聖蹟桜ヶ丘の京王百貨店には、なぜか地下フロアがありません。
多摩川の洪水にそなえてのことらしい、という噂も聞きますが、近くのビルには普通に地下があるので、理由は謎です。
地下がないので、いわゆる「デパ地下」はここでは1階にあって、「フードアリーナ」という名前がつけられています。
かつてここには、ほかのデパ地下のような喧騒あふれる活気がありませんでした。たくさんの店が競い合っているはずなのに、何となく斜にかまえたようなところがありました。
ボソッと小さな声で「いかがですか・・・」 と呼びかけられても購買意欲は湧きません。スタッフに元気がないと、売っている物までしなびて見えてしまいます。どうして活気がなかったのかな?
デパートの1階は、正面玄関ということで高級ブランド品や化粧品売場などを配置することが多いですね。そういうフロアで単価の安い食品を売ることに無意識の抵抗感でもあったのかな、とかもきちは推測しています。
しかし、このフードアリーナに蔓延していたおとなしい雰囲気が最近変わりはじめています・・・
(2005年11月)