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bk1については、こちらで検索も出来ます。
2004年02月01日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040201~.htm#Day01ああ、もう今年もひと月終わっちまったよ。
日曜日でも映画サービスデー。本日は有楽町マリオンの丸の内ピカデリー2にて、アル・パチーノとコリン・ファレルの共演による“衝撃の《トリック・サスペンス》”『リクルート』(ブエナビスタ・配給)を鑑賞。感想は、「脚本(1/3)カート・ウィマーじゃん!!?」からどうぞ――って、えええ??!! 『リベリオン』の監督やん! ぜんっぜん意識してなかったぞっ?! 気づいたのは出かける直前、そうと解ったからにはどーしても期待してしまいますが、『リベリオン』と方向性は違えど納得の仕上がり。『リベリオン』に惚れた層よりは、『閉ざされた森』などが楽しめたミステリ・ファンの人々にこそお薦めしたい秀作。本当なら日記下のお薦めにも付け加えるところですが、生憎今週いっぱいで終わりなのです。
2004年02月02日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040201~.htm#Day02ここ数日、読書以外のところに力を注いでいたので、読み終わるのに若干時間がかかってしまった。カーター・ディクスン/後藤安彦[訳]『青銅ランプの呪』(創元推理文庫/東京創元社) [bk1/amazon]読了、感想はこちらから。
続けて神坂 一『トラブルシューター シェリフスターズMS mission05』(角川スニーカー文庫/角川書店) [bk1/amazon]読了。最後なのでこちらも感想を書いてみました。こちらからどうぞ。……終わりまでほぼリアルタイムでちゃんと付き合ってきたシリーズって久しぶりの気がするな〜。
2004年02月03日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040201~.htm#Day03事故に遭いました。
職場のある一方通行の道に入って、トラックの後退信号を見たとき厭な予感がしたんです。そこで停止して待っていたら、待っていることにまるで気づかずずんずんとバックしてくる。荷台後部のバーにバイクの前輪が巻き込まれる格好になり、転倒。私は咄嗟に飛び退き無傷で済んだのですが、フェンダー部分が曲がってタイヤに接触し、フロントフォークもやや歪んだ状態に。
バックしてきたのは職場の隣に月1ぐらいで荷下ろしをしている業者の方。こちらに怪我はないし(ただバイクではなく、車や歩行者だった場合被害はもっと大きかったでしょう)、先方が全面的に非を認めたので、簡単に片づきそうです。
それにしても驚いたのは、事故証明を発行してもらうために来てもらった警官があまりに不慣れなこと。妙におどおどしているのはいいとしても、字を知らないのには参った。せいはんぎょう、と言ったのに製飯業と書いた人を初めて見ました。次に書いたのは板だったし……。
ひとまず走るのに問題はない、とバイク屋の人に言われたので帰りは普通に乗ってみたのですが、やっぱりハンドルに微妙な違和感がある。帰途秋葉原に寄り道してお買い物をするはずが、あまりにおっかないのでまっすぐ家に戻り、それから電車で向かいました。
あぁ、疲れた。本日のお買い物
1,『怪談新耳袋 ―開けちゃだめ編―』(KING RECORDS/DVD Video) [amazon]
2,山田風太郎『妖説忠臣蔵 女人国伝奇 【山田風太郎妖異小説コレクション】』(徳間文庫/徳間書店) [bk1/amazon]
ほんとーはCDも買うつもりでしたが、薄々危惧していたとおりCCCDだったので取りやめ。輸入盤を待つかな。
1は昨年夏にBS-iで放送された、実写版新耳袋第二シリーズの第二巻。前巻に引き続き登場の堀江 慶氏に『地獄甲子園』が好評を博した山口雄大氏、ドラマ界の重鎮森山 亨氏という監督陣に、『リング』『発狂する唇』の高橋 洋氏が加わっている。さすがに近年のジャパニーズ・ホラーの立役者だけあって、恐怖感の演出も堂に入ってます。ちなみに山口雄大監督による連作の二本目「もうやめて」には原作者のひとり木原浩勝氏が霊能者役で出演してます。もう怪談を語っているときと同じ雰囲気で、思いっきり笑ってしまいました。前巻に引き続き巻末には怪談のおまけ付き、今回は中山市郎氏が相手なしで語り倒してます。
2は妖異小説コレクション三冊目。ふたつの連作を収録している。
2004年02月04日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040201~.htm#Day04アガサ・クリスティー/中村妙子[訳]『火曜クラブ』(クリスティー文庫/早川書房) [bk1/amazon]読了、感想はこちらから。ハズレがない。
やっぱり軸が歪んでます。地面からは垂直になっているようだが、どうも後輪よりやや右にずれた位置で垂直になっている気がします。とりあえず目に見えて右に寄る、とかどうしてもまっすぐ走れない、というレベルではないので、生じているのはコンマ何ミリ程度の誤差なのでしょうが、スピードを上げるとこの誤差がきつい。両腕のポジションがずれているのが直感的に分かるし、大した距離も走っていないのに両腕が疲れて仕方ない。
バイク屋と保険屋の話がつけばすぐに部品を交換してくれるはずなので、それまでの辛抱ではありますが……今週末は電車行動かなぁ。実はその方が読書は捗るんだけど。本日のお買い物
1,やまざき貴子『っポイ!(23)』(花とゆめコミックス/白泉社) [bk1/amazon]
新作発売の中休みなのか今わ。本日はこれだけ。本当にいったいいつまで続ける気なのか、今回は天野家長男がメイン。さすがにこれ以上引き延ばしようのないところまで話が来ているが……そもそも着地を何処に定めているのかが疑問です。まあ、ここまで付き合ったんだから、最後まで読むつもりではあります。二年ほど前でしょうか、近所にあったマクドナルドが潰れたことで、私の自宅最寄りにある駅は都内としては異例の状態に陥りました。
ファーストフードが一軒もない。
吉野家とかスターバックスとかその類はぽつぽつと存在します。が、ハンバーガー類を主に出す店が見事に駆逐されてしまいました。ひと駅移動すればちゃんと店はあり、徒歩で行けない距離ではないのでその気になれば選択肢はあるのですが、やはり物足りない。
どーにかならんものか――と思っていたところ、駅からは若干距離のあるところにあったモスバーガーがいったん店を閉め、本日から駅近くの店舗に移動して経営を再開してくれました。ファーストフードのなかでは味・量ともにいちばん満足させてくれる店ゆえ、距離があっても時々利用していましたが、これだけ近場に移ってくれると、もぉ、非常に有り難い。
記念に本日の夕食はそこで買ってくる予定。今後も機会があるごとに利用しよっと。
2004年02月05日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040201~.htm#Day05あ、曜日がずれてた。2日が火曜日になっていて、以来ずっと一日ずつ。早いところ次の週末になって欲しかったのか俺。
ある筋から、どーせ京都に行くならここも、という珍妙な名所を教えてもらったのだが……困ったことに、予定していたのと京都駅を挟んでほぼ反対方向なのでした。どうしよ。取材に行くとしても、そんなに時間取れないだろうし〜。
でも行ってみたいなあ。やっぱりレンタルバイクも探したほうがいいかなあ。本日のお買い物
1,西尾維新『零崎双識の人間試験』(講談社ノベルス/講談社) [bk1/amazon]
2,栗本 薫『グイン・サーガ93 熱砂の放浪者』(ハヤカワ文庫JA) [bk1/amazon]
3,エラリイ・クイーン/大庭忠男[訳]『ハートの4』(ハヤカワ文庫HM) [bk1/amazon]
4,アガサ・クリスティー/田村隆一[訳]『マギンティ夫人は死んだ』 [bk1/amazon]
5, 同 / 同[訳]『リスタデール卿の謎』(4と5、クリスティー文庫/2〜5、早川書房) [bk1/amazon]
6,『トゥームレイダー2 プレミアム・エディション【初回限定パッケージ】』(東宝東和、GENEON ENTERTAINMENT/DVD Video) [amazon]
1はWeb上で連載していたシリーズに加筆訂正を施し、ついでにデスクトップ・アクセサリを収録したカード型CD-ROMも附録にした新作。
3はクラシック・セレクションシリーズ最新刊、エラリイ・クイーンがハリウッドで活動していた経験に基づいて執筆した作品のひとつが新訳にて登場。不思議なのは、クイーン作品ならどんな出来でも喜んで解説を書く人がいそうなものなのに、どーして編集部の素っ気ない文章で片づけているのかだったり。クイーン作品としてのランクを容赦なく書かれるよりは、必要な情報だけ並べた方がましと思ったのでしょうか。私は創元推理文庫版で読んでますが、新訳で出してくれること自体が有り難いので確保。4と5を購入したことで、現時点で手許にないクリスティー文庫はあと二冊を残すのみとなりました。
今日も何本か注目の映画DVDが発売しますが、今回はこれ一本のみ、の6は人気ゲームの映画化シリーズ第二弾。そんなよく出来た作品ではありませんが、時間潰しに観るには手頃な娯楽作品に仕上がっているし、いちおう前作も持っているので、揃えるためというのも含めて購入。劇場で鑑賞したときの感想はこちら。
2004年02月06日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040201~.htm#Day06『LOVERS』、といえば、チャン・イーモウ監督の新作。金城武とともにチャン・ツィイーも出演する、『HERO』に続く武侠もの大作。私の頭の中では既にそーいうことになっている。それ以外に何があるとゆーのだ。
久々にノートパソコンを自宅に持ち帰ってWindows Updateに接続、差分をがしがし落とす。職場でもネットに繋ぐ設備はあるのだが、実はケーブルまわりに机の空きがないので膝のうえに置いて作業しないといけない。短時間なら兎も角、普段スタンド・アローンになっている機体をアップデートさせるあいだずっと同じ姿勢を取っているのはしんどいので、まだしも置き場所がある自宅に持ち帰った方がゆっくりとやってられる、というわけで。
だから、解ったうえでやっているはずなのだけど、それでも差分の多いこと多いこと。で、時間潰しにはてなアンテナにいろいろ追加していたら、いつの間にかブックマークの点検を始めている不思議。本日のお買い物
1,『一太郎2004 バージョンアップ版』(Justsystem/Windows対応アプリケーション) [amazon]
とてもとても久しぶりにパッケージ版のワープロソフトを購入しました。Justsystem直営のWeb通販で購入したもので、かなり前に予約注文したのですが、今日現物が届く前にメールでユーザー登録完了と詳細の通知が届いていたのにちょっと感心しました。メーカー直販なんだから普通こうじゃなきゃ駄目よね。
何故いまごろこんなものを購入したのかというと――今のパソコンにはこの手のソフトが実は一個も入ってない(物書きはぜんぶエディタで済ませている)というのもありますが、今回のアップグレードで新たに備わった機能に興味があったから。部品や文章、情報をいくつかのカテゴリに分けて階層的に表示し、コンテンツ作成の手助けをするという仕組みを導入してるのですが、……たぶんこれ、早い話がいわゆる「アウトライン・プロセッサ」だと思われます。前にフリーソフトで導入しようとして諦めた代物なのですが、ここしばらくずーっと苦戦しているプロットの組み立てがアウトラインプロセッサ向きと思われること、また何よりワープロソフトの自在なレイアウト能力と、エディタでは入力不可能な文字が出せ、しかもpdfに対応している(でもたぶん処理には時間かかるんだろうな〜)などの魅力があったので、久々に手を出してみたわけで。
不安もあります。何せ、かつて一太郎シリーズを愛用しながら放棄した理由に、「未だにシステムメモリに依存している」という謎の作りをしていたから、というのがあるのですが、果たしてこの点が改善されているのかどうか。システムメモリに依存していると、幾つかのソフトを余計に動かしているだけであっという間にハングアップします。短篇を書いているときならまだしも、長篇を手がけているときなど影響は多大で、章ごとに分散して書いていたときもありました。改善されてなきゃ、たとえメモリを1ギガ搭載していても無意味なのであって。
日記をアップしたあとでインストール、ゆっくりと試運転してみる予定。
2004年02月07日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040201~.htm#Day07『一太郎2004』導入。アウトラインスタイル、なる機能をいぢってみる。
……うーん、要は階層ごとの表記を簡単に統一できる、汎用性の高いテンプレートという感じ。名称と画面から受けた「アウトライン・プロセッサのようなもの」という印象よりだいぶ退いた作りです。
何せ、入力したものぜんぶ本文に取り入れられてしまうので、マニュアル通り「思いついたことぜんぶ」書いていたら、ページ数とか考慮から出てしまうのは確実なのです。引用や資料、様々なメモは枠の外に残しつつ、必要なものだけ拾って本文に反映させる、という真似が出来ません。今の印象だと、いったい何がしたくてこんな中途半端なツールを用意したのやら理解に苦しみます。
シンキングテンプレートという機能にはサンプルも添付してあるので、それを実行してみたところ……なんか、生理的に厭。臆面もなくこんなん使う気になれません。
ただ、整形や文字送りなどの処理は解り易いし、何よりJIS第三・第四水準に対応した辞書とフォントが一種類ついているのが有り難い。対応するフォントがひとつしかないのが困りものだが、出力が可能というだけで助かることもある。あんまり嬉しいので意味もなくもりおうがいとかうちだひゃっけんとか打ってみたり。週末恒例の映画鑑賞は、楽しみに楽しみにしていたさだまさし原作映画第二弾、『解夏』(東宝・配給)。感想は、今夜は時間的制約がありちょっと書ききれなかったので後日、この辺に。地味ですが非常にいい映画です。余計に感じる言葉がなかったぶん、全体での印象は「精霊流し」よりもいいかも。
これをアップしたあと、新耳袋トークライブの第35回を鑑賞しに行ってきます。著者お二人が第九夜執筆の潜伏期間に突入するため、夏頃までお預けになるはずなので、意地でも行かねば。
2004年02月08日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040201~.htm#Day08まずは、昨日保留した『解夏』(東宝・配給)の感想。「しつこいけど石田ゆり子が殺人的に可愛い。」からどうぞ。
昨晩のその後。
いったん池袋で途中下車し、例によって例の如くジュンク堂で思うさまにお買い物に勤しむ。夜明けまで手元に置くには多すぎる荷物の量になってしまったので、下記の二冊以外は自宅配送にしてもらう。
そのあと、西口に移動して昨日二本目の映画鑑賞。韓国産のショッキング・ホラー『REC』(バイオタイド・配給)。感想は、「後ろのほうに座っていた人の観賞後第一声も、私の感想と同じだった」からどうぞ。……素直に言いますが、これで1800円は高い。前売り確保しときゃ良かった。悶々とした思いを抱きつつ新宿に移動、春先に向けて忙しくなかなか来られなかった松本楽志さんと久々に合流する。
35回目、新刊執筆に備えて休眠に入る新耳袋のトークライブだが、最近はちゃんと大阪から来られていた中山市朗氏が今回に限って諸事情から欠席、ネタ切れを公言する木原氏は急遽、三回ほど前にガードマンを巡る連作の報告者として壇上にのぼり、いつのまにやら木原浩勝氏に一番弟子扱いされていたI氏を招聘して、ストックを吐き出してもらって場を凌ぐという緊急手段を取った。更に途中からは、無趣味だったがあることがきっかけで新耳袋のライブを訪れ、以来怪談が趣味になったというゲストにもコメンテーターとして舞台に上げてしまった。実はわたし、ちょっとこの方のファンだったので内心非常に驚いたり嬉しかったり、途中「ディーヴ!!」とたぶんご本人も覚えておられないだろう叫びを上げそうになったのでした。
自身かつては怪談のホームページを立ち上げていたことのあるI氏、前回の出演以降も独自に取材を続けられていたようで、小振りながらいい話をお持ちだったのだが、途中登場したゲストの方も、ご自分の体験談はないと言いつつ、木原氏が水を向けるとなかなかどうして、けっこうなエピソードを隠し持っていたようで、出てくる出てくる。
結果として、個々の話は小さめだったが、全体としてはなかなか盛り沢山の内容となった回でした。わたしの印象に残ったのは、後頭部をゴン! という話と、タクシー怪談のトリッキーな応用、それにゲスト氏の「駄目だ」あたり。
帰りがけに、木原氏がらみの新企画『妖怪談義』の前売りチケットを購入する。が……あとで点検してみて気がついた。この日程だと、わたし、二日続けて徹夜する羽目になる……ま、まあ、『妖怪談義』のほうは駄目になってもいい覚悟で買ったわけで、仮に徹夜が厭でも途中で退席すればいいんだけど……どうしたものやら。
ちなみに、徹夜の更にそのあとは、ジュンク堂でサイン会に行くことになっていた。なんでこんなことに。新耳袋ライブの翌日の常として、本日は寝たり感想を書いたり本を読んだり、とまったり気分で過ごす。そのくせ、どーしても食いたくなってわざわざ両親に車を出させて行きつけの蕎麦屋まで出かけたり。
昨晩のお買い物
1,平山夢明・編著『「超」怖い話Γ』(竹書房文庫/竹書房) [bk1/amazon]
2,巣田祐里子『GO! WEST 巻之一』(ブッキング) [bk1/amazon]
1は近所でまっったく見つけられなくなってしまった怪談本シリーズ。ジュンク堂でも平台や新刊棚にはなく、竹書房文庫とも違う場所に棚差しにしてあったため、けっきょく店員に確認するまで発見できませんでした。
2は著者初の連載もの、未完のまま単行本もいつしか絶版となっていたものが、fukkan.comのリクエストにより全三巻、書き下ろしの番外編をちょこっとだけ追加しての復刻となったもの。この会社の例に漏れず価格設定が高めですが、まあ仕方ありますまい。せっかく再編復刻するならカラーページも再現して欲しかったけど。
2004年02月09日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040201~.htm#Day09目録まで丁寧に読んでいたから随分と時間がかかってしまいました。江戸川乱歩『江戸川乱歩全集第26巻 幻影城』(光文社文庫/光文社) [bk1/amazon]読了、感想はこちらから。
一昨日購入した平山夢明・編著『「超」怖い話Γ』(竹書房文庫/竹書房) [bk1/amazon]も読了、感想はこちらから。本日の、もとい先週土曜日のお買い物
1,マルキ・ド・サド[原作]/澁澤龍彦[訳]/会田 誠[絵]『ジェローム神父 ホラー・ドラコニア少女小説集成【壱】』(平凡社) [bk1/amazon]
2,太田忠司『黄金蝶ひとり』(MYSTERY LAND) [bk1/amazon]
3,関田 涙『刹那の魔女の冒険』(講談社ノベルス) [bk1/amazon]
4,森田 悌『王朝政治』(講談社学術文庫/2〜4、講談社) [bk1/amazon]
5,西村京太郎『華麗なる誘拐[新版]』(徳間文庫/徳間書店) [bk1/amazon]
6,うえお久光『悪魔のミカタ(12) It/ストラグル』(電撃文庫/メディアワークス) [bk1/amazon]
7,マイクル・ディブディン/日暮雅通[訳]『シャーロック・ホームズ対切り裂きジャック』(河出文庫/河出書房新社) [bk1/amazon]
8,アガサ・クリスティー/乾 信一郎[訳]『復讐の女神』 [bk1/amazon]
9, 同 /中村妙子[訳]『未完の肖像』(8と9、クリスティー文庫/早川書房) [bk1/amazon]
10,天野こずえ『ARIA(4) [初回限定版]』(BLADE COMICS/Mag Garden) [bk1/amazon] ※商品ページは通常版
11,須藤真澄『マヤ』(創英社、三省堂書店) [bk1/amazon]
1は昨年から刊行されている、澁澤龍彦の作品から少女をテーマにしたものを選び、妖美な挿絵をつけて単行本としたシリーズの第一巻。高いので避けてましたが、装画の美しさに屈して、とりあえず第一巻だけ購入。本書はエログロの原点とも言うべきサドの作品を訳したもの。2はミステリーランド第三回配本より二冊目の購入。宝探しを巡る冒険という、ジュヴナイル的な作風で定評のある著者らしいテーマ。3は意欲的な試みを施した長篇第三作。……でも、昔も同様のアイディアを目にしたことがありますが、成功例ってなかったような……。
4は土曜日のお買い物で唯一予定になかったもの。貴族社会の暮らしぶりと藤原氏の専横ぶりばかりが喧伝されている平安期だが、政治に絞った書籍というのはあまりお目にかかった覚えがない。それが文庫として発売されていたので、ほとんど衝動的に購入。前書きによると、地方政治を扱った姉妹編も存在しているらしいのだが、そっちも文庫化を待とうかな。……いつになるかな。
唐突に見えるでしょう5は、実は四月公開が予定されている、内村光良・水野美紀主演のテレビドラマシリーズの映画化『恋人はスナイパー[劇場版]』の原作としてクレジットされている作品。先日政宗九さんが言及されたとおり、西村作品のなかでも特に評価が高い一冊でもあります。未読だったので、この機に読んでみようと思い入手。
6はおいといて、7は『血と影』などが日本でも紹介されている著者のデビュー作であり、その結末が物議を醸したという幻の作品。リアルタイムで関わっていてもおかしくなかったはずの「切り裂きジャック」事件を何故ホームズは扱わなかったのか? という疑問に踏み込んだもの。ホームズものにはあんまり愛着がないのだが、切り裂きジャックというテーマのほうには興味があったので購入。8と9は収集中のシリーズより、1月配本分残り二冊。あとは12月ぶんの『死者のあやまち』を購入すればひとまず完集なのですが、何故かそーいうのに限って品切れだったりする。ちくしょ。ちなみに8はミス・マープルもの、9は別名義にて刊行された恋愛小説。
10は個人的にお気に入りのシリーズ、待望の最新刊。ちなみに私はこの限定版の存在を、職場にこれの外装用シールの版下が置いてあったことで初めて知りました。あかりのフィギュアが附録になってますが、お腹のあたりで二分された形で収められているのがちょっと怖い。
そして、更に待望の一冊が11。二年くらい前から著者が同人での刊行を約束していた、単行本未収録のファンタジー作品を収めた短篇集。『子午線を歩く人』に収録された穴埋めエッセイもどき漫画のなかで発表が予告されながら、その後のどの作品集にも収録されずじまいだった『雪魚の棲処』はじめ、近頃ご無沙汰だった純度100パーセントのファンタジーばっかり収録されているこれをわたしが楽しみにしていなかったはずなどあるものか。ただ、発売元が特殊だったため、近所での入手は諦めてジュンク堂で予約しておいたのです。そーいうわけだったのですよ>茗荷丸さんでもって、以下が本日のお買い物。
12,レックス・スタウト/高見 浩[訳]『ネロ・ウルフ対FBI [新装版]』 [bk1/amazon]
13,江戸川乱歩『江戸川乱歩全集第15巻 三角館の恐怖』(12と13、光文社文庫/光文社) [bk1/amazon]
14,日高建男『満腹ボクサー徳川。(6)』(BUNCH COMICS/新潮社) [bk1/amazon]
12はアメリカを代表する探偵役ネロ・ウルフシリーズ、以前に光文社文庫に収録されていた作品の新装復刻版。ドラマ版の写真を利用した、ちょっと洒落た装幀になってます。13は毎月恒例のシリーズ……でも今回は『続・幻影城』だとばっかり思ってました。少年もの二編に、戦後では珍しい短篇『断崖』と、翻案ものの秀作である表題作を収録。表題作のみのわたしの感想はここにあります。
2004年02月10日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040201~.htm#Day10行きつけの店が燃えてしまった。
簡単に読めそうだったので思わず一気に。マルキ・ド・サド[原作]/澁澤龍彦[訳]/会田 誠[絵]『ジェローム神父 ホラー・ドラコニア少女小説集成【壱】』(平凡社) [bk1/amazon]読了、感想はこちらから。好きだなあこのムード。
わーい、『メイ』の公開時期が確定したー。海外での評判を仄聞して、ずっと観たくて仕方なかった作品なのです。しばらく前の新耳袋ライブで日本での配給元Art Portの方が『悪霊喰』などのホラー作品のチケットを売っていたのですが、そのとき思わず「『メイ』はいったいいつかけるんですかっ?!」と問いつめてしまったぐらいなのです。
嬉しいので、早速日本版の公式ホームページへのリンクを追加してしまったり。チケットもはよ確保しないと〜。本日のお買い物
1,『ファウスト Vol.2 2004 MAR』 [bk1]
2,高田崇史『鬼神伝 鬼の巻』(MYSTERY LAND/1と2、講談社) [bk1/amazon]
3,歌野晶午『ジェシカが駆け抜けた七年間について』(MYSTERY LEAGUE/原書房) [bk1/amazon]
4,中島 望『THE DOLL HUNTER 人形はひとりぼっち』(富士見ミステリー文庫/富士見書房) [bk1/amazon]
5,アガサ・クリスティー/田村隆一[訳]『死者のあやまち』(クリスティー文庫/早川書房) [bk1/amazon]
6,桜 玉吉『ゲイツちゃん』 [bk1/amazon]
7, 同 『読もう!コミックビーム』(6と7、BEAM COMIX/enterbrain) [bk1/amazon]
相変わらず問題の多そうな作りなのですがやっぱり買ってしまった1。個人的に気になっていたのは菅野ひろゆき氏とのトークセッションですが……やっぱり今更という感覚は拭えない。『エクソダスギルティー』以降は半端な出来のものばかりだったし。2はMYSTERY LAND最新配本の残り一冊。「神の巻」なる姉妹編もあるらしいのですが、いつ出るのでしょう。3は昨年度のミステリランキングを席巻した著者の最新作。4はハルキ・ノベルスでの最新作からひと月とおかずに登場の新シリーズ。SF風味の作品のようです。5でクリスティー文庫既刊分は完全に集め終わりました。
6と7は……新刊情報で名前を見つけたとき、我が目を疑いました。6はどっかで聞いたような名前の主人公がキーキー言い続けるだけの連載漫画で、『幽玄漫玉日記』の企画でいちど同人誌としてイベントでのみ販売されたという経緯はあるものの、オチどころかネタすらない勢いだけの作品(てか話ですらないよな)なので単行本化なんかもーあり得ないだろう、とファンであるわたしですら思っていたのに。7は色々と危険な状況にあったコミックビームの宣伝という名目のもと、週刊ファミ通に月二回掲載され続けている四コマ漫画。本誌の企画と絡んでいることも多いのだが、著者お得意(と言ってしまうのもどうか)の自虐ネタ、私生活ネタを含んで一本一本の出来は良く、6よりはまだ単行本にしやすいシリーズではあったけど、まさか単独で出すとはさすがに予想してませんでした。どうも今月でコミックビームが通巻100号を数えたとかで、その記念としてやや時季外れの今頃に本誌と同時発売にしたようです。ために、定期購読の附録は6を同人誌として刊行した当時の著者コメントつきイラストの復刻。……毎月思うが、附録のチョイスが憎い。
宣伝とかお薦めとか告知とか。
お薦め品
DVD
リチャード・リンクレイター監督『テープ』 (アミューズソフト販売) [amazon]
安モーテルの密室、僅か三人の会話のみで展開する記憶の迷宮。2003年12月26日発売。→深川の感想
宣伝
10/18発売
Bonbee!・原作/深川 拓・文『小説版 ALMA〜ずっとそばに〜』(Heart Novels/宙出版)
本体価格857円 ISBN 4-87287-896-5 [bk1/amazon]
2003年05月に発売され好評を博した美少女ゲームのノベライズ。挿絵は神藤みけこさん。
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