経営革新計画って、とても難しいと誤解していませんか? |
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余談―経営を考えるのは経営者の責任です。考えてるつもりではダメ―
まずはじめにお断りしておきますが、本稿は、いわゆる「ボツネタ」です。
理由は下にうだうだ書きましたが、そういった事情です。
ボツネタとはなりましたが、個人的には<ストーリー仕立てのマニュアル>ってものの利用価値は強く感じています。
まず、まったく知識を持っていない初心者のためには、ストーリー仕立てにした方が、するっと頭の中に入っていきやすい点です。
「半澤直樹」や「下町ロケット」がヒットして、実態とかけ離れたビジネスの世界が活き活きと描かれました。それを虚構と決めつけるのは簡単です。が、その中には経営者の教訓として活かせる部分も数多く含まれています。そう信じ込ませる力が<ストーリー仕立て>にはあります。
ところで、私たちの得ているお客様の情報は、業務上知り得た秘密ですから、いい話であっても世間に公表するわけにはいきません。 しかし、そこには貴重なエッセンスが含まれていて、できれば公表して役立てたいこともあります。だから、エッセンスを引き出して、別のお話に仕立て直して公表すれば、それはそれで利用価値があるのではないか、と考えます。
そういう関心から、このようなものを作りました。何となく、「経営革新計画を作るのってこんなイメージだなぁ」と知っていただければ結構です。
また、本稿を書いたのは、平成18年(2006年)の暮れです。除夜の鐘を聞きながら書いていた記憶があります。だから、内容的にも経年劣化もしているかと思います。
といったことを前提に、お読みください。
実践! 経営革新入門 |
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「お役所仕事」と、公務員の働きぶりが批判されることは多々あります。 また、「役人は身分的に恵まれている」と、言われることも少なくありません。事実、そうだと思います。
しかし、この話をすると、民間企業の方も、さすがに驚きます。
都庁の人事異動はだいたい3年間隔くらいであります。私も36年間に16回仕事が変わりました。どちらかというと異動が多い方だと思います。
配置換えが伝えられるのは、だいたい異動の前の週。発令日の5日くらい前です。それまで本人にはまったく知らされません。しかも、異動前と異動後で、仕事の内容がまったく変わることもあります。
平成18年4月、私の場合もそうでした。それまでは、労働相談に仕事をしていましたが、いきなり商工部に配置換えされました。しかも、すぐその月から、「経営革新計画の指導」を行うことになったのです。 ほかにも新しい仕事ばかりで、途方に暮れました。
そういったとき、事務職員用のマニュアルがあるかというと、少なくとも当時は、簡単なメモ程度のものしかありませんでした。いわゆる「体で覚えろ」という感じです。
しかし、急にやれっていわれたってねぇ・・・。何か、もう少し具体的なマニュアルがあればいいのにと、実感した次第です。
結果的にですが、経営革新計画の受付担当の仕事はけっこう面白いものでした。手探りながらも、個人的に勉強もしました。
しかし、同じく担当していた業務が1年で中止されることになり、12月頃になると「ひょっとしたら1年で異動になるかもしれないな・・・」と、思うようになりました。いわゆる“虫の知らせ”です。
そこで、本稿を書いたわけです。後から来た職員が、同じ思いをしないように、と思って。
これがボツになった理由は、よく知りませんが、やはり公的機関として表に出すにはあまりにも具体的すぎてよろしくないと判断されたようです。「お前の言うとおりに書いたのだから、通せ!」と迫る御仁もいるかもしれません。
個人的には、内部資料ぐらいにしか考えてませんでしたが、htmlで作ったので公開前提だと思われたみたいですね。
人生振り返ってみると、都庁の仕事は、資料を作ったり、作った資料がボツになりの連続でした。
正直言って「ボツにしてほしい」と思いながらも、仕事なんでやむをえず資料を作ることもありました。そんなときは「ボツ」になって、心の奥底では「良かった・・・」と安堵することもあります。
しかし、中にはボツにして日の目を見ないのは、個人的にたいへんザンネンなものもあります。これは、そのひとつ。
都庁も退職して3年になるし、この資料も作ってから8年にもなる。自宅で作った資料だから、所有権は私にまだあるはず。そんなわけで、そろそろ個人的に出す分にはかまわないだろうと考え、暇つぶしのネタとして作成いたしました。そんなところです。
なお、ご利用にあたっては、以下の免責事項をよくお読みください。
<免責事項>
いつもながら、めんどくさいのですが、書いておきます。
毎度ながらの言い訳ですが、私は中小企業診断士のような専門家ではありません。
しかも、本稿はまったくのでっち上げですし、そのような実践をすべきだと推奨しているわけでもありません。当たり前ですが、登場する会社・人物は架空のものですので、実在する一切の企業等と関係はありません。
本サイトの内容には、作者の個人的見解が多々含まれています。
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引用・リンクは自由です。いちいち断る必要もありません(本サイトにはメールアドレスなどもありまんし・・・)。ですが、引用する場合は、いちおう出典に言及してもらえるとうれしいな、と思います。
その代わり、引用・リンクにより利用者または他の第三者が被った損害につきましても、原因の如何を問わず、一切責任を負わないものとします。
それから、この内容のような経営革新計画を作ったからといって、それが認められる保障はまったくありません。ましてや、経営的に成功するかどうか、まったく未知数です。ご承知おきください。
本来、インターネット上に載せられた情報は、特段のことわりがなくても、そういう前提のものだと、私は思っていますが、すべての方が、同じ考えではないようですので、一応、免責事項を記した次第です。
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