グーグル検索で上位表示の為に重要な項目

グーグル検索で上位表示の為に重要な項目の採点です。最高は「titleタグで使われるキーワード」の4.9でした。世界34人のSEOのプロによる、5点満点の採点です。私の経験でもtitleタグが一番重要だと思います。

グーグル(ヤフー)の検索順位には何十の要素が関わり、その重みは時と共に変化します。よって、グーグルの検索順位を上げる単純な方法というのは、ありません。検索順位を上げる可能性のある事は全てやってみるしかないでしょう。「Googleの検索ランキングアルゴリズムの構成要素と推測される53個の要因」(F.Ko-Jiさんのサイト。別ウィンドウで表示)

『』内は、Google Search Engine Ranking Factors グーグル検索エンジンのランキング要素(英語の原文)に書かれている内容。Googleの検索ランキングアルゴリズムの構成要素と推測される53個の要因の原文

「Googleの検索ランキングアルゴリズムの構成要素と推測される53個の要因」の解説

キーワードの使用の仕方に関する要因

  1. titleタグの中でのキーワードの使用(4.9)

    Keyword Use in Title Tag titleタグの中で使われるキーワードが一番重要。ただし、何でもかんでも入れると効果は当然薄まります。googleなどの半角英数が使えるものは、ディレクト名、ファイル名に入れて、タイトルにはグーグルなどの日本語を入れましょう。

    長さはどれくらいが適当か。titleタグで囲まれた文章は、検索結果の表示画面のタイトルにも使われます。あまり長いと、その表示が切れて「・・・」となりますので、私の場合は、全角28文字以内を原則にしています。

    重要なキーワード、競争の激しいキーワードは、なるべく、先頭の方に持っていきます。検索結果の表示画面で、人間が読みますので、人間にも魅力的な文章にしましょう。

  2. ボディテキスト(bodyタグ内)でのキーワードの使用(3.7) Keyword Use in Body Text 『キーワード密度は評価される。』と英語の原文中に書かれていますが、ボディテキストにキーワードを何回書いたら良いか。何パーセントの密度で書いたら良いか。は誰にもわからないし、不変のものではないと思います。一般的には5%ぐらいと言われています。『キーワードを書き過ぎると、ランクは下がる。』とも書かれています。

    『検索エンジンは、キーワードだけを数えるのではなく、ページに何が書いてあるかを決める全ての単語の組合せも数える。』と書いてあります。この意味は良くわかりませんが、キーワードに関連する単語という意味でしょうか。

  3. ボディテキストの全体の内容とキーワードの関連性(3.4) Relationship of Body Text Content to Keywords 『意味上、関連ある語を使用する事は、主題に関係する他のページとあなたのページを関連付ける。』『ボディテキストの全体の内容は、そのサイトへリンクするテーマと一致するべきである。』なんか、良くはわからないが、キーワードを連呼するのではなく、キーワードと関連する言葉を使いなさい。という感じ。(私の経験上の判断では)キーワードが「バンクバンド」の場合、「ミスチル」「桜井」「Bank Band」「ap bank」などの言葉を使った方が良い。かな。

  4. h1タグの中でのキーワードの使用(3.3) Keyword Use in h1 Tag 『ターゲット キーワードと共にH1 tagを作る』<h1>この間にターゲット キーワードを入れる</h1>、『ページのタイトルとh1タグの内容が、あまりに一致していると、あなたのランキングを傷つけるかもしれない。』『昔ほど、重要ではないが、ページの内容を組織するために非常に有用。』『(bodyタグ直後の)ヘッドラインが<h1>タグに囲まれる事は重要ではない。』<h1>タグは普通、bodyタグ直後に書かれるが、<h1>タグに囲まれる事より、bodyタグ直後に書かれる事の方が重要。

  5. ドメイン名の中でのキーワードの使用(3.0) Keyword Use in Domain Name これについては「ドメイン名は検索上位表示に関係する」を見てください。ドメイン名は検索上位表示に関係の内容

    • 検索に有利なドメイン名、ファイル名の決め方
    • ドメイン名が検索に関係する実験
    • ファイル名も検索結果に影響する
    • HPの引越しは得か
  6. URLの中(ディレクト名、ファイル名)でのキーワードの使用(2.8) Keyword Use in Page URL ドメイン名の中でのキーワードの使用より、重要度は下がるようですが。『検索結果の画面で太字で表示される事は価値がある。』検索上位表示されても、クリックされるとは限らない。検索結果の画面で目立つ事はクリック率の向上につながる。『ヤフーでは効果がある。ユーザー ナビゲーションの為に有効である。ハイフンを使え。』検索に習熟している人は、アドレスで現在位置を確認し、裏ワザを使う。

  7. h2, h3,...タグの中でのキーワードの使用(2.8) Keyword Use in H2, H3 『ページのタイトルとh2タグの内容が、あまりに一致していると、あなたのランキングを傷つけるかもしれない。』h1タグ、h2タグ、h3タグに何を書くかより、相互の関係の方が重要だと思います。組織的、階層的なドキュメント
  8. altタグとimg titleの中でのキーワードの使用(2.6) Keyword Use in Alt Tags and Image Titles 『イメージ検索では重要。普通の検索では重要ではない。』『イメージ画像がリンクとして使われる時は、Alt属性は重要。』書く事にデメリットはない。使用例:<img src="" width="" height="" alt="○○" />
  9. bold, strongタグの中でのキーワードの使用(2.3) Keyword Use in Bold/Strong Tags 『ランキングの要因として少しの重みはある。しかし、多くはない。』strongタグで囲むと太字になるので、多用すると、人間に見にくくなる。<p>タグや<body>の直後の重要な所で使うと良いでしょう。
  10. metaタグのdescriptionの中でのキーワードの使用(2.0) Keyword Use in Meta Description Tag 『良いdescriptionは、ユーザーが検索結果画面でクリックするのに影響を与える。』グーグルやヤフーで検索した時に、タイトルの下に説明文が出る。この説明文をコントロールする事はできないが、descriptionの中で使われた文が採用される事があるので、書いたほうが良い。使用例:<meta name="Description" content="世界34人のSEOのプロによる、グーグル検索での上位表示の為に重要な項目の採点です。">
  11. metaタグのkeywordsの中でのキーワードの使用(1.2) Keyword Use in Meta Keywords Tag 『ヤフーに限るが、(グーグルは無視する)ヤフーでも、有効に作用しているか疑わしい。』書かないよりは、気休め程度に、書いたほうが良い。

キーワードと関係ない、ページの特性に関する要因

  1. サイト内の内部リンクの構造(ターゲットページへの内部リンクの質と量)(4.0) Link Popularity within the Site's Internal Link Structure Link Popularityリンクポピュラリティ、直訳するとリンク人気。リンクされる事は人気投票をもらうという事だが、人気投票の数だけでなく、誰からリンクされるかという質も重要。質というのは、投票したリンク元のページランクが高いという事だけでなく、リンク先と関連性がある事が重要。ノーベル物理学賞を受賞した学者は、素粒子論の論文を評価するには最適であるが、美人コンテストでは一般の人と同じ効力しかない。『外のWEBページからのリンクと比べて、内部リンクは、ほんの少し重要性が下がるだけである。』ページランクを上げるには、外部リンクが重要だが、ページランクの重要度が下がってきている現在、外部リンクと内部リンクにそれほどの差はない。内部リンクの仕方は完全に自分のコントロール下にある。関連性のないページへのリンクは貼るべきではない。あるいは、リンクを貼るなら関連性が少しでもあるように、ページ本文の書き方に注意すべきである。
  2. 外部サイトへのリンクの質と関連性(3.5) リンク先の外部ページは良質で、関連性があるか。 Quality/Relevance of Links to External Sites/Pages 『これはハブサイトの概念と関係する。人々にとって良いものは、検索エンジンにとっても価値のあるものだ。』ハブサイトとは、同じテーマのサイトに沢山リンクしているサイトで、自転車のハブが語源。ハブとは、自転車の車輪の中心部、そこから外へスポークがたくさん出ている。「ケーキなんでも」というページがあったとして、そのページから外部の良質な「ケーキの作り方のページ」「おいしいケーキの店100」「ケーキの歴史のページ」などへのリンクが貼ってあれば、「ケーキなんでも」というページはユーザーに便利なページだ。こういうハブは検索エンジンも評価する。
  3. ドキュメントの古さ(3.4) Age of Document 『古いページは、より権威として認知されるかもしれない、一方、新しいページは、今日的な意義のあるものとして認知されるかもしれない』『ドメインの古さは、ページの古さより重要であろう』一つのページの古さは、重要ではないという事だろう。
  4. インデックスされているテキストの量(3.2) Amount of Indexable Text Content ウェブページ上の目に見えるHTMLテキストの文字量。『トップページでは、問題ないが、フラッシュと画像だけの個々のページは、めったに上位表示されない』『15単語しか使っていないページでも上位表示される事がある。』情報量が多い方がグーグルに評価されると思うが、まとまりの無い多大な情報より、コンパクトでも、まとまりのあるページの方が評価されるであろう。
  5. アルゴリズムで測るところのドキュメントの質(3.0) Quality of the Document Content (as measured algorithmically) コンテントの質は重要であるが、今の所、コンテントの質を検索エンジンのアルゴリズムで評価するのは難しい。人間が、そのページにリンクする事で、そのページの質を評価するしかないだろう。
  6. 組織的/階層的なドキュメントの流れ(2.8) Organization/Hierarchy of Document Flow 英語の原文には『journalistic style』。「ジャーナリズムのスタイル」という言葉が使われています。新聞などの構成のように最初に大要を書く。bodyタグ直後に、大要を書く。書籍は1章1課、2課のように、階層的な構造をとっている。h1タグh2タグなどを使って階層的な構造をとる。

    階層的な構造とは、単にh1タグh2タグを使う事ではありません。例(この辺は07/12/31に追加)

    <h1>2007年の1更新情報1</h1>
    <p>1XXX1は。1YYY1は。</p>(ここは短くて良い)
    <h2>1月の2更新2</h2>h1タグで使われている12語句21を使う。
    <p>2XXX2について詳細に書く。</p>見出し1(header1)の中で言及されている事を、詳細に書く。

    書き方は検索エンジンが重視する<p>タグの直後付近にキーワードを<strong>タグで囲んで書く。strongタグを多用すると、太字が多くなって見にくくなるので、<p>タグの直後から離れている所では多用しない。

    <h2>2月の2更新2</h2>
    <p>2YYY2について詳細に書く。</p>このように書くと、h1の「年」、「更新情報」、「XXXは。YYYは。」h2の「月」、「更新」、「XXXの詳細な言及」この二つを比較して、検索エンジンはh1とh2が階層的に関連付けられていると読むでしょう。

    階層的に書く事は入試の小論文でも同じように言える事です。字数制限がゆるい場合は、本文中に見出しを入れる事をおすすめします。大学の教授も、検索エンジンも論理的な構成を好みます。

  7. ページの更新頻度(2.4) Frequency of Updates to Page 『ページの更新は無いより有った方が良い。しかし、より重要なのは「インバウンドリンク(外部から中へのリンク)の増加率」「新しいページの増加率」である。』

    ページの更新頻度が高いほど、検索エンジンの巡回の頻度も高くなる。「京都貴船神社の紅葉」等、時期が限られた話題のページは、検索エンジンが早くクロールしてくれないと、季節はずれとなってしまう。検索順位が上位でも意味が無い。

    対策。更新頻度が1日1回のページを作成し、そのページから季節的にホットな話題へのリンクを貼る。3つ程度。ブログは「最近の記事」とか言うリンクを自動的に作成してくれる。

    検索エンジンの巡回の頻度を調べる方法。
    グーグルの場合、グーグルのツールバーの「PageRank▼」で「キャッシュ ページ」をクリックすれば、「このページは、G o o g l e で 2008年1月5日 01:44:52 GMT に保存された」という表示から、グーグルのロボットが訪れた最後の日時がわかる。

  8. URLに含まれるスラッシュの数(1.9)
  9. スペルと文法の正確さ(1.8)
  10. W3C Standardsに対してのドキュメントの正当性(1.4)

サイト/ドメインの特性に関する要因

  1. サイトの全体的なリンク・ポピュラリティ人気(4.4) Global Link Popularity of Site 世界中のサイトから貼られたリンクの質と量から測られた総合的なリンクの権威。『個々のページの評価が最も重要である。グーグルのページランクメカニズムは、サイトの全体的なリンク人気がそれぞれのWEBページに自動的に割り当てられるという事を解決する。』個々のページのページランクも重要だが、サイト全体のリンク人気near=ページランクも重要だという事らしい。
  2. サイトの古さ(4.1) Age of Site これについては「古いドメインは有利」を見てください。古いドメインは有利の内容

    • 不正なリンクというのは新しいものが多い。
    • 不正なリンクの元になる不正な会社のサイトも新しいものが多い。
    • よって、古いドメインはグーグルから信頼されているようです。
    • 根拠は、http://www.seotools.jp/をのぞいて見てください。
  3. サイトへのインバウンド・リンクとサイト全体の内容との関連性(3.9) Topical Relevance of Inbound Links to Site サイトへの外部からのリンクは有った方が良いが、リンク元のサイトとリンク先のサイトの内用に関連がある事が重要である。
  4. テーマが同じサイトの中でのリンク・ポピュラリティ(3.9) Link Popularity of Site in Topical Community テーマが同じサイトからリンクされる事が重要である。
  5. サイトへの新しいリンクの増加率(3.5) Rate of New Inbound Links to Site
  6. サイトの主題とクエリ(検索キーワード)の関連性(3.1)
  7. ページ上の滞在時間によるサイトのパフォーマンス(2.8)
  8. Googleによって手動で与えられる重み(2.6)
  9. サイトのドメイン(2.6) (edu, gov などは重視される。)
  10. サイトに追加される新しいページの割合(2.5)
  11. サイト/ドメインに対する長期間のクエリ数(2.0)
  12. Google Webmaster Central(グーグル サイトマップ)を利用したサイトの照合(1.3)

インバウンド・リンクの特性に関する要因

  1. インバウンド・リンクのアンカーテキスト(4.4) Anchor Text of Inbound Link リンクで使われているアンカーテキスト。検索上位表示のためのHTMLタグaタグ(アンカー タグ)の解説

    「出口」をヤフーで検索すると1位でヒットするのはヤフーのトップページです。ところが、ヤフーのトップページには「出口」という言葉は一度も使われていません。これは、どういう事でしょうか。世の中のたくさんのページで、<a href="http://www.yahoo.co.jp/">出口</a>と書かれているからです。 この「出口」がアンカーテキストと呼ばれるものです。 検索でHITするためのaタグの使い方

  2. リンクしているサイトの全体的ななリンク・ポピュラリティ(near=ページランク)(3.6) Global Link Popularity of Linking Siteリンクしているサイトの全体的なリンク・ポピュラリティ
  3. リンクしているページのテーマとの関連性(3.5) Topical Relationship of Linking Page
  4. テーマが同じサイトの中でのリンク・ポピュラリティ(3.5) Link Popularity of Site in Topical Community
  5. リンクの年齢(3.2)
  6. リンクしているサイトの主題に関する関連性(3.1)
  7. リンク周囲のテキスト(3.1)
  8. サイト/ドメイン内でリンクしているページの内部的なリンク・ポピュラリティ(2.8)
  9. (新しいリンクが作られた時の)一時的なリンク特性(2.5)
  10. リンクしているサイトのドメイン拡張子(2.5) (edu, gov, us, ca, com, などは重視される。)
  11. リンクしているページのグーグルツールバーによるページランク(2.4) PageRank (as measured by the GG Toolbar) of Linking Page

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。