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2010.11.1 気がつけば冬 ※ 写真をクリックすると大きな画像をご覧いただけます 10月は前半を教室実習、後半の2週間(10月18日から30日まで)は私の監修する2つの展覧会で連日明け暮れました。その展覧会は「諸田三千代・第2回展」と「甲斐清子デッサン教室展・第24回」です。両展覧会ともに多くの鑑賞者を迎え、好評のうちに無事終了することができました。これもメンバー各人の地道な努力の成果を評価していただいたものであろうとひそかに確信しています。この展覧会の様子は、「教室ニュース」と「イベント」をご覧下さい。
そんな具合で、瞬く間に走り去った10月を振り返る間もなく、気がつけばもう11月の声を聞いている。今年は秋を飛び越して冬がやってくるらしいとの長期天気予報だったがその通りだった。9月から展覧会準備に追われていて、猛暑の名残がいつまでも続いたため寝具と寝巻きの入れ替えをしていなかったのが命取りだった。展覧会会期中は寝具の衣替えにも手がつかず、ついに31日まで夏の寝巻きと薄い掛け布団を重ねて寒さを凌いだ。そんなわけで2つの展覧会が終った私の最初の仕事は寝具の衣替えだった。しまい忘れた扇風機を押入れに入れたらもうヒーターの登場というわけだ。今年もあと2ヶ月です。 |
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2010.10.2 一年ぶりの宮崎 ※ 写真をクリックすると大きな画像をご覧いただけます
2010.9.24恒例の「グループ71」デッサン講習会に招かれて宮崎入り。デッサン実習は26日なので、滞在中日ごろご無沙汰しているところへ顔を出すなどの予定がびっしり決まっていて慌しい。24日はグループの浅井さんが空港まで迎えの車を出してくれてありがたかった。 午後6時から、中央通りの割烹「明母野」に高校同級生のK君、T君の3人で落ち合いすっかりご馳走になる。山海の秋の味覚に加えて、パンプキン丸ごと中身をくりぬいて生クリームとチーズでこってり煮たボリューム満点の創作料理には感動。束の間だが友情を暖めて別れたあとは、昔のフォーク仲間デカちゃんと初めて行くミュージックスポット「コンソート」で、実力ジャズシンガーのママ、中村幸子さんと、これも偶然の出会いだった。 2010.9.25 逗留先はいつもグループ71の山下裕子宅である。午前中彼女のマンション近くの実家にお母さんを訪ねごあいさつ。昔私が宮崎神宮境内そばのアパートに住んでいたころいつもお世話になった懐かしいおうちなのだ。 午後には西都市の歯科医大町信平先生のご自宅に、今年亡くなった奥様のご仏前にお参りに伺う。先生は私達を迎えるために、応接室に奥様の生前の美しい写真をたくさん飾って待っていてくださった。 大町家を後にして、宮崎市内へ戻り、7月から脊椎の手術で入院中の黒木千代香を見舞う。やせているかと心配したが食欲もばっちりで、お昼西都で大町先生にご馳走になった「うな重」のお土産を目の前でガッツリ平らげたのはお見事! 元気な病人を置き去りにして、浅井さんと落ち合うのはいつものビーズや。作家別のボックスがあり、さまざまなアクセサリーが満載で時間の経つのも忘れるほどの楽しさ。今回は好みの大玉を一個、ペンダント用にしつらえてもらった。午後6時半からは、デッサン会の前夜祭とでもいいましょうか。恒例の食事会は宮崎地鶏の名店「はんざい亭」にいつものメンバーが集まり、地鶏の炭火焼などに舌鼓を打った。 2010.9.26 デッサンは昼夜コスチウムモデルの服部さんを迎えて熱心な実習が行われた。
実習終了後、西橘通りにあるホルモン焼きの老舗「つぼや本店」へ有志と。
写真は七輪にどかっと焼かれるホルモンたち。昨年から味をしめたこの打ち上げ会はクセになる恒例行事となるだろう。ご覧の通りおばさんパワーでつつくホルモンは特製タレで格別。最後の仕上げはかつぶしトッピングの猫マンマだった。
2010.9.27慌しい4日が過ぎた。帰京の日残された最後の訪問先は宮崎日日新聞社内にあるコーヒー館「さんどろ」。実はこの店が11月、長い歴史に幕を下ろすらしいという便りをもらい、名残惜しくママの顔を見に行った。ここの名物メニューは変わらぬ味のピザトースト。コーヒーとセットでいただきながらママと積もる話に盛り上がったのだが、この間4人もの懐かしい人たちに遭遇したのには感動した。ここは人を引き寄せる不思議なパワーを持つママのいる店なのだった。 私が逗留先の山下は、今年で還暦を迎え、長年勤めたM銀行を定年退職したが、その表彰レセプションが東京の本店で29日に行われるのに出席するため私と同じ飛行機で上京し29日まで滞在して帰っていった。 さて、10月18日から始まる「諸田三千代展 第2回」は教室ニュースにて、10月25日から始まる「甲斐清子デッサン教室展 第24回」はイベントにて、それぞれご案内中です。皆様のお出かけをお待ちしています。 |
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2010.9.12 空は秋 ※ 写真をクリックすると大きな画像をご覧いただけます
9月の声を聞いても一向に気温は下がらないが、台風9号の余波で、8日大雨が降った。1ヶ月以上ご無沙汰の雨だった。さすがに次の日から風はひんやりとして朝夕は凌ぎやすくなったが、残暑はまだしばらく覚悟した方がよさそうな今年の秋のはじまり。そんなある日木曜夜クラスの川崎さんが「ウロコ雲が出ています。空はもう秋です」とメールをくれた。その日私がベランダから空を見たのはしばらく経って、今にも暮れんとする西の空だった・・・。
そしてもう1枚のみずみずしいグリーンの葉っぱは「ウォーターマッシュルーム」。4年前に彼女がワンカップ大関のコップの水に活けたのをくれたのだ。しばらく私はこの植物に熱中した。室内からベランダに出し、水栽培から鉢に移してやると驚くほど根を張り、一時は15,6鉢にまで増え、彼女から「ウォーターマッシュルーム専門店でも開いたらどうですか」と笑われたほどだった。しかし昨年夏の終わりから、急に葉っぱの伸びが止まり、だんだん弱っていくのをただ眺めていた。今年の冬はそのままベランダに放置し、これが終わりかとあきらめかけていたがけなげにも越冬し、春には小さな葉を出し始めたその生命力に打たれ、新しい土と大きな鉢に植え替えを敢行した。大胆に根っこをカットし、10分の1ほどに葉も減らしてあげると、気分も新たに蘇生したウォーターマッシュルームの最近の姿である。 9月になったらにわかに現実が動き出して、慌しい。10月に「諸田三千代展・第2回」と「デッサン教室展・第24回」と続く2つの展覧会が控えている。その案内状印刷のための原稿書きやらレイアウトやら校正やらに平行して作品選定などが、一気に集中する時期だからである。また、今月末には宮崎でのデッサン講習会も控えている。展覧会は今月中にはイベント、ニュースでご案内の予定です。 |
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2010.8.31 猛暑続く夏便り ※ 写真をクリックすると大きな画像をご覧いただけます
立秋という言葉はとっくにどこへ行ってしまったのだろう。去年も暑い暑いと騒いだ記憶があるけれど、今年の暑さは、日本国中挙げてとにかく暑いのだ。すでに8月も今日で終わりというのに、激しい残暑がまだまだ続くらしい。8月14日から22日まで九州に里帰りしたが、標高の高い私の田舎でもさすがに終日クーラーが全開、一度の夕立もなかった。この暑さでは、カメラを持ってぶらり散歩などという気分にもならず、撮った写真は買い物の途中に車で足をのばしたいつもの上野の川だけ。
21日に町内の運動公園で行われた町の夏祭りも、我が家の屋上から眺めた花火だけ。田舎にしては結構派手な花火だったと思う。ただ、帰郷した14日の夜、神殿(こうどの、と読む)地区が主宰する「がまだせ市場」での夏祭りには家族全員が浴衣姿ででかけ、枝豆にビールを飲み、「がまだせ節」という盆踊りに参加したのは愉快だった(がまだせ、というのは、頑張れ、という意味の方言)。
帰京する22日には弟夫婦に送られて熊本空港への途中、これも毎年撮影する俵山の絶景風車をいつもとアングルを変えて撮りたいと頼み、コース変更で俵山越えをしながらの1枚が撮れた。この風車は最近新たに3基が増え、全13基がそびえているらしいが、この日は全く風もなく微動だにしない真夏の風車群だった。帰京の翌日は月1回の油彩クラスがあり久しぶりの神楽坂へ。27日には10月に控えている諸田三千代第2回展とデッサン教室第24回展のための二つの案内状印刷の入稿を済ませ新宿へ。
新宿3丁目の老舗酒場「石の花」が今月で店を閉めるらしく、連日さよならイベントが行われており、店主のギタリストの中村ヨシミツさんと役者の桑野幸三郎さんに会いに行くが、店内はファドのライブでびっしり。仕方なく外に設けたテーブルでビールを頂き、ヨシミツさんには会えたが幸三郎さんには会えなかった。「石の花」とはただならぬ縁があり、その辺のいきさつは「2008年12月1日のコラム」の通りだが、思えば我がバンド「KTM」もこの店でライブデビューしたのだった。「甲斐デッサン教室」が新宿5丁目にあった13年間、実によく通い、さまざまな人と出会ったこの店が長い歴史に幕を下ろすかと思うと感慨はひとしおだ。 |
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2010.8.13 8月最後のデッサン教室 ※ 写真をクリックすると大きな画像をご覧いただけます
神楽坂教室の坂を上ったすぐ左に「日本出版クラブ」という施設があり、その1Fにホテルオークラの系列らしいレストランがある。ここで好評なのは「日替わり定食」。1000円で、その日のメインディッシュに加えて食べ放題として、サラダバー、スープ、デザート、コーヒー、紅茶などが控えている。火曜日デッサンクラスは、10日12時、8名がここに集合し、デッサンの前にちょっとゆったりとしたランチタイムを過ごした。この日参加したのはご覧のメンバーで、今年2月のランチ会以来だった。
さて、昨年10月からフランスの美術専門学校に3年間留学中の日置友香さんがロングバケーションのため一時帰国した。実家が教室のすぐそばということもあり、久々にこの教室でじっくりモデルを見るという本格的デッサンを体験した。以前から印象深い独特の線の強さは失われないまま、この日のモデルのダイナミックなポーズをとらえ、大判の木炭紙に描かれた図は美しかった(生徒作品をご覧下さい)。8月は3回各デッサンクラスに参加し、クロッキーやデッサンなどを徹底的に実践し、フランスでは味わえないこの教室ならではの見る実感を取り戻したといえよう。写真は12日木曜日実習後の皆さんとの記念の1枚。 |
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2010.8.6 新芽会飲み会 ※写真をクリックすると大きな画像をご覧いただけます
町田新芽会の8月デッサン会は6日だった。実習終了後、町田市内のやきとり店「月忠」において、6月のグループ展の打ち上げも兼ねた飲み会がにぎやかに行われた。考えてみると町田のデッサン会はほとんど全員が車での参加となるため、実習・講評が終わると当然すぐに解散というのがあたりまえで、私もそのまま駅に直行というわけで、毎年恒例の新年会で皆さんと食事をする以外にこうやって街に繰り出しての飲み会は初めてのことだった。20年も町田に通っているのに、小田急町田駅と版画美術館を往復するだけだった私にとっても今回は実に珍しいイベントだった。たまにはこんな気楽な飲み会もいいね、とは酒好きのメンバーだけの話かも知れないが「月忠」のお料理は飲食ともに大変美味な暑気払いだった。幹事さん、お世話様でした。 |
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2010.7.23 夏が来てバンドは唄う! ※写真をクリックすると大きな画像をご覧いただけます
今年の梅雨明けは例年よりも遅いかもしれないという説があったにもかかわらず、突然の猛暑が7月17日から始まったと思ったらやっぱりこの日あたり梅雨は明けたらしかった。とたんにカンカン照りと蒸し蒸しジリジリだ。この暑さを吹き飛ばすほどの爽やかな唄声であったかどうかは疑わしいが、その17日、歌う中高年バンド「KTM」は「21世紀を語る会」という集いに招かれ、九段下にあるパン工房「FACTORY」のレストランで久々の演奏を披露することになった。 ![]() ![]() そもそも「21世紀を語る会」なのだから、演奏の前になにか講演やディスカッションなどがあるのかと思いきや、この日それは全くなく、KTMの演奏をひたすら熱心にお聴き頂いた後は、一気に飲み会へと突入するのだった。なかでもこの日の年齢層に合わせて準備した「みんなで歌おう・高校三年生、学生時代メドレー」は、ノリノリの全員唱歌となり大盛会で終了した。
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2010.7.3 屋形船に新内 ※写真をクリックすると大きな画像をご覧いただけます
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2010.6.3 新緑萌ゆる蓼科(5月27・28日) 27日、蓼科へ向うT氏の車の中での会話
蓼科に別邸を持つ町田新芽会創立者のIさんの数年来のお誘いがこんな形で現実のものになった。 27日は雲の多い雨交じりの天候だったが、蓼科に着く頃には青空も見られた。農産物直売所「たてしな自由農園・原村店」で新鮮な野菜やチーズなどの食糧の買出しを済ませてI邸に到着。おそらく外気は10度C近く低く真冬のコートが必要だった。I邸ベランダから臨む白樺や松林の広々とした庭を鹿が通り抜けるのらしい。少々こごえながらベランダでウェルカムドリンクを頂き、夕方1時間あまりの散策を楽しみ、結局は外食をやめてIさんの手早い料理で、たわいのないおしゃべりから、デッサンの話まで、食卓は延延と盛り上がった。またその夜、御柱で有名な諏訪大社大祭のDVDを鑑賞し、その醍醐味と歴史に感動した。翌朝は抜けるような青空の下、ふたたび別道を1時間散策。新緑の若葉の間からこぼれる光の乱舞に酔う。ブランチのあと昼過ぎに出発し「茅野市尖石縄文考古館」へ。 平成7年に棚畑遺跡から出土した「縄文のビーナス」と「仮面の女神」は5千年をさかのぼる夢のようなモダン。車窓から眺める南、北アルプス、八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳は、前日までの雨に洗われくっきりと雄姿を誇っていた。帰途は小淵沢インターから乗り、ドライブインで遅いランチの後は眼前に迫る富士山を見ながら東京へ。かけがえのない楽しいツアーとなりました。 お招きくださったIさん、往復運転のTさん、風邪がすっかり治ったOさん、ありがとうございました!! さて、新芽会といえば「第4回新芽会デッサン展」が6月22日より開催されます。詳しくはイベントをご覧ください。 また、神楽坂教室木曜昼クラスの田辺弥生は、第60回埼玉県美術展絵画の部において「読売新聞社賞」を受賞しました。詳しくは教室ニュースをご覧ください。 ※ 写真をクリックすると大きな画像をご覧いただけます
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2010.5.31 針生一郎先生追悼 5月26日急性心不全のため84歳で死去された前衛美術評論家・針生一朗先生の通夜が31日、生田の「春秋苑」において行われ大勢の弔問客で会場は埋め尽くされた。
針生先生とは、1981年2月宮崎県美術展での特選受賞が縁で、同年7月銀座川上画廊での第1回目の個展に寄せていただいた推薦文からはじまり、その後の制作活動や、1986年新宿に開設した「甲斐清子デッサン教室」が今日に至るまで、暖かい激励とご支援を頂いてきた。私がデッサンを通して掲げてきた「見ることの追求」という基本理念も、実は私のデッサンを見ながら先生の口からこぼれた言葉だった。 ここ数年は体調を悪くされ、お目にかかることも叶わなかったが、比較的記憶に新しいのは、デッサン教室が創立20周年を迎えた2006年6月、針生先生の呼びかけで、「今日のリアリズム」をテーマに開催した針生先生と画家矢野静明氏による特別パネルディスカッションだった。この日会場となった虎ノ門にある第一オカモトヤビルには100名近い参加者が訪れた。写真はイベント終了後の針生先生との1枚。
先生のご冥福をお祈りします。 |
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2010.5.8 咲いた!カランコエユニ・フローラ ※写真をクリックすると大きな画像をご覧いただけます
オオー!!ご覧あれ。釣り鐘状のかわいらしい花がたわわに咲き乱れるこの植物の名前は「カランコエユニ・フローラ」。思い起こせば2007年4月、母と阿蘇温泉ツアーに出かけた折、内牧温泉近くのお土産やの温室に小さな鉢がならべてあり、何気なくひやかしていたら、小さなエンゼルランプの花を5−6個付けた可憐な小鉢に出遭ってしまった。価格は370円。この日は帰京の日で荷物も増えていたにも拘わらず、この鉢を大事に大事に抱えて飛行機に乗ったのを思い出す。その後は少しずつ大き目の鉢に植え替えてあげるとさすがに図体だけはたくましく成長したものの、2008年はたった10個程の花は咲いたが、昨年などは1個のつぼみも出ずじまい。図鑑をみるとベンケイ草科の多肉多年草。原産地はマダガスカルとあり、葉は厚くまるでサボテンだから水遣りも土が乾燥したら補充する程度で手もかからないが、もう花は咲いてくれないのかと、あきらめ気分になった。この冬などはかわいそうに寒いベランダに放っておき、思い出した時だけ水を補充していた。ところが3月の初旬にふと見るとなんと!!健気にも小さな白いつぼみをビッシリとつけているではないか!!この手の花は待たせてじらせてようやく咲く分、開花期間も長いので、ゴールデンウイークあたりからゆっくり開花を始め、これからいよいよ満開時を迎えるというわけで、今年は奇跡のカランコエユニ・フローラを毎日楽しんでいる。私も過去にはベランダでたくさんの花を育てたが、今はきっぱりと花育てとは縁を切り、今は室内にパキラ、それから数年前にデッサンクラスの川崎さんからもらったアスパラとウオーターマッシュルームがこの冬をベランダでやっと越してがんばっているだけ。そんな時に待ちに待ったカランコエの大量開花だから嬉しさはことのほかである。 さて、教室ニュースでは只今田辺弥生の「日本画3人展」の報告を掲載中です。ぜひご覧下さい。 |
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2010.5.5 ※ 写真をクリックすると大きな画像をご覧いただけます。
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2010.4.25 ケマンソウ
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2010.4.20 春の花
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2010.4.13 春の荒川 ※ 写真をクリックすると大きな画像をご覧いただけます
11日午後は風もなくおだやかなウォーキング日和と勝手に決めた。谷口の姉上夫婦が、前日静岡から遊びに来られたので、「船堀橋を船堀まで歩いて渡ってみよう」と誘った。 江東区荒川河畔に住んで20年以上も経つというのに、いまだ1度もこの橋を渡ったことがなかった。船堀は、一昨年から牧本隆氏の木炭画展に訪れる以外は全く縁がないのだ。電車でつい居眠りして一駅乗り過ごし、あわてて引き返すくらいのことである。駅前のタワーホール船堀で牧本隆展がなければ、そして又、ここに110メートルの展望台があることを知らなければ、たった一駅のこの地にわざわざ訪れることもなかった。それもこの日は都営新宿線に並行してかかる橋をテクテク歩くわけで。(この新宿線の東大島駅は、ホームが江東区と江戸川区の2つの区にまたがっている。西寄りの出口が江東区、東寄りの出口が江戸川区という大変珍しい駅らしい) 堤の桜は満開を過ぎたが、まだまだ十分鑑賞に値する美しさ。橋はたもとから優に1kmはあろうかと思われるほどの長さだ。写真はその中央あたりから川上を臨む1枚。あらためてこの川の大きさを知ることになった。 さておよそ20分かけて渡り切った私たちはタワ−ホール船堀に到着し、展望台からはるかにかすむ春本番の東京を眺めるのだった。 |
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2010.4.4 ※ 写真をクリックすると大きな画像をご覧いただけます
3月は「田北ゆたか展・第1回」のための諸々の準備、開催に追われ、コラムの更新がままならず、気がつくともう4月!! 神楽坂教室は1日からデッサン教室がスタートした。6月には町田のデッサン会「新芽会」の第4回デッサン展も控えており、これに向けての準備が早速始まることになる。今後も教室関係の情報を随時掲載の予定です。 さて、「田北ゆたか展・第1回」は3月22日〜28日、銀座・ギャラリー向日葵に於いて、盛会のうちに無事終了しました。その会場風景・作品の一部は「教室ニュース」にて報告・掲載中、是非ご覧ください。 |
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2010.2.10 KTM4回目のライブ ※ 写真をクリックすると大きな画像をご覧いただけます
正月気分もすでになくなった1月30日、確か9年ぶりだと言うのはメンバーの北村氏。思えば新宿御苑前の「ナバホコヨーテ」でのライブ以来のこと。あれからメンバーも2人が入れ替わり、仕事の合間を縫って飛び飛びの練習で不十分だったが、歌う中高年バンド「KTM」は老骨(これ他のメンバーには失礼だったかな?)に鞭打って立ち上がった。場所は新宿老舗のライブハウス「ノアノア」。実は今回、私の知り合いの皆さんには申し訳なかったがほとんど声をかけなかったのでこのような事後報告となった。というのも男性メンバー3人の関係者でこの日はほとんどの席が埋まる状況だったので、私関係者には声をかけ控えたのだった。ライブは4時半から開始し、1部はPPMを中心とした7曲、2部は昔懐かしい日本のフォークソング4曲に私のソロが2曲加わりライブは無事終了。写真はそのオープニングでPPMの「風に吹かれて」を演奏する1枚。ライブ後はにぎやかな飲み会へと突入し、男子メンバーの友人や後輩達の飛び入り演奏などで、さながらオヤジの同窓会か新年会かの60名を超える賑わいで盛り上がった。音曲関係はこれでひとまず一段落した一方で、3月末には「田北ゆたか展・第1回」が開催される。これへ向けての準備は1月から始まって、これからピークを迎える。予告案内は2月末には教室ニュースに掲載予定ですのでしばらくお待ちください。 また、私の叔父である甲斐一政著「少年とガマ蛙 −昭和という時代に生きて−」(発行所・小学館スクウェア)が今月出版されました(表紙・挿画 甲斐清子)。詳しくはイベントをご覧下さい。 |
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2010.1.15 町田「新芽会」 ※ 写真をクリックすると大きな画像をご覧いただけます |
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2010.1.8 白椿 今年も木クラス諸田さん宅の庭から椿の花束が届いた。彼女の庭にはかなり立派な椿の木が色々と植わっているらしく、まずこの季節の第1弾がこの白椿。名称は「シラタマ」とか言うらしいが、椿図鑑をちょっと開いてみた限り、正式な名前が見つからない。昨日持ち帰り、深夜花束を解き、2種のガラス器に投げ込んだら、今朝はもうこんなに立派な花を開かせはじめていた。
私の油彩作品のモチーフにも何度も登場願っているありがたい花だ。そしてこの花は意外にもガラス器によく合う。緑の瓶は、「2001年内野沃第1回展」の時会場スペースにオブジェとして展示されたガラス模様細工を施したリサイクル酒瓶。ブルーの方は昨年暮れに長崎から送られた限定秘蔵酒の瓶。気高く品格あるこの白椿にはこれくらい力強いガラスがしっくりくる。 ※ 写真をクリックすると大きな画像をご覧いただけます
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2010.1.6 謹賀新年 ※ 写真をクリックすると大きな画像をご覧いただけます
12月26日から恒例の里帰り。30日には谷口が年越しのため来訪し、相も変わらぬ我が田舎の年末年始行事に参加した。大晦日は雪が舞うなどしたが、元旦には風も止み穏やかな正月。谷口のせっかくの来訪とあり、元旦の寒空の中高千穂峡を歩いて案内した。高千穂峡といえば今や東国原知事の宣伝のお陰で、真名井の滝で一躍有名な観光スポットとなっている。ところが真冬の高千穂峡は閑散とした枯野とごつごつした岩が殺伐としていてさすがにおすすめできる景色ではない。しかし観光客はやはり懲りずに乗るのです、手漕ぎボートに・・・。さぞかし寒かろうに・・。というわけで一応撮りました。ここがシャッターポイントです。
順調だった田舎暮らしの最後で、出発の2日朝から不幸な慢性腰痛に見舞われ、熊本空港までのバス、飛行機、電車で自宅までの移動と、長い長い旅路に腰が悪化し、3日からは連日我慢ガマンの自宅療養。「アリナミンEXプラス」は筋肉腰などの痛みに効きます。そのおかげか、6日にはほとんど全快となった。そこで、かねてより気になっていた父の形見の三味線の皮が破れたままに放置していたのを、今日思い切って浅草の三味線屋へ運ぶ。浅草寺そばの公会堂裏通りにある「みかど」へ。今日の浅草はまだまだお正月気分が全開で、人ごみも相当なものだった。三味線を預けて荷が軽くなったので、せっかくだから浅草寺に参拝し、近くの甘味処で「田舎ぜんざい」に癒され、間もなくバスで帰途についた。そんなこんなの年の初めです。 さて、明日から神楽坂教室がスタートします。2010年の主な展覧会予告はイベントをご参照ください。 |
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オオー!!ご覧あれ。釣り鐘状のかわいらしい花がたわわに咲き乱れるこの植物の名前は「カランコエユニ・フローラ」。思い起こせば2007年4月、母と阿蘇温泉ツアーに出かけた折、内牧温泉近くのお土産やの温室に小さな鉢がならべてあり、何気なくひやかしていたら、小さなエンゼルランプの花を5−6個付けた可憐な小鉢に出遭ってしまった。価格は370円。この日は帰京の日で荷物も増えていたにも拘わらず、この鉢を大事に大事に抱えて飛行機に乗ったのを思い出す。その後は少しずつ大き目の鉢に植え替えてあげるとさすがに図体だけはたくましく成長したものの、2008年はたった10個程の花は咲いたが、昨年などは1個のつぼみも出ずじまい。図鑑をみるとベンケイ草科の多肉多年草。原産地はマダガスカルとあり、葉は厚くまるでサボテンだから水遣りも土が乾燥したら補充する程度で手もかからないが、もう花は咲いてくれないのかと、あきらめ気分になった。この冬などはかわいそうに寒いベランダに放っておき、思い出した時だけ水を補充していた。











