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1日目 成田〜カイロ 2日目 ギザ カイロ 3日目 ハルガタ 4日目 ハルガタ 5日目 東方砂漠横断 カルナック神殿 ルクソール神殿 6日目 メディネトハブ 職人の墓 貴族の墓 王家の谷 7日目 モスクワ 8日目 帰宅 |
喉が渇く〜(>_<) | ||||||||||||
カルナック神殿、すごかった〜。すっかり夢中になっていたら、あっという間に時間が経っちゃったよ。しかも、暑い中観光したので喉が渇いた。持参の水も無くなってしまった。 門を出て水を買わなくちゃと思った所で、いいタイミングで遠くの売店から声がかかった。「水売ってるよ〜!買わないか?」 おお、ぜひ欲しい!走り寄りたい気持ちを抑えて遠くから叫ぶ。「いくらなの〜?」 「1.5リットルで2ポンド(40円)ーー!」おおー!安い!それは買うしかない。 売店に行き、3つ購入。ラッキー!(^o^) でも疲れた。すこし休みたいんだけど、と売店のお兄さんに言うと、「じゃあ中で休んで行きなよ!(^-^)」それはありがたい。
まあ、日陰があるだけでもありがたい。早速座って水を飲んだ。(ちょっと居たたまれなかったけど) ここで一服と思って、灰皿を貸してくれるように頼んだら大騒ぎ。あ〜、そっか、水タバコは灰皿使わないからそんな物はないのね。奥から皿のようなものを出してきてくれたが、それは駄目だという話になり、結局水タバコに使う用具のような物を貸してくれた(^-^) さらに、奥にいた青年が、「お茶飲みなよー!タダだよ♪」 うわー、居たたまれない雰囲気で小さくなってたけど、みんな親切♪一息ついたところで「ショクラ〜ン(ありがとう)」と挨拶しつつお別れした(^-^) |
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ナイルの夕陽 | |||||||||||||
コルニーシュ通りを戻りルクソール神殿方面へ進む。だんだんと日が傾き、ナイルに大きな夕陽が沈もうとしている。あちこちでナイルクルーズの船の明かりがともりだした。 あまりにも美しい光景に自転車を止めて見とれる。夕陽が大きい。素晴らしい眺めだ。 この夕陽を見て、古代エジプト人は西岸は死者の町と思ったんだなぁ。確かに東岸から西岸を見ると、大河ナイルをはさんで向こう岸に、別の世界が広がっていそうな気がする。
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ルクソール神殿 | |||||||||||||
ルクソール神殿はアメンホテプ三世が建設。その後ラムセス2世が建て増し、現在の規模になった。カルナックの補助神殿として作られ、年に一度行われるオペト祭りの時には、カルナックのアメン神が神輿に乗ってこの神殿を訪れる儀式を行ったそうだ。カルナックから続くスフィンクス参道を通り、祭りの列がこの神殿に入ったのだ。さぞかし、華やかな祭りだったことだろう。 入り口を入るとまずはラムセス二世が立てた第一塔門がある。立派なオベリスクがあるが、一本だけ。もう一本はコンコルド広場へ持っていかれてしまった。これは残念すぎる。あちこちのオベリスクは残っていても一本のみ。ここでもし、二本対になった物が見れたら、当時が偲ばれ素晴らしい眺めだったろうに。そう思いながら見るせいか、余計に片方だけのオベリスクがバランス悪く見えてしまう。 第一塔門には、またまたラムセス二世のカディッシュの戦いのレリーフが彫られている。しかし残念ながら、風化が進み、かなり見難くなっていた。
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中庭はぐるりと未開花式パピルスで囲まれ、柱の間にはラムセス二世の立像が建てられている。どこを見てもラムセス二世(笑)それにしてもラムセス二世の像はなぜか堂々と見える。大きさ、完成度とも素晴らしいからだろうか。 中庭の脇にはなんとモスクがあった。発掘前に下に神殿があると知らずに建ててしまったらしい。かなり高い位置だ。と言うことは、ここまで埋まっていたのね。神殿の屋根に当たる辺りに急に出現するモスクはかなり不思議な風景だ(笑)
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大列柱廊 | |||||||||||||
中庭から大列柱廊へ向かう。入り口にはまた巨大なラムセス2世の像がある。上下エジプトのを表す冠をつけ、すこし微笑んでいるようにも見える。カイロ博物館で見たミイラは92歳のおじいさんだったが、どの像も若々しく美男子だ。一番いい時の像を作ったんだろうなぁ。 じっくり像を見ると台座部分にヘルファさんに教えてもらった上下エジプトの統一を示すロータスとパピルスを結ぶ絵が描かれていた。この絵はあちこちに本当によく見られる。それだけ統一が重要だったと言うことなのだろう。ヘルファさんのお陰で、探すのがとても楽しい(^-^)
列柱室脇の壁にはオペト祭りの様子を描いたレリーフが彫られている。破損しているが、当時の様子が再現されている。エジプトではほとんど説明もなく、そのままの状態で見ることが多いが、こういう風にしてあると、とてもわかりやすくてありがたい。 壁沿いにはツタンカーメンとアンケセナーメンの坐像もあった。どちらも同じ大きさで作られていて(エジプトでは大きさが地位を表すので、通常王妃は小さく作られる)アンケセナーメンがツタンカーメンの肩に手を添えている。とても仲が良さそうだ。二人とも頬がぽっちゃりとして、まだあどけなさが残る顔立ち。この像が作られた後の二人の運命を思うと切なくなってしまうなぁ。
大列柱廊は高さ19mもある開花式パピルス柱が見事だ。ここから先はアメンホテプ三世の造営。大列柱廊に続き、アメンホテプ三世の中庭と呼ばれる部分がある。この中庭からは1989年、多数のアメンホテプ三世時代の彫像が発見された。現在はルクソール博物館の特別室に展示されているそうだ。 この中庭にある柱は未開花式パピルス柱で、造形がとてもキレイだった。カルナックのような彫刻はないのだけど、シンプルで、とても洗練された感じがする。
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アレクサンダー大王の祠堂 | |||||||||||||
更に奥へ進むとアレクサンダー大王(BC.356〜BC.323)が立てた祠堂がある。アレクサンダー大王はエジプト文化に憧れ、エジプト征服後自らファラオとして即位した。この祠堂の中には神々に供物をささげるアレクサンダーの姿が彫られている。 ここは息子が感動していた。あの英雄アレクサンダーが建て、きっとおそらく彼も見たであろう部屋に私たちも入って見ることができるのだ。部屋は薄暗く、神秘的な雰囲気が漂う。きっとアレクサンダーもこの祠でエジプト文明の素晴らしさに感動していたことだろう。
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ルクソール神殿のライトアップ | |||||||||||||
辺りはすっかり暗くなり、神殿全体がライトアップされとても美しい。下から光が当てられ、真昼よりもレリーフの影がはっきりと見える。少し茶色がかった明かりが神秘的に神殿を照らし素晴らしい眺めだ(^-^) 気温もすっかり下がり、ちょうど日本の夏の夜、ブラブラと夕涼みをしている感じだ。ルクソール神殿の夕暮れの散歩はとても素敵。おすすめです(*^_^*)
あちこちで写真を撮りつつのんびりと元の道を戻る。さてさっきの出入り口へと思ったら、なんと出口と入り口は別らしい。神殿反対側から出なくてはいけないと言われた。 ひぇ〜、こんな大きな神殿をぐるっとまわって自転車の所まで戻らなくちゃいけないなんて大変!困った〜。 「自転車を入り口のそばにおいてあるんだけど…」と言ってみたら、「そうか。じゃあ特別に出ていいよ!」と笑顔で出してもらえた♪荷物検査のゲートでもまた引っかかったが理由を話すと「急いで出ろ!特別だよ〜!」とまた笑顔(*^_^*) よかったー。疲れていたので助かったよ。 |
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夜はイタリアン | |||||||||||||
すっかり予定した時間より遅くなってしまった。自転車の返却も予定より40分も遅れている。焦って戻る。これはもう謝って追加料金払わなきゃね〜、と言いながらレンタサイクルやさんに到着。さっき奥でくつろいでいたおじさんが一人で座っていた。 あわてて「ごめんなさい、遅くなってしまって・・・」と言うと「OKOK,ノープロブレム(^-^)」 全く追加料金も請求されなかった。 うわー申し訳ない。ほぼ一時間近く遅れているのに・・・。 明日も借りないかと誘うおじさんに「明日はガイドを頼んでいるから」と丁重に断り、笑顔でお別れした(^-^) さて今日の夜ご飯はどうしよう。ずっとバイキングで似たような物ばかりだったから、今日はパスタが食べたいな。と言うわけで、シェラトン内にあるイタリアンレストランへ。ここは、ガイドブックで美味しいと書いてあったのだ。 子供たちはピザ、親はパスタを注文。出てきた物は本格的なイタリアンだった。日本で食べるのより美味しいかも!しかもボリューム満点!とても満足だ♪ 店の周りにはおみやげ物やさんがたくさんある。ブラブラと食後に散歩。どの店もシェラトン内にあるだけあって、しつこい押し売りもしないし、対応がとても上品だ。でもやっぱりちょっと高いかな。娘を連れてまわったら、どの店でもまた、とても親切にしてもらった(^-^) 明日時間があったら来ると約束して、部屋に帰り、明日のハードスケジュールに備えて早めに休んだ。 |
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