1999年北海道 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
5日目(7月13日(火)) 天気:晴れ | ||
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礼文島〜利尻島 | ![]() |
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![]() 「誰もいない礼文林道を歩く。」 |
早朝の礼文林道を歩く。 あんなに昨日疲れて寝たのに早起きできるから不思議だよな。 この時間はすれ違う人さえいない。 林道はオフロードバイクなら楽しいと思うけど、俺のようなオン車では無理だ。 ちょうどキャンプ場近くが林道入り口でそこからぐるりと1周するように歩く。 途中にレブンウスユキソウの群生地があって、小さな白い花が山の傾斜一面に・・。 |
![]() 「あばよ礼文、また来るぜ!」 |
昨日の筋肉痛も多少あって最後の香深港からキャンプ場への海岸線はバス
に乗っちゃおうかな?って思ったけど、 待ち時間が1時間近いので結局泣きそうになりながら歩いた。 キャンプ場に着いてテントをたたもうとしたら、なかなか上手く小さくならない。 何度もやり直してやっと袋に入った。 広げるより仕舞う方が大変なんだなー (初心者です、ハイ・・)。 おかげで午前中のフェリーの便を逃してしまったけど、 午後には礼文島に別れを告げ、利尻島へのフェリーに乗る。 フェリーの見送りには、桃岩YH名物の歌と踊りを見よう! 「いってらっしゃ〜い」と見送る彼らに、泊まってもいないけど感激するよ (ちなみに到着時も「おかえりなさい」と出迎えがある)。 料金は香深〜鴛泊間バイク込みで2460円。40分ほどで利尻島に到着。 利尻島は礼文島と違い、島を1周出来る道があるので(全舗装)、 とりあえずはぐるりと回って明日観光ポイントを訪ねる事にした。 |
![]() 「こんにちは利尻島、やっと会えたな!」 |
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![]() 「気さくなミルピスおばちゃん。冬は本土に働きに来るそうだ。」 |
新湊でうわさの「ミルピス」(「カルピス」ではないぞ!)なるあやしげな(?)ものを飲んだ。 以外に美味い・・もう一杯おかわりした(笑)。 店のおばちゃんもいい人でジュースやスイカ、最後には ウニまで出してくれた(無論タダ)。 思わずお土産を買ってしまう。う〜ん商売上手! かなり話をして長居になった。 |
![]() 「利尻島から、礼文島に沈む夕日を眺める。」 (ここまではよかったんだけど・・・) |
そして、彼方の礼文島に沈む夕日を見た後、北麓野営場にキャンプ
を張り、近くの温泉に入った帰りに事件は起きた。 ビールを買い、「さてテントに戻って1杯やるか〜!」 と真っ暗なキャンプ場への道を走り、カーブを曲がったとたんに・・人影が! 「オ〜マイガー!」。もうブレーキなんていってられない! ハンドルを切り人をかわし、そのまま道から落ちて森の中へ突っ込んで行った。 とっさにキルスイッチを押しエンジンを止め、這い上がって歩行者に怪我が無い事を確かめてほっとする。 自分も怪我は無いようだ。 バイクを上からみると悪いことに突っ込んだ斜面は下っている(ちょうど台形の上底が道で、ななめに なっている部分にいると想像してくれ)。 とてもじゃないが引き上げられない、いや引き起こそうと動かせばズルズル深みにハマリそうなのだ。 何人か集まって来てくれて、起こそうと手伝ってくれるが重いバイクを上げられない・・ 「終わった・・なにもかも」力石状態になった俺、 「旅中止か?」そんな思いが頭の中でグルグル回っていた。 30分ほどたっただろうか?真っ暗なトホホ状態の中、そこに1台の車がやって来た。 人だかりの中、止まったその車は北海道電力のランクルだった。 俺が状況を話すと「ワイヤー積んでっから、上がっかわかんねっけど引いてみるべ」と・・・!! 俺のバイクが引き上げられたのはその15分後だった。 あの時もし、北電のランクルが通りかからなかったら・・ いや、あの道に車が夜走る事自体滅多にはないはず・・ これが不幸中の幸いだなあと今でも思う。 あの時の北電の方、手伝ってくれた温泉帰りの人達には、 「ありがとうございました」と、ここであらためてお礼を言いたい。 無事に旅を続けられました。 |
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