草加市議会議員の年収(月額給与とボーナス)

草加市の議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例

議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例第2条(議員報酬)より

議長、副議長及び議員の議員報酬は、次のとおりとする。(1)議長 月額 540,000円(2)副議長 月額 505,000円(3)議員 月額 470,000円

議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例第5条 2(期末手当)より

議長、副議長及び議員で、6月1日及び12月1日(以下これらの日を「基準日」という。)に在職する者に、期末手当を支給する。期末手当の額は、議員が受けるべき議員報酬の月額及び議員報酬の月額に100分の20を乗じて得た額の合計額に100分の220を乗じて得た額とする。

条例や法律は非常に判りにくく書いてあります。 条例には「期末手当は２回支給される」とは書いてありませんが、6月1日及び12月1日の２回支給されるのです。

判り易く表現すると、議員の期末手当の総額＝「（議員報酬の月額＋議員報酬の月額×100分の20）×100分の220×２回＝2,481,600円」です。

月額給与とボーナス（期末手当）の合計

• 給与の総額＝月額給与470,000円×１２月＝5,640,000円
• ボーナスの総額＝2,481,600円
• 草加市議会議員の年収＝5,640,000円＋2,481,600円＝8,121,600円

草加市議会議員の年収8,121,600円は、多いか

全国の市議会議員では57.7%の11,127人が兼業より

1. 2016年に集計された全国813市の市議会議員19,284人の実態を見ると、専業で市議会議員をやっている人は8,157人と42.3%にしか満たない。逆に言えば、兼業している議員は、57.7%の11,127人もいる。
2. 地方議会の場合は、多くの自治体では年4回の議会が開催される、その4回も期間は2週間程度であり、本会議や委員会で実際に出席が義務付けられている日数はさらに少ない。

1. 市会議員と自治体の地方公務員などの特殊なケースを除けば、市会議員の兼業は許されている。
2. 兼業をする時間もある。１年は52週ですが、議会が開催されるのは、その15%の4週間。

市会議員の全部が兼業をしている訳ではないですが、兼業した上に市議会議員の年収が8,121,600円もあるのは…

草加市議会議員の年収と草加市役所職員の年収

年収が800万円以上の草加市役所職員の人数は、平成18年度が544人、平成19年度が514人、平成20年度が500人、平成21年度が368人と減少してきました。これは、木下 元市長が「草加市職員の給与等を公表します」を始めたのが、きっかけです。草加市役所職員年収1000万以上が17人 草加市長年収1800万草加市長の年収と草加市役所職員の年収

一方、年収が800万円以上の草加市議会議員は28人です。市議会議員の年収が多いというか、草加市役所職員の年収も多いのです。議員や市役所職員の年収を情報公開をして、議論をすべきでしょう。どちらも税金が原資です。

なお、「草加市職員の給与等を公表します」は、現在、行なわれていません。

草加市と他市の市議会議員の年収の比較

埼玉県の市議会議員の年収を単純に平均すると7,156,357円で、草加市議会議員の年収8,121,600円は、平均以上です。

埼玉県の市議会議員の年収の最高は、さいたま市で13,545,495円、最低は、白岡市で4,596,480円です。自治体によって大きな差があります。

一つの市で議員全体にかかる報酬費＝議員1人の年収額×議員定数です。草加市の場合は、8,121,600円×28人≒２億２７４０万円になります。

以下の表は埼玉県の40の市を市議会議員の年収額が多い順に並べたものです。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。