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2004年10月01日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20041001~.htm#Day01

 本日ぁお買い物に出かけている猶予も御座いませんでしたの。

 さて、映画サービスデーであります。あとの手間を省こうと昨晩のうちにリンクページに鑑賞予定の作品の公式サイトを追加しておいたら、うっかり別のページの修正と一緒に送信してしまったので、何を観るつもりだったかは昨晩の段階で伏線を張ってしまった格好なんですが。
 場所は久々のお台場シネマメディアージュ。諸般事情からフォックス・サーチライト作品二本立てです。
 一本目は『ブラック・ダイヤモンド』のDMXが製作も兼ねた、アメリカ黒人社会を描いた小説の映像化ネバー・ダイ・アローン』(20世紀FOX・配給)。感想は後日、この辺に。DMXに『BONES』のアーネスト・ディッカーソン監督と聞いててっきりアクションだと勘違いしてましたが、重量感のあるノワールタッチでした。意外な良作。
 見終わった時点で午後七時四十五分、ちょっと微妙か? と思いつつもここで映画を観るときよく訪れる居酒屋風の蕎麦屋にて急ぎ夕食を摂る。食後に、昨晩からなんとなく書き始めてしまったmixiの日記にPHSから簡単な記述を送信して、劇場に駆けつけるとピッタリ次の作品が始まる時刻。やってみるもんです。
 二本目はロバート・レッドフォードにウィレム・デフォー、ヘレン・ミレンという豪華なキャストを迎えた誘拐もの二重誘拐』(20世紀FOX・配給)。こちらの感想も後日、この辺に。ドラマとしての重量感は先に観た作品以上ですが、色んな意味で首をひねりたくなる話。
 この二作品、どーいうわけか配給元がまったく力を入れていないようで、上映はひとつのスクリーンで『二重』→『ネバー』→『二重』→『ネバー』→『二重』と交互の上映(でも別料金)、プログラムはおろかチラシさえ配布されておらず、更にシネマメディアージュ単館であるにも拘わらずわずか二週間の来週末で上映終了、という冷遇ぶり。確かに、いずれも大作ではないけれど、しかし一定水準はクリアしていると思うんだけど……。
 似たようなことを考える人は他にもあるようで、この二本を立て続けに鑑賞したと思しい人の姿が他にもあった。その中の一人が、どーいうわけか両方で途中居眠りをした。いびきまで立てて。いったい何をしに来たんだ。そこまで退屈な出来でもなかったぞ。

 帰宅後、参考にするものがまったくないので、仕方なく主要なものはallcinema ONLINEのカタカナ表記を、それ以外はIMDbの英語表記を参考にして感想ページの下書きを作りました。従って、ところどころかなり不正確ですがご容赦ください。それにしてもなんでallcinemaはこんなに重いの。


2004年10月02日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20041001~.htm#Day02

 ……きのう、久々にお台場シネマメディアージュで鑑賞した、と書いてから、いったいどのくらいぶりかと思って調べてみたんですが……約10ヶ月ぶりでした。冬と夏のコミケ挟んでるやないかっ。観たのは『黒の怨』――ってまたまあマイナーなものを。基本的にそういうものでもない限り行く理由がないからではあるんですけど。去年は三回訪れてますが、ほか二本は『スウェプト・アウェイ』に『カンガルー・ジャック』……なんて一貫性のない。

 週末恒例の映画鑑賞――ですが、本日は思うところあってお休み。軽く買い物に出かけたり昼寝したり昼寝したり感想を書いたりしながら時間を潰す。きのう鑑賞した映画のうち、まずネバー・ダイ・アローン』(20世紀FOX・配給)の感想を脱稿。「この話のDMXっていったい何歳の設定なんだろう……?」からどうぞ。

 本日のお買い物
1,木原浩勝&中山市朗『深夜の怪談ライブ 新耳袋』(LOFT/PLUSONE OFFICIAL BOOTLEG SERIES/Rooftop/DVD Video)
2,横溝正史・原作/JET・漫画『悪霊島』 (あすかコミックスDX/角川書店) [bk1amazon]

 これがまた楽しみだったんですよう。毎回のように観覧している新耳袋のトークライブから抜粋した映像集――といっても、カメラ位置は動くことなく、ひたすら木原氏と中山氏が語り倒しているだけなのですが、イベントの雰囲気はちゃんと押さえている一方、お笑い部分はおおむねカットされているので、怪談を語る、というテーマがより純化された形で再現されているように思います。基本的に差し支えのあるような話は会場から外に出さない、差し支えのないものはここで怪談としていちど披露されたあとで本に収録される、という方針のためか、どうやらこれに収録されているのもだいたい単行本の『新耳袋』で発表済のものばかりのようですが、記憶している限り未収録の、しかし各所に大きな影響(?)を与えた「彼氏の秘密」なんてエピソードも含め、すべて初公表に近い形で収められているので、これはこれでなかなか価値があります。収録中幾度となく見舞われたトラブルについても収録して欲しい、という要望があったようですが(私も記録として観たかった)、これの編集作業中も色々あったらしくその辺は省かれているのがちと残念。
 ちゃんと工場で作ったものではなく、注文生産の形でDVD−Rにじかに焼いたものなので、レーベルには発売元の銘が覗いていて、入れ物は素っ気ない透明のプラケースのみ、という体裁ですが、興味のある方はロフトプロジェクトのウェブ通販サイト『電脳のれん街』でご注文ください。
 2は掲載誌を転々としながらも息長く続いていた金田一耕助シリーズの漫画化最新刊、ですがここで一区切りとなるようです。残念……つうてもこれまでも忘れたころにいきなり刊行されたりしていたので、個人的にはあんまり心配してなかったり。表題作のほか『鴉』を併録。


2004年10月03日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20041001~.htm#Day03

 昨晩は眠くて眠くておつむの働きが終始鈍いまんまでした。そこを鞭打って、なんとか二重誘拐』(20世紀FOX・配給)の感想を脱稿。「ウィレム・デフォーは変装してもあんまし意味がないような。」からどうぞ。顔が特徴的すぎて。

 珍しく日曜日に映画鑑賞。金曜日にハシゴをしてしまったから、というのもありますが、一緒に行くことになっていた松本楽志さんが日曜日でないと時間を取れなかった、という理由もあったり。さすがに三日連続は私にもきついです。
 雨のなか渋谷まで電車で赴き鑑賞したのは、つい昨日公開されたばかり、六人の監督による競作企画『J-HORROR THEATER』の第一回公開作品感染/予言』(東宝・配給)。二本同時上映ですが一本あたりの尺は1時間38分に1時間35分と普通の映画と変わらないので、感想も別々にアップします。まずは感染のほう、「考えようによっちゃ注射がいちばん怖い。」からどうぞ。楽志さんとも「見てからに痛いほうが厭」と頷きあったり。『予言』のほうは例によって明日以降、この辺に。鶴田法男監督作品としてはいい方ですが、でも『感染』のほうが全般に上。三上博史の熱演は見物ですが、個人的には堀北真希があんまり登場しなかったのが不満です。
 渋谷で日曜日、しかも話題作だったためか、劇場には十代くらいと思しい女の子が連れ立って訪れている姿が目立ちましたが、これが鑑賞中まー煩い。悲鳴を挙げるのは構いませんが挙げすぎるのはどーでしょう。それも込みで楽しかった、というのも事実ではありますが。
 同じ劇場、席を動く必要はなかったと言っても、ホラー二連続はなかなか疲れます。このあと奥様と合流するという楽志さんと別れたあと、余力があれば新宿に立ち寄ろうかと思っていましたが、ギブアップしてそのまま帰宅。

 感想など書きつつ、テレビ放映されている『火山高』を鑑賞。DVDで何度も観ているので(バカさ加減がけっこう好き)今更なんですが……あまりにもズタズタに切り刻まれていて苦笑する。そりゃ不必要なシーン沢山ありますけどー。もともと設定が雑で伝わりにくいのに更に解りにくくなってるやないか。


2004年10月04日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20041001~.htm#Day04

 ここ数日、書こうとして忘れていたことふたつ。

姫神』名義で活動していた星吉昭氏が亡くなりました。新聞社会面下段の訃報欄に掲載されていただけで、テレビニュースなどで見た覚えがありません(尤も私、先週いっぱいはまともにニュースを見た覚え自体ないんですけど)。ご冥福を。

 きのう映画鑑賞から帰宅して、食事のかたわら見ようとテレビを点けたところ、『日本のこわい夜』の再放送がかかっていて、折良くまだ見ていなかった最終話「予感」が始まったので、そのまま真面目に鑑賞。『感染』の落合正幸監督による作品ですが、どうもこれが全篇中いちばん良くできていたようです。題名が『予言』の「予」に『感染』の「感」、そして終盤には映画『感染』の伏線まで張ってある、というのはちょっとばかしやりすぎの印象はありますが、下手に恐怖を演出しようとせず、閉鎖状況の緊張感と意外な顛末でのみ仕上げた潔さで、ほかの作品よりも一歩飛び抜けた出来になっていました。どちらかというと『世にも奇妙な物語』に近いテイストでしたが。
 ところでこの再放送、先日と作品の順番が違っていました。ぜんぶは見なかったのですが、冒頭「クモ女」のあと二本目がこの「予感」、それから「金髪怪談」「大生首」「すきま」という流れになっていたようです。本放送時は「クモ女」だけ冒頭のまま、「すきま」「大生首」「金髪怪談」「予感」という順序でした。「クモ女」以外は前後逆になった格好か。どういう意味があったのやら。

予言』(東宝・配給)の感想を脱稿しやした。「やっぱり堀北真希の出番が少ないのがいちばんの問題だと……」からどうぞ。否定するところがない作品よりも腐すところの多い作品のほうが感想は長引きます。

 これ一作でどんだけ引っ張るつもりだ、と思いつつも『ウォーターボーイズ2』のドキュメンタリーを眺めてます。内容よりも、「ボーイズたち」とか「佳境にいる(入る)」とかいった、ナレーションの微妙な表現が引っかかって仕方ありませんでした……。


2004年10月05日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20041001~.htm#Day05

 ……また漫画が溜まってるわ。なんとか一桁まで減らしたけど、今日あたりからまたぞろ増えていきます。
 短期間に立て続けに刊行されていたので、なんとなく野間美由紀さんの作品を集中的に読んでしまったり。並べてみて思うのは、上質なミステリの雰囲気と大人っぽさを備えた旧シリーズよりも、秋田書店で仕切り直したほうが私の嗜好には合っているらしい。私が読んでいる旧シリーズは文庫版のみですが、葉蔓高校時代と大学時代、本職の探偵となった時代、そして娘・日向子が活躍する第二世代に、更に高校以前のエピソードと混在して異様に膨らみのある一方でやたらとしがらみや約束が増えてしまった感のある旧シリーズよりも、葉蔓高校でのエピソードに絞り、旧作で大学以降は登場しにくくなった生徒会長らも伸びやかに活躍している現在のシリーズのほうが、読んでいて心地よいのです。ミステリとしての仕掛けはシンプルになっていますが、演出の呼吸も良くなってますし、爛れた(おい)場面も少ないので、なおさらにそう思うのかも知れません。その一方で、CASE-7のような実にひねりの利いたプロットがあるあたりもさすがの一言。
 ミステリ的趣向は新シリーズ『Cat's-paw』になると更に薄まっていますが、SF的シチュエーションに軽い謎解きを混ぜた青春ものとして、よりまろやかな仕上がりになっており、こちらもまた私はお気に入りだったり。もうちょっと読みたいです、このシリーズ。どうも超然とした位置に佇みがちな鳩子の物語を期待したり。
 ……やっぱし日曜日、サイン会行っておけば良かったか? そんなに入れ込むんなら。

 余談ですが、『新パズルゲーム☆はいすくーる(2)』CASE-5ラストの歌詞、左端の文字がぜんぶ本ののどに呑みこまれて読めません……製本ミスかなあ。それにしては絵が右端まで続いているのがふしぎ。

 二週ほど作業だ映画鑑賞&感想だに追われて読書が滞りがちでしたが、今日なんとか一冊読了。アガサ・クリスティー/加島祥造[訳]『ナイルに死す』(クリスティー文庫早川書房) [bk1amazon]感想はこちらから。ほんとに……なんでこれを今まで読み逃してたんだ、私は。
 次はお楽しみのアレを読むつもりですが、果たして金曜日までに読めるかどうか。

 日曜日からこっち止む気配のない雨のせいで機能不全を起こしております。そろそろ大きな書店には講談社ノベルスの新刊が並びはじめているころだと思われますが、バイクに乗れないので出勤は両親の車に便乗し、買い物は近場で済ませるしかありません。自宅近所の書店にもそれなりに新書は入ってきているのですが、絶対数が少ないのです。ブ厚い本の存在自体が愛好対象である私としては早く二階堂黎人氏の新刊にお目にかかりたい。乱歩風の作品らしいし。
 天候は明日昼過ぎにはいちど回復するらしい、という話ですが、一方で週末にはまたぐずつくという予報も出ている……ああ悩ましいったら。濡れても構わない状況なら雨が降っていようとバイクで赴きますが、映画館や書店に雨具姿で入るわけにはいきません。タイミングずらして降ってくれないものかなー<無理です

 本日のお買い物
1,『藤子・F・不二雄☆ワンダーランド ぼくドラえもん 16 2004.10.20
2,山田貴敏『Dr.コトー診療所(15)』(ヤングサンデーコミックス/1と2、小学館) [bk1amazon]
3,津田雅美『彼氏彼女の事情(19)』 [bk1amazon]
4,樋野まつり『めるぷり メルヘン・プリンス(4)』 [bk1amazon]
5,山口美由紀『春告小町(4)』 [bk1amazon]
6,やまざき貴子『ZERO・VIII』(3〜6、花とゆめコミックス) [bk1amazon]
7,野間美由紀[原作]/竹林 棹[作画]/西村知美[協力]『西村知美の天然!?マタニティ』(HLCスペシャル/3〜7、白泉社) [bk1amazon]

 ……一瞬で二桁回復。
 1は作品の生活風景を再現したグラビアがメイン。そのロケーションが非常によく知った場所だったので苦笑したり。但し実際にはこの空き地、立ち入り禁止なので遊び場には出来ません。
 2はレギュラーキャラクターの身に激変が起き続けている新刊。今回でひととおり収束した……のでしょうか。3は有馬一族の物語継続中。雪野さんの大問題はどうしたのだ。4と5はそれぞれ完結。6は……『っポイ!』同様いい加減完結してくれという気が。話が未整理すぎてどこで衝撃を受けていいのかももう解らなくなってます。
 これまた野間美由紀さんの作品である7は、著者と交流のあるタレント・西村知美の妊娠・出産・子育ての過程を追ったもの。


2004年10月06日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20041001~.htm#Day06

 久々の青天。バイクで出勤出来てちょこっとだけスッキリしました。でも明日からまた雨がちになるらしい。ああもう。

 本日のお買い物
1,赤城 毅『麝香姫の恋文』 [bk1amazon]
2,高里椎奈『左手をつないで ドルチェ・ヴィスタ』 [bk1amazon]
3,二階堂黎人『魔術王事件』 [bk1amazon]
4,柳 広司『聖フランシスコ・ザビエルの首』(すべて、講談社ノベルス/講談社) [bk1amazon]

 二冊除いてぜんぶでした。
 1は昭和初期を舞台に、美貌の女怪盗と一高教師との知恵比べが描かれるレトロな冒険活劇。2は密室本からスタートしたシリーズ完結編。3はほかの三冊を合わせたよりも分厚い、二階堂蘭子シリーズ最新長篇。こちらは乱歩のいわゆる通俗長篇のような怪人が跳梁する大作だそうです。4は話題の作家、講談社ノベルス初登場作。ザビエルが巻き込まれた殺人を、ひょんなことから意識を当時に飛ばされてしまった現代の人物が解決するという、なんとなくどっかで聞いたことのある設定による作品。ハードカバーで買うのがちょっと躊躇われていたために、この著者の作品を購入するのは今回が初めてだったりします。


2004年10月07日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20041001~.htm#Day07

 昨晩、つくば市を中心に最大震度五弱の地震が発生。その瞬間、立って猫を抱えていた私は、猫が動揺して爪を立てたために普段より焦りました。
 とりあえず震度四では私の部屋の山は崩れないことが判明する。却って怖いわ。

 もひとつ昨晩の話。『水10!』は『ココリコミラクルタイプ』スペシャル、ミステリ仕立ての長篇コントでした。レギュラーキャラクターを探偵役に、山奥の洋館で発生した事件の謎を解くという体裁、っていうかレギュラーキャラが濃すぎてただただ掻き乱しているだけなんですけど実質は。コントだからそれはそれでいいのですが……冒頭、探偵役の紹介をしている場面を眺めながら頭のなかでは“JDC”という文字が躍っていたのは私だけでしょうか。
 結局のところレギュラーキャラ合同のイベントに、随所で豪華なゲストを招いてのショートコントを交えたという代物なのでテイストはいつも通り、但しこの番組のスタッフはドラマを作るとけっこう本気になるらしく、中盤で発生する事件ではきちんと大掛かりなトリックを用意してたりします。見るからにバレバレな仕掛けで、しかも1時間半も使って終わらないというのはどーかと思いますが、それはそれで番組を毎回見ている人間には充分楽しかったので問題はなし。しかし何よりも吃驚したのは、のっけから山村紅葉をちょい役で出したあたりだったり。すっかりああいう役柄の似合う役者になったなー。

 本日のお買い物
1,『キル・ビル Vol.2 プレミアムBOX』(Universal Pictures JapanGENEON ENTERTAINMENT/DVD Video) [amazon|通常版:amazon|ツインパック:amazon]
 本日はこれだけ。タランティーノ流の壮大なる復讐劇第二幕、早くもDVD発売。第一作ほどの派手さや極端さはないのですが、ホラーやマカロニ・ウエスタン(本家じゃないあたりがなんとも)の引用や深みのある会話が繰り広げられるので、充分見応えはあります。そもそもVol.1もプレミアムBOXで入手しているので、Vol.2も合わせなきゃ駄目だろう、ということで購入。劇場で鑑賞した当時の感想はこちら


2004年10月08日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20041001~.htm#Day08

 秋葉原のアセンブリパーツを扱っている店なら最初のフロアで発見出来るであろうUSB HUBを見に行くのも億劫です。ことほどさようにいま現在、静かにテンパっております。こないだまでは意欲に思考が伴わないと思ってたら今度は頭の出力に手が追いつきやしねえ。
 そんなんではさすがに徹夜イベントは無理だろ、と観念して本日の『妖・怪談義第三夜』はお預け。けっきょく、第一回の序盤しか参加してませんがなも。
 まあ、それでも明日はいつもどおり映画鑑賞と、サイン会には出かけるんですけど。台風はほとんど問題にしていない私であった。

 本日のお買い物
1,唐沢俊一[編著]『怪奇トリビア 奇妙な怪談傑作選』(竹書房文庫/竹書房) [bk1amazon]
2,加藤 一『禍禍 プチ怪談の詰め合わせ』(二見文庫/二見書房) [bk1amazon]

 ですからお買い物も必然的に先日bk1で注文した商品の届いたぶんだけという結果に。
 1は『トリビアの泉』のスーパーヴァイザーに名前を連ねている著者が戦後のカストリ雑誌に掲載されていた記事をはじめ、自らの書き下ろしも含めた怪奇な文献を集めた一冊。題名通り律儀に怪奇トリビアも収録してます。2もまた題名通り、1ページから5ページ程度の短い怪談がふんだんに詰め込まれた本。

 アントワン・フークワ監督、デンゼル・ワシントン&ベニチオ・デル・トロ主演予定で撮影が計画されていた『Tru Blu』が中止した模様です。ここの記事によると(題名が『American Gangster』になってますがものは同じ)どうも監督とスタジオ側との見解の相違が発端で、代理の監督も見つからなかったことからやむなく中止の運びとなったようです……ざっと読んだだけなので勘違いしてるかも知れません。どっちにしても残念。
 スタジオ側ではこのキャストによる別の計画に期するものがあるようですが、どちらも大物で一本にかける時間が長いだけに難しいだろうなー。ベニチオ・デル・トロの『Che』もいったい何年越しの計画なんだか解らなくなってるし。とりあえずデル・トロのファンとしては、ロバート・ロドリゲス監督が色々と捨ててまで制作している『Sin City』の到着を待つばかり。


2004年10月09日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20041001~.htm#Day09

 本当に台風無視で出かけました。
 まずは毎度の如く映画鑑賞へ。日比谷シャンテ・シネにて、なにやら久々という気がするキューバ・グッディングJr.とちかごろ安定して良質な作品に出続けているエド・ハリス主演、実話に基づくドラマ僕はラジオ』(Sony Pictures・配給)。感想は「予告編のナレーションは加藤晴彦でした」からどうぞ。ちなみにそれを初めて観たとき、その前か後かにかかった予告編では小西真奈美がナレーターでした。『ミラクルタイプ』かいな。
 観賞後、銀座で昼食を済ませると地下鉄にて神保町へ移動。法月綸太郎氏のサイン会に参加するためですが、予想よりかなり早く到着したので、並んだのは実に前から四人目でした。サインをいただいた後買い物も手早く済ませると、台風の被害が及ぶ前に――というより買い物途中ぐらいから危険信号を発しはじめた腹具合を慮って早々に離脱。毎回サイン会に来ると誰かしら知り合いがいないか探すのですが、今回はお一人に遭遇した、というより発見されただけでした。
 待ち時間のあいだに一冊読み終わりましたが、その感想は明日以降に。

 本日のお買い物
1,ディクスン・カー/井上一夫[訳]『絞首台の謎』 [bk1amazon]
2, 同 /宇野利泰[訳]『死の館の謎』(1と2、創元推理文庫/東京創元社) [bk1amazon]
3,栗本 薫『グイン・サーガ97 ノスフェラスへの道』(ハヤカワ文庫JA/早川書房) [bk1amazon]
4,山田風太郎『忍法関ヶ原 山田風太郎忍法帖短篇全集7』(ちくま文庫/筑摩書房) [bk1amazon]

 1と2は秋の復刊フェアより、私にとっては外せない二冊。1は予審判事アンリ・バンコランが活躍する初期長篇、2は最晩年の歴史推理。3は大台まで残り三冊。4は忍法帖短篇四本に関連したエッセイを一本収録した最新配本。
 他にも買うものはありましたが上記のような事情により探す余裕もなく。

 そして今はさきほどまでの風雨が嘘のように静まり返っております。


2004年10月10日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20041001~.htm#Day10

 いつもより早く叩き起こされた勢いで『プリキュア』を見てしまった。……嫌いではないかも知れない。

 昨日、サイン会の待ち時間に読み終えたのは加藤 一『禍禍 プチ怪談の詰め合わせ』(二見文庫/二見書房) [bk1amazon]でありました。感想はこちらから

 本日のお買い物
1,鳥飼否宇『太陽と戦慄』(ミステリ・フロンティア/東京創元社) [bk1amazon]
2,小林めぐみ『食卓にビールを2』(富士見ミステリー文庫/富士見書房) [bk1amazon]
3,高畑京一郎『Hyper Hybrid Organization 00-02 襲撃者』(電撃文庫/Media Works) [bk1amazon]
4,渡辺祥智『その向こうの向こう側(02) [初回限定版]』 [bk1amazon|通常版:bk1amazon]
5,桜野みねね『常習盗賊改め方 ひなぎく見参!(2)』 [bk1amazon]
6, 同 『 同 (3)』(4〜6、BLADE COMICS/Mag GARDEN) [bk1amazon]
7,日高建男『満腹ボクサー徳川。(9)』 [bk1amazon]
8,梅川和実『ガウガウわー太(10)』(7と8、BUNCH COMICS/新潮社) [bk1amazon]
9,『ヒューマン・キャッチャー 特別編』(20世紀フォックス ホーム エンターテイメント/DVD Video) [amazon]

 1はbk1での予約注文。てっきり月末かと思ってましたが、さすがに固め打ちは避けてくれたらしい……一ヶ月に二冊も出されるだけで充分たまりませんけど私ゃ。異色のスタイルによる本格ミステリを上梓して定評を得ている著者の書き下ろし長篇。
 2はお気に入りになりそうなシリーズ第二巻。それにしてもこんなに帯というものを有効利用している表紙は見たことがありません。表表紙を見て笑い、裏表紙を見て更に爆笑。迂闊に帯は外せない、っていうか著者は了承してるのかこれ。3は雑誌連載をまとめた新刊。
 4はオリジナル・ドラマCDつきの限定版。5と6は復刻版、これにて完結。7は主人公が爆弾を抱えている分、他の登場人物が一所懸命戦ってます。8は一時連載が中断しているとかあれこれ噂を聞くのですけど、とりあえずまだ話は続いている模様。
 9もやっぱり個人的にはお気に入りなのに世間ではあんまり認められてない気がする作品のDVD化。ストーリーではなくてクリーチャーとその個性を応用した恐怖や狂気の描き方がポイントなのですが……序盤のひとりひとり、画面の奥や隅っこで狩られていくくだりとか、首のすげ替えとか後半の強烈な戦闘とか、見事なものだと思うのですけど。劇場で鑑賞した当時の感想はこちら

 今の『カーセンサー』のCM、エレベータ編を見るたびに思うこと。んじゃお前、駐車場も世話してくれるのか。維持費の問題も解決してくれるのか。できなくても言い訳しないんだな。それ以前にそのエレベーターがある施設には充分な駐車場が用意されてるんだろうな。ええこら逃げるんじゃないっ。


宣伝とかお薦めとか告知とか。

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09/01発売『AIR アンソロジー・ノベル』(JIVE CHARACTER NOVELS/JIVE) [bk1amazon]
本体価格950円 ISBN 4-86176-001-1
短篇「最期の夢」を寄稿しました。


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