「かもきちさん、例の怪しいカレー屋、よかったです。おいしいです。」
「怪しいカレー屋」という表現は誤解を招きそうですね。より正しくは、怪しげな雑居ビルの中にあるカレー屋・・・たいして変わらないか。
昔の昭和の頃ってこんなだったのかなと思わせるような、バーやスナックの看板が居並ぶビルの3階にあります。
怪しく近寄りにくい雰囲気なので、行こうかどうしようか躊躇していましたが、知り合いが勧めるおいしいカレーの誘惑に負けて、ついにランチタイムに行ってきました。
店員さんはネパール人だそうです。素朴ないい人でした。もしかして、それって日本語?というくらいのカタコト。どこか知らない外国に迷い込んだような感覚にワクワクしました。
ネパールのものと思われる織物や民芸品などが飾られていますが、なぜか海をイメージさせるデザインの白い壁。ランプのシェードは貝殻。ネパールと全然関係ないじゃん!
前の店舗をほとんどそのまま引き継いで、その上から無理矢理ネパールをかぶせたようなインテリアです。
でも、カレーが安くておいしいですから、内装工事の経費をおさえて価格に還元しているのかもしれません。そう思うことにしました。
日替わりのカレーは、しっかりとスパイスが使われていますが、マイルドでコクがあっておいしいですよ。もちろん頼めばもっと辛くしてもらえます。
モチモチ、パリパリした焼きたての大きなナンは食べ放題でした。この値段でこの味とこのボリュームなら大満足です。
(2008年11月)
夏頃にオーナーさんが交代し、ダウラギリは閉店・営業終了。
同じ場所で、新たに「アマラプ」という店名で再スタートしたそうです。
(2010年10月)