ここでは、信用取引での株主優待と配当金がもらえるの か、もらえないのかについて説明しています。
信用取引での株主優待の権利はありません。信用で株を 買うときは証券会社からお金を借りて株を買っているため もらえません。
株主総会に出席することも出来ません。
信用取引で株主優待をもらう方法
①信用買いを現引きに(現物買い)にしますともらうことが できます。
但し、株主優待の権利確定日の次の日には株価が下落 する傾向が多いですので、株主優待の額を上回って株の ほうが損をする可能性がありますので注意しましょう。
②次の優待をもらう方法はクロス取引
クロス取引とは、同一銘柄について同量の売り注文と買 い注文を同じ価格または近い価格で成立させる取引で す。
クロス取引の方法は、「権利付最終日」の寄付で、信用取 引の売り(空売り)と現物買いの注文を同時に同数出しま す。
翌日の「権利落ち日」になると、既に株主優待の権利は確 定していますので、現渡しで決済します。
現渡しとは、信用売りの決済方法のひとつで、現物株を渡 すことで決済することです。
但し、空売りには逆日歩のリスクがあります。逆日歩がか からなければいいのですが、人気銘柄の食事券や航空会 社の航空券などは、逆日歩が株主優待の額を上回ること もあるので注意しましょう。
信用取引での配当金は信用買い(カラ買い)で権利はもら えます。
権利確定日をまたいで信用買いをしていた場合は、配当 金をもらうことができます。配当金は、買った株の会社から 配当をもらうわけではなく、その買った株の証券会社から 入金されます。
信用取引で売り(カラ売り)の場合は
権利確定日をまたいで信用売りしていた場合は、配当金 を支払わないといけません。配当金の支払いは配当金が 確定した後、約三ヶ月後(銘柄によって異なる)に証券会 社の保証金から引かれますので注意しましょう。
|