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2003年02月21日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030221~.htm#Day21

 実物を見てちょこっとクールダウン。いや、問題はグラフィックではなく堅実なシステムと柔軟性のあるシナリオだ、と思っているので、それさえ保持していれば個人的には納得なんだけども。

 昨晩はちょっとぐらい進めるつもりだったが、次の作業のためのアイディアがあちこち膨らんできたので整理と確認をしていたら時間を潰してしまった。とほ。

 今日、やけにミニパトと白バイを見かけたのだが、これがまた呆れるほどマナーが悪い。渋滞で身動き取れないような幹線道路でミニパトに乗ったまま、道一本塞いでチョークでチェックしているわ、交差点の入口で止まって平然としている白バイはいるわ、かと思うとより邪魔になっているタクシーをまったく取り締まる様子がないわ、いったい何をしているのだろう。最初のミニパトはとうとう腹に据えかねて注意しようと思ったのだが、交差点で私と違う方角に行ってしまったので止めた。彼らが取り締まりをしていた道の先では、意味不明の空間が一車線100メートルぶんほど出来ていて、数台の車が混乱していたとさ。

 本日のお買い物
1,『トゥルー・ブルース』(Happinet Pictures) [amazon]
2,『ミーン・マシーン』(Paramount Home Entertainment Japan) [amazon]
3,『もうひとりいる』(KING RECORDS/1〜3、DVD Video) [amazon]
4,みさくらなんこつ『ヒキコモリ健康法 [初回完全限定版]』(MEGASTORE COMICS/コアマガジン/成年コミック) [amazon]
5,植芝理一『夢使い(4)』(アフタヌーンKC/講談社) [bk1amazon]

 1はブラッド・ピット1990の出演作、原題は“Too Young To Die?”。劇場公開された作品ではなく、どうもテレビ放映だったようだが、冒頭ちょこっと見た印象ではきっちり作られている。共演はジュリエット・ルイス。安めだったのと、ブラッド・ピット出演作はなるべく集めるという方針に従って購入……最近ちょっと取り漏らしが多かったのでね。
 2は『Santch』などのスタッフ・キャストによる、刑務所サッカー映画。役者はいいし話は無駄にテンション高いし、で昨年度の個人的お気に入り映画の一本であるため購入。鑑賞当時の感想はこちら
 3は『呪怨』の清水崇監督が監修し、佐久間信子・河辺千恵子・世那のU-15アイドルが主演したホラー映画。60分ちょっとの尺で1より高いのがなんとなく納得いかないが、作品としては結構お気に入りだったしふつーにアイドルビデオ買うよりはずっと楽しめるので購入。だがその実、いちばんお得だったのは監督・柴田一成氏によるショートフィルム『フライト・フロア』が収録されていたこと。何気なく見はじめたら、これが実にいい恐怖映画に仕上がっているのだ。ネタそのものはありふれているのだけど、処理が丁寧で無駄がない。プライベートでもこれだけの作品を撮っているのだから、実はけっこー要注意の映像作家かも知れない。鑑賞当時の感想はこちら
 4は今週月曜日にちらっと書いた、行き付けの書店で勝手に取り置きされていた本。結局買ってしまった。ケース入り、CD-ROMつきで2500円(税込)というべらぼおな漫画である。まだ封も切ってません。
 5はこの巻から新章突入。ベースとなる着想はけっこう凄いのに、どうして蓋を開けるといつも通りになっているのか。
 と、19日に購入した集英社文庫の新刊、我孫子武丸『少年たちの四季』 [bk1amazon]倉阪鬼一郎『ブラッド』 [bk1amazon]田中啓文『異形家の食卓』 [bk1amazon]牧野 修『忌まわしい匣』 [bk1amazon]のbk1IDを発見したので追記。

 来月あたりからまた根詰めて作業に従事する予定のため、映画の消化活動を始めてみる。この更新のあと、一本観てきます。本日のお買い物に絡んで追加するべきリンクがあるはずなのですが、その辺は帰宅後か明日にまわします。

 観てきました。ロマン・ポランスキー監督によるカンヌ映画祭パルムドール受賞作戦場のピアニスト』(Amuse Pictures・配給)。感想はのちほど。とりあえず火曜日のハズレ分は取り戻してお釣りまで来た気分。
 若干早めに家を出て、八重洲ブックセンターにて捜し物と買い物。いちばんのお目当ては発見できなかったが、ひとまずこの二つだけ確保。
6,太田忠司『天霧家事件』(徳間文庫/徳間書店) [bk1amazon]
7,若竹七海『プレゼント』(中央公論社/中公文庫) [bk1amazon]

 最近新作がご無沙汰の狩野俊介シリーズの一冊である6は、しかし俊介が世話になっている野上探偵が扱う事件である。解説は早見裕司氏、実はこっちが本当の目当てだったりして。親本持ってるので。
 7は若竹作品未購入分のひとつ。その後二冊刊行されている葉村晶シリーズ最初の作品集。発売元の名前は間違いではなく、購入した初版の発売された当時はまだ新社ではなかったのです。残り二冊はbk1で注文済み。
 ……が、もうひとつのお目当てを捜しているとき、より切実に欲しいものに巡り会ってしまった。鮎川哲也『竜王氏の不吉な旅 三番館の全事件1』(出版芸術社) [bk1amazon]。が、鮎川本は行き付けの店が私のために入荷していたりすることが多いので、泣く泣く見送る。ああああああああああああああああ。
 上記の新規リンクもついでに追加しておきました。誰がクリックしてるのか知りませんが。


2003年02月22日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030221~.htm#Day22

 ネコの日。

 森薫氏の新刊を先に読まれてブルー。いいやんか連載で読んでるんだから、という理屈は成り立たない我が身。
 それはそうと、みさくらなんこつ『ヒキコモリ健康法 [初回完全限定版]』(MEGASTORE COMICS/コアマガジン/成年コミック) [amazon]の漫画部分は、なんか駄目電波出まくりでした。詰まらないとか面白くないとかそういう意味での駄目電波ではなく、もっと根っこから滲んでくるような。いちおう褒めている。

 それは兎も角、まずは昨日保留した戦場のピアニスト』(Amuse Pictures・配給)の感想からどうぞ。こちらから『扇情のピアニスト』というしょーもない遊びをするつもりだったが止めました。
 で、本日の映画鑑賞へ向かう前に読了したモーリス・ルヴェル『夜鳥』(創元推理文庫/東京創元社) [bk1amazon]感想はこちら。しつこいようだが、好い本だ。もっと読みたいのです。

 連日の映画鑑賞、本日は何故かまたしても松本(選考はどうした)楽志さんと同行。マット・デイモン主演、世間的にはあんまり知られてない気配があるがあのロバート・ラドラム原作のサスペンスボーン・アイデンティティー』(UIP Japan・配給)感想はこちらから。意見が一致したので書くが、あれのあとならよっぽど酷い出来でもない限り楽しめます。
 近場で食事して別れたあと、行き付けの書店まで遠回りして大量に買い物。帰ってみると更に大物が届いて買い物リストがえらいことになってしまった。

 本日のお買い物
1,森 薫『エマ(2)』(BEAM COMIX/enterbrain) [bk1amazon]
2,『To Heart コミックアンソロジー Vol.19』(DNAメディアコミックス/スタジオDNA) [bk1amazon]
3,和田慎二『神恭一郎事件簿(2) オレンジは血の匂い』(MFコミックスフラッパーシリーズ/メディアファクトリー) [bk1amazon]
4,有栖川有栖『作家小説』 [bk1amazon]
5,太田忠司『ミステリなふたり』(幻冬舎推理叢書/4と5、幻冬舎ノベルス/幻冬舎) [bk1amazon]
6,田中芳樹『アルスラーン戦記1・2 王都炎上 王子二人』(カッパ・ノベルス/光文社) [bk1amazon]
7,若竹七海『クール・キャンデー』(祥伝社文庫/祥伝社) [bk1amazon]
8, 同 『依頼人は死んだ』(文藝春秋) [bk1amazon]
9,横井惠子・編『ネーミングのための8か国語辞典』(三省堂) [bk1amazon]

 あははははは。
 各所で話題の森薫氏の新刊は、案の定かたっぽだけしか行き付けの書店には入ってきてませんでした、の1。今は兎に角シャーリーさんに逢いたい。
 2はおいといて、3は無理矢理三冊に水増しされた神恭一郎事件簿の第2巻。その辺の言い訳は巻末のあとがきに詳しいので、ご自分でご確認ください。表題作の仕掛けはちと無理があると思うんだけど。
 4と5は、正直もう無くなっていると思ってました幻冬舎ノベルス最新刊。不意打ちで発売するあたりまで従来通りなのが憎いです。もう一冊、森博嗣氏の作品まで含めて全て四六判からの移行である。
 最近作品の版元移動・復刻が激しい田中芳樹氏だが、とうとう代表作であるアルスラーン戦記もカッパ・ノベルスより再刊。既刊分は全て二冊を合本として復刻し、来年から新作を発表するということらしいが……『春の魔術』みたいに延び延びにならないことを祈ろう。ちなみに私、アルスラーン戦記の旧版は持ってませんでした。
 7と8は昨日の7と同様の、若竹作品未購入分の補填。7は400円文庫第一回配本の一冊、8は葉村晶シリーズ二冊目の単行本。こーしてガンガン集めても、MYSCON開催までに読み終わるかどうかは大いに疑問なんだけど。
 本日最大のお買い物、9は題名通り、日本語の見出しひとつにつき英語・ラテン語など八種類の訳を並べただけの、まさにネーミングのためだけに特化した辞典である。bk1でラテン語の辞書を捜していたところ発見し、あまりに潔い方法論に惹かれて購入。文法には言及していないし、大雑把な単語にしか対応していないので他の用途には役立たないが、私には充分なのです。早速活用するのです。

 先の『千と千尋の神隠し』が好例となったか、今日テレビ放映された『ターミネーター2 特別編』も8時からの放送だった。確かに、普通に9時から放映すると終了が12時近くになってしまうので、なかなかいい手法である。今後、視聴率の取れる大作には定番となりそうな気がする。
 ところで、今日放映された奴の吹き替えは、ところどころ記憶と台詞が違っているのだが気のせいだろうか。ジョンがターミネーターに教える悪口が微妙に子供っぽく現実離れしたものになってたり、「休暇が欲しい」と言っていたところが「修理が必要だ」になっていたりと、些細だが微妙に気に掛かる違いがあちこちにあった――それとも、普段は字幕で観ていたから、翻訳の内容を混同しているのか。なんか、全体にウイットに欠いているよーな気がしてならなかった。

 ごく一部の方へのご連絡:
 件の場所にあったはずの歩道橋は、昨年半ばに撤去されてます。すっかり忘れてました。ちょうど真向かいに交番の見えるあたりですので、その辺を目安にしてください。気づいて連絡したときには手遅れだったようなので……


2003年02月23日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030221~.htm#Day23

 12時から都内某所で軽いオフ会のようなもの。仕事で来京されたらじさんの呼びかけで、冬野さん、ひろさんLEGIOんさん柳井政和さんと共に都合四時間ほど一箇所に居座って延々濃い話をしておりました。休日の昼間ゆえ親子連れもちらほらと訪れるなかあんな話をして良いものだったかとあとで恐ろしくなるくらいに。私自身は久々の飲みだったものでやや酒量を過ごしてしまった気がする。
 帰宅後、一眠りしてから一冊読み終える。村瀬千文『沙織のニース誘拐紀行』(講談社ノベルス/講談社) [bk1amazon]感想はこちらから……ええと、そうとう抑えて書いてます。

 明日からそろそろ本格的に新しい作業に入るつもりなので、今日は準備のため軽めに……というより、あの、さっきの本の口直しをしたいので……兎に角これだけ。あ、昨晩鑑賞希望一覧に梃子入れしましたので、何かの参考にしてください。……何の?


2003年02月24日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030221~.htm#Day24

『もうひとりいる』のDVD版は、どうも画質が粗い。季節が真夏というせいもあって、光線の強い場面では細部が飛んでしまっている。一方、『ミーン・マシーン』は輪郭や皺までがくっきりと見える。要は恐らく、DVDソフトとして発売するにあたってマスターをデジタルに変更したか否かの違いだと思うのだが――折角アイドルたちが初々しい熱演を披露しているのだから、もうちょっと綺麗にしてくれても良かったのに。よくよく考えると暑苦しい連中ばっかり鮮明に映っててもあんまし嬉しくないねん。

 神坂 一『スレイヤーズすぺしゃる20 ミッション・ポシブル』(富士見ファンタジア文庫/富士見書房) [bk1amazon]読了。ああなんか安心した。ツッコんで欲しいところは全部ツッコんでくれるし、今回は密室ミステリもどきのエピソードもあったり。ナーガの出番ゼロだったのがちと寂しかったが、今回補ってあまりあるサブキャラ勢が登場したので良しとしよう。
 で、立て続けに若竹七海『クール・キャンデー』(祥伝社文庫/祥伝社) [bk1amazon]読了。こちらはちゃんと別枠で感想書きました。スレイヤーズはこの一冊だけ語ってもしゃーないからねえ。
 ……お気づきの方も多いことでしょうが、わたし、今年に入ってから一冊もハードカバー読了してません。それもこれも『ロンド』のせいです。しくしくしく。

 昨日お会いした某氏に「深川さん明日池袋に行くんでしょー?」と言われたが、違います。私はいちおう堅気の仕事に就いてます。ので、電話で済ませました。
 3/8土曜日にとらのあな池袋店で開催される森薫サイン会の整理券予約である。仕事の暇を、というより若干ほとぼりが冷めるあたりを見計らい、開店しばらくのちの10時35分に連絡して無事予約終了。あとは当日までに現地で購入するだけ。

 本日のお買い物
1,北村 薫『覆面作家の夢の家』(C・NOVELS BIBLIOTHEQUE/中央公論新社) [bk1amazon]
2,星里もちる『わずかいっちょまえ』 [bk1amazon]
3, 同 『いきばた主夫ランブル』(2と3、BEAM COMICS/enterbrain) [bk1amazon]
4,『ONE 〜輝く季節へ〜3 アンソロジーコミック』 [bk1amazon]
5,『歌月十夜3 アンソロジーコミック』 [bk1amazon]
6,『こみっくパーティー9 アンソロジーコミック』(4〜6、アンソロジーGAMEコミックス/Twin Heart Comics/MISSY★COMICS/宙出版) [bk1amazon]

 シャーリーも鮎川師匠も入荷してなかった。どーなってるんだ某問屋の検索システムわぁぁぁ。
 1はイラスト盛り沢山で復刻の覆面作家シリーズ完結編。
 2と3は、個人的に星里もちるが最も脂が乗っていた頃、スピリッツの『りびんぐゲーム』以上に脂が乗っていた頃に手掛けた名作の復刻版。前者は優等生であることぐらいしか取り柄のない女の子「わずか」のファンタジー風味な成長物語、後者は売れっ子漫画家のヒモになりかかっていたアニメーターが主夫から新しい道を捜す話。ざっと見直したのだが、なんか今でもそれほどパワーを失ってません。特に後者なんか、今でも通用しそうなテーマではなかろおか。
 4から6は毎度の如くなので内容については特に言及せず。ただ、4の裏表紙のイラストはなんか色々と無理を感じます。それと、作者コメントを喉のほうに入れるのはどーかと思います。

 軽いものを手掛けているとき、フラストレーションが溜まったら重いものに着手する。そのために、いま急いては必要のないものの土台まで作っていたり。ああしんど。

 書き忘れていたこと一点。
 今年のグラミー賞は超大型新人(しかも日本でのカテゴライズはジャズ・ヴォーカルだったりする)ノラ・ジョーンズ台風が吹き荒れた形となったが、個人的にはやっぱりPat Metheny Group『Speaking of Now』の受賞(コンテンポラリー・ジャズ・アルバム部門)が嬉しかったりする。あんまり毎年なのでいい加減感心もせんのだが。
 ちなみにジャズのカテゴリ全体では、ハービー・ハンコックの一人勝ちでした。マイケル・ブレッカーらと製作したマイルス&コルトレーン・トリビュート・アルバムによる受賞がほとんど。昨年はエレクトリックでも健在を示したハンコックだが、やはりこの人の生ピアノはひと味違うということか。
 余談。今日、グラミーのホームページで受賞者リストを確認しようとしてキーボードから直接アドレスを入力してみたところ、mを一個抜かしただけで別のホームページに辿り着くことを知った。しかもレコード会社。……いったいどこまでが。


2003年02月25日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030221~.htm#Day25

 詰めに入る前に片づけておこう、『SNOW』日記5日ぶり8日目。詳細はリンク先を参照のこと。

 本日のお買い物
1,原案/田中芳樹、文/浅野智哉『KLAN[V] 苦闘編』(スーパーダッシュ文庫) [bk1amazon]
2,柊あおい『ユメノ街 猫の男爵』(マーガレットコミックス/1と2、集英社) [bk1amazon]
3,森 薫『シャーリー』(BEAM COMICS/enterbrain) [bk1amazon]
4,早見裕司『Mr.サイレント3 夢現世界の熱い予感』(富士見ミステリー文庫/富士見書房) [bk1amazon]
5,山田風太郎『くの一忍法帖』(角川文庫/角川書店) [bk1amazon]
6,ジェフリー・ディーヴァー/飛田野裕子・訳『シャロウ・グレイブズ』(ハヤカワ文庫HM/早川書房) [bk1amazon]
7,鮎川哲也『竜王氏の不吉な旅 三番館の全事件I』(出版芸術社) [bk1amazon]
8,Norah Jones『come away with me』(BLUE NOTE東芝EMI) [amazon]
9,Herbie Hancock, Michael Brecker & Roy Hargrove『Direction in Music〜Live at Massey Hall』(verveUniversal Classic & JazzVictor Entertainment/8と9、CD) [amazon]

 すいません、一日浸ってていいですか。駄目。あそ。
 1は予定表が間違っていたのかと思いきや本当に文章担当者が代わってしまったKLAN最新刊。なんで。
 2は『猫の恩返し』と同時期に連載していたらしい柊あおい最新作にしてバロンみたび登場。
 そして、もはや言うまでもない3。やっと買いに行けましたてゆーかとうとう行き付けの書店では入りませんでしたとほほほ。放っておくと延々語り続けてしまいそうなので、これだけに留めておきます。作者のツボはどうやら私と同一だ。もう二冊ぐらい買っておかないとすぐにへたりそうです。あと一冊は買うんだけど、確実に。
 4は好調のシリーズ第三巻、著者お膝元でのエピソード……好きな作家なのに最近寝かせたままなのが大変申し訳ないです。5は映画『魔界転生』に併せての復刻四作目。結末に強烈な落としのある名作である。ところで、文春ネスコから四六判ソフトで突然『自来也忍法帖』 [bk1amazon]が復刻されたのはいったいどういうわけなのだろう。持っているだろいい加減、と思って蔵書リストを調べたら……なかった。えええええ?
 6はジョン・ペラムシリーズ三ヶ月連続刊行のラストにして第一作。かつてハヤカワ文庫HMで刊行されていた『死を誘うロケ地』のリライトを訳出したもの。そして7はこないだからさんざ行き付けの店に入らない入らないと喚いていた、三番館の再編集全三巻の最初の一冊。どうしても入荷できないようなので、結局別の大書店で購入しました。長篇化が予定されながらついに叶わず、そのために単行本未収録だった表題作含む全九篇を収録。さあ早く読むぞ。
 で、久々の購入CDとなった8と9は自分でも恥ずかしいぐらいミーハーなセレクション。いや、両方ともどう考えてもハズレじゃないから、いつでもいいだろうと思っていたらここまで話が大きくなってしまったので、慌てて買ってみたわけで。
 8は昨日も言及したとおりグラミー賞六部門しかもメイン四部門総なめという台風ぶりを示したノラ・ジョーンズの受賞作。とりあえず冒頭だけ聴いたが……獲るよこれは確かに。アーティストの大半がジャズなのに(しかも所属はジャズのなかのジャズ・レーベルBLUE NOTEだ)何故ポップス中心のノミネートだ、と思っていたが、楽曲のタッチは間違いなくポップなのである。様々な音楽の雰囲気を取り込みながら、静かで柔らかく、それでいてほのかに大人っぽい世界を演出するヴォーカル、演奏ともに絶品。安心して聴いてられます。
 9はジャズ・ソロ演奏部門およびインストゥルメンタル・アルバム部門受賞作。マイルスとコルトレーンが演奏した楽曲中心に構成されたライブを再編集したものである。近年のアコースティック中心のジャズ・アルバムに多い硬質な演奏が中心だが、流石にクオリティは素晴らしい。こと、本当にマイケル・ブレッカーはコルトレーンに比肩しうる存在になりつつある気がする。余談だが、8と9はひとりだけ参加アーティストが被ってます。さて誰でしょう。当てても何の得もありませんが。
 22日に購入した有栖川有栖『作家小説』 [bk1amazon]太田忠司『ミステリなふたり』(幻冬舎推理叢書/2冊とも、幻冬舎ノベルス/幻冬舎) [bk1amazon]のbk1IDを確認したので追記。でも今日も随分抜けてるのよ。

 パン兄弟の新作が日本上映決定。おもわず万歳三唱してみたり。しかも広告からするとホラー風味です。題名は『the EYE』、3/29公開

 買い物報告だけでたっぷり消耗したので本日はこれまで。作業もまだ進めなきゃならないしカバーも掛けないといけないし……あ、カーラ教授の本棚捜してくるの忘れてた。


2003年02月26日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030221~.htm#Day26

 正解はブライアン・ブレイド(ds)でした。さすが売れっ子は違う。……誰も答を考えてすらなかったと思うが。ノラ・ジョーンズのアルバムではゲスト扱いだが、ハービー・ハンコックらのセッションではジャケットから名前が省かれていても全ての楽曲で叩いている。マイルス・コルトレーン、それもエレクトリック以前の楽曲をカバーする場合、リズムの重要性はそれ以降よりも高いわけで、決して軽んじられているわけではない、はずなんだが。

 結末が気になりだしたので、久々に二日連続の『SNOW』日記9日目。詳細はリンク先を参照のこと。

『3年B組金八先生』第三シリーズ再放送、本日で最終回。ひとつだけ二学期ぶんしかレギュラーをやらなかったシリーズがある、と記憶していたがこれであったか。見ているうちに少しずつ、ここからリアルタイムで鑑賞していたことを思い出した。「あ、この人死ぬんだ」とか「この握手の場面好きだったんだー」とか、色々と甦ってくる。だのに、萩原聖人や森且行、長野博なんてのがいたことはまったく記憶していなかった――のもよく見ると当然で、このシリーズ短かった上に際立ったキャラクターが保健室通学の女の子と父親がアルコール中毒の女の子ぐらいで、男子はほとんど印象に残らなかったのだ。
 確認できたのは、この第三シリーズまでは全体を貫くテーマよりも生徒個人との関わりを描くほうに重点を置いていたこと。特にこの第三シリーズは中学生日記のようにけっこうありふれた日常が表現されているので、雰囲気がひたすら長閑なのだ。職員室の人々も橋爪功に室井滋と芸達者な人々が揃っているため気づけば小芝居が展開してるし。次回からは桜中学に戻る――というより、実はこの間に教育委員会に招かれてそちらで仕事をしていたのだが、ふたたび問題児に溢れた3Bをどうにかして欲しいと呼び戻される形なので、いずれにしてもこの個性的な面々とはこのシリーズでお別れなのがちと寂しい。
 このあとたぶんスペシャルを一つ二つ挟んで、第四シリーズになる。このあとは中身を鮮明に記憶している。第四シリーズは第一シリーズの象徴・歩の話と陰湿化するいじめをテーマにしており、個人的に最高傑作と評価している第五シリーズは生徒による教師への暴行にはじまるハードな話(このシリーズの影の功労者はラサール石井でした)、で記憶に新しい第六シリーズは犯罪者の子供と性同一性障害(いまでも私は、彼女はその手前の症状だったと認識してるんだが)が題材、と全体の重みが増してくる。……疲れるぞ付き合うの。
 ところで、確かこのシリーズで坂本里美役の倍賞美津子とはお別れのはずだが――いったいどの辺で亡くなったんだ? 第四シリーズでは既にいなくなってたが。

 本日のお買い物
1,茅田砂湖『レディ・ガンナーと宝石泥棒』 [bk1amazon]
2,ゆうきまさみ『ゆうきまさみのはてしない物語 〜天の巻』(スニーカー文庫アーカイヴ) [bk1amazon]
3,有栖川有栖/太田忠司/麻耶雄嵩/若竹七海『ミステリ・アンソロジーV 血文字パズル』(スニーカー・ミステリ倶楽部/1〜3、角川スニーカー文庫) [bk1amazon]
4,浜崎達也・依澄れい『.hack//黄金の腕輪伝説(2)』(kadokawa Comics A/すべて、角川書店) [bk1amazon]

 うあ、全部角川じゃないかっ。
 2はニュータイプで創刊から現在に至るまで連載が続いているイラストコラムの文庫化。一冊で八年分。ぱらぱらと見たら『アダルトアニメの射程距離』なんて記事があって、これがいま読んでも通用しそうな内容で苦笑する。アニメではなくてゲームのほうで、だが……てか、加速してるよな。
 3はちょっと久し振りという印象のスニーカー・ミステリ倶楽部のミステリアンソロジー第五集。ヤングアダルトでメルカトル鮎、というのはちょっと無謀すぎないか。若竹氏の作品は、私がついこないだ読み終えたばかりの『クール・キャンデー』に登場した杉原渚が探偵役。あれは名探偵の話じゃないような気がするが、まあ構わないでしょう、ジュヴナイルとしては相応しい年齢だし。これぐらいはMYSCONまでに読み終えておくべきか。
 4はアニメ化も叶ったシリーズの第二巻。私は作画担当の依澄れい氏の絵柄が好きで読んでいるため、未だにオリジナルシリーズとの関連が解りません。
 あと、附録のCD-ROM目当てで数年振りにアフタヌーン本誌を購入してみました。

 昨日購入した原案/田中芳樹、文/浅野智哉『KLAN[V] 苦闘編』(スーパーダッシュ文庫) [bk1amazon]早見裕司『Mr.サイレント3 夢現世界の熱い予感』(富士見ミステリー文庫/富士見書房) [bk1amazon]ジェフリー・ディーヴァー/飛田野裕子・訳『シャロウ・グレイブズ』(ハヤカワ文庫HM/早川書房) [bk1amazon]のbk1IDを確認したので追記。

 某事件の犯人が逮捕されて一安心。電車での移動のとき、落ちつかなくて仕方なかったのよ、ずっと。


2003年02月27日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030221~.htm#Day27

 昨晩、どういう企画なのか、九時からTBSでチューリップのライブを放映していた。風呂に入る前にちょこっと見ようと、頭だけ点けてみたのだが
 ……辛かった。
 一曲目が『虹とスニーカーの頃』だった。個人的には最も思い入れのある曲だったのだが、……財津和夫のヴォーカルはサビの高音がまったく出なくなっていた。もともと基本的な音が低めで、最近になってからも歌いこんでいる『サボテンの花』などはまだいいのだが、『虹と〜』や『魔法の黄色い靴』など、高音部の透明感が決め手の初期の曲は惨憺たるものだった。聴いているとアレンジまで単純で薄っぺらになっていて、なまじ往年のパワーを知っているだけに兎に角辛かった。
 チューリップの面々が未だ現役で活動している、それ自体は喜ばしいことなのだけど、ど。

 きりよく10日目にしてどうやら無事最終回を迎えたらしい、『SNOW』日記。詳細はリンク先を参照のこと。

 ……で、終わった途端に新しいゲーム買ったりしてなはははははは。

 お願いだからモノクロ新聞用印刷に不必要なデータサイズのまま持ってこないでください。どーして5段見開きと12x18のデータサイズが同じになるのだそれ以前にこの大きさでモノクロなのにどうして一枚100メガバイトもかかるのだ。手数料ふつうに割増しにした程度じゃ収まらないぞ。これがWebだったら三倍・四倍取られても文句言えないぞ。おうおう。
 暇で通る私の職場に唯一残業を齎す取引先の仕事である。夕方には直しが届き、苦闘しながらもどーにか出力を終えて職場を出た。行き付けの本屋でのんびり店員さんと会話をしていると――携帯電話が鳴った。一瞬また呼び戻されるのかと背筋が凍ったが、まったく別の方からの電話で安心する。電話のとき半端に躁状態だったのはそーいうわけです>某氏。

 最近は犯罪実録や感動ものなど、超自然現象に頼らない番組作りに移行しつつある『奇跡体験アンビリバボー』だが、今日のはある意味最高傑作。『スパイ大作戦』の世界を地で行くような実在の探偵のお話である。仮に嘘があったとしても許せてしまうくらい、隅々までお約束の行き渡った「実在の名探偵」ぶりに思わず感動してしまった。しまいにはインタビューの途中で緊急事態が発生してヘリで飛び立ってしまうし。

 本日のお買い物
1,こがわみさき『セツナカナイカナ』(stencil comics) [bk1amazon]
2,きたうみつな『まじかる☆アンティーク(2)』(Gファンタジーコミックス/1と2、ENIX) [bk1amazon]
3,『サクラ大戦〜熱き血潮に〜 [初回限定版]』(OVERWORKS/SEGA/PS2対応ゲーム) [amazon]

 だーっはっはっはっはっはっはっはばんばんばんばん(←机を叩いてる音)。
 1は楽しみにしていた最新作品集。ゆっくり読みます。なお初版のみ、『ステンシル』4月号表紙のポストカードつき。
 2は連載開始当初「どーして一般誌なんだ」という?マークがほうぼうで飛び交った、ゲームの漫画化最終巻。わりとオリジナルのエピソードが多いなかで、リアンのネコ化の話だけはちゃんと入れているあたりは立派というか当然というか。
 ……まあ、そんなわけで、一本終わった途端にまたこんな長々しいのを買ってしまいました、の3。グラフィックもレベルアップしているようだし、その後すみれさんはどうなったのかが気になっていたしやっぱり紅蘭お気に入りだし、何よりPS2を仕事とDVD鑑賞にしか使っていないのが申し訳なかったので。……って、あれ、声はひとまずそのままなのか。そういやあのLIPSは無茶苦茶苦手だったんだ、と買ってから思い出したが……いいか。


2003年02月28日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030221~.htm#Day28

 アップしている頃には誰かしらフォローしているだろう、と思いつつ。
 見事にまんまです、>LEGIOんさん。元ネタである歌とキャラ知ってないと笑えないような気はしますが。惜しむらくは、元ネタの動きを全ては抑えていないこと。三馬鹿の怪しげな踊りぐらいは全部フォローできなかったものか。

 早速、昨日購入した『サクラ大戦〜熱き血潮に〜』のさわりだけ遊んでみる。
 ほぼ、話は同じでした。
 さくらが迎えに来るのも劇場で最初にアイリスに会うのもすみれさんの言動は何処かおかしいのもマリアが頑ななのもみんな同じ。ただ、細かいイベントが増えていたり、新しいLIPSのためにちょっとしたゲームが用意されていたり(毎度ながらこれが不意打ちで苦戦する)というのがあるが、物語の大勢には影響しない。
 しかしムービーも止め絵も非常に美しくなった。3DCGと融合したオープニングテーマ〜さくら初登場までのグラフィックは完全新作で、DVD媒体を用いているだけあって映画と観ても遜色のない滑らかさ。オープニングムービーについてはもうちょっと芸が欲しい、という嫌味はあるが、なんだかんだと第一作から追いかけた人間にしてみると感慨深くなるくらいに美しい。
 毎回攻略が後追いになりがちなので、折角手許に何もない今ぐらいは何の参考も抜きで遊んでみる。行きつ戻りつだから、『SNOW』より更に時間を要することでしょう。
 ……これも別枠で日記書きます? 終わらないよ、きっと?

 あるルートから頂戴した、訳あって名前を出すことが憚られるとある映画のサウンドトラックを聴いてみる。BGMではなく、劇中で流れる歌ものばかりで構成されたもの。
 最近この手のものはすっかりロック寄りのポップス、ハードロック、それにブレイクビートばかりになってしまって、独自色というのがあまり窺われない。今回頂戴したのはハードロック中心で、並んでいるアーティストで名前を知っているのは皆無だが、あくまで楽曲はアメリカン・ロック。一曲一曲の出来は悪くないので、ひととおり聴くのは問題ないのだけど、如何せんタイプが似ているので少々眠くなる。
 話は違うが、『トリプルX』DVD版の宣伝文句は絶品だ。
「暴走アニキと暮らそう。」
 言い得て妙。

 本日のお買い物
1,スティーヴン・キング『ドリームキャッチャー(3)』 [bk1amazon]
2, 同 『 同 (4)』(1と2、新潮文庫/新潮社) [bk1amazon]
3,岡崎二郎『アフター0 著者再編集版(9) トワイライト・ミュージアム(1)』(ビッグコミックス オーサーズ・セレクション/小学館) [bk1amazon]

 1と2はゴールデンウィーク公開予定の映画原作となる長篇完結の二冊。どーもキングは映画の方を先に観てしまう傾向にあるので、今回ぐらいはちゃんと予習したいところ。にしても、これって「未知との遭遇」テーマだったのか?
 3は好評に応えて継続の再編集復刻シリーズ最新刊。『トワイライト・ミュージアム』名義で発表された短篇シリーズに未収録短篇数本を加えたもので、これまでの巻と較べて纏まりには欠くがバラエティ豊かな作品集となっている。注目は単行本初収録となったデビュー作『仏陀降臨す』。のちの作品と較べると、着想の大きさがインパクトに繋がっていないあたりが若いのだけれど、絵柄や作風はほぼ変わってません。ところで、表紙に描かれている黒猫の悪魔の話『契約』……ほんとに古くなったなあ。雑誌掲載時に読んで特に感心したエピソードなのだけど、もう手法として通用しなくなってるよなー……

 なんかまたしても急にすることが増えつつあるので、今日はここまで。明日はちゃんと映画観てきて感想もアップしますが、またしばらく簡単な更新のみになるかも。

 といいつつ追加更新。これだけは書いておきたかった、本日最大のサープライズ。
 金八先生・第三シリーズ卒業式のあとのスペシャル版、3Bの生徒役に飯塚雅弓の名前があった。
 あとで調べてみたら間違いなく、のちの声優飯塚雅弓だった……しまった、どれがそうだったのか解らん。今回は男子生徒ふたりがメインの話(舞台は引き続き松ヶ崎中学)だったため、役名があったのかも不明な状態では捜しようもなかったのだけど。

 いつのまにやら山本美絵が休養宣言してホームページも消失してしまったので、リンクを切断。記録だけは残しておきます。このまま消えないでくれることを祈るばかり。


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