしても絶望的な結果になるのではと危惧していたところ、なんと、火口が見えました!!大きくあいた火口から白煙を吐く姿は雄大そのもので火口の底にエメラルドグリーンの溶岩をたたえた様に谷口は感動そのものでした。
さて、この日は内牧温泉の「ZENZO」に宿泊。古民家風の宿で、囲炉裏を囲む個室での食事に感動でした。
 
7日・日田にて 7日朝、大分は日田で農業を営む姉Ha-chanの夫であるYukiおじさん(リンクページ「Yukiおじさんの田舎ぐらし」参照)のお出迎えを受け一路日田へ。今日のメインイベントは日田のYukiおじさん一家の農業暮らしを見学すること。途中阿蘇外輪山の峠超えのスケールの大きさは特筆もので素晴らしい景観を楽しんだ。
 
7日・日田にて さて、日田の家はホームページで見る限り、見渡す限り山と畑に囲まれた一軒やのド田舎かと思いきや、それはそれなりの村落で、一家は古い農家に手を加え快適な生活空間を楽しんでおった。
薪のストーブを囲んで、収穫した美味しい高菜の漬物、大根のハリハリ漬け、ブロッコリーのサラダなど、春野菜のおやつに舌鼓。
 
午後から姉の運転で、再び熊本は奥万願寺温泉「藤もと」へ。父が生前大のお気に入りだったうわさの宿。露天から家族風呂まで色々なタイプの温泉を満喫。お料理も美味しくついつい食べすぎ。姉とも始めての温泉の1夜だった。
 
明けて8日はファームランドで、熊本物産をショッピングし、早めに熊本空港まで送ってもらい、母、姉と別れ帰途に着く。熊本は私には身近な存在だと思っていたが、その奥深さにあらためて熊本を再確認した旅だった。
 
 
 
 
  2007.2.23 - 26 宮崎にて


2007.2.23
昨年2月に続く宮崎でのデッサン講習会へ。4時前に宮崎空港着。メンバーの浅井さんの迎えを受けて、一年ぶりに太佐豊春先生のお墓へ参る。その後太佐家にご挨拶し、夕方山下裕子と合流。西橘通りの「なわや」で食事。「なわや」は私にとっては今の神楽坂の「藤や」的な存在です。主人の洋ちゃんと奥さんの敏江ちゃんも変わらず元気で嬉しかった。頂いた「赤霧島」で「ダレヤミ」するため早めに山下宅に落ち着く。
 
2007.2.24
宮崎神宮の庭とも言える山下実家に恒例の「遅い朝ごはん」をゴチになりに行く。里芋の味噌汁、鯵の開き、自家製白菜の漬物、玄米ご飯。シンプルがベストの「正しいご飯」でありました。
午後、山下の車で実に20年以上もご無沙汰の西都市へ。西都原古墳で久しぶりに記念撮影。その後、歯科医であり、映像作家でもある大町信平先生のお宅を訪問。先生は先日西都市で、映像作家としての50周年の歴史を記念する大リサイタルを終えられたばかりだった。私の宮崎時代にも大変お世話になった先生だけに、時間の経つのも忘れるほどだった。先生のお宅のリビング中央に私の木炭の作品が掲げられていた。
 
2007.2.25
デッサン講習会はイベントをご覧下さい。
 
2007.2.26
昨夜、別件で帰宮していた谷口と合流。午前中、太佐家の奥様にご挨拶。
宮崎に帰ったら恒例「宝来軒」のラーメン!!これを食べなければ私は東京へは帰れないのです。「宝来軒」は市内の若草通り「ひまわり画廊」のすぐそばにある名店。スープを一口含むと、まず言葉には尽くせないデリケートなやさしさが口の中に広がるのが感動。普通とんこつ味とくれば、まずガツン感がくるとお思いでしょうが、「宝来軒」のラーメンはそこが違う。もう、ホワーンとうっとりするような柔らかなスープが疲れた気持ちをほっとさせる。具はチャーシュウ、もやし、控え目のメンマにねぎと普通なのに、麺と絡むとなんともいえぬミルキーな味が至福の歓喜を呼ぶ。これに黄色いたくあんが二切れついていて、小さなおにぎりを思わず1個だけ食べたくなります。ああ、思い出しても又行きたいほどクセになる「宝来軒」でありました。
さてこのあと、合流した浅井さんが行きつけのビーズショップに案内してくれて、ビーズアクセサリーの面白さに3人で思わず時間をつぶしました。夕方山下も合流して、宮崎空港までお見送り頂き、ありがとうございました。
グループ71の皆さん、熱心な制作に新鮮な刺激を受けました。またお目にかかりましょう!!ありがとう。
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24日・西都原古墳にて 26日・市内のコーヒー店で
24日・西都原古墳にて 26日・市内のコーヒー店で
 
 
 
 
  2007.2.22 

 
1月はゆっくり過ぎる。2月になった途端、時間が数倍の速さで走って行く。今年も例に洩れず、気がつくともう2月も後半です。
さて、23日から26日まで宮崎へ。だんだん恒例になってきた宮崎の美術集団「グループ71」のデッサン講習会の指導のためです。昨年の銀座東和ギャラリーでの20周年記念教室展では、グループ71の皆さんが上京し、神楽坂教室との親交を深めて頂いたことも記憶に新しいところです。一昨年2月に恩師太佐豊春先生が他界され、直接的な指導者を失った彼らの元へ出かけ、デッサン実習の現場に私が携わることは「グループ71」の創立者として感慨深いことです。
また、町田デッサン会「新芽会」は今年6月に町田市国際版画美術館に於いて第3回目のグループ展を予定しています。
神楽坂教室の生徒の作品及び町田新年会ニュースなどは、絵画教室をクリックしてご覧下さい。
 
 
 
 
  2007.1.15 

 
新しい年明け。暮れは25日から明けて5日までの長い冬休みを九州の田舎で過ごしました。喪中のため静かな お正月でした。8日浅草寺へお参り(2日には高千穂神社に初詣を済ませていました)。9日は神楽坂教室の描 き初めでデッサン教室がスタートしました。写真は月刊詩誌「詩人会議」2月号。1月号に引き続きのデッサン 作品掲載です。
相変わらず忙しい1年になりそうですが、今年は自らの制作の年にもなります。気持ちを引き締めてかかりま しょうか。
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「詩人会議」2007.2号 表紙「詩人会議」2007.2号 掲載画像
 
 
 
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