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2003年12月01日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031201~.htm#Day01

 師走です。そろそろ年末のお仕事にも手をつけなくてはなりません。特に部屋の掃除。一週間程度では片づかないことが解っているのだから、今ぐらいから始めないとまたしても年を越してしまうのです。……自宅でいちばん狭い部屋なんだけど。
 ああ、そういや年賀状というものもあった……

 延々雨です。職場の雨漏りは父の応急処置が奏功して小康状態を保ってますが、これだけ降り続けるとどこからともなくしたたり落ちてきそうな気がします。バイク乗りの私はただでさえ動きが制約されて鬱憤が溜まってくるというのに、ますます落ち着かない。そのうえ、作業用のデータを入れてあるメモリスティックを自宅に置いてきてしまって、暇の時間にすることと言えば――本を読むしかない。
 お陰で捗りました。読み終わりはしなかったけど。

 土曜日に保留したチャーリーと14人のキッズ』(UIP Japan・配給)の感想を脱稿。「これのためにスタートレックを観る人間は……いないよね」からどうぞ。

『EVE』(C's Ware/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム/18禁)本編、相変わらず並行して遊んでます。現時点での感想は概ね昨日のものと変わらず。付け加えるなら、どーせオリジナルと同梱の予定があったなら、リニューアル版のCGは構図を変えるとか工夫するべきじゃなかったのか、という点ぐらい。デザイン変えただけだもんなあ。


2003年12月02日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031201~.htm#Day02

 昨日映画サービスデーだったことを今更思い出す。ああああ、これだから雨の日は。

『EVE』(C's Ware/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム/18禁)リニューアル版終了。途中まではオリジナル版先行で進めていたのだが、終盤からはセーブの使い勝手がいいこちらを優先してしまった。
 テキストも構成も構図も基本的に同じなので、終盤のカタルシスは悪くない。あの人の死と、ある人物の独白の場面はやっぱり体の髄から震えが来る。が、独白が終わったあとからスタッフロールまで一続きになったアニメーションは、演出が拙すぎて興醒めだった。絵の仕上がりは言うに及ばず、間の取り方が下手なので今ひとつ染みてこない。これだったら、テキストと静止画だけで描いた方がなんぼかまし。
 ベースであるシナリオについては、相変わらず粗い部分も多々あるが秀逸という印象に代わりはない(でも日曜日に伏せ字で指摘した疑問にはやっぱり答えがなかった――説明はしてるけどなんか本末転倒なんだよなー)。問題はすべて、リニューアルの拙さ、いい加減さにある。キャラクターデザインと原画がオリジナルよりだいぶん劣ることもそうだが、ところどころ処理が雑なプログラムにも結構悩まされた。変更点で認められるのは、オリジナルでは忘れ去られていた“プレゼント”にちゃんと言及していたことと、何処でもセーブできるようにしたことぐらいだった。
 シナリオはほぼそのまま、何度か差し替えられた音楽も(オリジナル版同梱ということに配慮してか)アレンジのみに留め、キャラクターデザインが変わっていても構図はほとんど従来通りというリニューアルなのに、オリジナルのスタッフ名がほとんどクレジットに残っていないのもまた疑問だが、この大雑把な出来をかつてのメンバーに押しつけていない、という意味では評価するべきか。
 それにしてもこのゲーム、主題がPC98版やSS版発売当時よりも生々しく感じられて仕方ない。産油国ではないとは言え背景に中東があり、主権を巡る陰謀と画策、そして蔓延するテロリズムの脅威……この作品ののち、本編の「悲劇」の根幹を為すある趣向がアニメの話題作やゲームの大作で何度も使われたことを鑑みても、一種の先見性を備えていたと言える。剣乃ゆきひろ(菅野ひろゆき)作品としてはこの直後、elfから発表した唯一の作品『この世の果てで恋を唄う少女 YU−NO』のほうを高く評価しているのだが、作られるべくして作られた本編もまたやはり名作と呼ぶべきなのだろう。……だからこそ、リニューアルはもっと慎重にやって欲しかった。
 残るは、オリジナル版のクライマックスだけ。……まあ、確認作業なんだけどね。

 本日のお買い物
1,秋田禎信『シャンク!! ザ・レイトストーリー VOL.1』(角川スニーカー文庫/角川書店) [bk1amazon]
2,アガサ・クリスティー/宇野利泰[訳]『ポケットにライ麦を』(クリスティー文庫/早川書房) [bk1amazon]
3,『ハンテッド』(日本ヘラルドPony Canyon) [amazon]
4,中島みゆき『夜会の軌跡1989〜2002』(YAMAHA MUSIC COMMUNICATIONS/3と4、DVD Video) [amazon]
5,大江千里『home at last 〜Senri Sings Senri〜』(Station Kids Records/CD) [amazon]

 本格ミステリベストは店頭で確認だけして、いったん後回し。下馬評通りだが圧勝やん。
 1は新シリーズ第一巻。ところで最近、初出一覧って書かない傾向にあるのか?
 2はおいといて、3。現在いちばんお気に入りの俳優ベニチオ・デル・トロ出演最新作が早くもDVD化。買うしか。ワイヤーを一切使わず、常識的な範囲で如何に重く過激なアクションを描けるか、ということに執着した映画。派手さはないが、やたら凝りまくった映像演出や異常なアクションばかりの映画に倦んでいるなら一見の価値有り。劇場鑑賞当時の感想はこちら
 このためだけに松本楽志がとうとうDVDプレイヤーを購入したらしい4は、年末半恒例のイベント『夜会』第一回から昨年のVol.12まで、代表的な場面を収録した総集編的DVDである。何が嬉しいって、「映像版発売なし」と謳っていた『ウィンター・ガーデン』二年連続公演から合計五曲が収録されていること。まあ、他の回はすべてYAMAHAから復刻されていて、これで新規トラックなしでは買う気も起こらないというものだが。ちなみにVol.11では谷山浩子が参加しており、従来の中島みゆき作品とは微妙に異なる雰囲気を醸し出している点に注目。昨年の演奏分からは、個人的にどーしても手元に置いておきたかった『記憶』が選ばれているのが更に嬉しい。
 でもって5は、好き嫌いが激しく分かれる大江千里のニューアルバム。昼間テレビで宣伝しているのを見てまんまと購入してしまった。デビュー20年のあいだに他のアーティストに提供した楽曲を自らカバーした、割とよくある趣向なのだがこの方の場合実は初めてだったらしい。そう言えば、渡辺美里の代表作でもある『10years』も大江千里作品(曲のみ)だったのに、このアルバム以外で聴いた覚えがない。
 で、早速ざっと聴いてみる。……ちょっとスローな編曲が多い。オリジナルと区別するためかも知れないが、『10years』や光GENJIの『太陽がいっぱい』にはもっと疾走感があっても良かったような。原曲を知らない『Cool』あたりの方が、安心して聴けます。

 どーして皆さん似たような時期に読むんでしょーか……。


2003年12月03日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031201~.htm#Day03

『EVE』(C's Ware/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム/18禁)オリジナル版終了。……本当に確認だけ。とりあえず、オリジナルのスタッフほとんど残ってないんだなー、とだけ。
 立て続けに遊んでいたら、途中で投げ出した『エクソダスギルティー』もやってみたくなった。他の作品に比べて文章・演出共に幼稚だったので、序盤で早くもついていけなくなったのと、あの当時は虱潰し式のAVGに嫌気がさしていたので、投げ出すのも早かったのだが、若干気が長くなったいまならそこそこ遊べるかも知れない。……そのために、昨年ぐらいに発売したリニューアル版を買い直すのは……どうだろうね、我ながら。

 大江千里『home at last 〜Senri Sings Senri〜』(Station Kids Records/CD) [amazon]をじっくりと聴く。昨日あんなふうに書いたが、何度も繰り返しているうちに大江版『10years』もなかなかいいように思えてきた。渡辺美里の伸びやかで張りのあるヴォーカルに慣れているだけに、最初は無理矢理絞り出すような独特の歌い方とゆったりしたテンポに違和感を禁じ得ないのだが、訥々と言い聞かせるような表現がじわじわと効いてきて、ギターのディストーションが膨らむ最後のリフレインあたりは強烈に胸に響く。これはこれでいい。
 スローテンポな曲が多いのも、最近の傾向というよりは集まった楽曲のテーマに起因しているようだ。何せ、大半が秋から冬をモチーフにしていて、『ソナチネ』『Pearl-White Eve』『クリスマス クリスマス』と三曲がクリスマスソングなのだ。それでピアノ中心にアレンジすればそりゃ仮に厭でもスローな曲が中心になるに決まってる。

 本日のお買い物
1,矢崎存美・原作、安武わたる・作画『クリスマスのぶたぶた』(EMERALD COMICS/宙出版) [bk1amazon]
2,京極夏彦『後巷説百物語』(角川書店) [bk1amazon]
3,山田風太郎『山屋敷秘図 切支丹・異国小説集 【山田風太郎妖異小説コレクション】』(徳間文庫/徳間書店) [bk1amazon]

 ようやく買えた1は漫画版ぶたぶたシリーズ最新作。季節ものです。……と、いきなり気がついたのだが、どうも私はこれに先んじる『刑事ぶたぶた』の漫画版二巻を買い漏らしていた模様。読むならそっちが先か?
 現在アニメ版も放映中(でも私の環境では観られない……)の巷説百物語シリーズ最新刊。江戸から明治に舞台を移し、登場人物も一新された。果たして旧作とどのように繋げているのか。3は山田風太郎の妖異短篇を集めた作品集第二巻。題名通り切支丹に取材したもの、異国を舞台にしたものを収録。


2003年12月04日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031201~.htm#Day04

 もう年末特番の時期が来てしまったようです。毎週水曜日の夜は四時間ほどずーっと同じチャンネルが点いているのですが、昨晩はその時間帯そっくり特番になってました(局名伏せてても明々白々ですな)。代わりに、積みっぱなしだったDVDを一本消化しました。NOVO』(日活) [amazon]、感想は「エドゥアルド・ノリエガって結構いい男なのね〜」からどうぞ。

 木曜日は本業が大変なんだったら。毎度ながら、本来の業務とは別のところで混乱していたような気もするのだった。

 本日のお買い物
1,ゆうきまさみ『鉄腕バーディー(3)』 [bk1amazon]
2,七月鏡一、藤原芳秀『闇のイージス(14)』(1と2、ヤングサンデーコミックス/小学館) [bk1amazon]
3,津田雅美『彼氏彼女の事情(17)』(花とゆめコミックス/白泉社) [bk1amazon]
4,アガサ・クリスティー/加島祥造[訳]『ひらいたトランプ』(クリスティー文庫/早川書房) [bk1amazon]

 うーん、なんだか解説する気の起きない買い物だ。共に前巻で山場を越えた2と3は、それぞれ新章突入。2はより「テロリスト」というテーマに迫った“蝶”編へ、3は遂に登場した有馬の実の父親編へ。
 4を購入したことで、クリスティー文庫10月発売分は残すところあと二冊となりました。そうこうしているあいだに今月の新刊も間もなく発売するのです。……二年ぐらいかけるつもりでスケジュール組んで欲しかったなー。


2003年12月05日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031201~.htm#Day05

 昨晩の『TRICK』、冒頭飛ばしすぎ。CM挟んだ途端にギャグの濃度が薄まったではないか。
 犯人当て、という観点からすると、一部のケースではあまりにも見え見えで話になっていないが、まるで耽溺するかのように言葉遊びのトリックに執着した姿勢と、横溝正史的世界観と現代のギャグ感覚とを融合した雰囲気作りには拍手を送りたい。
 反面、こういう作りにしたせいか手癖が特に目立っていた。作品そのものが横溝作品(それも映像版)へのオマージュとなっているため不可避のこととはいえ、犯人のああした行動で話を締めくくるのはいい加減ワンパターンという気がする。あのあと暢気にオチをつけているあたりの『TRICK』らしさはいいんですけど。

 ハードディスクに蓄積できるのをいいことに思いつくままテレビ番組を録画していたら、結構なサイズになってしまった。パソコンで鑑賞するだけなら未処理のままDVD−Rなりに焼いてしまえばいいのだが、DVD Video専用のライターの扱いに慣れておくのも含めて、ぜんぶDVDプレイヤーで再生可能な状態にして焼くことに。
 だが、先日ちらっと書いたとおり、このライティングソフト、やたら処理に時間がかかる。概算で四時間はかかるだろーか。思うところあって『TRICK』新シリーズを第一話からもう一度、今度はCM込みで焼き直しているので、数日がかりでないと片づかない。掃除とか物書きとか、他の作業と並行しつつのんびりやるしかなさそうだ。……ビデオならただ録画しておくだけで満足するんだけど(その代わり観もしない)。この期に、『インフェルノ』の画質もちょっと再確認しておかねば。原因はビデオデッキのヘッドだと思うんだが……
 などと書きながら横目でライティングソフトの作業を見守っていたら、どーいうわけか突然「空きスペースが足りません」というエラーが出た。んなバカな。下部に表示されているバーは余裕たっぷりなのになんで足りないんじゃ?! どーもこのソフト、表示がいまいち信用できません。四時間近く処理を待ったのがまるまる無駄に……とほほほほ。足りるか足りないか、変換処理を始める前に判断しろよぉ……

 マイクル・コナリー/古沢嘉通・三角和代[訳]『チェイシング・リリー』(ハヤカワ・ノヴェルス/早川書房) [bk1amazon]読了。感想はこちらから。この著者の作品を読むと、旧作も手に取りたくなって困ります。それも著者のものばかりでなく、本書ならロス・マクドナルド『運命』にドクター=スース『ぞうのホートン ひとだすけ』といった具合に。『運命』は、新刊書店で見つかるか……?

 本日のお買い物
1,大橋 薫『ヒカルンパッ☆ THE COMPLETE BOX』(ヤンマガKCDX/講談社) [bk1amazon] ※1巻単品[bk1amazon] 2巻単品[bk1amazon]
2,さだまさし『解夏』(幻冬舎文庫/幻冬舎) [bk1amazon]

 1は1・2巻同時発売の大橋薫最新作、のポストカード付きセット版。16歳で派遣OLでその他マニアックな要素投げ込みの如何にもな漫画だが、そーいうあざといのも好きなのです。読み切りも二本ずつ、都合四本収録。2は映画化に合わせて早くも文庫化。納得いかないのに買ってしまう悲しきファンの性よ。

 かつては『サスペリアPART2』の主人公を演じ、最近では『スパイ・ゲーム』『ミーン・マシーン』『リベリオン』などで印象的な脇役を務めてきたデイヴィッド・ヘミングス氏が三日の撮影中に倒れ、四日に心臓麻痺で亡くなったそうです。62歳。ご冥福を。


2003年12月06日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031201~.htm#Day06

 本日の映画鑑賞は近所の某氏を引っ張り出してはるばるお台場はシネマメディアージュまで遠征。ものは本日初日のホラー……というか化物パニック・アクション黒の怨』(Sony Pictures・配給)。感想は、「婆ちゃんより少年の怖がっている顔の方が……」からどうぞ。
 初日の先着入場特典は懐中電灯。同行者は「電池だけでももうけた」と言っていたこれ、確か先着五十名にプレゼントだった、はず。初回の概算入場者数は10人程度、本日の上映回数は四回。………………余る?
 それにしても、場内アナウンスが平野文であることに気づいたあたり流石である同行某氏。

 本日のお買い物
1,高橋留美子『犬夜叉(33)』(少年サンデーコミックス/小学館) [bk1amazon]
 年末につき、発売日が一部狂ってます。でも他のはいつも通り中旬なんだよね。よく解りません。なお、お楽しみの三津田信三『百蛇堂』などは発見できず。

 昨晩からDVD書き込み作業を一所懸命続けてます。映画鑑賞のためのお出かけの間もパソコンを起動したままにして焼き付けて……やっと、『TRICK』episode4まで終わるところ。何せ使い勝手が異様に悪く、メニュー画面作りの制約や癖が多すぎるわ、編集作業中に頻繁にハングアップするわ、映像・音声の設定変更がうまく反映されないわ、その上焼き付け作業が延々四時間以上かかるわ、疲れるったらありません。
 作ったDVDの仕上がりにも不安があったり不満があったりなので、将来より使い勝手のいいライティングソフトを導入したときなどにもう一度作り直せるよう、親データもそのまま保管しておこうかなー……


2003年12月07日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031201~.htm#Day07

 年の離れた従弟が、人の知らないうちに私の本を購入して、級友に自慢していたらしい。そいつぁ色々と褒められないんじゃないか、と一瞬思ったが、彼ももー高校三年生なのである。……ギリギリセーフ? いや、本そのものには年齢制限ないけど……ねえ。
 今度はもーちょっと自慢しやすいものが、出せたらいいなあ。本性がアレなので保証はできませんが。

 今日は行きつけの蕎麦屋と遠くの大きな本屋を梯子しようと、移動経路まで調べていたのだが、リコールがあったとかで両親が蕎麦屋近くのディーラーを訪れるついでに一緒に行く、という話になり随行する。リコールのための点検に時間がかかったり、他に買い物もしたりで、結局予定していたお買い物は出来ずじまい。前々から欲しかった手軽な空気圧測定器が買えたのでいいんだけど。

 日曜洋画劇場で『エリン・ブロコビッチ』を鑑賞。『トラフィック』と同年公開されたスティーブン・ソダーバーグ監督の代表作のひとつだが、なんとなーくぼんやりしているうちに映画館でもDVDでも鑑賞しそこなってました。
 この監督の演出はテーマ・キャラクターが噛み合うと力を発揮するが、『トラフィック』と同時に本編もそのピークのひとつだろう。要するに、ドキュメンタリー・タッチにこの上なく強い。どうしても典型的ハリウッド女優というイメージがまとわりつくジュリア・ロバーツだが、この作品ではキャラクターにも恵まれて圧倒的存在感を発揮している。凡庸だが骨組みのしっかりした脇役も、迫真の(って、実話なんだけど)ストーリーを支えている。特に弁護士のエドが何とも言えずいい味を出してます。父は一回観れば充分と言い、私も同意しつつ個人的には何回でも楽しめそうな気がする。やっぱりこの人の映画は私の性に合ってるのだなあ。ぼんやりしてる間にDVDの廉価版販売期間が終わって、3800円の通常価格に戻ってしまったのが悲しい。


2003年12月08日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031201~.htm#Day08

 アガサ・クリスティー/松下祥子[訳]『パディントン発4時50分』(クリスティー文庫/早川書房) [bk1amazon]読了。感想はこちらから。未だにハズレなし。購入した順通りに読むなら、次は『そして誰もいなくなった』だが……細部はぜんぜん覚えてないから、復習として読むのもいいかも。

 本日のお買い物
1,田中啓文『陰陽師九郎判官』(コバルト文庫/集英社) [bk1amazon]
2,島田荘司・編『牧逸馬の世界怪奇実話』 [bk1(ISBN)amazon]
3,江戸川乱歩『江戸川乱歩全集第12巻 悪魔の紋章』 [bk1(ISBN)amazon]
4,都筑道夫『女を逃すな 都筑道夫コレクション《初期作品集》』(2〜4、光文社文庫/光文社) [bk1(ISBN)amazon]
5,三津田信三『百蛇堂 怪談作家の語る話』(講談社ノベルス) [bk1amazon]
6,村枝賢一『RED LIVING ON THE EDGE(14)』(アッパーズKC/5と6、講談社) [bk1(ISBN)amazon]
7,北条 司『Angel Heart(9)』(BUNCH COMICS/新潮社) [bk1(ISBN)amazon]
8,丹沢 恵『天使じゃないもん(1)』(BAMBOO COMICS/竹書房) [bk1amazon]
9,村上“ポンタ”秀一『30YEARS ANNIVERSARY “MY PLEASURE”』(3 viewsVictor Entertainment/CD) [amazon]

 見た感じ、昨日の時点ではあまり買うものがなかったので、遠出して無駄足を踏まずに済んで良かったような。
 1は何故かコバルトから登場の田中啓文氏最新作。題名から一目瞭然、義経が陰陽師だった、という仮説のもとに進む物語。でも文章や内容はいつも通りのようです。
 2から4は最近購入点数が毎月のように多い光文社文庫最新刊。異形コレクションの新刊も確認しましたが、棚にたった一冊あったものを熱心に読んでいる人がいたので先送り。買えや、そこまで熱心に読むんなら。
 変わり種の2は、多数のペンネームを駆使して、短い執筆生活のあいだに財を築いた牧逸馬こと長谷川海太郎による、怪奇実話の翻案小説集。切り裂きジャックにタイタニックとマリー・セレスト、更には浴槽の花嫁事件まで、今ではよく知られた事件を極めて早い段階で紹介した記事を集めている。巻末には編者による入魂の評論が付されたており、こーいう三面記事テイストのものが大好きな私にはたまらない一冊。3は月1のお楽しみ、乱歩全集最新配本。表題作が巻末にあるのは、創元推理文庫の同作品とほぼ日をおかずに刊行されたことへの気遣いでしょうか。ほか、『少年探偵団』と『妖怪博士』を併録。4は日本ミステリー大賞受賞記念のコレクション最終回配本。代表的な長篇『やぶにらみの時計』と短篇を中心とした初期作品を収録。
 5は前作『蛇棺葬』を引き継ぐ形で綴られる、あの物語を巡る因果の話。いわば余録のはずなのに本編より長いのはこれ如何に、というかぱらぱら眺めていたら新耳袋とか平山夢明とか馴染み深い名前が冒頭にたくさーん並んでいて妙に楽しくなったり。今回はせっつかれる前に読もうっと。
 また予定表から抜けていた6は、佳境間近を思わせる展開。7はシャンイン(漢字はたぶんネットでは表記不能)の初恋のエピソード。8は題名から何となく想像していたとおり、看護師を主人公にした新シリーズ。
 9も題名が物語るとおり、日本を代表するドラマー村上“ポンタ”秀一のデビュー30周年を記念した企画盤。一曲ごとに豪華極まりないミュージシャンを集め、原典であるフォークからロック、ポップス、そしてジャズに至るまで縦横無尽に叩きまくった一枚。ゆずに福山雅治に槇原敬之、果てはブレッカー・ブラザーズ+ジョン・スコフィールド+坂本龍一という、名前を挙げただけで眩暈のするようなユニットまで参加している。当初楽しみにしていたのは槇原敬之のヴォーカルによる山下達郎の楽曲『LOVE SPACE』だけだったのだが、いざ聴くと流石は村上秀一、一曲としてハズレがない。特に吉川晃司のヴォーカルに武田真治のサックス、そして佐藤研二のベースという四人編成による『飾りじゃないのよ涙は』が屈折した色気を放っていて秀逸。ジャンル不問の選曲だが、山下達郎と井上陽水が2曲ずつあるのが何とはなしに意味深である。
 とまれ、あまりに凄いアルバムなのでお薦めに追加。


2003年12月09日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031201~.htm#Day09

 江戸川乱歩『悪魔の紋章 乱歩傑作選20』(創元推理文庫/東京創元社) [bk1amazon]読了。感想はこちらから。創元推理文庫版コンプリート、引き続き光文社文庫版全集に着手する予定っす。現時点ではほとんど再読なのだが、それはそれでまた良し。

 本日のお買い物
1,ゲイロード・ラーセン/宮脇裕子[訳]『ドロシーとアガサ』 [bk1amazon]
2,井上雅彦・監修『異形コレクション アジアン怪綺(ゴシック)』(1と2、光文社文庫/光文社) [bk1amazon]
3,原作・小林ユウ/漫画・木ノ花さくや『エンカウンター ―遭遇―(5)』(BUNCH COMICS/新潮社) [bk1amazon]

『ガウガウわー太』が見つかりません。ああもうっ!……と思ったら、一冊だけ来月に延期されてた。
 1は『EQ』誌に分載されたのが十年を経てようやく刊行。ドロシー・L・セイヤーズの災厄を受けて、アガサ・クリスティーを含むディテクション・クラブの面々が推理を繰り広げるという長篇。作品の出来には少々不安があるのだが、いま一所懸命アガサ・クリスティーを読んでいる身には見逃せないタイトル。2は上海、韓国などアジア各地を舞台にした作品を集めたもの。序文で『the EYE』『ボイス』『ダブル・ビジョン』(あ、いい加減にDVD観ないと)に言及しているのが妙に嬉しい。
 書き下ろしのエピソード含む3は、これで完結とのこと。鳴り物入りで始まったわりには、なんだか半端なところで終わってしまったのが残念。いい要素はあったものの、色々な面で活かしきれていなかったようです。個人的にまだ期待はあるので、この名義での別作品があったらまた購入してみるつもり。


2003年12月10日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031201~.htm#Day10

 職場でふだん待機しているところにはこたつがある。なんで職場なのにこたつが、とか細かい疑問はこの際避けておくとして。
 昨日まで薄手の炬燵布団をかけていたが、それだと足下が冷えるようになってきたので、厚手のものを上からかけた。胸許ぐらいまで引っ張り上げるとそのまま寝入ってしまいそうなほどぬくぬくである。
 流石なのはうちの飼い猫で、布団を増やした途端にそうと気づいて中に入り、出てこない。昨日までは、さかり気味だったのも多少あるとはいえ、あちこちうろついていてなかなか姿を見せなかったというのに、今日は炬燵布団をめくれば必ずいる。これぞ正しい冬のあり方。
 ……自分の部屋にも小さい炬燵が欲しくなってきた。

 本日のお買い物
1,柴田よしき『クリスマスローズの殺人』(MYSTERY LEAGUE原書房) [bk1amazon]
2,あざの耕平『Dクラッカーズ7−1 王国-the rimited world-』 [bk1amazon]
3,太田忠司『レンテンローズ 囁く百合』 [bk1amazon]
4,甲斐 透・著/影崎由那・原作『かりん 増血記(1)』(2〜4、富士見ミステリー文庫/富士見書房) [bk1amazon]
5,栗本 薫『グイン・サーガ外伝18 消えた女官 マルガ離宮殺人事件』(ハヤカワ文庫JA/早川書房) [bk1amazon]
6,『トエンティマン・ブラザーズ 【初回限定仕様】』(アットエンタテインメント) [amazon]
7,『ソラリス 特別編』(20世紀フォックスホームエンターテイメント/6と7、DVD Video) [amazon]

 今日は今日で『シティーハンター完全版』の発売日だと思いこんでいた。5日も先だよおい。
 1は祥伝社文庫から刊行された『Vヴィレッジの殺人』の続編であり、久々の書き下ろし長篇。季節に合わせてクリスマスをテーマに、しかし本格ミステリの趣向をふんだんに盛り込んだ作品。ご本人曰く、けっこうバカミスに近い謎解きもあるそうですが。私は前作が楽しかったので期待してます。
 2〜4は富士見ミステリー文庫の新装開店第一弾。カバーはイラストの露出が激しくなったが、背表紙の雰囲気はスニーカー文庫寄りになった。個人的には前のデザインの方が好き、かな。2は二ヶ月連続刊行のクライマックス、3はおよそ1年振りの新作。4は妙な味を出している同名コミックスのノベライズであり、ちょうど漫画版一巻と第二巻(未刊)のあいだに挟まるエピソードとのこと。
 5もまた1年振りぐらいになる外伝の新作にして、「アルド・ナリス王子の事件簿1」と銘打った、ミステリ風味の作品らしい。待望の100巻を間近にしてこういう番外編を新たに始めてしまうバイタリティが凄い。
 そしてDVD二本。6は劇場で見落としたことを本気で悔やんでいた、ガイ・ピアースが出身地オーストラリアで主演したクライム・サスペンス。予告編で使われていたある場面があまりにも刺激的で、どーしても観たかったのだが、公開期間が短く気づけばスクリーンを去っていたのだ。本日某店のWポイントデーにつき、合わせて購入。7はスタニスワフ・レム原作の映像化としてはかなり失敗、SFとしてはリアルな日常風景以外は凡庸で考証にも雑さが残る作品、しかしソダーバーグ監督作品として観ると非常にらしく、エッセンスの詰まった映画になっているという、立場によって極端に評価の違う代物。私はむろん、一番最後の評価に近いから購入したのです。相変わらずカメラワークは神懸かりだし、台詞の選択もいい。製作にジェームズ・キャメロンが加わっているだけあって、星の海やステーションの描写もなかなか美しい。これから観る方は、いっそ原作を忘れるか、読まずに御覧になることをお薦めします。劇場鑑賞時の感想はこちら

 そういや、『東京伝説』の新刊が発見できないんです。なんで? 最近、図らずも行きつけとなりつつある某ブックタワーは竹書房文庫がどーいうわけか入らない傾向にあって、本日確認してもやっぱり在庫はなし。
 そもそも昔、発売から半年ぐらい経っている本の在庫を訊ねたら「新刊しか置いてません」とあっさり断言されて以来、某ブックタワーはあんまり信頼はしていない。が、換言すれば新刊はある程度入ってくるという意味ゆえ、移動の楽さもあって書籍とかノベルスの新刊が纏まった時期に訪れるようにしているわけで。が、それでもムラがあるため、他にも行きつけを作ったり、ときどきジュンク堂レベルの店で鬼のように買い込むわけで。
 元バイト先の店があった頃、最後の方はかなり力が弱まって揃わないものも増えていったが、それでも頼めばたいがいのものは探し出してくれたので非常に助かった。新しく入った店はとうぶんあのレベルには到達しそうもない。困ったもんだ。


宣伝とかお薦めとか告知とか。

お薦め品
CD
村上“ポンタ”秀一『30YEARS ANNIVERSARY “MY PLEASURE”』 (3 viewsVictor Entertainment) [amazon]
マイルス・デイヴィスが名指しでライブへの参加を要請したドラマー・村上“ポンタ”秀一デビュー30周年記念アルバム。ゆず、福山雅治、槇原敬之、角松敏生&南佳孝、吉川晃司、武田真治、ゴスペラーズ、Kiroro、Tina、Keiko Lee、ブレッカー・ブラザーズ、ジョン・スコフィールド、坂本龍一……綺羅星の如きゲスト・ミュージシャンが結集した、贅沢でヴォリューム満点の一枚。2003年12月03日発売。
DVD
アラン・パーカー監督『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』 (Universal Pictures Japan/DVD Video) [amazon]
死刑執行前、三日間を費やした一対一のインタビュー、そこから導かれる衝撃の結末――2003年11月28日発売。→深川の感想
宣伝
10/18発売
Bonbee!・原作/深川 拓・文『小説版 ALMA〜ずっとそばに〜』(Heart Novels/宙出版)

本体価格857円 ISBN 4-87287-896-5 [bk1amazon]
2003年05月に発売され好評を博した美少女ゲームのノベライズ。挿絵は神藤みけこさん


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2003年11月下旬
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