天武天皇の年齢研究 −目次− −拡大編− −メモ(資料編)− −本の紹介−詳細はクリック 2018年に第三段 「神武天皇の年齢研究」 2015年専門誌に投稿 『歴史研究』4月号 2013年に第二段 「継体大王の年齢研究」 2010年に初の書籍化 「天武天皇の年齢研究」 |
プロフィール First update 2008/12/04 Last update 2018/09/25 神谷政行(かみやまさゆき) 1952昭和27年 東京生まれ Facebook http://www.facebook.com/kamiya2012 2012年6月20日に立ち上げました。 現住所 東京都 E-Mail kamiya1@mta.biglobe.ne.jp 趣味 音楽 クラシック モーツアルトやバッハが大好きです。 特に、ピアノソナタや無伴奏、平均律など ジャズ キースジャレット、マイルスデービスなど ピアノ、バイオリン、ギター、マンドリンを持っていますが、どれも実力は中途半端です。 読書 ノンフィクションが好きです。 古典ものでは、古事記、日本書紀、万葉集、源氏物語、史記、三国志、水滸伝など J.J.ルソー作品、ヘロトドス歴史、イーリアス、オデッセイなど 歴史関連では、塩野七生、黒岩重吾、伊沢元彦、 他、坂口安吾、松本清張、堀田善衛、中野好夫、夏目漱石、なども好きです。 旅行 泊まるだけなら、全県行ったと思いますが、日本の広さをますます感じています。 海外は少なく、国の数なら6カ国程度です。海外も一人旅に思い出が多いです。 最近は時間が取れると一人旅先で、現地のレンタカーを借りて走ります。 古代への興味 昔は17,18世紀西洋の本が好きでした。 中でも、JJ・ルソーは当時和訳された本をほとんど読みました。 「エミール」、「社会契約論」、「告白」、「学問芸術論」、「不平等起源論」、「新エロイーズ」など、特に、「エミール」は面白かった。 次に、古代ギリシャ、ローマの本。古代を愛したルソーの影響といえます。 「イーリアス」、「ホメーロス」、「ヘロトドス歴史」、「ガリア戦記」「ギボン、ローマ衰亡史」など。特にヘロトドスの「歴史」が面白かった。途中、塩野七生を知り、以降、彼女の作品もすべて読んでいます。 さらに、中国古代史に熱中しました。 「史記」、「正史三国志」、「春秋左氏伝」、「漢書」「後漢書」(当時全訳がないので抜粋本)など、「水滸伝」、「紅楼夢」「西遊記」などの小説も好き。特に、司馬遷「史記」には驚かされました。 お恥ずかしい話ですが、その頃「魏志倭人伝」が「三国志」の一節だとは知りませんでした。あの膨大な記録書のほんの数頁を、ここまでこだわる日本の評論家の多さに、失礼にも滑稽に思えました。 そのうちに興味をもったのが古代朝鮮史「三国史記」「三国遺事」。特に、朝鮮半島統一を果たす新羅の記述は圧巻でした。 日本古代に興味が移ったのは40代を過ぎてからです。最初から、解説書より原書の現代語訳を読みまくりました。「日本書紀」、「古事記」、「万葉集」、「続日本紀」、「日本後紀」、「風土記」、「今昔物語集」、「宇治拾遺物語」、「大鏡」、「水鏡」、「源氏物語」は谷崎潤一郎や与謝野晶子訳で読み直しました。日記類も多数、やはり源氏物語が一番好きかもしれません。今、各種の日本古代文学全集が古本ですが、安価で手に入ります。 原書に最初に取り組んだのは、岩波版「日本書紀(上下)」、それから、伊藤博氏「万葉集釋注全11巻」、佐伯有C氏「新選姓氏録の研究9冊」と徐々に膨らんでいきました。 2014年で20歳代から書き始めた読書記録は2,000冊を超えました。一生かけても3,000冊には届かないでしょう。意外と少ないですね。 これ以外の学者達の論文はほとんどが、国会図書館などで読み、興味ある部分をコピーし、PDFで保管しています。 自慢話のつもりで書きましたが、まだまだ、甘いですね。 一生の間に、後どれだけ楽しく読めるのでしょう。 最近の考古学の成果には目を見張ります。古墳など発掘報告や考古学に興味を持ったのは旅行からです。地域の研究会や古代研究者と会い、いろいろな推理や考え方があることを知りました。 文献研究と発掘研究は重要な両輪の要です。例えば、理論物理学は天文学などに深く関わり合います。最近の次々に広がる目覚ましい発掘報告に対し、文献学者が自分の推理が覆るのを恐れ、仮説を控えるケースがあると聞いて残念です。 ホームページ 「天武天皇の年齢研究」 URL
: http://www7a.biglobe.ne.jp/~kamiya1/ 2006年6月20日 Web.スタート 2010年1月20日 株式会社叢文社より「天武天皇の年齢研究」を出版 2013年3月15日 株式会社叢文社より「継体大王の年齢研究」を出版 2015年 専門誌『歴史研究4月号』より「」日本最古の年代記述」を発表 2018年4月20日 株式会社昭文社より「神武天皇の年齢研究」を出版 要旨 「天武天皇の年齢研究」 天武天皇は西暦686年に崩御されました。日本書紀には天武天皇の年齢記述がないため、戦前までは65歳とされていたものを、現在は仮に56歳の書き間違えとしたものが、いつしか定説化され、正しい年齢のように扱われています。たしかに65歳だと、天智天皇より年上となる意見が物議を醸し、私もこれに触発され勉強を重ねてきた一人です。その結論は自分でも意外なものでした。日本書紀の記述通り、天武天皇は天智天皇の弟で年下ですが、18歳年差がある弟ではないかと気が付いたのです。 これを説明するのに一冊の本の分量になってしまいました。 「継体大王の年齢研究」 年齢研究を推し進めるなかで、40代天武天皇の帝紀編纂事業のなかで、26代継体天皇が異例な記述の天皇だと気が付きました。年齢82歳がそれを証明していました。古事記の43歳という大きな年齢差も違和感があります。継体の息子28代宣化天皇が継体前の第25代武烈天皇の姉を娶るというあり得ない天皇系譜です。天皇でないものが天皇系譜に組み込まれていたのです。 「日本最古の年代記録」 日本書紀の初代神武天皇の巻、最初に示された数字が、1,792,470年です。この数字の意味を解き明かしました。古代中国の上元という遠い過去に暦の起点を決める手法を用いていました。中国の儀鳳暦が始まる麟徳元年から遡ること1,340の2乗に1,800を引いた時間に等しかったのです。 「神武天皇の年齢研究」 このことから、謎の1,800を調べは始め、当初、60年の30人分ではと考え、紀年研究にのめり込みました。 その中で、年齢研究がいかに重要であることを再認識しました。各天皇の在位合計は次天皇の年齢差の合計と等しいのです。 記紀に書かれた数字に向き合うと、執筆当時の担当者の息づかいが聞こえるような気がします。この数字は3段階、日本書紀編纂の元明天皇の時だけでなく、天武天皇の意思の継承、さらには、推古天皇(聖徳太子)当時の数字が三つ巴状態に紛れていると確信しました。 ©2006- Masayuki Kamiya All right reserved. |