ホーム⇒健康あれこれ日記⇒フトンで腰痛対策?

フトンで腰痛対策?

加齢(?)のセイもあってか、それとも普段の運動不足が原因か、体のアッチが痛いコッチも痛い、としょっちゅう騒いでいるウチのヨメさん。

先だってもスーパーのバナナ売り場で変な体勢からバナナに手を伸ばした瞬間、腰に激痛が走って一歩も動けない事態になってしまったそう。

お店の人に車椅子に座らされしばし痛みと戦っていたとのことで、マアそのときは数時間もしたら立ち上がれるまでに回復し、車を自分で運転してナントカ家までたどり着きましたが、 世間ではクシャミをしたらギックリ腰になった、ということもあるそうですからマダマダ若いと思っていても油断できません。

運動も大切ですが、普段寝るときに使うフトンが、実は腰痛対策に有効である、ということで関心を持ったのが、"体圧分散マット"、 なるマットレス(敷布団.以下フトン)の存在です。

横になったときの体の負担

若いころはそれほど感じなかった体の不調も、年齢とともいろいろな場面で体験することが多くなります。

旅行や外泊などで体験するのが、寝起きの朝腰が痛いという違和感です。　　普段使っているフトンと違う環境だと、朝起床したとき体がこわばっている感覚になることがあります。

これは、普段自宅で使ってすっかり体になじんでいるフトンが、微妙に固さなどが変わったことで、睡眠中の体にかかる負担にどこか違和感が生じるのが原因かもしれません。

通常人間の体はフトンに横になったとき主に、「頭」、「肩」、「腰(重いので一番沈む)」、「脚」の四箇所でもって、自分の全体重を支えているそうです。

睡眠中、全体重をこの4点だけで支え続けたら朝起きたときに体が痛くなってしまいますから、加重を分散させながら、 できるだけ一点に重さがかからないようにして普段われわれは眠っているわけです。

睡眠中寝返りをする理由

寝返りは一晩で20〜30回する、といわれていますからケッコウすごい回数の寝返りをしているんですね。

睡眠中の体には、【仰向け寝では肩や腰の周辺に】、【横向き寝では骨盤の周辺に】、圧力が集中してかかっているそうです。

そのため特定の場所が圧迫され続けると、【体が痛くなったり】、【体温で蒸れたり】、という状態になってしまうため、 「寝返り」を打つことで、楽な姿勢に変えるよう睡眠中でも脳が指令を出しているのだとか。

眠ったまま無意識のうちに楽な体勢になるよう姿勢を変え、快適睡眠を維持するため行う寝返りは、体が自然に行う「よい寝返り」、だといえます。

「よい寝返り」とはズバリ寝返りが楽に行える、ということであり、それには柔らかすぎず、かといって固すぎもせず、復元性が高い素材がいいそうです。

復元性が高いということはマットレス自体の反発力が強いということになり、圧力を押し戻す力が強いということですね。

この"押し戻す力"が寝返りする時にかかる筋肉への負担を軽くし、寝返りを楽にしてくれるというわけです。

反対に、寝返りしたときに目覚めてしまう、というのはフトンが柔らかすぎて「体､特に腰が､沈みこみすぎて」いるためであり、そのため寝返りでは｢よいしょ｣と体勢の立て直しをしなければならず､その行動で起きてしまう という「悪い寝返り」になってしまいます｡

体に良いフトンとは

体に良いフトンとは楽に「いい寝返り」を打てるフトンということで、実は柔らかいものよりある程度「カタメ」のほうが、むしろ寝返りを妨げずに快眠を得やすいとのことです。

寝ているときでも、人間の体は立っている時と同じに、背骨のS字カーブを維持した姿勢が理想とされています。

固すぎるフトンや、柔らかすぎて腰が落ち込んで「く」の字型になってしまうようなフトンは、体にとってあまり好ましくないわけです。


【健康な体を維持するため体に良いフトン】

• 『寝ていても背骨のS字カーブをキープできる』
• 『フトンにかかる体重を上手に分散させる』
• 『体､特に腰が､沈みこみすぎない』
• 『寝ていて筋肉が緩んだ状態でも､寝返りが楽なよう補助する』
• 『内部に湿気がこもりにくく通気性に優れる』

という条件を満たせば、体の負担も少なくなり腰痛対策にも効果的でかつ快適な睡眠も得られる、というマサニ理想的なフトンとなるわけです。

普段から『ナカナカ熟睡できない』、とか『腰痛もち』、という方なら、一度フトンを変えてみる、という方策を考えてみるのもいいかもしれません。

スポーツ選手も愛用・・・・・・エアウィーヴ

従来の一般的な｢ウレタン素材｣とは違うもので、最近よく耳にするのが、｢新素材のエアウィーヴ｣という商品です。

開発したウィーヴァジャパン株式会社によると､以前は釣り糸の製造機械を製作しており、｢エアウィーヴ｣はその釣り糸製造技術を応用して開発したマットレス、とのことです。

ウィーヴ（weave）とは編むという意味で、空気を編み込むような独自の製法と、腰など体圧がかかる部分を高反発にすることで、｢睡眠中の身体の沈みこみを矯正｣し、 ｢寝返りがうちやすい｣マットレスパッドなのだとか。

メーカーの説明によると.....

『エアウィーヴのために開発された新素材の極細繊維状樹脂を3次元的に絡み合わせると､繊細な空気の層がいくつも生まれます｡その結果､ まるで空気の上で眠っているような快眠環境が実現できているのです｡』

.....ということで、ここまで宣伝されると腰痛もちでなくとも一度使ってみたくなってしまいますネ。

各国のスポーツ選手も愛用しているらしく、その快適さからJAL国際線のファーストクラスでもマットレスとピローが採用されておりとても評判のいいマットレスのようです。

水泳の北島選手は2008年の北京五輪前からエアウィーヴを使うヘビーユーザーで、 「寝起きがよくて疲れを残さない。競泳選手にも腰痛持ちが多く、トップ選手が使っていいと実感している製品なので、多くの人に知ってほしい」と長年の使用感を語っているほど。

ソチオリンピック(2014.2)では日本代表選手団に寝具を提供し、特別モデルには表裏で固さが異なる商品に、腰の部分が硬いモデルを組み合わせた計４種類を用意し、代表選手が実際に使用して好みに合わせて選択したそう。

エアウィーヴはふとんやベッドの上に敷くマットレスで､普段使いの布団の上にそのまま重ねるだけで優れた効果を得られるように設計されているそうなのでその点もアリガタイところです｡

メーカーが謳っているエアウィーヴの特徴

• 熱も湿気もこもらないので、寝苦しくない。
• 身体がマット全体で支えられるので、身体が浮いているような感覚。
• 翌朝、スッキリ目覚める。
• 内部の素材の密度を抑え､エアー空間を広げる
• 夏も汗ばむことがなく快適
• 内部に湿気がこもりにくく､ダニやカビ対策に効果

エアウィーヴ　ライト　シングル airweave マットレス 価格:38,850円 (2014/2/8 12:25時点) 感想(863件)

エアウィーヴ　四季布団 シングル airweave 価格:87,150円 (2014/2/8 12:25時点) 感想(249件)

まくらはなぜ四角いか？

創業９０余年の寝具製造販売「キタムラジャパン」（愛知県）が開発したのが、寝返りでも常に正しく寝る体勢が維持できるよう120以上の試作品の中から生み出した そら豆型の「ジムナストプラス」というまくら。

横から見ると低い中心部から周縁部が高くなるスロープ状で、首に当たる部分を高めにし、後頭部がややへこんだ部分に収まるよう設計、 頭部をやさしくホールドし頭部が動いてもスムーズに元の位置に戻りやすい、というこのまくら。

６つに分割したゾーンに異なる４種類の中材を入れ、ベストな寝心地を実現しているのが特徴で高品質が評価され、グッドデザイン賞（平成23年）を受賞したということで、良いフトンとこのまくらの 強力タッグで腰痛とは無縁の安眠が約束されるかも?.............

枕 | ジムナストプラス Gymnast Plus【送料無料】【日本製/肩こり/いびき/首こり/安眠枕/快眠枕/洗える/低め/高め/ビーズ/ギフト/枕のキタムラ】【まくら/ピロー/pillow】【N】【あす楽対応】【ポイント10倍】 価格:9,240円 (2014/2/21 23:02時点) 感想(1件)

腰椎椎間板ヘルニア

朝、寝床から起き上がる動作でも一苦労する"朝腰が痛い"アノ『腰の痛み』というのは、 なった人ならお分かりでしょうが大変なストレスで日常生活にも支障をきたします。

自分も起床後一時間以上腰がまっすぐ伸びず、一日中腰から背中に痛みと不快感が続く、という生活が長年続きましたが、エレベーターのないビルの4階に 仕事場を移し、日中何度も階段を上り下りしているうちに半年〜1年したらピタッと腰痛がなくなってしまいました。

たしかに、自分の場合お医者さんで診察してもらっても骨の異常などはなかったので、運動による足腰の筋力がアップしたおかげで治った(?)、のかも知れません。


日本では「腰椎椎間板ヘルニア」と診断すると即手術、という医者もいるそうですが、

　　　　　　『腰椎椎間板ヘルニアは手術しなくても、はみ出した部分が縮小.消失するなどして三ヶ月後には約八割が自然に治る』

そうなので、手術をすすめられてもすぐ決断せず他の医師の意見(セカンドオピニオン)を聞いてから判断したほうがいいかもしれません。

腰痛の治療法には、「消炎鎮痛剤」や「神経ブロック注射」で痛みを抑えるなどしてしばらく様子を見る 「保存療法」というものがあります。

欧州の診療ガイドラインには、"手術は保存療法を二年間行っても改善しないか、激しい痛みが続く患者に限るべき"、と書かれているそうです。