作者より一言

　出雲地方の方言は、伯耆地方や隠岐地方と同じ方言区分とされ、雲伯方言といわれています。西日本の中にあって東部方言（東日本の方言）の要素を多くもつものとして特殊な存在といわれています。 

出雲弁は地域の生活や文化と密着し使用されてきましたが、生活の近代化や核家族化等により急速に失われつつあります。出雲弁の泉制作者は １９９７年から２０１１年にインターネット掲示板やメール等でお寄せいただいた島根県東部地区（出雲地方）で使用されている（されていた）出雲弁を記録保存し ました。２０００年頃に使用されていた出雲弁として５０年後１００年後に価値ある資料となるよう期待しています。なお、記録保存方法は下記掲示板等に寄せられた情報の処理についてのとおりです。

掲示板等に寄せられた情報の処理について

[出雲弁語彙登録基準（辞書部分のみ）]
（１）原則として高校生が使用するような簡易な国語辞典に載っていないこと。 ただし、昔は共通語であっても、現在出雲地方等限定的地域で使用されていると思われるものは、出雲弁として扱う。（明確な基準はありません）
　　（例）きさんじ（気散じい）、じねん（自然）等
（２）日常使用されていない出雲弁は、今生きている人が使用しているか、かつて使用したり耳にしたことがある語彙で、情報提供者のほかに出雲地方で使用していたことが確認できること。

[表示に関する説明]
　出雲弁の泉辞書の「採取者　名前等[地域]」は、語彙情報を最初にいただいたかた（第一採取者といいます）のお名前等と採取地域です。ただし、未確認語彙集の中から確認いただいた場合は「採取者　第一採取者名等[地域]・確認者名等[地域]」としています。
　当辞書では出雲弁の微妙なニュアンスを表現するために用例を記載しています。２００５年以降は地域による訛りや言い回しの違いを考慮して第一採取者に用例を作ってもらうよう努力しており、第一採取者と用例等の作成者が違う場合にのみ（記録者：名前[地域]）を付けています。
　なお、「解説」等の記述者が用例作成者と違う場合は「解説」等の後に「記述者名等[地域]」を記入しています。（２００５年１月１日改正）
（追記）
１．語源や意味を理解するうえで必要があれば 「参考」という項目を設けて記載しますが語源として明らかなものに限ります。（２００６年１０月１日追加）
　詳しくは凡例をご覧ください。

[辞書検索について注意事項]
　出雲弁訛りの特徴から「し」「す」、「ち」「つ」、「じ」「ず」「ぢ」「づ」の区別がつかなかったり、「い」→「え」、「う」→「お」、「に」→「ね」、「ぬ」→「に」「の」、「ひ」→「ふ」、「ぶ」→「び」、「み」→「め」、「む」→「も」、「ゆ」→「い」→「え」の音韻変化します。
　当辞書では原則として第一採取者の音韻表記を採用していますので検索して見つからない場合は該当する他の音も探してみてください。

素人が趣味で作成しており、随所に間違っている所があると思いますが、御容赦願います。

　使用しているアニメＧＩＦ等は「きみえ」さん、「大竹＠あほらしか」さん、「内田哲也」さん、「１キロの小箱」さん、ＢＧＭは「塚田努」さん、「MIDI素材室」さん、「Heartland !!」さんのご厚意で使用させていただいております。
ありがとうございました。

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著作権は主宰者奥野栄に属します。

ありがとうございました。