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睡眠障害2000万人 ?

文科省の調査では、日本人の成人の約20%がなんらかの"睡眠障害"を抱え、そのうち半数は不眠で悩んでいるそうです。

個人差はありますが睡眠時間はおおむね"6時間以上8時間未満"、というのが一般的ですが世代ごとに必要睡眠時間は異なりますから、誰しも8時間必要ということでは決してないようです。

特に高齢者は若い頃と同じような睡眠時間(たとえば8時間)を眠ろうとしてもなかなか寝付けず結果として不眠を訴える、というケースが多いようです。


睡眠には適正値がある?

2004年に米国で行なわれた睡眠時間調査(確実に健康な約4000人対象)によると.......

【健康な人の夜間睡眠時間】

多くの成人は6〜7時間がベスト睡眠時間で、9時間も床にいると最後は浅い睡眠が続き反対に不眠症になる恐れも。

逆にお年寄りは若いころに比べ睡眠時間は次第に短くなるのが一般的なので「若いときと同じ時間分眠らなくては.....」などと無理に横になっていると睡眠の質が落ち、 熟睡した実感を得にくくなる、といいますから「年齢に合った睡眠時間」を心がけたいものです。


不眠と睡眠不足

【不眠と睡眠不足は根本的に異なるようで......】

というわけで"不眠症"の症状は加齢とともに自然発生する、という認識を持つことも大事であり、特に高齢者は睡眠時間や目覚めの回数にあまりこだわらないことも必要のようです。

【不眠症の種類】

ちなみに、"睡眠障害"は"過眠症"を含む睡眠の不具合の総称で、寝付けない日が続き、日中の活動に支障が出ると"不眠症"と診断される、とのことのよう。


睡眠時間が短いと・・・・・・

ついつい仕事が忙しくて睡眠不足のまま一週間が過ぎてしまった..........などの寝不足ぎみの生活も、気づかないうちに重篤な病気の原因を作り出しているかもしれません。
(シカゴ大学研究チーム)によると、「健康な若者の睡眠時間を4時間に制限したところ、たった一週間で初期の糖尿病患者のような高血糖状態になった」という驚きの研究報告があるのだそうです。

連日続く寝不足は単純に頭がボーッとする、というだけでなく気づかないうちに重篤な病気の原因を作り出しているのかもしれません。

そもそも体の免疫機能が活性化するのは、副交感神経が優位になる睡眠中だそうで、質・量ともに十分な睡眠をとっていればその分免疫力も上がりしたがって「がんになりにくい」、 らしいのですが「睡眠時間が6時間をきると、がんの発症リスクが高まる....... たとえば前立腺がんは睡眠時間6時間以下で発生リスクが高まり、乳がんも6時間以下で再発リスクが上がる」、 という危険性があるらしく、普段から睡眠不足にならない生活をこころがける必要があるようです。


「睡眠計」

2013年にオムロンヘルスケアが出したセンサーが眠りの状態を測定する機器。 有料のウェブサービスで睡眠の改善点がわかるなどの多機能が売り。

従来のように病院に一泊しなくても、睡眠の状態を自宅で分析できてしまう。 自分の睡眠のリズムを知ることで快眠や不眠の改善が期待できる。

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「スリープスキャン」

2010年にタニタが出した睡眠の深さや質を計測する機器。 この「スリープスキャン」をベッドに敷き、その上に寝ると睡眠中の脈拍数や呼吸数などを元に眠りの深さなどが検出される。


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「スリープトラッカー」

眠りが深いときに起こされると不快だが、反対に眠りが浅くなったときに起こされれば自然に目覚めた感覚になる、という睡眠の周期を測って起こしてくれるスグレモノ。  ただの目覚まし時計だと強制的な起床を強いられますが、これは機械が睡眠サイクルから浅い眠りのタイミングで起こしてくれる目覚まし腕時計です。


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不眠恐怖

"今夜も眠れないのではないか"、と焦ると"不眠恐怖"となりますます目が覚めてしまい、本来一過性ですむはずの不眠が慢性化してしまう。

結局それが"不眠症"の原因となってしまう、ということなのでここは開き直って、『どうせ眠くなるのだからそれまで起きていよう』と割り切ることも大事のようです。

10〜15分昼寝するだけでも脳の疲労回復に効果があるそうですから........


不眠対策

休日だからといってダラダラせず、毎日規則正しい生活を送ること。   "早寝早起き"でも"遅寝遅起き"でも、平日、休日にかかわらず毎日同じ生活リズムを心がけるのが重要のようです。

深刻な状態なら医師に相談し睡眠薬の服用も考えるべきで、かつて睡眠薬というのは副作用も強かったようですが、今は不安・緊張、興奮を和らげて自然に近い眠りに導くものが主流になっているとのこと。   うつ症で自殺する人の多くには、背景に不眠症の存在がある、という怖い話もありますから早めに適切な対処をとることが大切です。

 日中に光を浴びないと睡眠ホルモン「メラトニン」が十分に分泌されないそうです。 海水浴に行った夜はグッスリ眠れるといわれますが、日中に光を十分浴びたため、 夜にメラトニンがタップリと出たことで心地よく眠れる、というメカニズムからだそうです。


睡眠は疲労回復に有効

疲労には肉体的疲労と精神的疲労がありますが、近年疲労の原因物質が見つかったそうでその名は「ファティーグファクター・(FF)」。 もともと肉体疲労では体の酸素が消費され活性酸素が作られますがこの活性酸素は酸化力が強くバクテリアなど死滅させる働きがあるそうですが体組織まで攻撃してしまい いわゆるサビを発生させ(FF)を出します。

すると脳は疲労を感知して「休もうよ」という信号を出す、というしくみにより我々は疲労感を感じて休息しているわけです。 ちなみに疲労回復に有効な食物も発見されたそうでそれはズバリ「鶏の胸肉」。 「鶏の胸肉」に含まれる「イミダゾールジペプチド」という成分はサビを防ぐ抗酸化作用があるそうなので今後要注目の食品ですね。

食べ物以外に疲労回復手段として以下を比較してみたそうですが........

【疲労回復手段】

という結果だそうでやはり快適な睡眠、というのは健康のためにも大事なポイントのようです。


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