2009年12月の魚

やっと季節風が強くなり、北の冷たい潮が入るようになり、魚の種類が雨季らしく
なってきました。アジ類は扁平なマテアジ・クロボシヒラアジなどが入荷してきました。
今後、タイ類も種類が増えてきます。楽しみです。

本ページで、BMA市場はバック・ミー・アン市場の略です。

2009年12月2日

オニヒラアジ オニヒラアジ
波が良くないので、今日は早朝のハン市場に買い物に行った。
市内の市場なので、バックミーアン市場より高級魚が並んでいる。アカヤガラ なども出始めた。
やや迷ったが、オニヒラアジを買うことにした。南日本、小笠原。インド、太平洋
に分布する魚だ。
25cmの魚,二匹で400g、30000ドン(150円)

オニヒラアジ刺身 オニヒラアジ刺身
歯ごたえが良く、ウマミがある。ギンガメアジ属共通のうまさだ。
刺身の色合いも良く、食欲をそそる。

2009年12月5日

オニアジ オニアジ
波がイマイチなので、波を見たその足でBMA市場に行った。海が荒れているので、
期待はしなかったが,、小粒のオニアジが新鮮だ。
6匹、500g、7000ドン(35円)と安い。

オニアジたたき オニアジたたき
別名ヨロイアジ、皮が硬くウロコも頑丈だ。骨も硬い。 この名前のほうが的を得ていると思う。
20cmと小粒なので、ネギとショウガでたたいた。
この魚のウマミは消えるが、これはこれでおいしい。

キビナゴから揚げ キビナゴから揚げ
今がシュンのキビナゴも買った。丸ごとカラ揚げにしたいが、 傷みやすい魚なので頭と内臓を取って揚げた。
下味にしょうゆ・酒・ショウガに漬けてあるので、このままでもイケルが 南蛮漬けにした。海の荒れで魚が買えなかったときのストックだ。
500g、12000ドン(60円)とやや高め。
。 漬け汁によって味が微妙に左右されるので、いろいろ試している。
やっと決まってきたが、まだ物足りなさがある。

2009年12月11日

アカアジ アカアジ
海がナギの日が続いたので、アジを探しにハン市場に行った。
天気も良いので、干物を造ろうかと思った。
意外にもアジ類の入荷は少なく、このアカアジしかなかった。
予定変更して今日は刺身だ。
35cm,700g,20000ドン(90円)。おばちゃん安いわ。ありがとう。

アカアジ刺身 アカアジ刺身
アブラが乗っていて、最高に旨い。久しぶりにおいしい刺身を食べた。
波は無くとも、おいしい魚が食べられたので、今日は幸せな気分。

2009年12月13日

地引網獲物 地引網獲物
ミーケビーチの私の家の前で波チェック。ついでに地引網をのぞくと いろいろな魚が入っている。
イトヒキアジ、太刀魚、リュウキュウヨロイアジ、アカカマスと数は少ないが 種類が豊富だ。
これを見て、アカカマスの昆布締めが食べたくなった。
帰りがてらハン市場で探してみよう。

アカカマス アカカマス
いたいた新鮮なカマスが。ザル一杯分しかない。あまり買う気の無いふりをしながら
値段を聞く。700gで30000ドンが言い値。しかめっ面をすると、25000ドン(120円)でいいと。
35cmぐらいのカマス4匹で700g。

アカカマス塩焼き うどん アカカマス塩焼き
一匹だけ塩焼きにして朝食のおかず。あっさりした味でおいしい。

うどん
そして、市場で買ったハマグリに似た、汽水湖にいる貝(500g,15000ドン)を だしにうどんをつくった。うどんも市場で売っています。(5000ドンで4人分)

2009年12月14日

カツオ カツオ
最近あまり見かけなくなったカツオ。ハン市場で一匹だけ売られていた。
希少になってくると食べたくなるのが人情だ。
35cm,1.2Kg,50000ドン(250円)と高値

カツオのたたき カツオのたたき
ニンニク味のゴマ油をかけ、タマネギ・貝割れ大根をそえカボスしょうゆをかけて 食べる。旨くて栄養タップリだ。

ヒラ ヒラ
カツオを買って魚売り場を出ようとしたとき目にとまった。 コハダに似るが、少し違う。魚体も大きい。
お持ち帰りして調べてみると、同じニシン科のヒラのようだ。
大阪湾以南、東南アジアからインドに分布する。平べったいのがその名の由来だ。(市場魚貝類図鑑)
38cm,380g,30000ドン(150円)

ヒラ酢ジメ ヒラの酢ジメ(下)
コハダのイメージで、酢でしめてみた。どうもこれがいい結果にならなかったようだ。
魚の甘みは十分だがサッパリしすぎている。
刺身の味は最上級と市場魚貝類図鑑にあるが、はずしてしまった。
単に刺身にすれば良かったのだ。
(上の刺身はアカカマスの昆布締め)

2009年12月18日

ナンヨウチヌ ナンヨウチヌ
早朝のハン市場で見つけたクロダイ。まだザルの中で跳ねていた。
捕れたばかりの魚はバクテリアが怖いので、真水・塩水で良く洗い少し冷蔵庫で寝かせておく。
28cm,400g,45000ドン(220円)
超新鮮な魚は高い。

マダイ マダイ
同時にタイも買ってみた。まあまあの鮮度だ。
体色が薄いが、眼の上の黒いアイシャドウからマダイだと判断した。
マダイは北海道南部から、台湾まで分布する。冷たい潮流に乗って、南シナ海まで 下ってきた魚であろう。
もしかしたら、近縁種かもしれない。
27cm,300g,25000ドン(120円)

タイの刺身 タイ2種の刺身
(上)ナンヨウチヌ(下)マダイ
クロダイはアブラもあって、こってりとした味。最高の刺身だ。
マダイはあっさりした感じ。小ぶりなので湯引きがよかったかもしれない。
例年より遅れてタイのシーズン入りだ。

2009年12月21日

シロアマダイ シロアマダイ
ハン市場で久しぶりに新鮮なシロアマダイを見つけた。例年より遅めの登場だ。
海水温がまだ高いのだろうか。

36cm,450g,30000ドン(150円)。

シロアマダイ刺身 シロアマダイ刺身
誰が食べてもおいしいと思うであろう。甘みが強くてむっちりとした食感。
日本では、産地の料亭でも行かないと食べられない魚だ。
ふと握りずしにして食べてみたくなった。

2009年12月23日

サメ ホシザメ?
BMA市場のカツオを扱っている、オネーサンのタライに今日はサメが入っている。
ヒレはすでに切り取られているので、名前ははっきりわからない。
ジロジロ見て、写真を撮ったら輪切りを秤に乗せ指3本を出してきた。
30000ドン(150円)か。では買ってみよう。初のサメ料理だ。
500g,30000ドン(150円)

サメの煮物 サメの煮物
調理を始めようとすると、ネコが擦り寄ってきた。ではまず、ネコに塩茹でを試食してもらおう。
煮ているとほかの魚とは違う変なにおいが漂ってきた。でもネコはおいしそうに食べてくれた。
ではと、通常よりゴッソリしょうがを入れて煮た。
食べてみると、あっさりとしていておいしい。また買ってもいいかなと思った。


2009年12月26日

マテアジ マテアジとキビナゴ
海はナギになり、天気もいい。いい魚を期待してBMA市場に行った。
生きのいいのは、この魚たち。アジ類はマテアジとモロのみと種類が少ない。
マテアジ 26cm,1Kg,30000ドン(150円)、キビナゴ 1Kg,20000ドン(100円)

マテアジとキビナゴ刺身 マテアジとキビナゴ刺身
マテアジは南日本からインド洋まで分布する。 ダナンでは冬場によく見かけるようになる。
キビナゴは最盛期で、型もいい。
マテアジはこれと言って旨くは無い。キビナゴは独特の風味があり、うまい刺身だ。
マテアジの干物も作ってみた。

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