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天武天皇の年齢研究

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−目次−

 ホーム−目次 

 概要 

 手法 

 史料調査 

 妻子の年齢 

 父母、兄弟の年齢 

 天武天皇の年齢 

 天武天皇の業績 

 天武天皇の行動 

 考察と課題 

 参考文献、リンク 

 検索、索引 

 

−拡大編−

 古代天皇の年齢 

 継体大王の年齢 

 古代氏族人物の年齢 

 暦法と紀年と年齢 

 

−メモ(資料編)−

 系図・妻子一覧

 歴代天皇の年齢

 動画・写真集

 年齢比較図

 

−本の紹介−詳細はクリック

2018年に第三段

「神武天皇の年齢研究」

 

2015年専門誌に投稿

『歴史研究』4月号

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2013年に第二段

「継体大王の年齢研究」

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2010年に初の書籍化

「天武天皇の年齢研究」

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天武天皇の年齢研究−出版のご案内 

First update 2012/10/24 Last update 2014/01/01

 

「天武天皇の年齢研究」

2010年1月20日、株式会社叢文社の協力により、

本ホームページの内容が1冊の本として出版されました。

 

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 書 名 :「天武天皇の年齢研究」

      実年齢で解き明かす天武天皇の実像とその時代

 著 者 :神谷 政行(かみや まさゆき)

 出版社 :株式会社 叢文社(そうぶんしゃ)

      ISBN978-4-7947-0633-1 

 定 価 :本体2000円+税

 ページ数 :297ページ(ソフトカバー)188×128mm

 

購入先

最初、手に入りにくい環境でしたが、ようやく下記のネット書店で購入可能になりました。かなり変動的ですので、事前にお調べ下さい。派手なベストセラーではありませんが、少しずつでもいまだに売れ続けております。皆様のご支援に感謝します。

 

1.叢文社のホームページへ 

  叢文社ブログ(江戸川橋だより)より

 

2.ネット書店一例

  Amazon    HMVオンライン      ビーケーワン(BK1) 

  エルパカBOOKS   TSUTAYAオンライン  セブンアンドワイ    

  楽天ブックス    hontoネットストア     e−hon       

 

3.最寄りの書店一例

  紀伊国屋書店    三省堂書店    

  丸善        ジュンク堂書店  

 

4.図書館でも閲覧できます。

  国立国会図書館 請求番号 GB77-J217 

 

 

動機と謝意

 

当ホームページを立ち上げ、もう何年になるでしょうか。この本は歴史に対する思いを自分なりにまとめたものです。知識のほとんどないものが見様見真似で始めたホームページです。未だに上達しない画面構成など自分への不満はいつも沢山あります。ところが見てくれる方々の後押しもあり、その文章量も気が付くとかなりなものになっていました。土曜日に休めると国会図書館に通い、まとまった時間が取れると現地に地図とデジカメもった取材旅行です。これがいつしか趣味になっていました。

 

しかし、何の保証もないインターネットの世界で、自分の知識の流出を防ぐためにも活字にし、今までの自分の主張をはっきり世に知らしめておきたいと、開設当時から考えていたことです。

記念碑だけの出版にするつもりもありません。地味なものですが、今までの反響にも驚いており、インターネットの世界だけでなく、活字として本を主体として読んでいる読者にも自分の意見を問うてみたいと思っていました。

 

当ホームページは当初から抱いていた思いをそのまま画面に表示してきました。次々湧き上がる着想をその都度、ファイル化して積み上げてきたものです。一度発表したこのデジタル文章には意識して大きな手を加えていません。ホームページの特性といえると思いますが、一つ一つのファイルが個々に独立した文章になっています。そのため、書き溜めた内容は年と共にどんどん成長し続けることができたのです。

その過程において株式会社叢文社の好意を得ることができました。

 

現在出来上がった本の原稿は、いままでホームページで発表している全体の1/3の量にもなりませんが、バラバラな内容をストーリー化して主要部分を集約したものです。かなり密度の濃いものになったと思います。また、集約作業の過程で新たな発見も少なからずあり、文章に加えることができました。

多くの方々の協力を得るなかで、ご指導を賜りながら一冊の本にすることができました。

本当にありがとうございました。

今後とも、当ホームページ共々よろしくお願い申し上げます。

 

 

拙著へのご批評

 

時々更新mn日記 201035日の記述より

「本書は神谷政行氏がウェッブサイト上に公開しているブログをまとめた本ですが、今までにない発想で単純化して話が進んでいきます。http://www7a.biglobe.ne.jp/~kamita1/

天武天皇は古代史を飾る天皇の一人です。万葉集にも出てきますし、「日本書紀」は天武天皇が企画したものだとされています。ところが、その「日本書紀」には、天武天皇の年齢が記述されておりません。いつ生まれ、何歳で亡くなられたのか書かれておりません。他の天皇の年齢は書かれているのですが、書かれているために100歳を超えてしまう方も数多く出ています。この書物を企画したはずの天武天皇は、出自や年齢がよくわからないのです。

天武天皇は舒明天皇と皇極天皇の子供とされ、また、天智天皇の弟だとされていますが、これも時代が下がって書かれた書物などから逆算すると弟の天武天皇の方が、天智天皇よりも年上になってしまいます。このことから、天武天皇の年齢を記載できなかった、と考える方が数多くいます。

また天武天皇の出自を朝鮮半島から来た人と考える人や九州に王朝があり、そこの王だったと考える人など、天武天皇は古代史のなぞを解明するためのキーマンです。

神谷さんはこれらを考慮しながらも、「日本書紀」の記述を正しいものとして、これを前提に話を進めます。天武天皇を取り囲む妻や女性の出産年齢を初出産を20歳前後とみて、およそ2年に1人を生む計算で論を進めていきます。天武天皇の周りにいる年齢を確定できる人たちから論証を始めて、一つの結論にたどり着きます。天武天皇は、天智天皇の18歳年下の弟で、皇極天皇の子ではあるが、舒明天皇の子ではない。舒明天皇が亡くなってから生まれた子供であると・・・それが一つの理由となって年齢を記載しなかった。

この本では、天武天皇の年齢をかなり若くしました。そうすることによって額田王との恋愛話や天智天皇の子供を妻としても年齢的におかしいことはなくなります。母である皇極天皇の高齢出産や持統天皇との年の差カップルが解消されます。

その一方で、天武天皇は舒明天皇没後に生まれたことになるので、その父親は誰なのか、ということになります。また天武天皇の末子である新田部皇子も天武天皇の子供である可能性が低くなります。前者では高向玄理、後者では新田部皇子の母、五百重娘の異母兄・藤原不比等を比定しています。要するに「源氏物語」ですね。

この本では、天武天皇の年齢研究をすることで天武天皇の実像を描きだしました。かなり良いポイントをつかんでいると思います。また天智天皇についてもおそらく父親は、舒明天皇ではないとの視点を出しているので、今後の論究が楽しみです。

天武天皇の年齢を若く確定させることで、天武天皇の持つ矛盾点をうまく解決していると思います。」

 

→非常に本を多く読まれている方のようで、正確な分析に冷や汗が出ました。私にとって、はじめての著作に対するはじめての論評でした。その後の自分への励みにつながり、今に至ります。本当に有り難うございました。

 

 

BIBUSI ホームページより

「ちょっとばかりでも飛鳥〜奈良時代の事について本を読むと必ずと言っていい程ぶつかるのが天武天皇にまつわる謎である。

数ある歴史書では様々な年齢で記述されているばかりか、当の天武天皇が発起した筈の書紀にすら生誕が明記されていないのである。書紀に生誕年が明記されていないのは父親が違うからだとか実は天智天皇より年上だったからだとか皇族ですらないだとか、正に論者によって十人十色であり何が正しいのか全く以て真相は現時点でも闇の中なのである。

この問題は日本史黎明期の謎としては邪馬台国に次ぐものであろうとわしは考えている。いやむしろ邪馬台国はシンプルである。九州か近畿かの両論だけなのだから(それ以外の論者も一応いるにはいるのだが)。しかしこちらはそうはいかない。65歳、73歳、56歳などなど、これだけでも20年近くも差が出る程の諸説紛々である。更には年齢に異説があるのはやれ皇族の血を引いてないからだとかやれ本当は年上だったからだとかやれ兄弟ですらないだとかもうてんでバラバラなにがなんやらである。

 この謎は他の謎ともリンクする。

1.天武天皇は何故皇太「弟」足り得たのか

 余程特殊な事情が無ければ天皇の子が皇太子となる筈であるのに、何故か天武は皇太「弟」となっていた。

2.壬申の乱では何故正式な皇太子・大友皇子と対抗できたのか

 廃太子となった天武に何故あれ程の勢力が味方についたのか。外交上の問題とか、天智の治世への反感だけで「廃太子」にそれほどの支援ができるものかどうか。

 筆者はこの辺りの謎に独自のアプローチで一つの回答を見いだした。

ネタバレになるので詳細は書かないが、こういった視点は斬新であり、尚且つ説得力も十分にある。言ってしまえば通説に皇太弟となったその理由に十分な説得力をわしは感じ得なかったのだが、筆者の説であれば十分に納得でき、尚且つ壬申の乱の謎も同時に理解可能となる。この視座は達見であるとわしは思う。

 天皇の継承問題は日本の文化をどう理解し、どう引き継ぐかの問題である。わしは文化的観点から女系天皇を容認するには未だ躊躇いを感じるものであるが、天武天皇のY染色体が明らかになればその問題にも一つの結論が出るものと考えている。その観点からは非常に興味深い著書である。

 惜しむらくはやや纏まりを欠く記述、構成である。元々サイトにて記述されたものを纏めた本なのでありそのせいもあって本筋に纏めきれてない印象である。書籍化の際に本論を纏め直して読み易くしていれば説得力も倍増するように思えるのだが。」

 

→最近になって、自分のホームページに対し、多くの方々からリンクを貼って頂けるようになりました。有り難い話です。作家の中には雑誌に連載した後にまとめて、単行本として出版される方を見かけます。それなら自分もと色気を出したことは偽らざる動機の一つでした。やってみると、書き散らした文章を組み立て直すことは大変な苦労でした。そこを正確に見透かされてしまい、反省しています。今後改善して参ります。しかし、この苦労から、数多くの発見があった事も事実です。自分の中ではこの手法は気に入っています。

 

 

amazonカスタマーレビュー

神谷政行氏の最初の書物という、推定年齢から見た古代有名人の研究である。2013/8/3

「最初に購入したのは、二冊目の、推定年齢からの研究、神谷著書の「継体大王の年齢研究」であるが、よくここまで熱中できたものかと、感心した。史実とは一人一人が異なる史観があり、どの資料・史料を参考に研究するかも、重要になってくる。推定年齢での研究には限界があり、想像に想像を重ねてしまう結果になる危険性が生じよう。たとえば、「聖徳太子は誰がモデルになり歴史像が構築されてきた」か。聖徳太子一人にしても、今日の古代史の研究にブレーキをかけらせられている現状をみると、古代史研究は遊び半分でしか、研究できないと考えるようになった。」

 

→ご購入頂き有り難うございました。また、ご高察に深く感謝致します。おっしゃる通り、古代を年齢だけで語れるはずもありません。学会の天武年齢通説56歳は、古くからの65歳説を56歳の書き間違いと安易に想定し、いつしか定説化されてしまったものです。貴方がおっしゃる考え方はおそらく逆で「想像に想像を重ねてしまう」危険性を少しでも歯止めしたい為に検証したのがこの年齢分析です。数字は正直です。想像に想像を重ねた56歳という推測に、いろいろな近親者の年齢数字を当てはめると矛盾が生じたら、この仮説は間違っているのです。むろん他の分析、例えば考古学などあらゆる分析で整合性がなければそれも間違いです。古代研究は遊び半分の想像、空想の積み重ねでは無く、科学です。何が正しいかではなく、どれが一番矛盾なく説明できるかを考え競う、わくわくするような学問です。(2013/12/01

 

 

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